平成28年度事業のご案内 - 公益財団法人東京都歴史文化財団

プレスリリース
平成28年4月12日
東京都写真美術館
平成28年度事業のご案内
リニューアル・オープン 総合開館20周年記念
「杉本博司 ロスト・ヒューマン」
展
9月3日(土)より開催決定
東京都写真美術館(東京・恵比寿)より、平成28年度事業のご案内を申し上げます。
現在、大規模改修工事のため休館中の東京都写真美術館は、2016年秋のリニューアル・オープンを
予定し、平成28年度事業の準備を進めております。
当館では、平成28年度事業をすべて「総合開館20周年」と位置づけ、9月3日(土)より「杉本博司
ロスト・ヒューマン」展を開催するのを皮切りに、総合開館20周年を記念した展覧会、ワークショッ
プ、イベント、国際シンポジウムを開催いたします。
恵比寿から世界へ。写真と映像のトップミュージアムとして新しいスタートを切る東京都写真美術館
に、どうぞご期待ください。
<このリリースの内容>
1.総合開館20周年にあわせて、新しいシンボルマークが誕生。
愛称は「トップミュージアム」
2.平成28年度事業のご案内
平成28年度 展覧会スケジュール
平成28年度 展覧会・記念事業のご紹介
9月3日(土)より開催
「杉本博司 ロスト・ヒューマン」展
3.東京都写真美術館について
1
1.総合開館20周年にあわせて、新しいシンボルマークが誕生。
愛称は「トップミュージアム」
当館では、
平成28年度事業をすべて
「総合開館20周年」
と位置づけ、
さまざまな記念事業を開催いたします。
そして、総合開館20周年にあわせて、新しいシンボルマークとロゴタイプを制作しました。
英語館名「Tokyo Photographic Art Museum」の頭文字から「トップミュージアム」の愛称を決定しました。
シンボルマーク
「光」
でうつし出すシンボルマーク
シンボルマークは、写真と映像を生み出す「光」によって、
「TOP」の文字をうつし出したデザインで構成しました。
「TOP」
は、ドアをひらくようにも見え、感動に出会う期待感、奥行きや空間性を表しています。新しい表現の扉をひらき、お客様
をお迎えする決意をイメージしています。
ロゴタイプ
美しく安心感のあるロゴタイプ
ロゴタイプは、さまざまな作品と調和し、長きにわたり美しくあることを重視しました。線の抑揚をおさえ、構成要素をシ
ンプルにし、シンボルマークとの親和性をはかりました。手書きの自然な形のバランスを意識し、幅広い年代の方の目に
なじむ安心感があります。
<デザイナー>
シンボルマーク 田中義久
ロゴタイプ 字游工房(鳥海修、岩井悠、宇野由希子)
田中義久(たなかよしひさ)1980年生まれ。美術館やギャラリー等のV.I 計画や、アーティストの作品集の装丁、デザインを手がける。
アーティストデュオ「Nerhol」としても活動中。
字游工房(じゆうこうぼう)1989年設立。タイプフェイスデザインの企画・制作全般、文字に関わるデザインの企画・制作を手がける。
ヒラギノファミリー、游書体ファミリーなど制作。書体設計士の鳥海修、岩井悠、宇野由希子の三氏が担当。
2013年12月に立ち上げたプロジェクトチーム
制作にあたっては、
(当館職員10名と外部英語監修者1名)
が中心
となって、
英語館名、
コンセプト、
デザイナーについて協議を重ねました。
そして、
当館が毎年開催している
「日本
の新進作家」展のコンセプトである「写真・映像の可能性に挑戦する創造的精神を支援し、将来性のある作家
を発掘し、新しい創造活動の展開の場となる」に基づき、新進デザイナー5組を選定。2014年6月と8月の2回に
わたりデザインコンペティションを開催し、
同年9月に本作を決定しました。
2
2.平成28年度事業のご案内
2016(平成28)年9月から、総合開館20周年を記念した展覧会やシンポジウムなどを開催します。
平成28年度 展覧会スケジュール
・展覧会名 / 開催期間 / 担当学芸員名 / 主催関係
・二重線=収蔵展(主催:東京都 東京都写真美術館)
・太線=自主企画展(主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都写真美術館)
・一重線=誘致展
※展覧会タイトルは仮称です。プレス内覧会、特別鑑賞会の日時は予定です。 ※事業内容は予告なく変更される場合があります。御掲載の際はご確認ください。
2016年
地下1階展示室
2階展示室
3階展示室
1階ホール
8月
大規模改修工事のため 2014年9月24日 ̶ 2016年8月末日 休館
プレス内覧会・施設内覧会:9.1(木)予定
9月
10月
11月
12月
2017年
1月
1
特別鑑賞会:9.2(金)
写真新世紀 東京展 2016
10.29(土) ̶ 11.20(日) 20日間
石田 / 主催:キヤノン
上野彦馬賞 11.26 ̶ 12.4
武内 / 主催:九州産業大学、毎日新聞社
総合開館20周年記念
アピチャッポン・ウィーラセタクン
Apichatpong Weerasethakul
12.13(火)̶ 1.29
(日)39日間
田坂・遠藤・岡村 / 共催:産経新聞社
プレス内覧会・特別鑑賞会:12.12
(月)
2月
リニューアル・オープン 総合開館20周年記念
杉本博司 ロスト・ヒューマン
9.3(土)̶ 11.13(日)62日間
丹羽・伊藤
展示室メンテナンス
総合開館20周年記念
日本の新進作家 vol.13
東京・TOKYO
11.22(火)̶ 1.29
(日)57日間
藤村・鈴木
共催:東京新聞
総合開館20周年記念
東京都写真美術館コレクション展
東京・TOKYO
11.22(火)̶ 1.29(日)57日間
武内・鈴木
プレス内覧会・合同特別鑑賞会:11.21
(月)
展示室メンテナンス
展示室メンテナンス
総合開館20周年記念 第9回恵比寿映像祭
2.10(金)̶ 2.26(日)15日間 / 柳生・岡村・田坂・遠藤・碓井・多田 / 共催:日本経済新聞社
3月
4月
5月
6月
APAアワード2017 3.4(土)̶ 3.19(日)
14日間 / 丹羽 / 主催:日本広告写真家協会
長倉洋海
3.25
(土)̶ 5.14
(日)
45日間(H28年6日、H29年39日)
鈴木
主催:クレヴィス
総合開館20周年記念
山崎 博 計画と偶然
3.7(火)̶ 5.7(日)
55日間(H28年22日、H29年33日)
石田・伊藤・田坂
共催:読売新聞社、美術館連絡協議会
総合開館20周年記念
夜明けまえ
知られざる日本写真開拓史 総集編
Dawn of Japanese Photography:
The Anthology
3.7(火)̶ 5.7(日)55日間
(H28年22日、H29年33日)/ 三井・関次
共催:読売新聞社、美術館連絡協議会
プレス内覧会・合同特別鑑賞会:3.6(月)
以降の予定は2016年12月上旬頃に発表します
3
階 の ホ ー ル で は 映 画 作 品 を 上 映 し ま す 。上 映 作 品 が 決 定 次 第 、ホ ー ム ペ ー ジ で 発 表 し ま す
世界報道写真展
9.3(土)̶ 10.23
(日)44日間
伊藤
主催:世界報道写真財団、朝日新聞社
平成28年度展覧会・記念事業のご紹介
リニューアル・オープン 総合開館20周年記念
「杉本博司 ロスト・ヒューマン」展
2016年9月3日∼11月13日/2階・3階展示室
東京都写真美術館はリニューアル・オープン/総合開館20周年記念として「杉本博司 ロスト・ヒューマン」展
を開催します。杉本博司は当館の重点収集作家であり、
〈ジオラマ〉
〈劇場〉
〈海景〉などの大型カメラを用いた
精緻な写真表現や、
〈フォトジェニック・ドローイング〉
〈放電場〉など、写真の発明や科学研究に基づいた写真
作品で写真界のみならず、現代美術やデザイン界等で多大な影響を与え、近年では歴史をテーマにした論考
に基づく展覧会や、国内外の建築作品を手がけるなど、多岐に渡る活動で注目をあつめています。
本展覧会では<ロスト・ヒューマン><廃墟劇場><仏の海>の3シリーズを美術館内2フロアで展示し、作家
の世界観、歴史観に迫ります。
2014年パレ・ド・トーキョー(パリ)で発表し、好評を博した「Lost Human Genetic Archive」展のインスタ
遺物となった歴史、
文明につい
レーションを、
東京ヴァージョンとして新たに制作します。人類の死滅を想定し、
33の視点から展開するものです。
ての考察を≪比較宗教学者≫≪宇宙物理学者≫等、
そして、本展覧会で世界初公開となる<廃墟劇場>を発表します。これは1970年代から制作している<劇場
>が発展した新シリーズです。経済のダメージ、映画鑑賞環境の激変などから廃墟と化した実際の劇場で作
家自らスクリーンを張り直して映画を投影し、作品一本分の光量で露光した作品です。大型カメラと精度の高
いプリント技術によって、朽ち果てていく劇場の華やかな装飾の隅々までが目前に迫り、密度の高い静謐な時
が感じられます。写真は時間と光による記録物であるということを改めて気づかせてくれるこれらの作品に
よって、私たちの意識は人類や文明の尺度による時間を超え、歴史という概念そのものへの考察へと導かれる
でしょう。歴史観への考察は、シリーズ<仏の海>でさらなる深みへ、浄土の世界へと到達します。今回は、10
年以上にわたり作家が取り組んできた、京都 蓮華王院本堂(通称、三十三間堂)の千手観音を撮影した<仏
の海>の大判作品による新インスタレーションをご紹介します。
古来、人類が共通して持つ「今日 世界は死んだ もしかすると昨日かもしれない」という危惧について、杉本博
司の最新作と共に再考する貴重な機会です。ぜひご高覧ください。
開催概要
会 期 2016年9月3日∼11月13日
会 場 東京都写真美術館2階・3階展示室
主 催 公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都写真美術館
助 成 公益財団法人朝日新聞文化財団
開館時間 10:00∼18:00(木・金は20:00まで) 入館は閉館の30分前まで
休 館日 毎週月曜日(ただし月曜日が祝日の場合は開館し、翌火曜日休館)
観覧料 一般1000(800)円、学生800(640)円、中高生・65歳以上700(560)円
4
作家プロフィール
杉本博司/現代美術作家
1948年東京生まれ。立教大学卒業後、1970年に渡米、アート・センター・カレッジ・オブ・デザイン(L.A.)で写
真を学び、1974 年よりニューヨーク在住。明確なコンセプトに基づき、大型カメラで撮影された精緻な写真作
品を制作し、国際的に高い評価を確立。その作品はメトロポリタン美術館(N.Y)、ニューヨーク近代美術館、ポ
ンピドゥー・センター(パリ)、テイト・ギャラリー(ロンドン)を始め世界中の美術館に収蔵されている。近年は
執筆、設計へも活動の幅を広げ、2008年建築設計事務所「新素材研究所」を建築家
田倫之と設立。
「IZU
PHOTO MUSEUM」
(2009年・静岡)や「London Gallery」
(2009、2011・東京)等の内装、2017年2月には展
示室の改装を手掛けるMOA美術館(熱海)がリニューアルオープン予定。また、同年秋にはランドスケープ全
体を設計した小田原文化財団施設 江之浦測候所も開館予定。
主な著書に『空間感』
(マガジンハウス)、
『苔のむすまで』
『現な像』
『アートの起源』
(新潮社)、
『趣味と芸術̶
の割烹味占郷』
(ハースト婦人画報社編・講談社)。
内外の古美術、伝統芸能に対する造詣も深く、演出を手がけた2011年の三番 公演『神秘域』
(野村万作・野
村萬斎共演)は2013年3月にNY グッゲンハイム美術館にて再演(野村萬斎)。2013 年9月∼10月には構成・演
出・美術・映像を手掛けた『杉本文楽 曾根崎心中』がヨーロッパ公演(マドリード・ローマ・パリ)を果たす。
2016年11月には草月ホール(東京)にて初の現代劇『声』(仮称)(作:平野啓一郎、音楽:庄司紗矢香、主演:寺
島しのぶ)を演出予定。
1988年毎日芸術賞、2001年ハッセルブラッド国際写真賞、2009年高松宮殿下記念世界文化賞、2010年秋の
紫綬褒章、2013年フランス芸術文化勲章オフィシエ、2014年第一回イサム・ノグチ賞等、受賞・受章多数。
5
出品作品
パラマウント・シアター、ニューアーク
2015年 ゼラチン・シルバー・プリント ©Hiroshi Sugimoto/Courtesy of Gallery Koyanagi
仏の海
1995年 ゼラチン・シルバー・プリント
©Hiroshi Sugimoto/Courtesy of Gallery Koyanagi
最後の晩 (部分) サンディ・バージョン
1999年 ゼラチン・シルバー・プリント
©Hiroshi Sugimoto/Courtesy of Gallery Koyanagi
6
総合開館20周年記念
(仮称)
「日本の新進作家vol.13 東京・TOKYO」
2016年11月22日∼2017年1月29日/2階展示室
当館は、写真・映像の可能性に挑戦する創造的精神を支援
し、将来性のある作家を発掘し、新しい創造活動の場となる
よう、様々な事業を展開しています。その中核となる「日本の
新進作家」展は、総合開館20周年に13回目を迎えます。本展
覧会では、6人の新進作家、小島康敬、佐藤信太郎、田代一
倫、中藤毅彦、野村恵子、元田敬三によって表現された「東
京」をテーマにした作品を紹介します。
中藤毅彦〈STREET RAMBLER〉より 2015年
総合開館20周年記念
(仮称)
「東京都写真美術館 TOPコレクション展 東京・TOKYO」
2016年11月22日∼2017年1月29日/3階展示室
毎回多様な切り口とテーマで収蔵品を紹介するTOPコレク
ション展。総合開館20周年を記念する今回は「東京」をテー
マに、
「日本の新進作家vol.13」と同時開催します。
「東京を表
現、記録した国内外の写真作品を収集する」という当館の収
蔵方針のもとに収蔵された珠玉のコレクションの中から、本
城直季、西野壮平、鷹野隆大、林ナツミ、ホンマタカシ、佐藤
時啓、畠山直哉ほか、現代作家の作品を中心に紹介します。
本城直季《東京タワー 東京 日本 2005》
〈Small Planet〉より 2005年
総合開館20周年記念
(仮称)
「アピチャッポン・ウィーラセタクン」
2016年12月13日∼2017年1月29日/地下1 階展示室
タイ出身で、映像作家、映画監督として世界的な活躍を展
開するアピチャッポン・ウィーラセタクン(1970-)の個展。
ウィーラセタクンは、タイの東北地方を舞台に、伝説や民
話、個人的な記憶や夢などを題材に、静謐かつ叙情的な映
像作品で高い評価を受けてきました。国内の公立美術館初
の個展となる本展では、移民や格差など、過去に紹介され
ることが少なかった社会的側面にも焦点をあてた作品も紹
介します。
上下とも、
《Ashes》シングルチャンネル・ヴィデオ 2012年
7
総合開館20周年記念
(仮称)
「第9回恵比寿映像祭」
2017年2月10日∼2月26日/全館、恵比寿ガーデンプレイスおよびその周辺
恵比寿映像祭は、年に1度、東京都写真美術館全館を使っ
て、展示、上映、ライブ・イベント、講演、トーク・セッションな
どを複合的に行うアートと映像の祭典です。リニューアル・
オープン後、初の開催となる第9回は、会期を5日間拡大し15
日間で開催します。
総合開館20周年記念
(仮称)
「山崎博 計画と偶然」
2017年3月7日∼5月7日/2階展示室
光・映像を「時間と光」というエッセンスで捉え、1960年代末
から活躍してきた作家・山崎博(1946-)の軌跡をたどる、公立
美術館では初の開催となる本格的な回顧展です。長時間露
光による太陽の光跡を視覚化した代表的なシリーズなど、極
限まで単純化した方法論による山崎の写真表現は高い評価
を得てきました。本展覧会では初期作品に加え、未発表作
品、再制作による作品を取り上げ、現代日本を代表するコンセ
プチュアルな写真・映像の先駆者、山崎博の歩みを今日的な
《山下洋輔 2》、
〈Early Works 〉より 1969-1974年
視点から通覧します。
総合開館20周年記念
(仮称)
「夜明けまえ 知られざる日本写真開拓史 総集編」
2017年3月7日∼5月7日/3階展示室
日本全国の美術館、博物館、資料館等が所蔵する幕末から
明治期の写真・資料を調査し、体系化する試みである「知ら
れざる日本写真開拓史」の第五弾となる展覧会です。
本展覧会は、平成18( 2006)年から隔年で開催していた「関
東編」
「 中部・近畿編」
「 四国・九州・沖縄編」
「 北海道・東北
編」に引き続き、現存する貴重なオリジナル写真作品・資料
を〈であい〉
〈 まなび〉
〈 ひろがり〉の三部構成で展覧する総
集編です。
(山内家写真)
(松平忠礼の妻、豊子像)1860-1880年頃
8
リニューアル・オープン 総合開館20周年記念
教育普及事業
リニューアル・オープンを記念し、1Fスタジオを会場に
開催する「オープンワークショップ」を皮切りに、子供か
ら大人まで幅広い年代を対象として様々な教育普及プ
ログラムを実施します。ワークショップ、スクールプログ
ラムなど写真・映像の体験を通して、イメージを読み解
く力、感じ取る力、伝える力を育みます。
9月に開催するワークショップ
2017年9月3日(土)、4日(日)開催
「リニューアル・オープン記念 オープンワークショップ」
(当日自由参加/大人・子供対象)
2017年9月開催(3日間連続で開催予定)
「フォトドキュメンタリー・ワークショップ」
(事前申込制/フォトジャーナリストを目指す方)
リニューアル・オープン 総合開館20周年記念
国際シンポジウムの開催
(2回)
テーマ①「美術館における写真とは?」
(仮称)/2016年11月23日(水・祝)定員190名
日本における写真文化のセンター的役割を果たすために、各国の写真関係者を招聘し、キュレーター、研究者
との交流を通じて我が国の写真文化の向上、普及を目指します。
ゲスト(予定) サンドラ・フィリップス(サンフランシスコ近代美術館シニアキュレーター、米)、フィリッポ・
マッジア(モデナ写真財団、伊)、キム・スンヒ(前・大邱市立美術館長、韓)、ジュディ・アニア(ニューサウス
ウェールズ州立美術館シニア・キュレーター、豪)、顧錚(写真家/復旦大学教授、中)
テーマ②「幕末」
(仮称)/2017年3月26日(日)定員190名
「夜明けまえ 知られざる日本写真開拓史」開催にあわせて、初期写真に関する国際シンポジウムを開催し、
初期写真の意義を考察します。
ゲスト(予定) クリスチャン・ポラック(明治大学政治経済学部客員教授)、ルーク・ガートラン(セント・アンド
リュース大学教授)、セヴァスティアン・ドブソン(初期写真研究家)、ダレス・フィリップ(ジュネーブ大学教授)、
高橋則英(日本大学藝術学部教授)
9
3.東京都写真美術館について
世界でも希少な写真と映像の専門美術館である当館の、
あゆみと概要をキーワードでご紹介します。
トップミュージアムとして、
新たな事業に挑む本年度にどうぞご期待ください。
フォトグラフィック・アート
恵比寿
Tokyo Photographic Art Museumの名のとおり、フォト
美術館は、JR恵比寿駅東口から徒歩約7分、緑あふれる
グラフィック・アートの美術館です。国内唯一の写真と映
街のオアシス、恵比寿ガーデンプレイス内に位置していま
像を専門的・総合的にあつかう公立美術館として、これま
す。周辺にはギャラリーも多く、アートの街・恵比寿の中心
で独自の企画展を数多く開催しました。本年3月末現在、
となる美術館です。
コレクションは約33,000点を誇ります。
総合開館20周年
3つ
1995年に恵比寿ガーデンプレイス内に開館した当館。約
3つの展示室があるトップミュージアム。いつもバラエティ
2年の休館をはさみ、今年秋から総合開館20周年と題し
豊かな展覧会を楽しめるのが特徴です。地下1階から地
て、スペシャルな記念事業が続々登場します。9月3日開催
上4階の建物には、上映ホール、専門図書室、スタジオ、暗
の「杉本博司」展を皮切りに、11月の国際シンポジウム、12
室などの施設が充実。改修の詳細は6月に発表予定です。
月の映像展「アピチャッポン・ウィーラセタクン」展など、
どうぞお楽しみに。
新しい感動が続々登場!
マナブ×ツクル
ゆったり。
写真と映像を、学んでつくる。ワークショップ、スクールプ
感動の余韻は、ミュージアムショップとカフェで。ミュージ
ログラムなど教育普及活動が充実しているトップミュージ
アムショップは恵比寿のアートショップ、ナディッフが出店
アム。特に、作品を読み解く鑑賞教育や、暗室を使った写
します。写真と映像関係の書籍やグッズが充実し、新しい
真のプリント制作が人気です。わかる喜び、つくる楽しさ
美術館オリジナルグッズも登場予定。バイテンとは、フィル
を体験してみませんか。
ムサイズの8×10(エイトバイテン)と「売店」に由来しま
す。カフェは代官山のMaison ICHI(メゾン・イチ)が美術
館初出店!自家製スープや天然酵母のパン、季節のキッ
上映
シュやサンドイッチが豊富なフレンチ・デリです。おいしい
映画館のある美術館、それがトップミュージアムです。1階
美術館に、ようこそ。
の上映ホールは、封切り館としてのプレミア上映から、展
示にあわせた独自企画の上映まで、美術館ならではの多
彩なラインナップが魅力。フィルムからデジタルシネマま
で、映写・音響機材も充実しています。
(190席+車いす席)
改修の詳細は6月に発表予定です。
トップの感動
トップミュージアムの「トップ」は、英語館名のTokyoと
Photographic Artからとったもの。そして、いつもトップの
感動をお届けしたいというスタッフ全員の思いでもありま
す。
どうぞ気軽に
「トップ」
と呼んでください。
10
このリリースのお問い合せ先
このリリースに掲載されている図版のデータをご用意しております。
なお、改修工事終了後のリニューアルされた内観写真は、4月下旬よりご用意する予定です。
下記の広報担当者までお知らせください。
東京都写真美術館リニューアル準備室
くし ろ
広報担当 久代/平澤/前原
メールアドレス [email protected]
※4月12日(火)より上記メールアドレスに変更となります(旧アドレスでも受信できます)
Tel. 03-6206-9552(広報直通)※4月15日(金)まで
Tel. 03-3280-0034(広報直通)※4月18日(月)より
2016年秋 リニューアル・オープン
〒153-0062 東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
Tel. 03-3280-0099(代表) Fax 03-3280-0033 ※4月18日(月)より
http://www.topmuseum.jp
※4月12日(火)より上記ドメインに変更となります(旧ドメインでも自動リンクします)
アクセス JR恵比寿駅東口より徒歩約7分、東京メトロ日比谷線恵比寿駅より徒歩約10分
当館には駐車場はございません。近隣の有料駐車場をご利用ください。
11