平成 27 年度金融検定協会受験者団体表彰式を開催!

平成 27 年度金融検定協会受験者団体表彰式を開催!
一般社団法人金融検定協会(理事長 土師清次郎)は、去る 3 月 17 日 18 時から銀行研修社本
社ビル1階で平成 27 年度金融検定試験受験者団体表彰式を開催し、8 試験 8 団体を表彰するとと
もに、併せて特別賞と個人賞表彰も行いました。
冒頭、土師理事長は「今回の表彰は、昨年 5 月開催の第 40 回試験、同 11 月開催の第 41 回試
験、本年 1 月開催の第 13 回特例試験の 3 試験を通算し、受験者数 25,850 人、合格者 12,458 人、
合格率平均 48.2%の中から以下の金融団体 8 社を優秀団体賞に選定致しました。 また、今回か
ら金融再編成によるグループ賞を新設、同時にインターバル研修による認定試験を新設しまし
た。
」と述べたうえで、以下の方々に表彰盾を授与されました。
(後列左より)
(前列左より)
山陰合同銀行
大垣共立銀行
琉球銀行
東北労働金庫
弊会理事長
西京銀行
[コンプライアンス部門]
SCO試験:大垣共立銀行
ACO試験:東北労働金庫
個人情報取扱者試験:西京銀行
[アドバイザー部門]
住宅ローンアドバイザー試験:りそな銀行
事業再生アドバイザー試験:滋賀銀行
相続実務 3 級試験:みなと銀行
[資産査定部門]
資産査定2級試験:山陰合同銀行
資産査定3級試験:琉球銀行
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みなと銀行
滋賀銀行
FFG
りそな銀行
[特別賞] 住宅ローンアドバイザー試験:ふくおかフィナンシャルグループ
[個人賞] 事業再生マネージャー認定試験:福岡銀行 石山司氏
表彰の後、金融庁広報室長兼法務室長・箭野拓士氏から祝辞があり、6人の試験委員長から検
定試験に関わる問題提起がありました。
また、表彰式後は、会場をかえて立食パーティ形式での情報交換会が和やかに行われました。
なお、ご来賓の祝辞は次のとおりです。
<ご来賓祝辞> 金融庁広報室長兼法務室長
箭野 拓士 氏
箭野でございます。
金融庁広報室長という
立場から、
少しお話をさせていただこうと思
います。
今年の金融庁の大きなメッセージは、「銀
行の方にも“原点回帰”していただこう」
「事
業再生にしても、資産査定にしても、究極的
には“お客様をご覧になっていますか”とい
うところに帰っていただこう」
というもので
す。
このため我々としても、
監督とか検査は重
箱の隅をつつくのではなく、“お客様をご覧
になっていますか”という目線で検査を行っていくつもりでいます。先ほど「最近、金融庁は資
産査定を見なくなってますよね」というようなお話がありましたが、資産査定をきちんとやって
いるのであれば重箱の隅をつつくのはやめよう、というメッセージを発しているのだということ
をご理解いただきたいと思います。
そこで、
「事業性評価」というキーワードをお出しして、原点回帰してくださいということをお
願いしているわけです。私どもがお客様にヒアリングしていることで、戦々恐々とされている地
銀さんもいらっしゃるかもしれませんが、これは自分たち金融庁の目線が本当に正しいのか、銀
行さんからご覧になって納得感のいくものになっているのかということを、我々も原点回帰して
対応していかなければいけないと思っているので、この 1 年やらせていただいています。去年 9
月に出した『金融行政方針』の根底にある考え方というのは、こうした点を踏まえたものです。
本日お見えになっている受賞された金融機関さんというのは、意識を高くお持ちになってちゃ
んと坂の上の雲を追って、次の 10 年、20 年を見据えて、自分たちのコンプライアンスであると
か、会社のガバナンスであるとか、そういったところを意識しながら常に取り組んでおられる方々
だというように思います。そういう意識を高く持っておられる方と、お客様にとってのよりよい
サービスを提供していくにはどうしていけばいいかということを、当局もそこはきっちり肝に銘
じながら一緒に考えさせていただきたいと願っています。
最後になりましたが、本日は心からお祝いを申し上げたいと思います。おめでとうございます。
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