内部事務システム再構築業務委託プロポーザル仕様書(PDF

内部事務システム再構築業務委託プロポーザル
仕様書
平成28年4月
日進市
第1章
基本事項
1
基本方針
次の方針に則し、本市にとって最適な提案を行うこと。
(1)システム方式
標準機能による導入の容易性や運用面、費用面等を考慮し、パッケージシステ
ム(以下「パッケージ」という。)とする。
また、市場性・将来性、稼働環境等クライアント端末管理の容易性を考慮し、
Web 方式のシステムとする。
(2)ノンカスタマイズ
標準機能で運用が可能なシステムであること。また、運用後の経費節減が可
能なこと。多大なカスタマイズは、システム稼動後の維持・保守における影響
が大きいことから、本市の業務特性に、可能な限りパラメータを設定するなど
標準機能で対応された運用が可能であること。
(3)長期使用
保守料の増額がなく 10 年程度使用可能なシステムであること。
(4)安定運用
操作・運用教育、法制度改正への対応、緊急時のサポート、業務におけるイ
ベントや通常業務における Q&A 支援等について、ハードウェア保守、ソフトウ
ェア保守、人的サポート体制など、あらゆる面において安定した運用ができる
よう配慮されていること。
(5)次回データ抽出
次回のシステム更新時に、その時点で最新の中間標準レイアウト(総務省によ
り提示)への抽出が無償で行えること。また、中間標準レイアウトで不足するデ
ータについても、何らかのレイアウトへの抽出が無償で行えること。
2
業務概要
(1)内部情報システム再構築業務
次の業務システムの再構築を行うこと。
ア グループウェア・メールシステム
イ 庶務事務システム
ウ 文書管理システム
エ 電子決裁システム
オ 打刻管理システム
(2)内部情報システム保守業務
提案システム及び提案システムの稼働に必要となる保守及び管理を行うこと。
(3)本稼働日
平成 29 年 2 月 1 日(水曜日)
内部情報システム保守業務も同日から開始すること。
1
3
契約及び支払
(1)契約
公募型プロポーザル方式(以下「プロポーザル」という。)における最終提示
価格に基づいてリース入札を行い、最低金額を提示したリース会社と 5 年間の賃
貸借契約を締結する。
詳細については、内部事務システム再構築プロポーザル実施要領(以下、「実
施要領」という。)「14 契約等」に示す。
(2)契約終了時の業務引継ぎ
提案システムの保守運用期間終了後、本市及び次期システムの導入事業者に
対し、円滑な業務引継ぎを行うこと。
(3)支払
内部情報システム再構築業務のリース料金、内部情報システムの保守料金と
もに月末締め・翌月支払いとし、毎月の検査完了後の請求を以て、30 日以内に
一括で支払う。
4
納品成果物
本市が想定する納品成果物(ドキュメント)は次のとおりである。その他の成果物
についても、必要に応じて納品すること。
(1)ドキュメント
ア 開発計画書(データ移行計画書を含む)
イ 要求仕様書・要件定義書
ウ テスト・検収計画書(本市が関わるテスト及び検収に関するもの)
エ システム連携相関図
オ データ連携項目一覧
カ ハードウェア・ミドルウェア・ソフトウェア一覧
キ 各種設定書(サーバ、クライアント等)
ク 各種議事録
(2)マニュアル
ア 操作マニュアル(利用者編・管理者編)
イ 運用マニュアル
ウ クライアント端末設定手順書(必要な場合のみ)
5
その他
(1)仕様変更費用
本仕様書(「内部情報システム再構築業務委託 仕様書」(以下「仕様書」
という。))は機能レベルで記載されており、本市が要望する仕様をすべて網
羅できていないことが想定される。仕様協議の際、帳票レイアウトの変更等、
仕様書の内容から若干の変更が生じる可能性があることを考慮し、その際に発
生する費用は受注候補者が負担すること。
2
(2)法制度改正対応
内部情報システムの再構築期間中に本システムの改修等を要する法制度改正
が発生した際、本調達費用の範囲内で対応すること。ただし、次の場合は別途
協議の上で判断するものとする。
ア 新制度の創設等に係る場合
イ 法制度の新設もしくは抜本的な改正といった大規模な制度改正の場合
ウ 国・県による財政支援が見込まれる場合
エ 本市条例規則に起因する場合
第2章
システム要件
1
内部情報システム再構築業務
(1)業務内容
ア 仕様書及び「内部情報システム再構築業務委託仕様書(個別業務編)」(以
下「個別仕様書」という。)に従い、システムを再構築すること。
イ システムの再構築に必要となる OS やハードウェア、ミドルウェア、ソフト
ウェア等を調達及び構築すること。
ウ 既存システムから抽出したデータを移行させること。
エ 提案システムと他システムのデータ連携を行うこと。
オ 本市職員への操作研修を行うこと。
(2)稼働要件
ア システム利用時間
平日・土日祝祭日を問わず終日の利用が可能なこと。
イ 利用規模
利用者は正職員約 480 人、利用端末数は約 430 台である。
(3)機能要件
各システムの機能要件については、個別仕様書のとおりとする。
(4)調達要件
ア 提案システムを稼動させるために必要となる OS やハードウェア、ミドルウ
ェア、ソフトウェア等を調達・導入すること。
提案システム用の OS として Microsoft Windows® Server 2012(R2 含む)を
使用する場合は、日進市が保有する OS ライセンス及び CAL(Client Access
License)を使用できるため、調達は不要である。ただし、後述(ア)に示す
仮想基盤の新規構築時に必要となる OS ライセンス(Windows Server 2012
Datacenter を想定。)は調達に含めること。
(ア)サーバ
仮想基盤を構築し、その基盤上に提案システムの仮想サーバを構築する
こと。また、本業務で構築する仮想基盤は既存仮想基盤の HA 構成に組み
込む必要があるため、管理サーバ配下に追加配置し、管理サーバより一括
3
管理できるよう設定すること(既存仮想基盤の構成については、別紙1「既
存仮想基盤構成図」を参照。)。
なお、仮想基盤 OS として、「VMware vSphere Hypervisor バージョン
5.5」による HA 構成に対応できるものを調達すること。
(イ)共有外部ストレージ
仮想基盤の構築に必要となる共有外部ストレージは、既存機器(富士通
社製:ETERNUS DX60 S2(PYR307R2N))を使用すること。提案システムで
使用可能なディスク容量は次のとおり。
論理ボリューム
使用可能ディスク容量
a 論理ボリューム1
なし
b 論理ボリューム2
2.5 TB
c 論理ボリューム3
2.0 TB
(ウ)無停電電源装置
瞬停電時等に機器への電源を供給するため、無停電電源装置を調達する
こと。
イ 調達するハードウェアについては、原則、市が保有する 19 インチ・サーバ
ラック(カワムラ社製:ECO 42-1020W)に搭載すること。また、ラック搭載に
必要となる器具も調達すること。
なお、統合コンソール装置(KVM 装置)は既設機器(富士通社製品:PG-R4DP1・
PG-SB206)を共用するため調達に含めず、KVM 装置とサーバを接続するケーブ
ル(PG-CBLDP15)を必要本数調達すること。
ウ 提案システムを稼働させるサーバ群については、仮想基盤の導入等により、
省スペース化を講じること。
エ 打刻情報の登録に使用している IC カード職員証(FeliCa)の情報が読み取り
可能な就業ターミナルを調達・リプレースすること。設置場所及び想定機器の
仕様を次表に示す。なお、調達費用・保守費用に加え、リプレース作業に係る
費用についても、漏れなく見積りに含めること。
(ア)設置場所(全 23 箇所)
・市役所本庁舎(2 箇所)
・市役所北庁舎(1 箇所)
・福祉会館(6 箇所)
・保育園(9 箇所)
・保健センター
・学校給食センター
・図書館
・浄化センター(2 箇所)
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(イ)想定機器・通信ソフトウェア
アマノ社製 就業情報ターミナル SX-100AS-L(据置・壁掛型)
TimePro-XG 通信
オ 提案システムのデータをバックアップするための外部記憶装置(NAS)を調達
すること。
カ 安全性・信頼性が高いものを、無駄なく効率的に調達すること。
キ 可用性が高く安定稼働が可能な構成とすること。
ク クライアント端末は既存端末を利用するため、調達に含めない。
既存端末の仕様は次のとおりである。
項目
内容
a OS
Windows® 7 Professional SP1(32bit)
b CPU
Intel® Core™ i5-3470 3.20GHz
c 物理メモリ
2~4 GB
d ディスプレイ
17インチ XGA(1024×768)
ケ 印刷出力用のプリンタは既存機器を利用するため、調達に含めない。
コ ネットワークは既存の庁内ネットワーク(LGWAN 接続系)を使用するため、
調達に含めない。
サ 開発環境及びテスト環境に必要なものは、提案事業者負担にて用意すること。
シ その他必要と思われるものはすべて調達に含めること。
(5)バックアップ・リストア要件
ア バックアップ要件
(ア)バックアップ対象データを、定期的かつ自動的に外部記憶装置(NAS)
に保存する機能を有すること。
(イ)バックアップ対象は、マスタデータ、トランザクションデータ、システ
ム・ソフトウェア設定情報等、システムのリカバリに必要なデータ及び操
作ログとする。
(ウ)スケジューリングによる自動実行が可能なこと。
(エ)日次バッチの処理等、提案システムで使用するデータへのアクセスが行
われる時間帯は避けること。また、その他の時間帯においても、バックア
ップ処理によりシステムの性能を損なうことのないよう考慮すること。
(オ)バックアップデータは、業務上の必要性を加味した上で、複数世代保存
すること。なお、不要となった世代のデータは、適宜自動的に削除するこ
と。
イ リストア要件
(ア)障害発生時は、可能な限り直近の状態にデータ復旧できるよう考慮する
こと。
(イ)本市職員の手を煩わすことなく、確実かつ正確にリストアできること。
(ウ)リストア時の対応フローを定めること。
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(6)セキュリティ要件
情報の破損・損失・漏洩は、業務の継続が困難となるばかりでなく、社会的
にも責任を問われることになるため、本市が定める「日進市情報セキュリティ
対策基準集」を基本的な考え方としたセキュリティ対策を順守し、万全の対策
を講じること。
なお、本事業で扱うデータはすべて「日進市情報セキュリティ対策基準集」
情報区分Ⅰに該当する。また、本仕様書で求められない事項に関しても採用す
べき対策等があれば積極的に提案すること。
ア 個人情報保護・データ保護
提案システムが保有するデータは個人情報保護条例の対象であり、物理的・
技術的・人的セキュリティにおいて万全の対策を講じること。
イ セキュリティ対策
庁内からの不正な接続及び侵入、情報の漏えい・改ざん・消去・破壊・不正
利用等を防止するための対策を講じること。
ウ 利用者認証
(ア)なりすましや管理者権限の不正取得などができないよう措置を講じるこ
と。
(イ)パスワード等を用いてユーザ認証を行い、各ユーザに対して許可されな
い行為は防止すること。
(ウ)パスワード及びセッション情報は、有効期限や類推が困難な文字利用、
一定以上の桁数などの制限を設けること。
(エ)頻繁なパスワード照合失敗等、不正使用の可能性が疑われる場合は、ユ
ーザアカウントをロックする等の措置をとること。
エ 脆弱性対策
各種脆弱性に起因する情報漏えいや改ざん、なりすまし、管理者権限の不
正取得などの脅威に対抗するため、次の対応を行うこと。
(ア)OS やミドルウェア、ソフトウェア等の脆弱性を利用した不正アクセス
対策。
(イ)OS やミドルウェア、ソフトウェア等の修正プログラムを適用するため
の適切な構成及び対策。
(ウ)脆弱なサービスや設定への対応。
オ ログ記録
万が一、事故が発生した場合の追跡に必要となる、各種ログ記録を取るた
めの方策を講じ、次の方策を行うこと。
(ア)ログの改ざん及び消去対策。
(イ)時系列整合性確保のための、ログ取得対象機器間における時刻同期。
(ウ)ログへのアクセスを管理者権限保有者のみに限定。
(エ)提案システムから出力するログは、極力一元的に管理でき、画面上で検
索・分析・編集・印刷出力等の監査系機能を有すること。
6
カ
ウイルス対策
市がライセンスを保有するウィルス対策ソフト(トレンドマイクロ社ウィ
ルスバスター・コーポレートエディション)を提案システムのサーバにイン
ストールすること。
(7)データ作成・移行要件
別紙2「データ作成・移行要件」のとおり行うこと。留意点は次のとおりであ
る。
ア 提案システムへのデータ移行作業は原則、受注業者が主体となって行い、
安全かつ確実に行うための方策を講じること。
イ 既存システムからのデータ移行については、既存システム導入業者(株式会
社インテック)から提供される独自のデータ形式、ファイルレイアウト、文字
コード等を元に行うこと。
ウ 本稼働後は、人事給与システムより定期的に人事情報(所属、役職、職員氏
名等)の取り込みを行う。人事給与システム導入業者(NEC ネクサソリューシ
ョンズ株式会社)から提供される独自のデータ形式、ファイルレイアウト、文
字コード等のデータ取り込みが可能なこと。
エ 移行データに不備があった場合は、本市及び既存システム導入業者と十分
協議した上で、 受注事業者が責任をもって対応すること。
オ 本市職員と役割分担を行い、職員の負担軽減を考慮し、短時間で正確に確
認できる方策を講じること。
カ データ移行の最終確認は、本市職員同席の上で受注事業者が行うこと。
キ 移行できないデータが発生した際は、その原因と対応方法を報告すること。
ク データ移行不足等により、データの追加入力等が必要となった場合の費用は、
その内容について市と協議の上、見積もりに含めること。
ケ 提案システムの運用期間終了後、他社システムへデータ移行することとなっ
た場合のデータ抽出作業について方策を講じること。
(8)データ連携要件
ア 他システムとのデータ連携
連携方法が「NW(ネットワーク)」となっているものは、任意の共有フォ
ルダを経由して連携すること。なお、連携レイアウトは各導入業者が指定す
るものとする。
(ア)他システムから提案システム
システム
導入業者
連携情報
連携方法
サイクル
人事給与
NEC ネクサソリュー
人事情報(所属、役職、職
NW
随時
ションズ
員氏名等)
(イ)提案システムから他システム
システム
導入業者
連携情報
連携方法
サイクル
庶務事務
NEC ネクサソリュー
・時間外勤務実績情報
NW
月次
ションズ
・休暇実績情報
・出勤簿情報
7
イ
提案システム間でのデータ連携
(ア)打刻管理システムから庶務事務システム
連携情報
連携内容
連携方式
サイクル
打刻情報
打刻日時、職員番号、出退区分等
NW
指定時間
(イ)庶務事務システムからグループウェアシステム
連携情報
連携内容
連携方式
サイクル
スケジュール
休暇日、振替・代休日、旅行情報
データベース参照
随時
インフォメーション
各種決裁等の件数
データベース参照
随時
(ウ)文書管理システムからグループウェアシステム
連携情報
連携内容
連携方式
サイクル
インフォメーション
各種決裁等の件数
データベース参照
随時
ウ
その他
グループウェアシステムから庶務事務及び文書管理システムに対し、シング
ルサインオンが可能であること。また、グループウェアシステムのインフォメ
ーションから各システムの決裁画面に遷移できること。
(9)実施体制要件
ア 実施体制
(ア)本業務の遂行にあたり、プロジェクト体制を敷き各担当者の役割を明
確にすること。
(イ)プロジェクト全体を管理するプロジェクト管理者(プロジェクトマネ
ージャーもしくはプロジェクトリーダー)を配置すること。
(ウ)プロジェクト体制を要員体制図に示すこと。
(エ)本プロジェクトの要員は、本番稼働後の保守業務を継続して担当する
ことが望ましい。
(オ)本業務の作業場所は基本的に問わないが、個人情報を取り扱う工程(デ
ータ移行・テスト等)においては、本市電算室内の作業場所で作業する
こと。
イ プロジェクト管理者
(ア)本業務を確実に遂行するためのマネジメントについて、考え方や方策
を記載すること。
(ウ)導入において発生する可能性のある問題点・課題点等に対するリスク
管理と予防策を実施すること。
(エ)自治体の業務に精通しており、本市と同程度以上の自治体規模のマネ
ジメント経験があること。
ウ 再委託
再委託を行う場合は、事前に文書を提示し本市の承諾を得ること。
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(10)スケジュール
本業務を遂行するにあたり、無理なく職員に負担がかからない最適なスケジュ
ールを策定すること。また、各スケジュール項目について、日程調整が可能なこ
と。
履行期間及び覚書締結までのスケジュールは、実施要領「2及び6」のとおり
とする。
(11)研修要件
提案事業者が考える、最も効率的かつ効果的な研修内容・研修方法、実施回数
等を提案すること。
ア 研修日程
平成 29 年 1 月 10 日(火曜日)から平成 29 年 1 月 12 日(木曜日)まで
イ 研修会場
日進市役所 4 階第 2・第 3 会議室(60 名程度利用可能)
ウ 研修対象者・人数
「1-(4)-イ」に示す正職員数全員(最大)。
エ 研修環境
(ア)提案システムが稼働可能な、庁内ネットワークに接続済みの研修用端末
(最大 20 台)は、本市にて用意する。
(イ)研修時に使用する資料を受講者数分、用意すること。
(ウ)その他の研修の開催に必要な環境(プロジェクタ・スクリーン等)は受
注者にて用意すること。
オ 研修内容
(ア)システム稼働前及び稼働後の研修計画を具体的に示すこと。
(イ)システム利用者及びシステム管理者を対象とする研修を実施すること。
(ウ)システム利用者に対し、各システム及び機能の一連の操作方法について、
研修を行うこと。
(ログオン・基本操作・各種データ入力・帳票出力・ログオフ等)
(エ)システム管理者に対し、各システムの運用・管理に必要な操作について、
研修を行うこと。
(システムの起動・停止・バッチジョブ実行・ユーザの追加・削除等)
カ その他
システム利用者及びシステム管理者向けの運用・操作マニュアルを整備する
こと。
9
2
内部情報システム保守業務
提案システム稼動後の保守・運用サポートについて、次の要件を満たすこと。
(1)共通事項
ア 保守対応時間
開庁日の午前 8 時 30 分から午後 17 時 15 分を基本とする。ただし、障害発
生時や各業務繁忙期においては、その時間を超過する場合があるため、適宜対
応すること。
イ 障害対応
(ア)障害を未然に防ぐ方策を講じること。
(イ)障害発生から復旧までの連絡体制・対応フロー等を明確にし、提示する
こと。
(ウ)障害発生時における故障部品の切り分け、交換等を行うこと。
(エ)障害発生時は、速やかに保守対応窓口を開設し、迅速な対応が可能な体
制を敷くこと。
(オ)障害発生時は、60 分以内に一次対応を行い、随時報告すること。
(カ)本市役所内での対応を要する場合、60 分以内に保守要員が到着可能な
こと。
(キ)障害対応後、各システムの動作確認を行うこと。
(ク)障害対応後、原因・分析及び再発防止策を報告すること。また、同様の
障害への対策(予防策を含む)を講じること。
(ケ)障害対応は原則として即日対応とするが、対応内容・時間帯によっては
翌日対応も可能とする。
ウ その他
(ア)保守・運用は、本市が承諾済みの指定場所以外では行わないこと。
(イ)保守用に専用回線を敷設する際は、本市と十分協議すること。
(ウ)保守・運用にあたり専用機器や専用回線等が必要な場合は、その経費を
すべて見積もること。
(2) OS、ハードウェア、ミドルウェア、ソフトウェア保守
ア 本業務で調達したOS、ハードウェア、ミドルウェア、ソフトウェアの管理及
び保守を行うこと。
イ 障害を未然に防ぐための定期点検を、業務に支障がない時間帯に行うこと
(3)システム保守
ア 提案システムに関する問い合わせ・相談に対応すること。
イ 必要に応じ、現地対応できる体制を整えること。
ウ 運用開始後の円滑なシステム運営を実現するため、SE サポート等の運営支
援を適宜行うこと。
エ システムの状態監視やパッケージ修正モジュールの適用等、システムの維持
に必要な対応を行うこと。
オ 本市システム管理者の人事異動時は、管理者向けの操作研修を行うこと。
カ システム管理者向けの運用・操作マニュアルを整備すること。
10
キ
ニーズの変化等による機能修正や新規機能追加について、保守費用内での対
応が困難である場合は、追加費用を要する基準やその考え方及び追加費用発生
の事例について市と協議すること。
(4)システム改修と制度改正対応
次のア~エについてはパッケージのバージョンアップにて対応し、且つシス
テム保守契約の範疇で対応すること。ただし、オ~カについてはこの限りでは
なく、協議の上、別途追加費用を支払うものとする。
ア 不具合対応
イ 軽微な法制度改正対応
ウ 職員要望及びベンダーによる機能向上
エ 本稼動時までに発生する制度新設・法改正対応
「第1章-5-(2)」に示すとおりとする。
オ 大規模法改正対応
法制度の新設もしくは抜本的な改正に伴い、パッケージのバージョンアッ
プ等では対応が困難な規模のもの。
カ 追加業務対応
仕様書の記載内容以外に、要件合意後に本市からの要望でシステムの変
更・追加等を提供すること。
3
追加提案
仕様書に示すもののほかに、本市にとって有益な提案がある場合、提案すること。
11
仕様書 別紙1
既存仮想基盤構成図
仮想管理兼バックアップサーバ
UPS
・vCenter Server
バックアップ用NAS
バックアップ用NAS2
・約3TB(RAID5)
・約3TB(RAID5)
・SQL Server
L3SWより接続
・ServerView管理コンソール
・ARCserve
ラック L2SW
業務[基幹系] LAN(2重化)
業務[情報系] LAN(2重化)
管理 LAN(2重化)
vMotion LAN(2重化)
バックアップ LAN
UPS
UPS
UPS
仮想基盤サーバ1
仮想基盤サーバ2
仮想基盤サーバ3
・ESXi 5.1
・ESXi 5.1
・ESXi 5.5
ディスクアレイ用SW
ディスクアレイ用SW
iSCSI用 LAN
外部ディスクアレイ装置
(iSCSIストレージ)
・ゲストOS用領域
ボリューム2: 2.5TB使用可
ボリューム3: 2.0TB使用可
内部事務システム再構築業務委託プロポーザル
仕様書 別紙2
データ作成・移行要件
システム
抽出対象
組織情報
職員情報
職員所属情報
役職情報
抽出条件
最新情報
現年度(平成28年度)・過年度(平成27年度)
グループウェア・メー スケジュール情報
※本稼働月含む 以降3ヶ月分も含む
ルシステム
掲示板情報
最新情報
施設情報
メールアドレス情報
送信メール
全件
受信メール
全件
職員情報
全件(過去年度分も含む)
所属情報
全件(過去年度分も含む)
職員所属情報
全件(過去年度分も含む)
職名情報
全件(最新)
事業情報
全件(過去年度分も含む)
文書分類情報
全件(過去年度分も含む)
伺文情報
全件(過去年度分も含む)
非公開理由情報
全件(過去年度分も含む)
文書管理システム
保存場所情報
全件(過去年度分も含む)
書庫棚情報
全件(過去年度分も含む)
保存箱情報
全件(過去年度分も含む、廃棄済は除く)
ファイル情報
全件(過去年度分も含む、廃棄済は除く)
文書情報
全件(過去年度分も含む、廃棄済は除く)
相手先情報
全件(最新)
添付文書情報
全件(過去年度分も含む、廃棄済は除く)
決裁履歴情報
全件(過去年度分も含む、廃棄済は除く)
文書番号・記号情報
全件(過去年度分も含む)
職員情報
所属情報
最新情報
庶務事務システム
職員所属情報
職名情報
出勤簿
現行システム稼働開始から新システムへの切替月まで
注1) 抽出データは、既存システム導入業者が指定するレイアウトで提供する。
注2) 抽出スケジュール等、詳細については別途打合せにより決定する。
備考
人事給与システムから取得
データ提供
回数等
提供回数:2回
①仮移行(調査含む)
②本番移行
添付ファイル含めず
添付ファイル含む
予約情報含む
①仮移行(調査含む)
提供回数:3回
①仮移行(調査含む)
②本番移行
③業務終了後(※1)
※1 文書管理の業務終了後に提
供するデータは、ファイル情
報、文書情報、添付文書情報、
決裁履歴情報とします。
POWEREGGの決裁履歴情報含む
グループウェアから取得
職員毎月単位で1PDFファイル
提供回数:2回
①仮移行(調査含む)
②本番移行
提供回数:1回