プレスリリース - LIXIL

2016・4
│PRESS RELEASE│
株式会社LIXIL
やきもの展のご案内
LIXILギャラリーは株式会社LIXILの文化活動としてやきもの展を開催しています。タイルから茶碗まで、やきもの
は私たちの心豊かな暮らしを彩ります。「生活とアート」をコンセプトに、森 孝一氏(美術評論家・日本陶磁協会常
任理事)をアドバイザーに迎えたセレクションです。
滝口和男 展 -無題からー
会期:2016年5月10日(火)~6月28日(火)
会場:LIXILギャラリー
「無題」
2016 年 3 月
H35×W35×D27cm
撮影:滝口和男
│本リリースに関するお問い合わせ先│
LIXIL ギャラリー( http:// www1.lixil.co.jp/gallery/ )
所在地:東京都中央区京橋 3-6-18 東京建物京橋ビル LIXIL:GINZA 2F
広報担当: 大橋 恵美( E-mail: [email protected] )
田村 志保( E-mail: [email protected] )
TEL:03‐5250‐6530
http:// www1.lixil.co.jp/gallery/
┃PRESS RELEASE┃
「滝口和男 展 ―無題からー」
LIXIL ギャラリーでは 2016 年 5 月 10 日(火)~6 月 28 日(火)の期間
「滝口和男 展 -無題から-」を開催します。
滝口和男氏は、1980 年代より張りのある曲線フォルムをもつ抽象作品「無題」
を代表作として数々の賞を受賞してきました。そして 2000 年頃からは
「とうげいずかん」や「ものじてん」など言葉をモチーフとした具象物の小品
を制作しています。「無題」と「言葉」は対極にあるようでいて、2 つは作家
の根幹で繋がっています。そして、この春、滝口氏は新しい作品を制作しました。
本展では、
2 種類の土を練り合わせたマーブル模様の抽象造形作品
「無題」(2016)
を発表します。新作を含んだ 6 点を展示する予定です。
「無題」
2016 年 3 月
H40×W40×D33cm
撮影:滝口和男
│開催概要│
「滝口和男 展 -無題から-」
会
期
休 館 日
開館時間
企
画
会
場
観 覧 料
会場写真
2016 年 5 月 10 日(火)~6 月 28 日(火)
★アーティスト・トーク&レセプション
日時:2016 年 5 月 10 日(火)18:30~19:30
水曜日、5 月 22 日(日)
10:00~18:00
株式会社 LIXIL
LIXIL ギャラリー
無料
http:// www1.lixil.co.jp/gallery/
会期開始 5 日目から会場写真をご覧頂けます。
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LIXILギャラリー
┃PRESS RELEASE┃
「滝口和男 展 ―無題からー」
│展覧会の見どころ│枠組みを越える
ものづくりの思想
滝口和男氏は 1980 年代より代表作「無題」により数々の賞を受賞してきま
した。「無題」は 1 枚の土板から板おこし技法によってつくられる張りのある
曲線フォルムの抽象作品です。素材としての土ではなく、大地そのものを捉え
ようとした作家の心象がテーマとなり、タイトルも万象を象徴しています。
その後、滝口氏は海外での英語を中心とした生活体験の中から、それまで「言
葉で考え作品を構築していた」ことに気づき、2000 年頃より「とうげいずかん」
や「ものじてん」など言葉をモチーフとした具象物の小品を制作します。
それらの作品はユニークで懐かしい印象が人気となりました。言葉から掘り起
こされた作品もまた、滝口氏の記憶=心象から生まれています。
「無題」と「言葉」は対極にあるようでいて、2 つは作家の根幹で繋がって
います。陶芸という枠組みを越え、また作品の思想を形づくる言語を越えて、2
つの異なる作品を制作したことは、対極から自身を見つめ直す新たな創造の機
会となりました。
本展では、2 種類の土を練り込んだ陶土を構築することで生まれるマーブル
模様の「無題」を展示します。これまでの滝口氏の絵付け装飾とは異なる、最
新シリーズとなります。
│作者略歴│ 滝口和男 (TAKIGUCHI Kazuo)
1953
1974
1978
1985
1986
1989
1990
1991
1992
1993
1994
1995
1996
1997
1999
2000
2003
2006
2007
2010
2012
2013
2015
京都五条坂に生まれる
同志社大学経済学部中退
京都市立芸術大学美術学部中退
日本陶芸展 外務大臣賞
日本新工芸展 日本新工芸賞
中日国際陶芸展 準大賞
京都府工芸美術作家協会展 京都府知事賞
個展(赤坂グリーンギャラリー/東京 ’88、’90、’94)
日本陶芸展 秩父宮賜杯グランプリ
個展(ギャラリー小柳/東京 ’94、’01)
MOA 美術館岡田茂吉賞展 優秀賞
第 1 回 陶芸の現在-京都から展(髙島屋/東京、横浜、大阪、京都 ’92)
五島記念文化賞 美術新人賞
日本陶磁協会 協会賞
ロイヤル・カレッジ・オブ・アート修了
個展(ノースヨークシャー・イギリス)
グループ展「Fruits of Fruits」(ロイヤル・カレッジ・オブ・アート/ロンドン)
「滝口和男ガラス展」(赤坂グリーンギャラリー/東京)
個展(五島記念文化財団/東京、マスダスタジオ/東京)
「記憶 1995-滝口和男展」(小原流主催 雨香亭/小田原、比燕荘/京都、エスパス OHARA/東京)
京都府文化賞 奨励賞
「滝口和男の陶筥」
(MIKIMOTO ホール/銀座・東京)
「器展」(京王百貨店美術画廊/東京、寛土里/東京)
個展(メソジスト教会/ニューヨーク、Zetterquist Galleries/ニューヨーク)
滋賀県大津市坂本に築窯
「香盒による-ものじてん-滝口和男展」(寛土里/東京)
「因幡の白うさぎ物語展」
(ギャラリー栄光舎/鳥取)
「宴の記憶展」(三越/日本橋・東京)
「現代陶芸の華展」
(茨城県陶芸美術館)
「Recovery of Use」清州国際工芸ビエンナーレ(チョンジュ・韓国)
アジアン・セラミック・デルタ展(韓国、台湾、日本)
個展(Zetterquist Galleries/ニューヨーク)
京畿世界陶磁ビエンナーレ(キョンギ・韓国)
京都市白川に築窯
日韓交流美術展(釜山市立美術館/韓国)
日仏交流美術展(エスパス・ベルタン・ポワレ/パリ)
個展(Hidden Space/ソウル、Gallery Nanoom/ソウル)
京都府文化賞 功労賞
五島美術館庭園展(東京)
「陶・滝口和男博覧会」(和光ホール/銀座・東京)
イギリス遊学
二人展「陵辱の森」
(世沙弥/大阪)
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