RX23T CPUカード - Renesas Electronics

取扱説明書
RX23T CPU カード
取扱説明書
R20UT3698JJ0100
Rev.1.00
2016.03.31
安全にお使い頂くためには
RX23T CPU カード(RTK0EM0003C01202BJ)(以下「本製品」という。)をご使用になる前に必ず本書を
お読みください。




本書の記載内容を守って本製品をご使用ください。
本書は必要なときにすぐに参照できるように、本製品の近くに保管してください。
書面による承諾がある場合を除き、本製品を第三者への譲渡及び転売することを禁止します。
本製品は、各国または各地域で機器類に要求される一般的な製品安全(EMC 規制含む)上の遵法事項に
は対応していません。本製品の購入者および輸入者は、必要に応じてご自身で居住地の法規制に適用して
ください。また、本製品をお客様の国(地域)の法律に基づき正しくかつ安全に扱う責任はお客様にあり
ます。
 本書に記載されている全ての情報は本書発行時点のものです。ルネサス エレクトロニクスは、予告なし
に、本書に記載した製品、仕様、お問い合わせの窓口、ホームページの内容やアドレスなどを変更するこ
とがあります。あらかじめご了承ください。最新の情報はルネサス エレクトロニクスのホームページな
どでご確認ください。
 本製品に関する取り扱い説明書、マニュアル、並びに仕様(以下、「ドキュメント等」という。)は、本
製品に搭載された当社半導体デバイス(以下、「当社製デバイス」という。)の機能及び性能評価用に開
発したツールであり、当社商品と同等の品質、機能、性能を保証するものではありません。
 本製品のご購入または当社ホームページからドキュメント等のダウンロードにより、当社からのサポート
業務提供を約束されるものではありません。
表記の意味
本書では、製品を安全にお使い頂く為の項目を次のように記載しています。
記載内容を守っていただけない場合、人身への危害、財産への損害がどの程度あるかを表しています。
危険
使用者が死亡または重症(注 1)を負うことが想定されかつその切迫性が高い内
容を示します。
警告
使用者が死亡または重症を負うことが想定される内容を示します。
注意
人が傷害(注 2)を負うことや、物的損害(注 3)の発生が想定される内容を示しま
す。
注 1. 重症とは、失明や怪我、火傷(高温、低温)、感電、骨折、中毒などで後遺症が残るものおよび治療
に入院・長期の通院を要するものをいいます。
注 2. 傷害とは、治療に入院や長期の通院を要するものをいいます。
注 3. 物的損害とは、家屋・家財など周辺への拡大損害を示します。
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取扱説明書
製品の取り扱いにおける要求を次のように分類しています。
 その行為を禁止するマークです。
(例)接触禁止
特定の場所に触れることで傷害を負う
可能性を示します。
一般禁止
記載されたその行為を禁止します。
 その行為を禁止するマークです。
一般注意
特定しない一般的な注意を示します。
(例)高温注意
高温による傷害の可能性を示します。
 指示に基づく行為を強制するマークです。
一般指示
指示に基づく行為を強制するもので
す。
(例)電源供給停止(遮断)
製品への電源供給を停止(遮断)する
指示です。
本体使用上の警告表示
■危険事項
危険
 本製品の使用は、電気的および機械的なコンポーネント、システムに精通し、かつ取り扱いに
関するリスクを熟知した、インバータ‐モータ制御およびモータの取り扱いに関して教育・訓
練された人、あるいはスキルを持った人(以下「使用者」)に限定します。マニュアルに記載
されている注意事項をよく読み、使用者を限定してください。
 本製品は一般的な機器類と異なり、製品安全上の防護となる筐体がなく、可動部や高温になる
危険な部位があります。通電中は評価ボードおよびケーブル類に触れないでください。
 基板、コネクタ、ケーブルに導電性の材料片や埃が付着していないことを充分にご確認くださ
い。
 モータによる可動部を有しています。通電中はモータに触れないでください。
 モータは絶縁されかつ安定した場所に設置した上で通電してください。
モータへの負荷接続禁止
 火災、火傷、傷害の原因になります。
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取扱説明書
■警告事項
警告
回転物注意
 モータがあります。回転軸に接触すると、高温火傷や傷害の可能性があります。
プラグ、コネクタ、ケーブル類は根元まで確実に差し込み、奥まで十分入っていることをご確
認ください。
 接続が不完全な場合、火災、火傷、感電や故障の原因になります。
マニュアルで指定されている電源装置をご使用ください。
 火災、火傷、感電、傷害や故障の原因になります。
使用しない時や移動時には、電源供給を停止し全てのケーブル類を外してください。
 発熱、火災、火傷、感電や故障の原因になります。
 落雷による機器の破損を防ぎます。
電源供給を停止(遮断)できる機構(スイッチ、コンセントなど)に手が届くところでご使用
ください。
 異常時に、素早く電源供給を停止する必要があります。
異臭や煙、異常な音や発熱などが発生したら、直ちに電源供給を停止してください。
 異常状態で使用を続けると火災、火傷、感電の原因になります。
分解、改造、修理の禁止
 火災、火傷、感電、傷害や故障の原因になります。
実験室、研究室におけるモータ制御の初期評価以外に使用することは禁止です。
本製品もしくはその一部をその他の機器類に組み込むことは禁止です。
電源が入った状態でケーブルやコネクタの抜き差しは禁止です。
 本製品は、安全のための筐体がありません。
 火災、感電、火傷や故障の原因になります。
 目的外の用途では、性能は発揮されません。
■注意事項
注意
高温注意
 モータは発熱します。触れると高温火傷の原因になります。
各システムの電源投入・切断はマニュアルに記載されている手順に従ってください。
 発熱や機器の故障が生ずる原因になります。
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取扱説明書
概説
RX23T CPU カード(RTK0EM0003C01202BJ)は 24V Motor Control Evaluation System for RX23T
(RTK0EM0006S01212BJ)(以下「Motor RSSK」という。)に同梱している RX23T CPU カード
(RTK0EM0013C01201BJ)と同一仕様のボードです。E1 エミュレータ及び Motor RSSK に関する機材は、お
客様でご用意ください。
本取扱説明書は、本製品の取り扱い方法について説明します。本製品に関する内容は、1章~4章、および
6~8章で説明します。Motor RSSK に同梱される INV-BRD 接続時の内容は、5章で説明します。INV-BRD 動
作の詳細は Motor RSSK の取扱説明書(R20UT3697JJ0100)をご参照ください。
対象デバイス
RX23T マイクロコントローラ
関連ドキュメント




回路図:r12tu0007ej0100_motor.pdf (R12TU0007EJ0100)
部品表:r12tu0008ej0100_motor.pdf (R12TU0008EJ0100)
ガーバーデータ:r12tu0006ej0100_motor.pdf (R12TU0006EJ0100)
Motor RSSK 取扱説明書:r20ut3697jj0100.pdf (R20UT3697JJ0100)
同梱物
同梱紙「RX23T_CPU カードについて」をご参照ください。
略語及び略称の説明
略語/略称
Motor RSSK
正式名称
24V Motor Control Evaluation System for RX23T
INV-BRD
24V 系インバータボード
(24V Inverter Board)
R20UT3698JJ0100 Rev.1.00
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備考
RX23T 向けモータ制御評価キット
型名:RTK0EM0006S01212BJ
RX23T 向けモータ制御評価キット
同梱のインバータボード
型名:RTK0EM0001B00012BJ
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取扱説明書
目次
1.
特徴 .................................................................................................................................... 6
2.
スペック概要...................................................................................................................... 7
3.
ブロック図 ......................................................................................................................... 8
4.
レイアウト ......................................................................................................................... 9
5.
使用方法 ........................................................................................................................... 10
5.1 クイックスタート ....................................................................................................................... 10
5.2 初期動作説明 ............................................................................................................................... 10
5.2.1 基本動作 ................................................................................................................................ 10
5.2.2 エラー解除方法 ..................................................................................................................... 10
5.3 異臭、発煙、異音、発熱時などの対応 ....................................................................................... 11
6.
機能説明 ........................................................................................................................... 12
6.1
6.2
6.3
6.4
6.5
6.6
6.7
6.8
6.9
6.10
7.
7.1
7.2
7.3
8.
電源供給 ...................................................................................................................................... 12
E1 エミュレータ接続 .................................................................................................................. 12
インバータボード接続 ................................................................................................................ 13
SCI 接続 ...................................................................................................................................... 14
ホールセンサ信号入力 ................................................................................................................ 14
エンコーダ信号入力 .................................................................................................................... 15
未使用端子の引き出し ................................................................................................................ 16
リセット回路 ............................................................................................................................... 16
水晶振動子 .................................................................................................................................. 16
LED ............................................................................................................................................. 17
RX23T CPU カード詳細................................................................................................... 18
RX23T 特徴 ................................................................................................................................. 18
RX23T ピン配置 .......................................................................................................................... 19
RX23T ピン機能一覧 .................................................................................................................. 21
注意事項 ........................................................................................................................... 22
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1.
1.
2.
3.
4.
5.
取扱説明書
特徴
インバータ制御に適した 32 ビットマイクロコントローラ『RX23T』搭載
Motor RSSK 付属の INV-BRD に対応した CPU カード
E1 エミュレータでプログラムの書き換え可能
ホールセンサ入力用コネクタおよびエンコーダ入力用コネクタ搭載
SCI コネクタ搭載
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2.
取扱説明書
スペック概要
表2.1 RX23T CPU カードスペック一覧
項目
品名
基板型名
対応インバータボード/型名
仕様
RX23T CPU カード
RTK0EM0003C01202BJ
24V Motor Control Evaluation System for RX23T 付属
24V 系インバータボード / RTK0EM0001B00012BJ
外観
【注】実物は写真と異なる場合があります。
搭載 MCU
製品グループ
RX23T グループ
R5F523T5ADFM
製品型名
CPU 最大動作周波数 40 MHz
ビット数
32 ビット
パッケージ / ピン数 LFQFP / 64 ピン
ROM
128K バイト
RAM
12K バイト
MCU 入力クロック
水晶振動子 10MHz
DC 5V
入力電源電圧
下記のどちらか一方を選択
 対応インバータボードからの電源供給
 E1 からの電源供給(注 1)
対応センサ
ホールセンサ、エンコーダ
(信号観測テストピン用スルーホール有り)
対応エミュレータ
E1 エミュレータ
コネクタ
 インバータボード接続用コネクタ × 2
 SCI 用コネクタ × 3
 E1 コネクタ
 ホールセンサ信号入力用コネクタ
 エンコーダ信号入力用コネクタ
スイッチ
MCU 外部リセット用スイッチ
LED
ユーザ制御用 LED × 2
使用温度
常温
使用湿度
結露なきこと
注 1. 単体動作時のみ E1 エミュレータからの電源供給が可能です。INV-BRD 接続時は E1 エミュレータか
ら電源供給は禁止です。
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3.
取扱説明書
ブロック図
LED × 2
LED1,2
LED3
Inverter
Board
Connector
(CNA)
PWM Pulse
Over Current
VCC(5V)
Port Output
Hall signal
Port Input
Through-hole
Port Output
PWM Pulse
Output
Hall Input
connector(CN7)
Port Input
Encoder signal
POE Input
Encoder Input
connector(CN6)
Through-hole
VCC
Port
Input/Output
MD/FINED
E1 Connector
(CN1)
TXD1/RXD1
SCI1
Connector(CN2)
RX23T
AVCC(5V)
External AD Input
Inverter
Board
Connector
(CNB)
VBUS,VU,VV,VW
Volume Resistor
Voltage
IU,IV,IW
Reset Signal
AVCC
AD Input
AD Input
Port
Input/Output
TXD5/RXD5
Port
Input/Output
TXD5/RXD5
AD Input
AD Input
SCI5-2
Connector(CN4)
Reset
Port
Input/Output
Signal*14
Universal
Space(CN5)
Through-hole
XTAL/EXTAL
10MHz
Crystal
Oscillator
Reset
Switch
SCI5-1
Connector(CN3)
GND
RX23T CPU Card
図3.1 RX23T CPU カードブロック図
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4.
取扱説明書
レイアウト
ホールセンサ信号入力用
コネクタ(CN7)
ユニバーサルコネクタ スルーホール部(CN5)
エンコーダ信号入力用
コネクタ(CN6)
LED
RX23T
リセット用スイッチ
水晶発振子
E1コネクタ
(CN1)
SCI用
コネクタ
(CN2, CN3, CN4)
図4.1 RX23T CPU カードレイアウト(表面)
インバータボード
接続コネクタ(CNA)
インバータボード
接続コネクタ(CNB)
図4.2 RX23T CPU カードレイアウト(裏面)
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5.
取扱説明書
使用方法
5.1
クイックスタート
Motor RSSK を用意し、その取扱説明書(R20UT3697JJ0100)に記載される 5.1 節クイックスタートをご参
照ください。
5.2
5.2.1
初期動作説明
基本動作
製品開封後の状態では、RX23T にセンサレスベクトル制御のソフトウェアが書き込まれています。ソフト
ウェア仕様は表 5.1となり、Motor RSSK と接続した際の基本動作となります。
表5.1 初期ソフトウェア仕様
項目
制御方法
VR1 (INV-BRD 上)
SW1 (INV-BRD 上)
SW2 (INV-BRD 上)
LED1
LED2
5.2.2
仕様
センサレスベクトル制御
右に回す:時計回りに回転
左に回す:反時計回りに回転
ON:モータ回転許可
OFF:モータ回転禁止
エラー解除:OFF→ON→OFF
点灯:SW1 ON かつ通常動作時
消灯:SW1 OFF もしくはエラー発生時
点灯:エラー発生時
消灯:通常動作時
エラー解除方法
エラーが発生した場合、INV-BRD 及び本製品の LED2 が点灯し、回転が停止します。復帰するためには
INV-BRD のトグルスイッチ SW1 を OFF、トグルスイッチ SW2 を ON にした後、再度 SW2 を OFF にする必
要があります。
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5.3
取扱説明書
異臭、発煙、異音、発熱時などの対応
INV-BRD では、インバータに流れ込む電流を遮断するためにトグルスイッチ(S1)を搭載しています。何
らかの異常(異臭、発煙、異音、発熱など)が発生した場合、S1 を OFF にし、インバータに流れ込む電流を
遮断してください。
OFF
S1
図5.1 電流遮断
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6.
6.1
取扱説明書
機能説明
電源供給
本製品には電源専用のコネクタはありません。INV-BRDと接続しない場合は、E1コネクタから電源を供給
してください。INV-BRDと接続した際は、INV-BRDから電源が供給されますので、E1コネクタから電源を供
給することを禁止します。
6.2
E1 エミュレータ接続
RX23T のプログラムの書き換えは、ルネサスエレクトロニクス製オンチップデバッギングエミュレータで
ある E1 エミュレータを用います。E1 エミュレータを本製品の E1 コネクタと PC の USB に接続することで
プログラムの書き換えが可能です。このとき、統合開発環境における E1 エミュレータからの電源供給設定は、
表 6.1に合わせて設定してください。E1 コネクタのピンアサインを表 6.2に示します。
表6.1
E1 エミュレータ電源供給設定
24V 系モータ制御システム接続関係
電源供給設定
接続
電源供給禁止(注 1)
未接続
5V を設定
注 1. INV-BRD 接続時は INV-BRD に電源を供給してください。
表6.2
E1 コネクタ(CN1)ピンアサイン
RX23T
RX23T
端子
端子機能
端子
端子機能
接続端子
接続端子
No.
No.
1
NC
2
GND
VSS

3
NC
4
NC


5
TXD
PD3/TXD1
6
NC

7
MD/FINED
MD/FINED
8
VCC
VCC
9
NC
10
NC


11
RXD
PD5/RXD1
12
GND
VSS
13
RESET
RES#
14
GND
VSS
注.
E1 エミュレータについては、「E1/E20 エミュレータ ユーザーズマニュアル別冊」をご参照ください。
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6.3
取扱説明書
インバータボード接続
本製品はインバータボード接続用コネクタ(CNA、CNB)を介して Motor RSSK 付属の INV-BRD と接続す
ることが可能です。インバータボード接続用コネクタのピンアサインを表 6.3、表 6.4に示します。
表6.3 インバータボード接続用コネクタ(CNA)ピンアサイン
端子
No.
1
3
5
7
9
11
13
15
17
19
端子機能
RX23T
接続端子
LED1#
LED3#
FO#
WN
UN
VP
SW1#
5V
GND
3.3V
P00
P31
P70/POE0#
P76/MTIOC4D
P74/MTIOC3D
P72/MTIOC4A
P91
VCC
VSS

端子
No.
2
4
6
8
10
12
14
16
18
20
端子機能
LED2#
NC
NC
VN
WP
UP
SW2#
5V
GND
3.3V
RX23T
接続端子
P01
PB4

P75/MTIOC4C
P73/MTIOC4B
P71/MTIOC3B
P92
VCC
VSS

-表6.4 インバータボード接続用コネクタ(CNB)ピンアサイン
端子
No.
1
3
5
7
9
11
13
15
17
19
端子機能
RX23T
端子
端子機能
接続端子
No.
AVCC
AVCC
2
AVCC
AVCC
NC
4
NC
P40/AN000

IU
P42/AN002
6
IV
P41/AN001
IW
P44/AN007
8
VPN
P43/AN003
TEMP
P46/AN005
10
VU
P45/AN004
VV
P11/AN016
12
VW
P47/AN006
VAC
14
IPFC
P10/AN017(注 3)
P10/AN017(注 3)
VR
16
VN
VCC

VCCIO
VSS
18
VCCIO
VCC
GND
P40/AN000
20
GND
VSS
注 3 :P10/AN017 は:IPFC または VR1 を選択(出荷状態は VR1 に設定しています)
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RX23T
接続端子
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取扱説明書
SCI 接続
6.4
本製品は SCI 接続用のコネクタを 3 個搭載しています。SCI 用コネクタについて、それぞれのピンアサイ
ンを表 6.5に示します。Motor RSSK と合わせて波形表示などのツールを使用する場合は CN4 を使用します。
表6.5
コネクタ No.
CN2
SCI1(注 1)
SCI 用コネクタ(CN2,CN3,CN4)ピンアサイン
端子 No.
1
CN3
SCI5-1
CN4
SCI5-2
端子機能
RX23T 接続端子
5V
VCC
2
RX23T 送信側
PD3/TXD1
3
RX23T 受信側
PD5/RXD1
4
1
GND
5V
VSS
VCC
2
RX23T 送信側
PB6/TXD5
3
RX23T 受信側
PB5/RXD5
4
1
GND
5V
VSS
VCC
2
RX23T 送信側
PB3/TXD5
3
RX23T 受信側
PB1/RXD5
4
GND
VSS
注 1. E1 エミュレータ接続時は TXD1/RXD1 を使用しないでください。
6.5
ホールセンサ信号入力
本製品はホールセンサ信号入力用コネクタを搭載しています。本コネクタを用いることで Motor RSSK 付属
のモータからホールセンサの信号を直接本製品へ入力することが可能です。本製品に入力された信号は 5V
のプルアップと RC フィルタを介して RX23T に入力されます。ホールセンサ信号入力用コネクタのピンアサ
インを表 6.6に、コネクタ情報を表 6.7に示します。
表6.6 ホールセンサ信号入力用コネクタ(CN7)ピンアサイン
端子 No.
1
2
3
4
5
端子機能
5V
GND
HU
HV
HW
RX23T 接続端子
VCC
VSS
P93/IRQ0
P94/IRQ1
PA2/IRQ4
表6.7 ホールセンサ信号入力用コネクタピンアサイン
部品
コネクタ(CN7) XHP-5
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型名
製造メーカ
JST(日本圧着端子製造株式会社)
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6.6
取扱説明書
エンコーダ信号入力
本製品はエンコーダ信号入力用コネクタを搭載しています。エンコーダの信号を RX23T に入力することが
可能です。入力された信号は 5V のプルアップと RC フィルタを介して RX23T に入力しています。エンコー
ダ信号入力用コネクタのピンアサインを表 6.8にコネクタ情報を表 6.9に示します。
表6.8 エンコーダ信号入力用コネクタ(CN6)ピンアサイン
端子 No.
1
2
3
4
5
端子機能
5V
GND
A相
B相
Z相
RX23T 接続端子
VCC
VSS
P33/MTCLKA
P32/MTCLKB
PA5
表6.9 エンコーダ信号入力用コネクタ情報
部品
コネクタ(CN7) XHP-5
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型名
製造メーカ
JST(日本圧着端子製造株式会社)
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RX23T CPU カード
6.7
取扱説明書
未使用端子の引き出し
本製品は汎用的に使用できるように、RX23T の未使用端子をボード上のユニバーサルコネクタスルーホー
ル部に引き出しています。ユニバーサルコネクタスルーホール部のピンアサインを表 6.10に示します。
表6.10 ユニバーサルコネクタ スルーホール部 ピンアサイン
端子 No.
1
3
5
7
9
11
13
15
17
19
21
23
25
6.8
RX23T 接続端子
AVCC
GND
P22
P24
PA4
NC
NC
PB0
PB7
PD6
PE2
UVCC
VSS
端子 No.
2
4
6
8
10
12
14
16
18
20
22
24
26
RX23T 接続端子
AVCC
GND
P23
P30
P02
NC
PA3
PB3
PD4
PD7
NC
UVCC
VSS
リセット回路
本製品では、マイクロコントローラをパワーオンリセットまたは外部リセットできるようにリセット回路
を搭載しています。マイクロコントローラを外部リセットするためにはタクトスイッチ(SW1)を押してく
ださい。
6.9
水晶振動子
本製品では、10MHz の水晶振動子をマイクロコントローラに接続しています。
R20UT3698JJ0100 Rev.1.00
2016.03.31
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RX23T CPU カード
6.10
取扱説明書
LED
本製品は、プログラムデバッグやシステムで使用できるよう LED を 2 個搭載しています。対応ポートから
Low 出力すると点灯、Hi 出力すると消灯します。LED に対応するピンアサインを表 6.11に示します。
表6.11 RX23T CPU カード LED 接続ピンアサイン
P00
P01
RX23T 対応ポート
Hi 出力
Low 出力
Hi 出力
Low 出力
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LED1
消灯
点灯


LED2


消灯
点灯
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RX23T CPU カード
RX23T CPU カード詳細
7.
7.1
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
取扱説明書
RX23T 特徴
32 ビット RXv2 CPU コア内蔵モータ制御用マイクロコントローラ
FPU(32 ビット単精度浮動小数点演算装置)搭載
三相相補 PWM 波形 2ch 出力可能
タイマ割り込みによる A/D トリガ設定が可能
12 ビット A/D コンバータを 10ch 内蔵
チャネル専用サンプル&ホールド機能搭載
コンパレータ内蔵
タイマ出力停止(Hi-Z)機能搭載
独立ウォッチドッグタイマ内蔵
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RX23T CPU カード
取扱説明書
RX23T ピン配置
48
47
46
45
44
43
42
41
40
39
38
37
36
35
34
33
7.2
32
31
30
29
28
27
26
25
24
23
22
21
20
19
18
17
P91/SSLA3
P92/TMCI1/SSLA2
P93/MTIOC0B/TMRI1/SCK5/RSPCKA/IRQ0
P94/MTIOC0C/TMO1/MISOA/IRQ1
PA2/MTIOC2B/CTS5#/RTS5#/SS5#/SSLA1/IRQ4
PA3/MTIOC2A/SSLA0
PB0/MTIOC0D/MOSIA
PB1/MTIOC0C/RXD5/SMISO5/SSCL5/SCL0/IRQ2
PB2/MTIOC0B/ADSM0/TXD5/SMOSI5/SSDA5/SDA0
PB3/MTIOC0A/CACREF/SCK5/RSPCKA
VSS
PB4/POE8#/IRQ3
VCC
PB5/TXD5/SMOSI5/SSDA5
PB6/RXD5/SMISO5/SSCL5/IRQ5
PB7/SCK5
P02/CTS1#/RTS1#/SS1#/ADST0/IRQ5
P00/IRQ2
VCL
P01/CACREF/IRQ4
MD/FINED
RES#
XTAL/P37
VSS
EXTAL/P36
VCC
PE2/POE10#/NMI
PD7/TMRI1/SSLA1
PD6/TMO1/SSLA0/CTS1#/RTS1#/SS1#/ADST0/IRQ5
PD5/TMRI0/RXD1/SMISO1/SSCL1/IRQ3
PD4/TMCI0/SCK1/IRQ2
PD3/TMO0/TXD1/SMOSI1/SSDA1
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
49
50
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
62
63
64
図7.1 RX23T ピン配置(1/2)
R20UT3698JJ0100 Rev.1.00
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取扱説明書
48
47
46
45
44
43
42
41
40
39
38
37
36
35
34
33
P22/MTIC5W/TMRI2/MISOA/COMP2/IRQ2
P23/MTIC5V/CACREF/TMO2/MOSIA/COMP1/IRQ4
P24/MTIC5U/TMCI2/RSPCKA/COMP0/IRQ3
P30/MTIOC0B/MTCLKD/SSLA0
VSS
P31/MTIOC0A/MTCLKC/SSLA1
VCC
P32/MTIOC3C/MTCLKB/SSLA2
P33/MTIOC3A/MTCLKA/SSLA3
P70/POE0#/IRQ5
P71/MTIOC3B
P72/MTIOC4A
P73/MTIOC4B
P74/MTIOC3D
P75/MTIOC4C
P76/MTIOC4D
RX23T CPU カード
49
50
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
62
63
64
32
31
30
29
28
27
26
25
24
23
22
21
20
19
18
17
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
P47/AN007/CMPC12/CMPC22
P46/AN006/CMPC02
P45/AN005/CMPC21
P44/AN004/CMPC11
P43/AN003/CMPC01
P42/AN002/CMPC20
P41/AN001/CMPC10
P40/AN000/CMPC00
AVCC0
VREFH0
VREFL0
AVSS0
P11/MTIOC3A/MTCLKC/TMO3/IRQ1/AN016/CVREFC0
P10/MTCLKD/TMRI3/IRQ0/AN017/CVREFC1
PA5/MTIOC1A/TMCI3/MISOA
PA4/MTIOC1B/RSPCKA/ADTRG0#
図7.2 RX23T ピン配置(2/2)
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RX23T CPU カード
7.3
取扱説明書
RX23T ピン機能一覧
表7.1 RX23T 端子機能一覧 (1/2)
ピン
番号
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
RX23T 端子機能
P02/CTS1#/RTS1#/SS1#/ADST0/IRQ5
P00/IRQ2
VCL
P01/CACREF/IRQ4
MD/FINED
RES#
XTAL/P37
VSS
EXTAL/P36
VCC
PE2/POE10#/NMI
12
13
14
PD7/TMRI1/SSLA1
PD6/TMO1/SSLA0/CTS1#/RTS1#/SS1#/ADST0/IRQ5
15
16
PD4/TMCI0/SCK1/IRQ2
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
PB7/SCK5
PB6/RXD5/SMISO5/SSCL5/IRQ5
PB5/TXD5/SMOSI5/SSDA5
VCC
PB4/POE8#/IRQ3
VSS
PB3/MTIOC0A/CACREF/SCK5/RSPCKA
PB2/MTIOC0B/ADSM0/TXD5/SMOSI5/SSDA5/SDA0
PB1/MTIOC0C/RXD5/SMISO5/SSCL5/SCL0/IRQ2
PB0/MTIOC0D/MOSIA
PA3/MTIOC2A/SSLA0
PA2/MTIOC2B/CTS5#/RTS5#/SS5#/SSLA1/IRQ4
P94/MTIOC0C/TMO1/MISOA/IRQ1
P93/MTIOC0B/TMRI1/SCK5/RSPCKA/IRQ0
32
33
34
35
36
PD5/TMRI0/RXD1/SMISO1/SSCL1/IRQ3
PD3/TMO0/TXD1/SMOSI1/SSDA1
P92/TMCI1/SSLA2
P91/SSLA3
P76/MTIOC4D
P75/MTIOC4C
P74/MTIOC3D
P73/MTIOC4B
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CPU カード接続
CN5-10 ピン
CNA-1 ピン
コンデンサ接続
CAN-2 ピン
CN1-7 ピン
リセット
水晶振動子(10MHz)
GND
水晶振動子(10MHz)
VCC
プルアップ/
CN5-21 ピン
CN5-20 ピン
CN5-19 ピン
CN2-3 ピン/
CN1-11 ピン
CN5-18 ピン
CN1-5 ピン/
CN2-2 ピン
CN5-17 ピン
CN3-3 ピン
CN3-2 ピン
VCC
CNA-4 ピン
VSS
CN5-16 ピン
CN4-2 ピン
CN4-3 ピン
CN5-15 ピン
CN5-14 ピン
CN7-5 ピン
VCC
CN7-4 ピン
CNA-14
CNA-13 ピン
CNA-7 ピン
CNA-8 ピン
CNA-9 ピン
CNA-10 ピン
INV-BRD 接続先
未接続
LED1 カソード
未接続
LED2 カソード
未接続
未接続
未接続
GND
未接続
VCC
未接続
未接続
未接続
未接続
未接続
未接続
未接続
未接続
未接続
VCC
未接続
VSS
未接続
未接続
未接続
未接続
未接続
未接続
VCC
未接続
トグルスイッチ
(SW2)
トグルスイッチ
(SW1)
W-相 PWM 出力
V-相 PWM 出力
U-相 PWM 出力
W+相 PWM 出力
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RX23T CPU カード
取扱説明書
表7.2 RX23T 端子機能一覧 (2/2)
ピン
番号
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
62
63
64
8.
RX23T 端子機能
P72/MTIOC4A
P71/MTIOC3B
P70/POE0#/IRQ5
P33/MTIOC3A/MTCLKA/SSLA3
P32/MTIOC3C/MTCLKB/SSLA2
VCC
P31/MTIOC0A/MTCLKC/SSLA1
VSS
P30/MTIOC0B/MTCLKD/SSLA0
P24/MTIC5U/TMCI2/RSPCKA/COMP0/IRQ3
P23/MTIC5V/CACREF/TMO2/MOSIA/COMP1/IRQ4
P22/MTIC5W/TMRI2/MISOA/COMP2/IRQ2
P47/AN007/CMPC12/CMPC22
P46/AN006/CMPC02
P45/AN005/CMPC21
P44/AN004/CMPC11
P43/AN003/CMPC01
P42/AN002/CMPC20
P41/AN001/CMPC10
P40/AN000/CMPC00
AVCC0
VREFH0
VREFL0
AVSS0
P11/MTIOC3A/MTCLKC/TMO3/IRQ1/AN016/
CVREFC0
P10/MTCLKD/TMRI3/IRQ0/AN017/CVREFC1
PA5/MTIOC1A/TMCI3/MISOA
PA4/MTIOC1B/RSPCKA/ADTRG0#
CPU カード接続
INV-BRD 接続先
CNA-11 ピン
CNA-12 ピン
CNA-5 ピン
CN6-3 ピン
CN6-4 ピン
VCC
CNA-3 ピン
GND
CN5-8 ピン
CN5-7 ピン
CN5-6 ピン
CN5-5 ピン
CNB-9 ピン
CNB-12 ピン
CNB-11 ピン
CNB-10 ピン
CNB-8 ピン
CNB-7 ピン
CNB-6 ピン
CNB-5 ピン
AVCC
AVCC
GND
GND
CNB-13 ピン
V+相 PWM 出力
U+相 PWM 出力
過電流検出
未接続
未接続
VCC
LED3 カソード
GND
未接続
未接続
未接続
未接続
外部 AD 入力
W 相電圧検出
V 相電圧検出
U 相電圧検出
DC 母線電圧検出
W 相電流検出
V 相電流検出
U 相電流検出
AVCC
AVCC
GND
GND
未接続
CNB-15 ピン
ボリューム
スイッチ電圧検出
未接続
未接続
CN6-5 ピン
CN5-9 ピン
注意事項
本製品を使用する上での注意事項を以下に示します。
本製品は一部未使用端子処理がされていない箇所があります。正確な端子処理に関しては、各マイクロコ
ントローラのハードウェアマニュアルをご参照ください。
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RX23T CPU カード
取扱説明書
ホームページとサポート窓口
ルネサス エレクトロニクスホームページ
http://japan.renesas.com/
お問合せ先
http://japan.renesas.com/contact/
すべての商標および登録商標は,それぞれの所有者に帰属します。
R20UT3698JJ0100 Rev.1.00
2016.03.31
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改訂記録
Rev.
1.00
発行日
2016.03.31
ページ

改訂内容
ポイント
初版発行
A-1
製品ご使用上の注意事項
ここでは、マイコン製品全体に適用する「使用上の注意事項」について説明します。個別の使用上の注意
事項については、本ドキュメントおよびテクニカルアップデートを参照してください。
1. 未使用端子の処理
【注意】未使用端子は、本文の「未使用端子の処理」に従って処理してください。
CMOS製品の入力端子のインピーダンスは、一般に、ハイインピーダンスとなっています。未使用
端子を開放状態で動作させると、誘導現象により、LSI周辺のノイズが印加され、LSI内部で貫通電
流が流れたり、入力信号と認識されて誤動作を起こす恐れがあります。未使用端子は、本文「未使用
端子の処理」で説明する指示に従い処理してください。
2. 電源投入時の処置
【注意】電源投入時は,製品の状態は不定です。
電源投入時には、LSIの内部回路の状態は不確定であり、レジスタの設定や各端子の状態は不定で
す。
外部リセット端子でリセットする製品の場合、電源投入からリセットが有効になるまでの期間、端子
の状態は保証できません。
同様に、内蔵パワーオンリセット機能を使用してリセットする製品の場合、電源投入からリセットの
かかる一定電圧に達するまでの期間、端子の状態は保証できません。
3. リザーブアドレス(予約領域)のアクセス禁止
【注意】リザーブアドレス(予約領域)のアクセスを禁止します。
アドレス領域には、将来の機能拡張用に割り付けられているリザーブアドレス(予約領域)がありま
す。これらのアドレスをアクセスしたときの動作については、保証できませんので、アクセスしない
ようにしてください。
4. クロックについて
【注意】リセット時は、クロックが安定した後、リセットを解除してください。
プログラム実行中のクロック切り替え時は、切り替え先クロックが安定した後に切り替えてくださ
い。
リセット時、外部発振子(または外部発振回路)を用いたクロックで動作を開始するシステムでは、
クロックが十分安定した後、リセットを解除してください。また、プログラムの途中で外部発振子
(または外部発振回路)を用いたクロックに切り替える場合は、切り替え先のクロックが十分安定し
てから切り替えてください。
5. 製品間の相違について
【注意】型名の異なる製品に変更する場合は、製品型名ごとにシステム評価試験を実施してくださ
い。
同じグループのマイコンでも型名が違うと、内部ROM、レイアウトパターンの相違などにより、電
気的特性の範囲で、特性値、動作マージン、ノイズ耐量、ノイズ輻射量などが異なる場合がありま
す。型名が違う製品に変更する場合は、個々の製品ごとにシステム評価試験を実施してください。
ご注意書き
1. 本資料に記載された回路、ソフトウェアおよびこれらに関連する情報は、半導体製品の動作例、応用例を説明するものです。お客様の機器・システムの設計におい
て、回路、ソフトウェアおよびこれらに関連する情報を使用する場合には、お客様の責任において行ってください。これらの使用に起因して、お客様または第三
者に生じた損害に関し、当社は、一切その責任を負いません。
2. 本資料に記載されている情報は、正確を期すため慎重に作成したものですが、誤りがないことを保証するものではありません。万一、本資料に記載されている情報
の誤りに起因する損害がお客様に生じた場合においても、当社は、一切その責任を負いません。
3. 本資料に記載された製品デ-タ、図、表、プログラム、アルゴリズム、応用回路例等の情報の使用に起因して発生した第三者の特許権、著作権その他の知的財産権
に対する侵害に関し、当社は、何らの責任を負うものではありません。当社は、本資料に基づき当社または第三者の特許権、著作権その他の知的財産権を何ら許
諾するものではありません。
4. 当社製品を改造、改変、複製等しないでください。かかる改造、改変、複製等により生じた損害に関し、当社は、一切その責任を負いません。
5. 当社は、当社製品の品質水準を「標準水準」および「高品質水準」に分類しており、
各品質水準は、以下に示す用途に製品が使用されることを意図しております。
標準水準:
コンピュータ、OA機器、通信機器、計測機器、AV機器、
家電、工作機械、パーソナル機器、産業用ロボット等
高品質水準: 輸送機器(自動車、電車、船舶等)、交通用信号機器、
防災・防犯装置、各種安全装置等
当社製品は、直接生命・身体に危害を及ぼす可能性のある機器・システム(生命維持装置、人体に埋め込み使用するもの等) 、もしくは多大な物的損害を発生さ
せるおそれのある機器・システム(原子力制御システム、軍事機器等)に使用されることを意図しておらず、使用することはできません。 たとえ、意図しない用
途に当社製品を使用したことによりお客様または第三者に損害が生じても、当社は一切その責任を負いません。 なお、ご不明点がある場合は、当社営業にお問い
合わせください。
6. 当社製品をご使用の際は、当社が指定する最大定格、動作電源電圧範囲、放熱特性、実装条件その他の保証範囲内でご使用ください。当社保証範囲を超えて当社製
品をご使用された場合の故障および事故につきましては、当社は、一切その責任を負いません。
7. 当社は、当社製品の品質および信頼性の向上に努めていますが、半導体製品はある確率で故障が発生したり、使用条件によっては誤動作したりする場合がありま
す。また、当社製品は耐放射線設計については行っておりません。当社製品の故障または誤動作が生じた場合も、人身事故、火災事故、社会的損害等を生じさせ
ないよう、お客様の責任において、冗長設計、延焼対策設計、誤動作防止設計等の安全設計およびエージング処理等、お客様の機器・システムとしての出荷保証
を行ってください。特に、マイコンソフトウェアは、単独での検証は困難なため、お客様の機器・システムとしての安全検証をお客様の責任で行ってください。
8. 当社製品の環境適合性等の詳細につきましては、製品個別に必ず当社営業窓口までお問合せください。ご使用に際しては、特定の物質の含有・使用を規制する
RoHS指令等、適用される環境関連法令を十分調査のうえ、かかる法令に適合するようご使用ください。お客様がかかる法令を遵守しないことにより生じた損害に
関して、当社は、一切その責任を負いません。
9. 本資料に記載されている当社製品および技術を国内外の法令および規則により製造・使用・販売を禁止されている機器・システムに使用することはできません。ま
た、当社製品および技術を大量破壊兵器の開発等の目的、軍事利用の目的その他軍事用途に使用しないでください。当社製品または技術を輸出する場合は、「外
国為替及び外国貿易法」その他輸出関連法令を遵守し、かかる法令の定めるところにより必要な手続を行ってください。
10. お客様の転売等により、本ご注意書き記載の諸条件に抵触して当社製品が使用され、その使用から損害が生じた場合、当社は何らの責任も負わず、お客様にてご負
担して頂きますのでご了承ください。
11. 本資料の全部または一部を当社の文書による事前の承諾を得ることなく転載または複製することを禁じます。
注1. 本資料において使用されている「当社」とは、ルネサス エレクトロニクス株式会社およびルネサス エレクトロニクス株式会社がその総株主の議決権の過半数
を直接または間接に保有する会社をいいます。
注2. 本資料において使用されている「当社製品」とは、注1において定義された当社の開発、製造製品をいいます。
http://www.renesas.com
■営業お問合せ窓口
※営業お問合せ窓口の住所は変更になることがあります。最新情報につきましては、弊社ホームページをご覧ください。
ルネサス エレクトロニクス株式会社 〒135-0061 東京都江東区豊洲3-2-24(豊洲フォレシア)
■技術的なお問合せおよび資料のご請求は下記へどうぞ。
総合お問合せ窓口:http://japan.renesas.com/contact/
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Colophon 4.0