川前駅前公衆トイレ建設工事 設計・施工一括発注に係る公募型プロポーザル 要求水準書 平成28年4月 い わ き 市 目次 1 要求水準書の位置付け ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 2 整備の目的 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 3 整備の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 4 整備に関する条件等について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 5 整備予定地等について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 6 設計及び施工の基本要件 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 7 設計要件等 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 8 施工要件等 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7 1 要求水準書の位置付け 川前駅前公衆トイレ建設工事設計・施工一括発注に係る公募型プロポーザル要求水準 書(以下「本書」という。 )は、川前駅前公衆トイレ建設工事(以下「本工事」という。 ) に関していわき市が要求する水準を示し、川前駅前公衆トイレ建設工事設計・施工一括 発注に係る公募型プロポーザルにおける提案に具体的な指針を与えるものである。 提案者は本書に規定されている事項(以下「要求水準」という。 )を満たす限りにおいて、 自由に提案を行うことができるものとするが、本書の最低限確保すべき水準を満たさな い提案については失格とする。 2 整備の目的 現在、JR磐越東線川前駅に設置されているトイレについては、 「老朽化が進んでいる」 ことや、 「和式くみ取り式となっており衛生的でない」といった課題が生じている。 そのため、水洗洋式化を図り、高齢者や障がい者など、誰しもが利用できるよう、多 目的トイレを設置することで、町のシンボルであるとともに、地域の交流拠点である駅 の利便性を向上させ、鉄道交通の利用促進による交流人口の拡大等に繋げることを目的 に、限られた経費の中で最大限効果的な整備を行うものである。 3 整備の概要 ⑴ 業務名 川前駅前公衆トイレ建設工事 ⑵ 業務履行期間 契約日から平成 29 年3月 24 日まで ① 設計業務 ~平成 28 年 10 月 31 日(目安) ② 施工業務 ~平成 29 年3月 10 日 (目安) ③ 供用開始 平成 29 年3月 31 日(目安) ⑶ 業務内容 ① 設計業務等 契約候補者は、本書の規定に基づき、次に示す設計業務等を行うものとする。 ア 現地調査 イに示す設計の実施にあたり、必要となる敷地等に関する調査 イ 設計業務 ②に示す工事の実施にあたり、必要となる平成 21 年国土交通省告示第 15 号別 添第一項に掲げる業務 ② 建設工事 契約候補者は、本書の規定に基づき、次の工事を行うものとする。 ア 建築工事 1 イ 電気設備工事 ウ 機械設備工事 4 整備に関する条件等について 福島県人にやさしいまちづくり条例施設整備マニュアルに適合した整備とすること。 ⑴ 整備内容 ① 多目的トイレ(便器数 1 基)は必ず整備するものとする。 ※ 経費内で便器数の増加等による男女区別化を図れる場合には、その内容を提案 するものとする。 ② トイレットペーパー等の消耗品や掃除用具等の備品が保管できる箇所を整備する。 ⑵ 給水管口径 13 ㎜ ⑶ 排水設備 合併浄化槽 ⑷ 屎尿浄化槽の処理対象人員の算定方法 建築物の用途別による屎尿浄化槽の処理対象人員算定基準(JIS A 3302)より、次の①、 ②を合算して算定するものとする。 ① 類似用途別番号:7、建築用途:駐車場 n=(20C+120U)/8*t ※ n : 人員(人)、C : 大便器数(個) 、U: 小便器数(個) 、t : 単位時間当り 1 日平均使用時間(時間)t=0.4 ② 類似用途別番号:11、建築用途:駅・バスターミナル(P<100,000 の場合) n=0.008P ※ P:川前駅の乗降数:12 人/日 ⑸ 延床面積 30 ㎡以内とし、かつ5⑸で指定する建築可能箇所内に整備するものとする。 ⑹ 多目的トイレ 福島県人にやさしいまちづくり条例施設整備マニュアルに適合した整備とすること。 また、可能な限りのユニバーサルデザイン対応とし、分りやすいサイン、滑りにく い床、荷物棚、ベビーチェア等の設置、操作機器等の配置などによる多目的トイレ整 備の充実を図ること。 ※ 多目的トイレ内には、非常ボタンを設置し、非常ボタンを押した際には、トイレ 正面(入口付近)の壁面に設置した回転灯が点灯するようにすること。 ⑺ 照明 トイレ内部は人感センサー式とLED照明を設置することとし、入口付近には常夜 灯を設置すること。 2 また、トイレ外部に、環境に配慮したソーラーLED 街路灯の設置も検討すること。 ⑻ 環境面の配慮 使用する便器や洗面台等は節水性が高く、環境に配慮したものを設置することとし、 洗面台には、オートストップ機能の付いた蛇口を採用すること。 なお、給水管等は、凍結防止措置を講じること。 ⑼ 外構工事 フェンスの設置等の外構工事に関しては不要とする。 ⑽ 清潔性を維持するとともに、安全性を確保するための工夫 傷つきにくい素材、汚れにくく清掃しやすい素材、耐久性の高い素材を導入するこ と。 ⑾ トイレ外壁部を活用した地域情報の発信について 地域イベント等の情報が発信できるよう、トイレ外壁部を活用し、掲示板等を設置 すること。 ① 掲示板のサイズ(目安):縦 120 ㎝×横 200 ㎝以内程度 ② 掲示板の用途:ポスター等の掲示 ⑿ 水道の引込み 5⑷位置図にある(川前駅駅舎北側)水道管より、引き込むものとする。 ⒀ 電気の引込みについて 5⑷位置図にある★の東北電力電柱より、5⑸建築可能箇所内に新たに電柱を建て、 引き込むものとする。 ⒁ 排水先の確保について 5⑷位置図にある(川前駅駅舎北側)側溝に排水先を確保するものとする。 5 整備予定地等について ⑴ 所在地 福島県いわき市川前町川前字中ノ萱地内(地番:61-2) ※JR磐越東線川前駅前 ⑵ 土地所有者 東日本旅客鉄道株式会社 ※ 東日本旅客鉄道株式会社仙台支社管轄の土地をいわき市が使用貸借契約を締結 し、トイレを整備するものである。 そのため、整備にあたり、東日本旅客鉄道株式会社仙台支社との協議等が発生 するものである。 3 ⑶ 案内図 整備予定箇所 川前駅駅舎 ⑷ 位置図 次の図の箇所に整備するものとする。 境界Ⅰ 電柱(東北電力) 側溝 ⑥ ⑦ ⑤ 境界Ⅱ 水道管 B 土 面 ③ ④ A ① ② 生垣 既 存 ト イ レ 電柱(JR) 4 軒 下 川前駅駅舎 ⑸ 建築可能箇所 ⑷位置図の 部分、A(5m)×B(7m)の範囲内(35 ㎡)に整備すること。 ※ 延床面積は、30 ㎡以内とする。 位置 概要 寸法 備考(条件等) A 東西の幅 5 m 生垣との距離を1.5m 以上離すこと。 B 南北の幅 7 m 北側の位置は境界Ⅱの位置を基準とすること。 なお、境界Ⅰから 7.5m 以上離すこと。 ⑹ その他寸法等 位置 概要 寸法 ① 生垣の長さ(東西) 4.5m ② 生垣と建築可能箇所との間(南北) 1.5m ③ 境界Ⅰと生垣との間(南北) 16.8m ④ 境界Ⅱと電柱との間(東西) 9.5m ⑤ 土面とアスファルト面との境と境界Ⅱとの間(東西) 13.2m ⑥ 土面とアスファルト面との境と境界Ⅰとの間(東西) 6.7m ⑦ 境界Ⅰと境界Ⅱとの間(東西) 7.5m ⑺ 現況写真 5 6 設計及び施工の基本要件 〇 適用基準等 ⑴ 設計及び工事は建築基準法及び関係法令等、日本建築学会各種基準・指針等に適合 させること。 ⑵ 設計及び工事標準仕様は次の基準を適用することとし、優先順位は記載順とする。 ・ 公共建築工事標準仕様書[建築工事編、電気設備工事編、機械設備工事編:最新版] (国土交通省大臣官房官庁営繕部監修) ・ フラット 35 住宅工事仕様書(住宅金融支援機構監修) ⑶ その他 ・ 本工事に必要な関係法令等を適合させること。並びに発注者や関係する機関との 協議を行う事こと。 ・ 本建設場所は都市計画区域外であるが、防火性等を考慮し、発注者が特に認めた 事項以外は本市都市計画区域内(防火・準防火地域外)の法仕様とすること。 7 設計要件等 限られた経費の中で、最大限効果的な整備を行うものとする。 また、工事中や完成後の周辺環境の影響を最小限に抑えるとともに、本書及び現地調 査等により、建設場所の特性等を把握するなど、次の点に留意すること。 ⑴ 地域の景観等との調和 ① 地域の景観等との調和したものとする。 ② 公衆トイレとして相応しいデザインとする。 ⑵ 耐久性等の向上 ① 耐久性が高く、維持管理しやすいものとする。 ② 建物修繕等が容易な仕様とする。 ③ 環境に配慮した設備等を採用や積雪対策や防犯対策等を行うこと。 ⑶ 鉄道の利用促進及び中山間地域の活性化に繋げる拠点としての整備 ① 福島県人にやさしいまちづくり条例施設整備マニュアルに適合し、ユニバーサル デザインに配慮した整備とすること。 ② 地域情報等の発信拠点としても活用できるよう、地域イベントのポスター等が掲 示できる掲示板等を設置すること。 ⑷ 業務の効率化等について ① 地域貢献や地域経済の活性化等に繋がる整備とすること。 ② 駅施設の利便性や市民サービスの向上等に繋がる整備とすること。 ⑸ その他 関連法令等を順守するとともに、必要に応じ、諸手続きを適切に行うこと。 6 8 施工要件等 ⑴ 工事期間中の動線の確保 本工事にあたっては、駅利用者の動線を十分に確保すること。 ⑵ 工事・騒音等の対策 ① 本工事に当たっては、駅利用者及び周辺住民等に対し、早期に工事期間等の周知・ 説明等を行うこと。 ② 駅利用者及び周辺住民等から苦情等があった場合には、誠意をもって対応するこ と。 ③ 本工事による粉塵、臭気等の影響を及ぼさないよう十分な対策を行うこと。 ⑶ 廃棄物等の処分 本工事によって発生する廃棄物等は、関係法令に基づき、適切に処分するものとす る。 ⑷ 本工事によって現況を改変したものは、現況に復旧すること。 ⑸ 東日本旅客鉄道株式会社との協議 本工事は、東日本旅客鉄道株式会社の所有地に建設するものであることから、工事 等にあたっては、東日本旅客鉄道株式会社(仙台支社)との協議を密に行うこと。 ⑹ 工事用水、工事電力の利用 本工事に必要な工事用水、工事電力は、仮設で引き込むものとし、その費用につい ては、事業費に含めるものとする。 ⑺ その他 ① 既存の駅トイレに関しては、東日本旅客鉄道株式会社において解体等が予定され ていることから、解体工事に支障をきたさないよう、配慮すること。 ② 関連法令等を順守するとともに、必要に応じ、諸手続きを適切に行うこと。 7
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