HPE StoreOnce System HPE StoreOnceデータシート

データシート
HPE StoreOnce System
HPE StoreOnceデータシート
StoreOnce Catalyst 搭載の HPE StoreOnce System は、小規模なリモートサイトから大規模エン
タープライズに至るまでのシームレスなバックアップとリカバリが可能な、他にはないディスク
ベースの連携重複排除 ソリューションです。データの増大に伴ってバックアップの時間が長くな
り、SLA に対応できなくなったり、管理に費やすリソースが増えたり していませんか。StoreOnce
Catalyst 搭載の HPE StoreOnce System は、企業全体をカバーする 単一のハイパフォーマンスバッ
クアップアーキテクチャーを提供します。
HPE StoreOnce System では、保存が必要なバックアップデータの量を 95%1 削減できるうえ、大
規模なオフィスやデータセンターには強力な専用アプライアンスを、小規模なオフィスやリモート
オフィスには柔軟な仮想アプライアンスを選択することが可能です。業界をリードするバックアッ
プおよびリストア速度は、バックアップ時間の短縮やリカバリに関する SLA の対応で大きな効果を
発揮します。また、HPE StoreOnce 独自の連携重複排除テクノロジーにより、既存のバックアップ
アプリケーションを使用して、任意の場所で重複排除を実行するとともに、全社規模で重複排除し
たデータの移動を制御できます。
Get Protected Guarantee プログラム。
hpe.com/storage/getprotected ( 英語 )
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既存のバックアップ / ビジネスアプリケーションとシームレスに統合可能な HPE StoreOnce
System は、SAN、Ethernet、および仮想化環境との柔軟な統合により、コスト、リスク、複雑性
の軽減に貢献します。
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主な機能とメリット
小規模なオフィスやリモートオフィスから、エンタープライズデータセンターまでをカバーする、
業界屈指のスケールアウトアーキテクチャー
• スケールアウトアーキテクチャーでは、成長に応じた支払いが可能です。仮想バックアップソ
リューションや専用アプライアンスで使用可能な容量ポイントを選択して小規模から開始し、必
要なときに仮想容量、シェルフ、またはノードを 追加することができます。
• 小規模なリモートオフィスからエンタープライズデータセンターまでの、ほぼすべての要件に対
応できる幅広い容量ポイントが用意されており、StoreOnce Enterprise Manager による一元的な
監視も可能です。
• エンタープライズデータセンターには、使用可能容量を 72TB から 1,728TB まで拡張可能な
StoreOnce 6600 が最適です。また、HPE StoreOnce Federated Catalyst により、大規模環境の
ストア数を減らし、管理の負荷を軽減できます。
• 大 ∼ 中 規 模 の デ ー タ セ ン タ ー や 支 社 に は、 設 置 面 積 が 小 さ く、 使 用 可 能 容 量 を 36TB か ら
864TB まで拡張可能な HPE StoreOnce 5500、または 36TB から 216TB まで拡張可能な HPE
StoreOnce 5100 が 最適です。
• 小 規 模 な デ ー タ セ ン タ ー に は、 使 用 可 能 容 量 を 15.5TB か ら 31.5TB ま で 拡 張 可 能 な HPE
StoreOnce 3540、または 7.5TB から 15.5TB まで拡張可能な HPE StoreOnce 3520 が最適です。
• 小規模なオフィスやリモートオフィスには、5.5TB の使用可能容量を備えたエントリーレベルの
HPE StoreOnce 3100、または HPE StoreOnce VSA 仮想アプライアンスが最適です。StoreOnce
VSA には、容量ポイントが 4TB、10TB、および 50TB のライセンスが用意されています。
単一の重複排除テクノロジーである HPE StoreOnce による、全社規模の連携重複排除
• アプリケーションリソース、バックアップサーバー、およびターゲットアプライアンスにおいて、
または HPE StoreOnce RMC を介して HPE 3PAR StoreServ から直接、物理 / 仮想アプライアン
スによる場所を問わない重複排除が可能です。テクノロジーベンダーによる制限が設けられた場
所ではなく、ビジネス要件に合った場所で重複排除が行えるため、時間とコストを節約できます。
• HPE StoreOnce が提供する統合ソリューションにより、全社規模のシームレスなデータ移動が可
能になります。これは、小規模なリモートオフィスに最適なコスト効果の高い仮想バックアップ
マシン、大規模サイト向けのハイパフォーマンスな専用アプライアンス、およびデータセンター
向けの拡張性に優れた強力なシステムで実現されます。
• 連携重複排除は、専用アプライアンスや仮想バックアップソリューションなど、HPE StoreOnce
System ポートフォリオ全体にわたって使用可能です。さらに、HPE Data Protector、OST を通
じて提供される Veritas NetBackup および Backup Exec ソフトウェア、Veeam、BridgeHead
Software を搭載するメディアサーバーやアプリケーションサーバーも対象に含まれます。
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• HPE StoreOnce はまた、Oracle RMAN、SAP® HANA、MS SQL、および SAP on Oracle 向けの
無償の Catalyst プラグインにより、クリティカルなビジネスアプリケーションをサポートします。
• マルチノードシステムの HPE StoreOnce Federated Catalyst により、Catalyst ストアでノード
全体をカバーできるため、大規模環境におけるバックアップの管理が簡素化され、使用可能な容
量が増大します。
業界をリードする HPE StoreOnce のパフォーマンスにより、所定の時間内にバックアップを完了
させ、リストアに関する SLA に対応可能
• 価格やパフォーマンスの異なる、実績ある優れた製品が幅広く用意されているため、全社規模で
データの増大に関する課題に対応し、バックアップに必要な時間を短縮できます。
• HPE StoreOnce 6600 と StoreOnce Catalyst を導入すれば、業界最高レベルのパフォーマンスと
なる最大 184TB/ 時 2 の転送速度が実現します。
• StoreOnce 5500 では最大 37.7TB/ 時、StoreOnce 5100 では最大 26.7TB/ 時の転送速度が実現し
ます。
• StoreOnce 3540/3520 で は 最 大 12.7TB/ 時、StoreOnce 3100 で は 最 大 6.4TB/ 時、StoreOnce
Catalyst 搭載の StoreOnce VSA では最大 6TB/ 時の転送速度が実現します 2。
HPE StoreOnce Catalyst による効率的な自動バックアップおよびディザスタリカバリ
• HPE StoreOnce Catalyst を使用すれば、バックアップおよびディザスタリカバリ操作を一元的に
管理できます。Catalyst over FC は、FC ファブリックを介して、最新の StoreOnce Catalyst が実
現する ISV コントロールとソース側の重複排除のすべてのメリットを提供します。
• マルチサイト対応機能の欠如、帯域幅のコスト、および時間の制約が原因で以前は不可能だった
ディザスタリカバリ計画を実施できます。
• 1 対多のディザスタリカバリにより、データを 1 つのサイトから複数のサイトに同時に移動できます。
• カスケード方式のディザスタリカバリにより、データを 1 つのサイトから任意の数の別サイトに
順次移動できます。
• Reporting Central と HPE StoreOnce Enterprise Manager でのアラートや傾向分析により、バッ
クアップ容量を管理できます。
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2016 年第 1 四半期に実施した HPE の社内テストの結果に基づく
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仮想アプライアンス
サポート ( モデルにより異なる )
ドライブの説明
LFF SAS x 560
最大値 ( モデルにより異なる )
ドライブタイプ
4TB 7.2K LFF デュアルポート MDL SAS
2TB 7.2K LFF デュアルポート MDL SAS ( モデルによりサポート )
注記 : この値は最大容量値の検証に使用されるものであり、hpe.com ( 英語 ) で公開されることはありません。
容量
最小使用可能 1TB
最大使用可能容量 1,728TB ( モデルにより異なる )
転送速度
184TB/ 時
最大値 ( モデルにより異なる )
重複排除
HPE StoreOnce 重複排除
ストレージ拡張オプション
(3100 を除く ) すべての HPE StoreOnce 製品で HPE StoreOnce アップグレードキットおよび拡張モジュールが
使用可能 - モデルにより異なる
ホストインターフェイス
1Gb Ethernet、および
10Gb Ethernet、または
8Gb ファイバーチャネル、または
16Gb ファイバーチャネル ( モデルにより異なる )
柔軟に選択可能なホストインターフェイスの種類とポート数 ( 最大 4 モジュール ) (3100 を除く )
3520/40 および 5100̶1Gb Ethernet ( 標準 )、10GbE SFP、10GbE-T、8Gb FC オプションを任意の構成に最大
4 つ追加可能。
5500/6600̶1Gb Ethernet ( 標準 )、10GbE SFP、8Gb FC、16Gb FC オプションを最大 4 つ追加可能
(6600 については、ペアでの追加が必要 )。
RAID サポート
ハードウェア RAID 6 (HPE StoreOnce 3100 のみ RAID 5) ( モデルにより異なる )
複製サポート
あり̶HPE StoreOnce レプリケーション
バックアップアプリケーションのターゲット
HPE StoreOnce Catalyst、仮想テープライブラリ、および NAS (CIFS/NFS)
エミュレートされるテープデバイス
MSL2024 テープライブラリ、MSL4048 テープライブラリ、および HPE D2D 汎用テープライブラリを搭載した
HPE D2D 汎用ライブラリ内の HPE LTO-2/LTO-3/LTO-4/LTO-5/LTO-6 Ultrium テープドライブ
仮想テープライブラリおよび NAS ターゲットの数
最大 384 ( モデルにより異なる )
エミュレートされる仮想テープカートリッジの数
最大 6,294,156 ( モデルにより異なる )
ソースアプライアンスの最大数
ターゲットデバイスあたり 384 ( モデルにより異なる )
フォームファクター
モデルにより異なる
保証 ( 部品 / 作業 / オンサイト )
モデルにより異なる
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トータルパッケージ
データ複製
HPE StoreOnce System では、ターゲット単位でライセンスが提供される複製機能により、リモー
トオフィスの データ保護とディザスタリカバリが一元的に行えます。また、システムあるいはカプ
レット単位でライセンスが提供される、最も効率的なバックアップインターフェイスの 1 つである
HPE StoreOnce Catalyst は、全社的な管理の簡素とデータ移動の効率化に貢献します。
HPE StoreOnce System の複製機能のライセンスの詳細については、hp.com/us/en/products/
data-storage/storeonce.html ( 英語 ) にある製品の Q & A ページをご覧ください。
拡張アップグレード
HPE StoreOnce 6600̶使用可能容量を 72TB から 1,728TB まで拡張可能
HPE StoreOnce 5500̶使用可能容量を 36TB から 864TB まで拡張可能
HPE StoreOnce 5100̶使用可能容量を 36TB から 216TB まで拡張可能
HPE StoreOnce 3540̶使用可能容量を 15.5TB から 31.5TB まで拡張可能
HPE StoreOnce 3520̶使用可能容量を 7.5TB から 15.5TB まで拡張可能
HPE StoreOnce VSA には、延長可能な 3 年または 5 年間のライセンスが用意されており、モデル
によって使用可能容量を 4、10、または 50TB まで拡張できます。
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HPE Data Protector ソフトウェア
HPE Data Protector は、信頼性と効率性に優れたデータ保護を実現するバックアップおよびディ
ザスタリカバリソフトウェアで、中央のコンソールから管理できる仮想マシン、物理マシン、お
よびビジネスアプリケーションを保護することにより、バックアップとリカバリの複雑性とコス
トを低減します。バックアップとリストアのプロセスを検証する高度なマルチサイトレポート機能
は、HPE StoreOnce System の複製機能と併用可能で、一元的な管理と柔軟なライセンス体系によ
り、他のバックアップ / リカバリアプリケーションと比較して、所有コストを最大 70% 削減でき
ます 2。詳細については、hp.com/us/en/software-solutions/data-protector-backup-recoverysoftware ( 英語 ) をご覧ください。
HPE テープへの定期的なコピーによるアーカイブ
HPE StoreOnce は、定期的なバックアップや日々のバックアップに最適なソリューションです。毎
日の増分バックアップをテープに格納する必要はなくなったものの、HPE では、現在でもテープへ
の定期的なコピーを推奨しています。テープへのコピーは、規制要件に対応するためのデータの長
期アーカイブや、データの複製が必須となるディザスタリカバリ用のオフサイトストレージに適し
た、最もコスト効果が高く、エネルギー効率に優れた、堅牢なソリューションであるためです。テー
プへのコピーは、HPE Data Protector などのバックアップ / リカバリ管理ソフトウェアを使用して
実行されます。詳細については、hpe.com/storage/StoreEver ( 英語 ) をご覧ください。
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HPE サービス
経験豊富な HPE のストレージコンサルタントとサービスプロフェッショナルがお客様およびお客
様のチームと連携し、ストレージのニーズを明らかにします。HPE なら、実装を迅速化して配備の
リスクを低減するとともに、New Style of IT の実現に向けてストレージを変革し、購入したストレー
ジの価値を最大限に引き出せるよう、お客様をサポート可能です。
アドバイス、変革、統合 : アドバイス、変革、統合のコンサルティングを通じて、ストレージ、バッ
クアップ、アーカイブ、ディザスタリカバリ、およびビッグデータに関する課題を解決へと導きます。
配備と実装 : 配備、運用、移転、サニタイズ、および廃棄に役立つ専門知識、さらには改善に重点
を置いた教育サービスを提供します。
運用とサポート : お客様のビジネスに最適なレベルの、パーソナライズされたプロアクティブかつ
シンプルなサポートを特定します。
• HPE ファウンデーションケア : 対応時間や応答時間を柔軟かつ容易に選択できる、システムレベル
の IT ハードウェア / ソフトウェアサポートを提供します。
• HPE プロアクティブケアサービス : リアクティブサービスとプロアクティブサービスを組み合わせ
た、購入しやすく、コスト効果の高いシステムレベルのサポートを、お客様のニーズに基づくエ
キスパートのアドバイスや HPE に接続した製品とともに提供します。こうしたサポートにより、
お客様は問題を回避し、ダウンタイムを削減できます。
• HPE プロアクティブケアアドバンスト : プロアクティブケアに追加するサービスで、各地域の専任
のアカウントサポートマネージャーが、お客様のニーズに基づく技術および運用に関するアドバ
イスを提供します。アカウントサポートマネージャーは、パーソナライズされた技術コラボレー
ションの実施、ビジネスクリティカルな IT 環境の最適化を支援する専門スキルへの柔軟なアクセ
スの実現、さらにはシステムまたはデバイスが停止してもビジネスに影響が及ぶことがないよう
強化された、クリティカルインシデント管理の提供を担当します。
• HPE データセンターケア : データセンター環境の配備、運用、およびハイブリッドクラウド対応へ
の移行に必要な、HPE 製品と他社製品のサポートを一元的に提供します。
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リソース
注記 : 利用できるサービスは製品によって異なります。
QuickSpecs
HPE ストレージテクノロジーサービスでは、お客様とともに、ご購入いただいた HPE ストレージ
ソリューションやお客様のビジネスと HPE の連携を強化し、担当のエキスパートが、システムスキャ
ンとヘルスチェックで得たデータに基づいて、問題やダウンタイムの回避策に関するパーソナライ
ズされたレポートと推奨事項を作成します。
hp.com/h20195/v2/GetDocument.
aspx?docname=c04328820 (英語)
オンラインでの購入
HPEファクトリーエクスプレス
HPEファクトリーエクスプレスでは、
ストレージおよびサーバーをご購入い
ただいたお客様にカスタマイズおよび
詳細情報
hpe.com/storage/StoreOnce (英語)
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迅速な配備が可能です。
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www.hp.com/jp/fe (日本語) を
ご覧ください。
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ルを習得し、HPEの認定を取得しましょ
う。HPE Converged Storageトレーニン
グを受講すれば、テクノロジーの移行を
促進して、運用パフォーマンスを向上さ
せ、HPE製品の投資収益率を最大限まで
高めることが可能です。HPEのトレーニ
ングは、柔軟なデリバリオプションやグ
ローバルなトレーニング機能を通じて、
時間や場所を問わず受講できます。
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hp.com/learn/storage (英語) を
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フィナンシャルサービス
IT 機器の新規取得から既存の資産の管
理、不 要になった機 器 の 撤 去に至るま
で、ITライフサイクル管理をカスタマイズ
できます。
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hp.com/go/hpfinancialservices
(英語) をご覧ください。
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4AA4-3329JPN、2016年3月、Rev. 10