平成28年4月 県社協ニュース192号

平成28年4月1日(第192号)
県社協ニュース
発 行
社会福祉
法
人
熊本県社会福祉協議会
熊本市中央区南千反畑町3-7/TEL(096)324-5454
http://www.fukushi-kumamoto.or.jp/
平成28年度事業計画など決まる ~県社協理事会・評議員会を開催~
3月17日(木)に第2回理事会、3月25日(金)に第2回評議員会を、県総合福祉センターで開催し、平成
27年度第二次収支補正予算、平成28年度事業計画及び収支予算等が審議され、承認されました。
本年度は、以下の重点推進項目を中心に事業を実施します。
①生活困窮者自立相談支援事業や介護保険制度に関わる地域
支援事業などに取組む市町村社協を支援し、誰もが安心していき
いきと暮らせる福祉のまちづくりを推進する。②介護保険制度改
正による介護予防・日常生活支援総合事業(新しい総合事業)の実
施に伴い、要援護者の生活支援の担い手となるボランティアやサ
ポーターの養成により、住民相互の地域の支え合い体制づくりを
推進する。また、大規模災害発生時の被災者支援及び被災地災害
【第2回理事会】
ボランティアセンター運営支援の体制整備に努める。③地域福祉
権利擁護事業(日常生活自立支援事業)の一層の充実を図るとともに、成年後見制度との連携を積極的に促
進する。④生活福祉資金貸付事業を推進し、対象世帯の自立を支援する。⑤社会福祉振興基金の活用によ
り民間福祉団体、ボランティア連絡協議会、市町村社協等の福祉活動支援を行うとともに、福田令寿人材
育成基金により福祉の専門資格の取得を支援し、福祉人材の育
成を図る。⑥「生計困難者レスキュー事業」の円滑な運営と社
会福祉法人のガバナンス・財務規律の強化を支援する。⑦福祉
人材の確保と定着支援につなげる事業に取り組むとともに、福
祉従事者としてのスキルアップのための研修を実施するなど、
福祉従事者の質の向上を図る。⑧平成27年度補正予算事業によ
る新規事業を実施し、人材確保を進めるとともに、児童養護施設
退所者並びにひとり親等の社会的自立を図る。⑨福祉サービス
事業者の苦情解決体制整備を推進するとともに、県福祉サービ
【第2回評議員会】
ス運営適正化委員会の活動を充実・強化する。
なお、欠員のあった3名の評議員が選任されました。新評議員は次のとおりです。
◆評議員
〈任期:平成28年4月1日~平成28年10月31日〉(敬称略)
新
所属・役職名
前
吉田 潤一
熊本県市町村社協連合会 副幹事長
福本 壯一
梶尾
博
熊本県精神保健福祉協会 理
事
坂本 眞一
福田
昭
熊本経済同友会
事務局長
藤好 清隆
人材確保・定着に必要な処遇改善を考える
~ 第2回社会福祉法人労務研修会 ~
3月17日(木)、KKRホテル熊本で「平成27年度 第2回社会福祉法人労務研
修会」を開催し、社会福祉法人の役員や施設長、管理者、事務担当者など251
名が参加しました。
研修会では、県社協の社会福祉法人経営相談事業専門相談員で特定社会保険労
務士の上田吉勝氏から「今後の法改正とポイント」と題し、本年4月から改正・施
行される「障害者雇用促進法」や、「パート労働法」、「女性活躍推進法」などの解説
が行われました。また、「職員の確保・定着のためには、給与体系等の見直しが
必須であり、人材育成・能力開発を目標とした人事考課制度等を導入し、職員の 【熱心に聴講する参加者】
勤労意欲を高めることが望ましい」との見解から、法人に必要な処遇改善策についての講義もありました。
上田氏からは、本年11月までの実施と労働基準監督署への報告が義務付けられているストレスチェック制度
対策についての講義もあり、厚労省の「ストレスチェック実施プログラム」を実際に使ったシミュレーション
も行われ、参加者は熱心に聴講されていました。
1
相談支援の進め方と困難事例への対応方法について学ぶ
3月2日(水)、KKRホテル熊本で、「生活困窮者等自立相談支援事業相
談支援員研修会」を開催し、各市町村の相談支援員等70名が参加しました。
県社協角田事務局次長挨拶の後、講義では、田形社会福祉士事務所の社
会福祉士である田形隆尚氏から、アウトリーチの手法や多様な課題を抱え
る相談者に対するインテークの捉え方等についての話がありました。
また、事例研究では、御船町社協相談支援員の木下美千代氏と、菊陽町社
協相談支援員の冨永祐介氏から、任意事業との連携にもとづいて支援を行っ
たケースについての発表があり、その後、相談支援員としての支援のあり方
【講義中の田形氏】
や関係機関との連携方法等についてグループ協議を行いました。
続いて、家計相談支援事業、就労準備支援事業、子どもの学習援助事業、一時生活支援事業の各任意事
業の担当者から、それぞれの事業の現状と今後の課題等の報告があり、効果的な連携のあり方等について、
質疑応答や意見交換を行いました。
なお、平成 28 年2月までの県内町村部における新規相談受付件数は 504 件、プラン作成件数は 92 件と
伸びてきており、また、各任意事業の利用件数も着実に増加しています。
福祉のお仕事巡回相談をご活用ください
県福祉人材・研修センターでは、福祉・介護分野への就業を希望する求職者の相談を受け付け、情報提供
等を行う「福祉のお仕事相談窓口」を開設しています。各相談窓口開設場所、日程、時間は次のとおりです。
お気軽にお立ち寄りください。なお、求人事業所からのご相談も受け付けます。
場
所
ハローワーク上益城
ハローワーク球 磨
ハローワーク八 代
ハローワーク水 俣
ハローワーク宇 城
ハローワーク菊 池
寄付のお礼
曜 日
4/5(火) 5/17(火)
時 間
9:30~16:00
4/12(火) 5/10(火)
10:30~15:30
4/19(火) 5/17(火)
10:00~16:00
4/26(火) 5/24(火)
10:30~15:00
4/6(水) 5/11(水)
9:30~16:00
4/13(水) 5/11(水)
10:00~16:00
場
所
曜 日
時
間
4/20(水) 5/18(水)
10:30~16:00
ハローワーク阿 蘇
4/21(木) 5/19(木)
10:30~16:00
ハローワーク玉 名
4/21(木) 5/19(木)
10:30~15:00
ハローワーク天 草
4/8(金) 5/6(金)
11:00~15:00
イ オ ン 八代店
4/14(木) 5/12(木)
13:00~16:00
イオン 熊本中央店
※6 月以降も月 1 回開催予定です。
~株式会社テレビ熊本様~
3月 29 日(火)、株式会社テレビ熊本様から本年も寄付金をいただきまし
た。これまで昭和 47 年から毎年寄付金をいただいており、今回で 45 回目と
なります。(寄付金総額 3,194 万円)
ご寄付いただきました浄財は、社会福祉振興基金事業の財源として、誰も
が住み慣れた地域で安心して暮らし続けられる仕組みづくりのための先駆的
な取り組みや民間福祉団体、ボランティア活動等の支援、社会福祉事業の振
興などに有効に活用させていただきます。ありがとうございました。
【左:加藤取締役副社長】
事務局職員人事異動のお知らせ
角
吉
川
藤
加
玉
里
福
秋
藤
芦
西
吉
池
栁
津
氏
田
本
口
本
藤
城
山
吉
森
刈
村
田
尻
地
名
信 也
裕 二
和 博
武 司
貴一郎
清 志
美津子
真由美
元 美
太 樹
光
雄 一
沙 織
憲 二
智 之
由紀子
異動後の所属及び職名
異動前の所属及び職名
事務局長(兼)福祉サービス運営適正化委員会事務局長 事務局次長(兼)地域福祉課 課長
事務局次長(兼)総務課 課長
総務課 課長
地域福祉課 課長
地域福祉課 課長補佐
民生課 課長
総務課付 課長補佐(菊陽町社協へ出向)
民生課 審議員(定年退職 再雇用)
事務局長(兼)福祉サービス運営適正化委員会事務局長
菊陽町社協 事務局次長(兼)地域福祉係長 地域福祉課 課長補佐(菊陽町社協から出向)
施設福祉課 課長補佐
施設福祉課 主任
福祉人材・研修センター 所長補佐
施設福祉課 主任
総務課 課長補佐
総務課 主任
福祉人材・研修センター 主任
福祉人材・研修センター 主事
地域福祉課 主任
民生課 主事
施設福祉課 主事
ボランティアセンター 主事
ボランティアセンター 主事
総務課 主事
地域福祉課 主事
新規採用
総務課 主事
新規採用
定年退職
民生課 課長
2
各課トピックス
総
務
*お問合せは、県社協各課まで
課
地
域
福
祉
課
TEL 096-324-5454 / FAX 096-355-5440
TEL 096-324-5470/ FAX 096-355-5440
◆県民間退職共済への加入のご案内◆
熊本県民間社会福祉事業従事者退職共済事業は、県内の
民間社会福祉事業を営む事業所(社会福祉法人)に勤務す
る職員の皆様の将来の生活安定を図ることを目的とした、
加入者にとって大変有益な退職共済です。
毎月加入を受け付けており、制度に加入している事業所
間の継続異動もできます。
各種手続き及び事業内容については、総務課までお問い
合わせください。
◆平成28年度会議・研修等の予定◆
<期日決定分のみ>
・社会福祉協議会活動全国会議
第1回6月9日~10日 第2回2月21日 東京都
・九州ブロック地域福祉研究会議9月8~9日 宮崎市
・市町村社協事務局長研修会
5月13日 熊本市
・市町村社協新任職員研修会
6月23~24日 水俣市
・市町村社協トップセミナー及び市町村社協連合会総会
6月29日 熊本市
施
設
福
祉
課
民
生
課
TEL 096-324-5462/ FAX 096-355-5440
TEL 096-324-5475/ FAX 096-355-5440
◆社会福祉事業振興資金貸付制度のご案内◆
本制度は、県内で社会福祉事業を行う社会福祉法人等に
対し、社会福祉施設の整備資金や運営資金を融資し、経営
を財政面から支援する事業です。
【貸付内容】
○整備資金 新築、増築、改築、土地取得、災害復旧
に要する資金等 限度額:1,500万円以内
○運営資金 施設経営等の運営に要する資金
限度額:200万円以内
詳細については施設福祉課までお問い合わせください。
不動産担保型生活資金とは、現在お住まいの住居で、将
来にわたり暮らすことを希望される低所得の高齢者世帯
を対象に、居住用不動産を担保にして、生活資金を貸付け
る制度です。貸付には条件があります。
○貸付条件(一部)
・本会が指定した不動産鑑定士の評価額(居住用不動産
(土地))が 1,000 万円以上であること
・推定相続人の中から連帯保証人を選任すること 等
詳細については、民生課までご相談ください。
福祉人 材 ・ 研 修 セン ター
地域福祉権利擁護センター
TEL 096-322-8077 / FAX 096-324-5464
TEL 096-324-5474 / FAX 096-324-5456
◆平成28年度もアドバイザー派遣事業、
職場体験事業をご活用ください◆
◆平成28年度各種助成事業のご案内◆
○地域福祉権利擁護事業生活支援員養成研修開催支援事業
生活支援員の確保と養成のための研修の実施に係る経
費を助成します。
【助成金額:上限額5万円×4か所】
○成年後見センター等体制整備事業
成年後見制度の利用促進や法人としての成年後見人等
受任体制整備の実施に係る経費を助成します。
【助成金額:上限額30万円×3か所】
※詳細については、当センターへお問い合わせください。
アドバイザー派遣事業は、働きやすい職場づくりや就
労・定着の支援を目的とし、社会保険労務士、公認会計士、
中小企業診断士、弁護士を無料で派遣します。また、職場
体験事業は、福祉・介護分野に興味を持つ方や就職を希望
する方に、職場体験を通して福祉職場への理解を深めても
らい、就職や従事者の定着を促進することを目的としてい
ますので、ご相談ください。
ボ ラ ン テ ィ ア セ ン タ ー
◆不動産担保型生活資金のご紹介◆
ご
TEL 096-324-5436 / FAX 096-324-5427
◆財団法人等による各種助成情報を掲載中◆
ボランティア活動や市民活動、社会福祉事業に対する財
団法人等による助成や補助、顕彰などの最新情報を本会ホ
ームページに随時掲載しています。また、平成27年度にホ
ームページでご紹介した団体の一覧も掲載していますの
で、申請の参考資料としてご活用ください。
トップページの『役立てる』をクリ
ック。または、次の方法で検索。
熊本県社会福祉協議会 助成金情報
3
案
内
◆「市町村災害ボランティアセンターマニュアル」を
一部改訂しました◆
平成25年11月29日に市町村災害ボランティアセンター
マニュアル初版、26年4月1日に第2版、27年4月1日に
第3版を発行しましたが、28年3月7日に第3版の一部を
改訂しました。
改訂内容一覧並びに改訂後のマニュアルは、本会ホーム
ページからダウンロードできますので、訓練や講座・研修
会等で是非ご活用ください。
熊本県ボランティアセンター マニュアル
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