北陸地方整備局入札監視委員会事務局 資 料 配 付 配布日時 平成28年 3月29日 配布をもって解禁 北陸地方整備局入札監視委員会第一部会第4回定例会議を開催しました ― 審議概要を公表します ― (※1) (※2) 北陸地方整備局入札監視委員会の平成27年度第一部会の第4回定例会議を平成28年3月17 日に北陸地方整備局で開催しました。 平成27年度第3四半期発注工事等の中から委員会が抽出した11件の事案に関し、競争参加資 格の設定や競争入札に係る指名の理由・経緯等について審議を行いました。 ※1 入札及び契約の過程、契約内容の透明性を確保するため、平成6年度から設置された学識経験者等 で構成される第三者機関です。 ※2 第一部会(港湾空港関係事務以外を担当)及び第二部会(港湾空港関係事務を担当)においてそれ ぞれ四半期毎に開催しています。 同時発表記者クラブ 管内各県記者クラブ 問い合わせ先 新潟市中央区美咲町1-1-1(〒950-8801)電話025-280-8880(代表) ホームページ http://www.hrr.mlit.go.jp 北陸地方整備局入札監視委員会事務局 主 任 監 査 官 契 約 管 理 官 五箇 小高 技術開発調整官 倉重 晃 (会議の運営) 充信 (別紙 1 入札・契約手続きの運用状況についての (1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)、 抽出事案の審議につい ての(役務の提供等及び物品の製造等)) 毅 (別紙の上記以外) 北陸地方整備局入札監視委員会(第一部会第4回定例会議) 審議概要 開 催 日 及び場所 委 員 (部会委員 5名) 平成28年3月17日(木) 北陸地方整備局(新潟市中央区美咲町1-1-1) 部 会 長 大塚 悟 (長岡技術科学大学大学院 環境社会基盤工学専攻 部会長代理 馬場 健 (新潟大学 法学部 教授) 委 員 鹿田 正昭(金沢工業大学 環境・建築学部 教授) 委 員 土屋 武 (新潟大学 法学部 准教授) 委 員 二岸 直子(弁護士) 審 議 対象期間 平成27年10月1日~平成27年12月31日 報告事項 1 (1) (2) (3) (4) (5) (6) 教授) 入札・契約手続の運用状況について 工事、建設コンサルタント業務等、役務の提供等及び物品の製造等の発注状況 指名停止等の運用状況 談合情報等の対応状況 再度入札における一位不動状況 工事種別ごとの低入札価格調査制度調査対象工事の発生状況 平成27・28年度 有資格業者登録状況 抽出事案11件(工事6件、建設コンサルタント業務等3件、役務及び物品2件) 審議事項 工 事 契約年月日 契約金額 (千円) H27手取川ダム機械設備修繕工 (株)北都鉄工 事 H27.10.27 16,416 1 機械設備等維持修繕工事 (株)大原鉄工所 H27.10.26 27,000 1 大形砂防堰堤工事 (株)中越興業 H27.11.11 89,964 4 H27.10.13 39,204 4 H27.10.8 60,048 1 H27.10.13 30,024 1 簡易公募型プロポーザル方 平成27年度富山管内道路事業マ (一社)北陸地域づくり H27.10.29 ネジメント等業務 協会 式 13,932 1 H27.10.9 14,990 4 (株)石川地質コンサ H27.10.30 ルタンツ 3,510 15 H27.10.30 2,361 4 H27.10.30 894 2 契約方式 一般競争入札方式 (政府調達に関する協定 適用対象工事以外) 件 名 契約業者名 山本観測所災害復旧工事 猪又建設(株) 柿ノ木沢砂防堰堤及び渓流保全工 (株)冨樫組 工事 足洗谷外6ヶ所CCTV設備新 (株)ほくつう 設・更新工事 建設コンサル タント業務等 国際航業(株) 高瀬川流域事業計画検討業務 役 務 及び物品 通常指名競争入札方式 石川運輸支局敷地調査業務 一般競争入札方式 北陸技術事務所鐙第三宿舎内装改 昭和木工(有) 修作業 スタッドレスタイヤ(205/65R15) (有)イワノ自販 4本外13点購入 委員からの意見質問、それに対する回答等 別紙のとおり 委員会による意見の具申又は勧告の内容 特になし (備 考) 1 入札 者数 別紙 委員からの意見・質問、それに対する回答等(第一部会第4回定例会議) 意 見 ・ 質 問 回 答 1 入札・契約手続きの運用状況について (1) 入札方式別発注工事一覧及び入札方式別発 注建設コンサルタント業務等一覧並びに入 札方式別発注役務及び物品の製造等業務一 覧 ・工事や建設コンサルタント業務で参加業者数が ・それぞれの工事、業務で内容や現場条件等が異 二桁と多い工事や業務と1者と少ない工事、業務 なるので一律的には言えないが、工事では比較的 があるが、これは何か条件等により集中する傾向 現場条件の良い工事に集中、業務では仕様書に基 があるということか。 づき実施できる業務とか、今回多くなってる測量 を捉えてみれば現場条件等、良好な条件か否かを 参加者の皆さんが見ている結果ではないかと推 察する。 (2) 指名停止等の運用状況 ・特になし。 (3) 談合情報等の対応状況 ・談合疑義があり取り止めになったことは理解し ・取り止め後内容を一部変更し、再度一般競争入 たが、その後この工事はどういう手続きになっ 札を行っている。 ているのか。 ・何者参加したのか。 ・1者です。 ・今回は1者応札であり、取り止めは理解するが、 ・この者を無効として契約手続きを続行すること 参加者が複数の場合はどうするか対応は決まっ になる。 ているのか。 (4) 再度入札における一位不動状況 ・特になし。 (5) 工事種別ごとの低入札価格調査制度対象工 事の発生状況(平成24年度~26年度) ・特になし。 (6) 平成 27・28 年度有資格業者登録状況 ・特になし。 2 別紙 委員からの意見・質問、それに対する回答等(第一部会第4回定例会議) 意 見 ・ 質 問 回 答 2.抽出事案の審議について (工 事) (1)一般競争入札方式 (政府調達に関する協定適用対象工事以外) H27手取川ダム機械設備修繕工事 ・配置予定技術者の施工能力等のところで、工事成 ・一般競争総合評価落札方式で運用しており、評 績や優良工事表彰も0点で、これで大丈夫なのか。 価のルールがある。当該参加者は石川県の施工経 どういう審査基準で決めているか。 験(実績)をもって参加。総合評価での評価とし て北陸地方整備局の工事実績(成績)を有する場 合に加点をすることにしており、それ以外は 0 点 という扱いをしている。 ・他の工事がどれも0点ではなく、今回は石川県の ・今回は石川県の過去の受注実績で参加すること 実績で、点数が付いているということですね。 については、問題はない。 ・工事成績について、県の実績に対して同種工事の ・物理的には可能であると思うが、手続きが煩雑 実績は評価するが、一方で工事成績は管理が違う になる部分と県の了解を得なくてはならない部 から使えないというルールは理解できるが、どう 分があり、15 年間の実績となると工事成績の評定 にかならないか。県の情報とか他機関で評価され そのものが違うなど、同等に評価するには課題も たものをお互いに情報としてやり取りできない ある。成績評定のやり方が同じになれば相互に使 か。 うことは可能になってくると思うが、そうなって いないので現在の運用としている。 ・了解したが、基本的には将来的に点数として評価 された方が望ましいと思う。 機械設備等維持修繕工事 ・特になし。 大形砂防堰堤工事 ・落札者が他者に比べ技術提案等の評価の加算点 ・過去の実績に基づく企業及び担当技術者の施工 が非常に高いがどの要素がこの差になったのか 能力で落札者が 27 点、2 位が 18 点、他が 17 点で 聞きたい。 約 10 点の差があり、施工計画の評価で、落札者 が 10 点、他者が 5 点と差がついていて、トータ ルするとこのような差になっている。 3 別紙 委員からの意見・質問、それに対する回答等(第一部会第4回定例会議) 意 見 ・ 質 問 回 答 山本観測所災害復旧工事 ・第一回目の入札で金額の折り合いが付かず第二 回目に至ったということだが、第二回目の入札で 各者の金額が揃っているように見えるが、第二回 目に行くときに業者の方に情報を与えているとい うことなのか。 ・本工事の主となる現場打ち擁壁のコンクリート について、土木工事積算基準書の適用を再度確認 するように各参加業者に対して補足説明を実施。 具体的には基準書の適用基準が擁壁の高さによっ て変わるが、補足説明によりそれを理解頂いた結 果と考えている。 ・添付の現場写真だが、被災する 3 ヶ月前に同じ ような場所から撮っているが、この場所は予兆と いうのがあったのか、たまたま偶然にこの場所を 撮影する機会があったのか。 ・予兆ということは全くなく、何十年も前に施工 したものがたまたまこの時期に被災したもの。 ここは水位観測所や流量、流速の観測とかもやっ ており、その関係もしくは点検、巡視の時の写真 ではないかと考える。 柿ノ木沢砂防堰堤及び渓流保全工工事 ・地域要件で、本店の場所を特定の箇所に限定し ているが、他の工事に比べ要件が厳格なのかなと いう印象がある。本店の場所を限定することの理 由を聞きたい。 ・一般土木の工事に限定しているが、地域を熟知 している(本店がその地域にあり、バックアップ も可能)ことで品質が期待できるということで、 規模が小さなものに限定した形で、県内に本店が あるということを要件として運用している。 ・この案件は 2 回目に落札しているが、何回まで ・基本 2 回としている。 入札を行うのか。 足洗谷外6ヶ所CCTV設備新設・更新工事 ・1 者応札だが、この業者の営業所の場所はどこか。 ・富山です。 ・現場は奥飛騨だが、地元の業者ではないのか。 ・地元企業ではないが、過去に実績もある。 ・奥飛騨でこのような工事に対応可能な者はあま りいないということか。 ・CCTV等の製作等もあり、地元ではやると ころがない。 ・総合評価の点数を見ると適切な者であるとは思 うが、1 者しかいないことは残念であるが、やむを 得ないと考える。 4 別紙 委員からの意見・質問、それに対する回答等(第一部会第4回定例会議) 意 見 ・ 質 問 回 答 (建設コンサルタント業務等) (1)簡易公募型プロポーザル方式 平成27年度富山管内道路事業マネジメント等業務 ・マネジメント等業務とはどのような業務なのか、 ・バイパス事業で用地買収をするに当たり色々な 補足説明をお願いしたい。 協議事項や調整事項があり、それらを踏まえて施 工計画を作成するに当たってサポートしてもらう 業務。 ・マネジメントそのものなのかマネジメントのサポ ・最終決定は事務所でやるが、その意志決定を行 ートをしていただくものなのか。 うための資料の整理等を行ってもらうもの。 ・むしろ支援業務という位置づけですね。 ・定型化された支援業務ではないので、プロポー ザルで発注している。 高瀬川流域事業計画検討業務 ・プロポーザルの参加業者の中で落札者が 3 番目の ・予定管理技術者からのプレゼンテーションも含 点数だが、結果的には評価表では 1 位となり随意契 め、提案内容を確認した上で評価を実施、その結 約を結んでいるが、随意契約の理由を見ると事務所 果落札者が最高得点となっている。 の建設コンサルタント選定委員会で検討・審議した 結果とあるが、どういう評価基準で決まったか教え てほしい。 ・技術提案提出要請者選定資料は資格審査で、プロ ・プロポーザルでは、第一段階で技術提案を求め ポーザル評価表が総合評価ですね。 る者を選定する際に企業と配置技術者で評価をす るが、3 から5者を選定するときに運用しているの が、技術提案提出要請者選定資料になる。本件は 4 者であり、4 者に技術提案を求め、技術者と実施方 針や特定テーマを評価し、その評価結果がプロポ ーザル評価表である。 (2)通常指名競争入札方式 石川運輸支局敷地調査業務 ・特になし。 5 別紙 委員からの意見・質問、それに対する回答等(第一部会第4回定例会議) 意 見 ・ 質 問 回 答 (役務の提供等及び物品の製造等) (1)一般競争入札方式 北陸技術事務所鐙第三宿舎内装改修作業 ・改修内容にシャワーとかの水栓、浴槽とかガスの ・落札した者が木製建具等の製造販売から施工ま 配管とか、ふすま扉とか、ある程度客観的に値段が で行う専門業者であり、敷居とか襖の価格が通常 決まっていると思っているが、落札率がだいぶ低い 行う時の材料よりも非常に安く納入することが が、これは予定したものより品質が下がって安くな 可能であったと推測している。結果的に材料の品 ったのか、他の理由があるのか教えてほしい。 質、作業内容には問題がなかった。 ・このような業務は値段があってないようなものか もしれないが、低価格に思われる。品質が確保され ていればいいと思うが、適正は何かという話であ り、利益があればその者にとっては適正かもしれな いが、一般的な市民の目から見て予定価格よりかな り低いので、これが適正かどうかというと少し疑問 がある。 スタッドレスタイヤ(205/65R15)4 本外 13 点購 入 ・各タイヤメーカーにグレードがあると思うが、 今回は仕様においてグレードの指定はしていな いので、見積時の価格と入札時の価格で差が出た のではないかという点とタイヤの組み替え、脱 着、バランス調整等いわゆる工賃の部分が含ま れ、そこを企業努力で抑えたことも考えられる。 ・タイヤの値段は幅があると思うが、本件は高品 質のものを想定したが、結果的にはグレードの低 いタイヤで安くなったのか。それとも他に理由が あるのか。 ・グレードを指定していないという話があった が、一番高いものでも安いものでもなく、平均的 ・今後検討する。 なグレードのものを指定して見積書を取ること も必要ではないか。 6
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