保健指導対象者を明らかにする(PDF:899KB)

脳・心・腎を守るために - 重症化・発症予防の視点で科学的根拠に基づき、保健指導対象者を明らかにする1
資料
健康日本21
(第2次)目標
脳血管疾患
虚血性心疾患
糖尿病性腎症
目指すところ
の年齢調整死亡率の減少
の年齢調整死亡率の減少
による年間新規透析導入患者数の減少
虚血性心疾患の一次予防ガイドライン(2006年改訂版)
(循環器病の診断と治療に関するガイドライン(2005年度合同研究班報告))
脳卒中治療ガイドライン2009
科学的根拠に基づき
(脳卒中合同ガイドライン委員会)
クモ膜下出血
(7%)
脳出血
(18%)
脳梗塞
(75%)
心筋梗塞
労作性狭心症
糖尿病治療ガイド2012-2013
CKD診療ガイド2012
(日本糖尿病学会)
(日本腎臓病学会)
安静狭心症
死亡
介護
医療
実態分析から
地域の健康課題
を把握する
心原性脳塞栓症
(27%※)
ラクナ梗塞
(31.9%)
アテローム
血栓性脳梗塞
(33.9%)
非心原性脳梗塞
※脳卒中データバンク2009より
(循環器病の診断と治療に関するガイドライン(2005年度合同研究班報告))
2
解決すべき
生活習慣病
(リスク)の明確化
高血圧症
心房細動
脂質異常症
科学的根拠に基づき
- 22 -
健診結果から
危険度の高い
対象者の抽出
重症化予防
高血圧治療ガイドライン2009
動脈硬化性疾患予防ガイドライン2012年版
(日本高血圧学会)
(日本動脈硬化学会)
(参考)血圧に基づいた脳心血管リスク層別化
(参考)リスク区分別脂質管理目標値
未治療
降圧療法中
未治療
未治療
内服治療中
Ⅲ・Ⅱ度高血圧
Ⅲ・Ⅱ度高血圧
心房細動
LDL-C
180㎎/dl以上
LDL-C
160㎎/dl以上
Ⅰ度高血圧
高リスク
Ⅰ度高血圧
糖尿病、CKD、心
筋梗塞後患者
薬物療法中
心房細動
正常高値血圧
高リスク
Ⅰ度高血圧
中等リスク
Ⅰ度高血圧
脳血管障害患者
糖尿病、CKD、非
心原性脳梗塞、末
梢動脈疾患(カテゴ
発症予防
Ⅰ度高血圧
低リスク
危険因子数
(カテゴリーⅡ)
LDL-C 140㎎/dl以上
HDL-C 40㎎/dl未満
中性脂肪150㎎/dl以
糖尿病
慢性腎臓病(CKD)
糖尿病治療ガイド2012-2013
CKD診療ガイド2012
(日本糖尿病学会)
(日本腎臓病学会)
メタボリックシンドロームの診断基準
(日本肥満学会、日本動脈硬化学会、日本糖尿
病学会、日本高血圧学会、日本循環器学会、日
本腎臓病学会、日本血栓止血学会、日本内科学
会の8学会)
未治療
未治療
メタボリック
シンドローム
血糖300㎎/dl以上
HbA1c9.0%以上
冠動脈疾患既往
(二次予防対象)
LDL-C
100㎎/dl以上
リーⅢ)
LDL-C 120㎎/dl以上
HDL-C 40㎎/dl未満
正常高血圧
中等リスク
メタボリック
シンドローム
HbA1c7.0-8.9%
HbA1c6.1-6.9%
空腹時血糖
126㎎/dl以上
腹囲径(男85㎝、
女90㎝以上)また
HbA1c5.6-6.0%
空腹時血糖
110-125㎎/dl
高血圧遺伝
未治療
20歳体重からの体
重増加10㎏以上
HbA1c5.2-5.5%
空腹時血糖
100-109㎎/dl
HbA1c8.0%以上
(コントロール不可)
eGFR50未満
HbA1c6.5-7.9%
蛋白尿(+)
蛋白尿(+)以上
(コントロール可)
eGFR50未満
eGFR50-60未満
70歳以上は40-50
未満
eGFR60以上でも
前年値と比較し著
しく低下
eGFR110以上の過
肥満
(内臓脂肪型)
過去の健診(妊婦
健診)で尿異常や
腎機能異常
低出生体重
糖尿病遺伝
治療中
蛋白尿(2+)以上ま
たは蛋白尿(+)、
血尿(+)
は、BMI25以上
危険因子数
(カテゴリーⅠ)
LDL-C 160㎎/dl以上
HDL-C 40㎎/dl未満
中性脂肪150㎎/dl以
経口血糖降下薬
インスリン療法中
CKDの家族歴
eGFR50-60未満
70歳以上は40-50
未満