進出・投資編

中小機構CEO商談会活用マニュアル 【マレーシア進出・投資編】
投資を考えるなら、まず国内でできることから・・・
1)事前の確認事項
マレーシア会社法による企業形態
マレーシアへの進出の形態は
マレーシアの投資事情
製造業への投資優遇措置
免除
期間
以下の場合は「合弁」が得策です。
①販路確保(現状の販路を利用した販売・
営業活動) 、
②事業運営ノウハウ獲得(販売、生産、労
務管理等地域性に即した運営)、
③製造ノウハウ獲得(安い労働力を使っ
た製造システムの適用等)
資本金負担(リスク)
経営の自由度
事業立ち上げスピード
合弁契約交渉に当たってのポイント
項目
内容
a 出資
出資額、割合、方法(現金、現物)
b 役割分担・責任範囲
設立手続き、事業運営
c 取締役会
取締役会議の頻度、運営方法
d 株式
譲渡制限、新株引受
e 契約条件
契約継続期間、契約破棄条件、準拠法
f 紛争解決
仲裁条項、仲裁場所、仲裁機関
2) 投資手続き
製造ライセンスの取得申請
SdnやBhdとは?
独資か合弁か?
独資
多い
大きい
遅い
合弁
少ない
少ない
早い
【製造技術許諾及び技術援助契約】
+
:製造技術許諾の範囲など
【機器供給契約】:供給範囲、価格及び納期など
【工場設計契約】:設計範囲及び規格など
【人員派遣契約)】:派遣者の取扱及び供給など
【原料供給契約】 :供給範囲及び価格など
投資保証措置
マレーシアでは、直接税と間接税の双方において税
制上の優遇措置が認められる。業種は、製造業、農
業、観光業(ホテル業を含む)と特定サービス産業お
よびR&D(研究開発活動)、職業訓練事業、環境 保
護事業が対象。直接税の優遇措置とは、一定の期間、
法人税の全部または一部が免除されることで、一方、
間接税の優遇措置とは、輸入関税、販売税、および
物品税が免除されること。
(出所:MIDA発行「マレーシア製造業投資: 政策・優遇措置・制度」
概要
ハイテク企業
小規模製造企業
生産日(生産レベルが生産能力の
30%に達した日と定義)から始まる免
パイオ
税期間中、課税所得総額から収益的
ニア・
5年間 支出と基本控除を差し引いた法定所
ステー
得*の30%に対してのみ課税。期間
タス
中未控除の資本控除と累積損失繰
越しもできる。
最先端技術分野における奨
励事業や奨励製品の製造に
従事する企業における法定
所得の100%が法人税を免
除。繰り越しもできる。
株主資本がRM50万リンギ
未満で最低60%のマレー
シア資本を有するマレーシ
アで設立された小規模製
造企業は、法定所得の
100%が法人税免除。
認可プロジェクトで使用される工
場・プラント・機械・その他設備
投資税
の60%に相当する控除。企業はこ
額控除 5年間
の控除で該当賦課年度の法定所得
(ITA)
の70%を相殺できる。繰り越しも
できる。
5年間に発生した適格資本
的支出の60 %に相当する
投資税額控除。この控除
で、該当賦課年度の法定所
得の全額を相殺できる。繰り
越しもできる。
5年間に発生した適格資本
的支出の60%に相当する
投資税額控除。この控除
で該当賦課年度の法定所
得の全額を相殺できる。繰
り越しもできる。
中小企業
①付加価値が25%超、
②経営(M)、技術(T)、
管理(S)に従事する者
の全従業員に占める割
合が20%超。が必要
課税対象所得50万リ
ンギまで、20%の法
人税を軽減。残りの課
税対象所得には、25%
の法人税率が適用。
*奨励事業および奨励製品リストは、MIDA発行「マレーシア製造業投資: 政策・優遇措置・制度」をご参照ください。
*一般に、パイオニア・ステータスに適しているのは、事業開始後すぐに利益が発生するプロジェクト。他方、初期投資額が大きく、操
業開始後の数年間は設備償却費がかさむなどの理由から利益が発生するまでに時間がかかるプロジェクトの場合は、投資税額控
除の方が適している。
*以下の分野の詳細も、MIDA発行「マレーシア製造業投資: 政策・優遇措置・制度」をご参照ください。
農業部門、 航空宇宙産業、バイオテクノロジー産業、観光産業、環境マネージメント、研究開発、医療機器産業、 研修、 認可
サービス事業、 船舶・輸送機器産業、MSCマレーシアに対する優遇措置、情報通信技術(ICT)、製造関連サービス、経営統括本部、
国際調達センター(IPC)/地域流通センター(RDC)、駐在員事務所と地域事務所、 財務マネージメント・センター(TMC)、 マレーシ
アにおける産業デザイン・サービスの提供、私立学校とインターナショナル・スクール、 その他の優遇措置
(出所:MIDA発行「マレーシア製造業投資: 政策・優遇措置・制度」
インフラ情報
http://www.mida.gov.my/env3/uploads/Publications_pdf/MalaysiaInvestment_Policies_Icentive
s_Facilities/MIMS2012_J.pdf
コスト競争力に勝る【タンジュン・ペレパス港】
【太陽光発電の導入・製造工場建設に意欲的なマレーシア】
株主資本が250万リンギ以上、またはフルタイム(常勤) 有給従業員を75人以上雇用する製造業の企業は、1975年工
業調整法(ICA)に基づ き、国際通商産業省(MITI)に対し製造ライセンスの取得申請が必要。ライセンスの管理はMIDA
(マレーシア投資開発庁)。MIDAではこのほか、投資優遇措置・外国人就労パス、関税などの相談も受け付けている。
会社設立手続き
会社名の許可申請
会社の登記申請
会社設立証明書の
発行(登記完了)
会社設立後の業務
(1ヶ月以内)
設立後、
第1回の株主総会
マレーシアの会社登記所(Companies Commision of Malaysia[CCM]*)に社名使用許
可を申請し、許可を得る(社名の有効期間は3ヶ月)。*マレーシア語では【SSM】*
【CCM】 に申請。必要書式は以下のとおり】
① 基本定款と付属定款
②取締役or発起人に就任する者の法定宣言
③規定遵守に関する宣言書
④下記追加資料
+
会社名許可書の原本、【CCM】からの認可を通
知文書の写し、取締役全員と会社秘書役の身
分 証明証の写し、外国人はパ スポートの写し
認可後、会社or代理人は、会社法の順守を確実にする責任があ
る。会社の詳細、会社名、授権資本金におけるいかなる変更も、
変更日から1カ月以内に、費用と共にCCMに報告が必要。
すべての会社は、適正な会計帳簿のを保持を求められる。歴年
に一度、年次報告書を(SSM)に提出しなければならない。
注:外国人には弁護士・事務弁護士・会計士・秘書業務会社の
サポートを受けるように勧められている。
① 基本定款に必要な項目
・社名、・事業目的、・授権資本金
(該当する場合)、一株当たりの金
額、株式発行予定数など
②付属定款に必要な項目
会社運営と事業活動に関する
社内管理規定
【MIDA(マレーシア投資開発庁)】:マレーシアの工業発展の促進と調整を担う、国際通商産業省(MITI)傘下の政府機関
東京事務所 〒105-6032 東京都港区虎ノ門4-3-1 城山トラストタワー32階 Tel: (03) 5777 Website: www.midajapan.or.jp
(注)法律・政令の解釈・運用は日々変更があり、実際に進出を調査・検討される際は、必ず最新法律・政令の原典を確認ください。
20フィートコンテナの輸出コストは、世界一安
いと言われている。
・シンガポールのチャンギ空港(車で 90 分)、
・ジ ョホール州のセナイ空港(車で 30 分)、
・マレー鉄道とも結ばれていて利便性が高い。
出所:JETROほかWEBサイトより
自由工業
地域(FIZ)
最小限の税関手続き以外にも、自由工業地域(FIZ)に位置する輸出志向の製造企業は、生産活動に直
接必要な原材料、コンポーネント部品、機械設備の輸入税の免除が受けられる。さらに、完成品の輸出に
あたっても手続きが簡素化されている。 現在までに、18ヵ所の自由工業地域(FIZ)が、設けられている。
【地域別工業団地、連絡先】
次のURLがお役に立ちます。入居日系企業もわかります!
http://www.asean.or.jp/ja/asean/know/country/malaysia/invest/industrialestate/index.html/
(注):当商談会マニュアルは2016年2月末現在のものです。 情報の正確性の確認・採否はお客様の責任と判断で行なってください。参考
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