浦添市放課後子ども教室運営についての考え方[PDF:174KB]

浦添市放課後子ども教室運営についての考え方
この考え方は、浦添市放課後子ども教室推進事業を実施するにあたり、沖縄県放課後子ども教室推進事業等実施
要領に基づいた上で、補足すべき点を加えたものである。この考え方と、沖縄県放課後子ども教室実施要領に基づ
き、本事業を実施する。
1.趣 旨
放課後や週末等に、地域の方々の参画を得て、子どもたちとともに勉強やスポーツ・文化活動、地域住民と
の交流活動等の取組を実施することにより、子どもたちが地域社会の中で、心豊かで健やかに育まれる環境づ
くりを推進するものである。
2.実施主体
実施主体は浦添市教育委員会とする。
3.対象とする子どもの範囲
本事業における子どもの範囲は地域の子ども全般を想定しているものであるが、主な対象は小学生・中学生と
する。
4.運 営
放課後子ども教室の運営は次により実施するものとする。
(1)教育活動サポーターの配置
プログラム実施のサポートや子どもたちの安全管理を図る者(以下「教育活動サポーター」という)を必
ず配置することとし、子どもたちの健全育成に情熱を持つ地域の信頼できる者を選任することが望ましい。
(2)教育活動推進員の配置
学習支援・体験・交流活動等のプログラムを中心的に実施する者(以下「教育活動推進員」という)を配
置する。教育活動推進員は、地域のニーズに配慮しつつ学習の内容に応じて、子どもたちの健全育成に情熱
を持つ地域の信頼できる者を選任するのが望ましい。
具体的には、教職を目指す大学生や退職職員、民間教育事業関係者等、地域で活躍している様々な分野の
方々が想定される。
(3)活動場所
基本的に小学校施設(空き教室、校庭、体育館等)を活用して実施するが、公民館等の社会教育施設、児
童館など、多様な体験活動や交流活動等が安全・安心して活動できる場所なども実施することができるもの
とする。
(4)活動日数
・概ね年間を通じて放課後や週末等に継続的に実施することとする。
・年間35日以上250日未満、1日あたり4時間以内(休業日で特に必要な場合には8時間以内。準備や
片づけに要する時間を含む。
)とする。
(5)活動時間帯
原則、午後7時までとする。
(6)参加費用
放課後子ども教室への参加は無料とする。ただし、活動に必要な材料費、子どもの保険料などを参加者か
ら実費徴収することを妨げないが、必要最小限の額とすること。また、徴収を行う場合は、教育委員会まで
報告しなければならない。
(7)子どもの募集人数
子どもをおおむね10人以上募集することとする。
5.活動内容
次の活動を行うものとする。
(1)放課後や週末等における地域の子どもたちの安全・安心な活動拠点(居場所)の確保
(2)地域の多様な大人の参画を得て、子どもたちに様々な体験・交流・学習活動の提供
かんよう
(3)様々な体験・交流・学習活動を通して、子どもたちの社会性、自主性、創造性の豊かな人間性の涵養
(4)地域の子どもたちと大人の積極的な参画・交流による地域コミュニティーの充実
(5)その他の子どもたちが地域の中で安心して健やかに育まれる環境づくりを推進するために必要な活動
6.申請及び承認
(1)教室の開設
教室を開設する者は、教育委員会へ、浦添市放課後子ども教室推進事業申請書(様式1)
、運営計画表(様
式1-①)
、開催予定一覧表(様式1-②)他必要な書類を提出し、教育委員会はこれを審査し、適当と認め
たときは、放課後子ども教室承認書(様式2)を交付する。
(2)教室の変更・閉設
教育委員会から承認を受けた放課後子ども教室は、プログラム・開設場所・代表者に変更がある場合、ま
たは教室開設を取りやめる場合は、変更又は閉設の1カ月前までに、放課後子ども教室(変更・閉設)申請書
(様式9)を提出する。教育委員会はこれを適当と認めたときは、放課後子ども教室(変更・閉設)承認書(様
式10)を交付する。
7.実施報告
各教室等は、放課後子ども教室実施報告書(様式3、様式3-1)を教育委員会が指定した期日までに提
出しなければならない。
8.費用及び執行について
(1)謝礼金 支払対象
1回あたり教育活動サポーター、教育活動推進員合わせて3人以内とする。
(2)謝礼金 単価
教室実施時間が2時間以上の場合は1日あたり1,000円、
2時間未満の場合は1時間あたり500円とする。
その際、時間数に1時間未満の端数がある場合は 60 分を分母として計算する。
(4)消耗品
各教室の実情に応じた教室の運営に必要最低限な経費を適宜精算し、1 教室あたりの消耗品費を配分する
(但し、飲食代や任意にかける保険料及び実費相当の材料費は除く)
。
(5)教育委員会は、上記3~6にある要件を満たす教室について、市の予算の範囲内で、以下の提出書に基づ
き、放課後子ども教室運営費を執行する。
(但し、4-(7)について「子どもの参加人数」は1人以上とする。
)
・消耗品申請兼受取書(様式4)
・スタッフ出席簿(様式5)
・活動日誌(様式6)
・子ども出席簿(様式7)
・スタッフ名簿(様式8)
(6)各放課後子ども教室の費用配分、費用の執行時期は別途定める。
9.安全の確保
各教室代表者は、教育活動サポーターの配置、参加者に任意で傷害保険を掛けるといった安全対策
を行い、教室参加者の安全に充分に留意すること。また、地域子ども教室推進事業安全管理マニュアル
(平成16年5月文部科学省)を参考とし安全対策を充分にとること。