「投票率アップに効果のある啓発方法のアイデア」優秀賞５点 № アイデア名称内容資料２要約有権者への投票所入場券の発送には、各自治体の都合により、「はがき」か「封書」といったもので発送しており、また、記載内容は投票日や投票場所、あるいは注意事項などといった最低限投票に必要な事柄が記載され、有権者への利便性向上の一助となっている。しかし、必要事項の記載は当然必要であるが、有権者にとってみれば、決まりきった行政用語の羅列であり、選挙への興味や面白みといった点に欠けており、「ああ、選挙の通知が来たか」程度としか捉えていないと考える。・投票所入場券を送付する際の「切実な思いを伝えまそこで提案であるが、貴市の場合、封書により入場券を発送しているとお伺いしているので、封筒の表、若しくは裏面スペースを活用する 27 封筒に啓発メッセージを記載すす。」作戦中で、投票率アップにつながるであろう切実な思いの印刷をし、有権者に伝えることを提案する。る提案例　「どうか、ご都合をつけて投票に来てください。」厳しい投票状況が有権者に直接伝わることと、心をくすぐるような表現が有効であり、経費については、封筒印刷経費の中でまかなえ、経費ゼロで実施することができる。次回の選挙から投票所を駅・スｰパｰ・大学等で開設できることが決定しています。それらの投票所の立会人を高校生・大学生に積極的に担当して頂くことにします。その事が若者が選挙に関心を示してもらうきっかけの一つになればと考えます。投票立会人を学生が 25 現在、甲府市は殆どの投票立会人を「明るい選挙推進委員」が中心に担当しています。担当する言い替えれば、高齢者がこれの任に当たっていることになり、投票所で若者の姿を見ることが少ないのが現状です。既に高校や大学では、全国的に模擬選挙などが展開されています。投票年齢が１８歳になる今こそが、若者を選挙に関心を持ってもらう絶好の機会ではないかと考えます。高校生による市議会 28 の傍聴・投票立会人を若者にして選挙への関心を持ってもらう投票を棄権する主な理由が、「選挙に関心がない」、「適当な候補者も政党もない」、「選挙をしても政治は変わらない」といった理由が多いため、選挙権を有する前から、もっとも身近な議会である市議会本会議を傍聴することで、選挙が政治に大きく影響することを感じ、政治・高校生に市議会を傍聴しても家や政治に対する意識を高めることで主権者としての自覚を育てる。らい、政治意識を高める議場にはすべての高校生が入ることはできないと思うので、議会中に日替わりで各高校が順番で希望者１５～２０人程度傍聴してもらうようにする。選挙権年齢が１８歳に引き下げられることに伴い、主権者教育がより大きな意味合いを持つようになってきている。高校生を始め学生にとって、一概に「選挙」と言っても、どのようなものか理解し難く、体験していないことへの不安があると思われる。実際に、選挙権はあるが投票の流れ等が分からないため、投票所へ足を運ぶのが億劫になり、選挙権を行使されない方もいるはずである。・高校生や大学生に選挙事務期日前投票事務の体そこで、高校生や大学生に選挙事務を体験してもらい、肌で感じてもらう機会を設けるのはいかがであろうか。実際に、期日前投票所の 30 に係わってもらうことで、投票に験型学習受付係や用紙交付係といった選挙事務を体験することで、選挙の現場を知ってもらうのである。より多くの学生に体験してもらうのはもちろ関する不安をなくしていくんのこと、選挙事務を体験した学生が、選挙への不安を抱える学生への伝達係となり相乗効果も望めるはずである。体験する学生の募集方法については、広報誌等で周知するのもひとつの手段であるが、選挙管理委員会が高校や大学と提携し、学校側で学生を選んでもらうことで、甲府市と学校との繋がりも強まり、単発的なもので終わらず定期的な行事として根付いていくはずである。また、学校の授業の一環として、体験した学生の報告会を開催してくれれば、尚一層効果は大きいものとなるはずである。（１）投票日前に、市民に(４)を周知する。（２）自治体によっては、（４）に向けて、棄権者を減らすための独自対策を練ることになるかもしれない。くれぐれも選挙違反の無い範囲で。投票率で地区（※）の（３）投票日当日は、各投票所における向上心を示そう ①不在者投票率 ※地区とは、広報誌 41 ②正午までの投票率の中の「有価物などの ③午後５時までの投票率収集日程表」にある地を、外からでも見えるように、大きく掲示する。区名のこと。（４）投票日後に発行する広報誌に、地区毎の投票率と、ランキングを掲載する。・毎回、選挙後に投票区ごとの投票率を広報誌に公開する・投票日当日に各投票所に時間ごとの投票率を掲示する