焼津市景観計画策定業務委託 仕様書 1.業務目的 焼津市景観計画策定業務は、市域の景観をより良好なものとするために、景観に関する 現状及び市民の意向を踏まえつつ、景観の基本的方向性・考え方をとりまとめ、景観法に 基づく景観計画及び景観条例を策定することを目的とする。 2.業務名 焼津市景観計画策定業務委託 3.履行期間 契約の日から平成 30 年3月 31 日まで 4.対象区域 焼津市全域 5.業務内容 「焼津市景観計画策定業務」の概ねの内容は以下の通りとする。 (1)基礎調査 ア 景観資源等の現況調査の実施 イ 上位関連計画との整合 ・市総合計画や都市計画マスタープラン等の上位・関連計画を整理し、整合を図 る。 ウ 大規模建築物等に関する現況調査 ・景観計画において制限の対象となる大規模建築物の高さ、色彩等について現況調 査を行う。 エ 市民意向調査の実施 ・市民約 3,000 人を対象とした景観に関するアンケート調査を実施するにあたり、 内容の提案及び回収、集計、分析を行い、市民意向調査報告書を提出する。 なお、アンケートに係る発送料及び返送料は見積に含めること。 オ 景観形成の課題の整理及び景観形成方針案の検討 ・現況や課題の整理、各計画との整合を踏まえ、焼津市景観形成ガイドプラン及び 大井川町都市景観形成ガイドプランの内容を改定し、景観形成方針案を作成す る。 (2)景観計画、景観条例の策定 ア 景観形成重点地区の設定 ・景観形成の上で特に規制誘導が必要な区域を景観形成重点地区として設定する。 ・景観形成重点地区における景観のルールづくりについて、住民ワークショップと 合わせて具体的な内容を提案する。 イ 景観計画案の作成 ・景観計画区域の設定、景観形成の方針、大規模建築物等における行為の制限、重 点地区における景観計画、景観重要建造物・樹木、景観重要公共施設等の整備に 関する方針等について位置づける。 ウ 景観条例案の作成 ・景観法で定められる委任事項について明記する景観条例案を作成する。また、必 要に応じて景観形成基本計画で示された施策の運用のための仕組みや制限事項等 を明記する。 (3)各種会議の出席と資料作成 庁外、庁内会議の資料を作成するとともに、会議へ出席し、報告書を作成。 ①(仮称)検討委員会:学識経験者や公募市民等で構成。合計5回程度。 ②作業部会:庁内課長級職員で構成。合計8回程度。 ③策定委員会:庁内部長級職員で構成。合計5回程度。 ④都市計画審議会:中間報告1回、策定時(景観法第 9 条第 1 項)1回 ⑤重点地区住民によるワークショップ:3地区×4回、合計 12 回程度。 (4)市民への周知 ・パブリックコメントの支援、意見とりまとめ、結果の周知等 ・市民説明会(1回)の実施 (5)スケジュール概要 平成 28 年度中旬 基礎調査 平成 28 年度下旬 景観計画区域、方針の決定 平成 29 年度上旬 重点地区内の方針及び制限の決定 平成 29 年度中旬 景観計画素案完成、景観条例案の作成 平成 29 年度下旬 景観計画原案完成、決定手続き (6)協議等 ・業務推進に必要な協議、打ち合わせを実施、打ち合わせ記録を作成する。 (7)成果品 ・焼津市景観計画(A4 サイズ・製本) 500 部 ・焼津市景観計画(概要版) (A4 サイズ 30 ページ程度・製本)1,000 部 ・焼津市景観計画パンフレット(A4 サイズ 4 枚分で観音折り)1,000 部 ・上記電子データ 一式 ・業務報告書 1 部(各年度) (8)その他 ・本仕様書に定めのない事項または疑義が生じた場合は、その都度事務局と協議の上、 決定するものとする。
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