村の資源の活用:インバウンドの実践事例

空き保養所、民宿の活用
山中湖村の保養所の特徴
・1990 年代には 2,000 以上の保養所 ( 大半の大企業の健保組合が持っていた )
・和室 (6 畳~ 10 畳 )、共同トイレ、共同風呂、食堂、調理室
・オーナー ( 地主 ) が健保組合と長期契約で保養所 ( 建物 ) を建設
・オーナーは管理人や調理も担当 ( 光熱費は健保負担、社員待遇 )
・客 ( 社員とその家族 ) は来ない冬でも定額報酬
・2,000 年以降、健保組合の財務状況が急激に悪化し、撤退開始 ⇨ 10 年前には 1,000 軒
・現在の保養所数は30軒以下
・民宿に転換しても、古い建物で和室や共同トイレ、特色のある食事 ( 山中湖
ならではの料理 ) が無い等で夏、GWとイベント開催日以外は開店休業の状態
冬は暖房費で採算合わず半年間は休業状態
・保養所の大半は空き家か廃墟 ( 取り壊しのお金も無いので朽ちるのみ )
・経営者の高齢化と後継者無し
・役場や地元での活用の具体策無し
空き保養所の活用案
・サテライトオフィス構想 ( 泉谷氏が担当 )
・インバウンド客向けゲストハウス構想
「湖雲荘」で実験
・
「癒しの郷」構想
標高 1,000m( 気圧が羊水の環境とほぼ同じ )
企業の健保組合 ( 産業医 ) との強い関係、人脈がある。
東京大学「富士癒しの森研究所」
ストレスチェックの法制化 (2015 年 12 月から )
心電図と脈波から自律神経のバランスで測定 ( 厚生労働省疲労研究班 )
湖雲荘の経営概要 ( シニア 3 人で開業 )
高村富三人 (オーナー: 旅館業申請 )
荒山靖久 (ハウスキーパー: 水道、電気、大工等 )
長谷川弘義 ( 経営 : 支配人、ネット )
◎7 月 15 日旅館業許可 8 月の売上実績:延べ 430 人、215 万円
・10 畳、床の間付き :7 部屋 ( 布団 5 組まで )
・WIFI 全館対応
・夕食なし、朝食 ( パン、珈琲、ジュース、サラダ等 ) 近くのレストラン
・風呂なし、シャワー室 ( 男女別 ) 温泉の割引券
・部屋にはテレビなし ( 下界から離れてユックリした時間を過ごして貰う )
・冷蔵庫 ( 共同利用 )
・喫煙室、お湯と水の用意
・現地現金払いのみ セブン銀行
・予約 :bookinng.com、agoda.com、expedia.com
楽天トラベル、じゃらんネット、JTB るるぶ
サイトコントローラー : ねっぱん ( 楽天の子会社 : 無料 )
・料金 ( 外税 ) 夏料金 (5 月~ 10 月 ) 冬料金 (11 月~ 4 月 : 暖房費 )
1 人、2 人
3 人
4 人
5 人
12,000 円 15,000 円 18,000 円 20,000 円 13,000 円
16,500 円
20,000 円
22,500 円