第2章 手 概 稲 区 況 手稲区は、市の北西部に位置し、小樽市、石狩市に接しています。区の南西部は手稲山系の山々 が連なり、特に手稲山は手稲区のシンボルであり、スキー、スノーボード、ハイキングなど絶好 のスポーツ、レクリエーションの場として、札幌市民から四季を通じて親しまれています。一方、 北部から東部にかけては、かぼちゃ(大浜みやこ)やスイカ(サッポロスイカ)などを栽培して いる手稲山口地区や手稲町時代からの市街地及び星置、前田地区などの新興住宅街が広がってい ます。 歴 史 手稲は、明治の初期に北海道開拓の交通の要所として開けました。開拓当時、小樽港から開拓 使本府の置かれた札幌への中継地点で物資の集散地となった軽川(現在の手稲本町)やサンタロ ペツ(現在の富丘)に集落が形成されるようになりました。明治の中ごろになると手稲山口や星 置に入植者があり、開墾を始め、前田、新発寒は酪農地へと、その姿を変えていきました。 昭和 10 年代に最盛期を迎え国内第2位の産金量を誇った手稲山の金鉱山も戦後次第に衰退し ていき、46 年に閉山しました。42 年に、手稲町は札幌市と合併。以後、新興住宅地が次々とでき、 発展のスピードも急ピッチになりました。47 年には、札幌で冬季オリンピック大会が開催され、 アルペンスキーやボブスレー、リュージュ競技の会場となった手稲山は世界にその名を知られる 区 ようになります。平成元年に西区から分区し、現在の手稲区が誕生しました。 各区の関連事業 まちづくりの取組 手稲区では、誰もが安全に安心して暮らせる「人に優しい」まちづくりを推進し、魅力あふれ る区の地域資源を活用しながら、区民が「住んでいて良かった」と実感できるような“ふるさと 手稲づくり”を目指して取組を進めています。 夏の風物詩「ていね夏あかり」、雪と親しむ「ていね雪の祭典」、生涯スポーツ社会実現を目指 した「スポーツ・レクリエーション祭」などの区民との協働によるこれらの取組は手稲区を代表 する行事として定着しています。 また、手稲駅橋上化と併せて整備された「あいくる」は、広域交流拠点・手稲のシンボル的ス ペースであり、区民の文化・芸術活動の発表の場として積極的に活用されています。 平成 21 年には、区制 20 周年を記念して、マスコットキャラクター「ていぬ」が誕生し、区主 催の行事をはじめ、地域や商店街等のイベントにも登場し、区のイメージアップと地域の活性化 に活躍しています。 134 134 (10) 事業内容・整備内容 ページ 知的障がいのある方を対象に介護職員初任者養成講座を実施し資 知的障がいのある方を対象と 格取得を支援するほか、資格取得者に対し札幌市の就労支援に関 した介護職員初任者養成事業 する取組を紹介するとともに、市内介護事業所向けに本講座の取 29 第2章 事業名 組などを紹介する説明会を開催します。 地区センターバリアフリー化事業 安全・安心な道路環境の整備事業 小学校併設地域交流施設設置事業 エレベーターの設置(星置地区センター) 歩道のバリアフリー化(手稲地区ほか1地区) 事故危険箇所対策(石狩手稲線) まちづくりセンターのリニューアル改修(前田) 36 36 37 区民一人一人がふるさと意識を持ち、地域への愛着を深めること 手稲ふるさと創生事業 で、まちづくり活動への参加意欲を高めることを目的に、区の魅 39 力を再認識できるような多方面の事業を行います。 安全・安心なまちづくり 総合戦略事業 地域と創る公園機能再編・再整備事業 下水道エネルギー・資源有効利用事業 手稲区の安全・安心なまちづくりを、防災、防犯防火、交通安全 などの観点から、市民・企業・行政が一体となって総合的・戦略 41 的に取り組みます。 身近な公園の再整備(街区公園 4カ所) 小水力発電設備の整備(手稲水再生プラザ) 廃熱発電設備の設計・工事(西部スラッジセンター) 72 79 手稲山麓通 90 総合的な治水整備事業 アカシア川 94 下水道施設再構築事業 下水道施設の設備改築(西部スラッジセンターほか2施設) 94 水道施設耐震化事業 宮町浄水場の耐震化 95 下水道整備・水質改善事業 合流式下水道の改善(手稲水再生プラザ) 96 135 135 区 各区の関連事業 骨格道路網等整備事業 第2章 79 94 西部スラッジセンター 【設備改築】 79 94 96 手稲水再生プラザ 【設備改築】 72 曙きらきら星公園 【再整備】 36 星置地区センター 【機能改善】 72 星置コメット公園 【再整備】 ほしみ駅 JR函館本線 星置駅 稲穂駅 72 稲穂さんかく公園 【再整備】 札樽自 36 手稲地区 動車道 区 95 宮町浄水場 【耐震】 各区の関連事業 手稲駅 72 手稲桂公園 【再整備】 90 手稲山麓通 136 第2章 手稲区 ター 概 況 項 目 ザ 区 域 ●行 政 面 区 手稲区 全市に占 める割合 (%) 調査時点 積 域 面 積 ●市 街 化 区 域 面 積 94 全 市 (km2) 2 (km ) ア 1,121.26 56.77 5.1 H26.10.1 250.17 22.80 9.1 H26.10.1 1,942,648 140,733 7.2 H26.10.1 カ 人 口 ・ 世 帯 数 シ ア 川 ●人 口 ● 市街 化区 域内 人口 密度 ●世 帯 (人) (人/ha) 75.5 60.1 - H22.10.1 数 (世帯) 932,974 57,971 6.2 H26.10.1 ● 住宅 に住 む一 般世 帯数 (世帯) 879,156 54,776 6.2 H22.10.1 家 (世帯) 425,249 35,816 8.4 H22.10.1 家 (世帯) 376,805 12,963 3.4 H22.10.1 公営・都市再生機構・ 公 社 の 借 家 (世帯) 38,314 3,587 9.4 H22.10.1 そ (世帯) 38,788 2,410 6.2 H22.10.1 861,037 60,776 7.1 H22.10.1 持 36 石狩手稲線 民 【事故危険箇所対策】 ち 営 の 借 の 他 就業者数・事業 所数 ●就 94 手稲中継ポンプ場 【設備改築】 稲地区 37 前田まちづくりセンター 【改修】 業 1 次 産 業 (人) 3,534 288 8.1 H22.10.1 2 次 産 業 (人) 118,904 11,419 9.6 H22.10.1 第 3 次 産 業 (人) 658,853 45,705 6.9 H22.10.1 能 (人) 79,746 3,364 4.2 H22.10.1 76,604 3,455 4.5 類 不 業 所 数 H26.7.1 第 1 次 産 業 105 4 3.8 H26.7.1 第 2 次 産 業 9,321 633 6.8 H26.7.1 第 3 次 産 業 67,178 2,818 4.2 H26.7.1 地図の凡例 稲積公園駅 道路(施設)整備 歩道バリアフリー整備 河川整備 下水道(施設)整備 公園整備 水道(施設)整備 発寒駅 施設整備 ※点線は整備に関する検討事業です 検討の結果整備箇所は変更する可能性があります 地図の見方 整備箇所の名称 32 二条小学校 【複合化】 具体的な整備内容 計画書の当該事業掲載ページ 137 区 各区の関連事業 36 稲積公園地区 (人) 第 分 桂公園 整備】 数 第 ●事 手稲駅 者
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