とおのっこプラン

第2次遠野市食育推進計画
プラン
倭
環
食育のわ
和
話
輪
平成 28 年度~平成 32 年度
遠
野
市
目 次
第1章
計画の策定について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
1 計画策定の背景と趣旨・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
2 第1次計画の主な取り組み状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
(1) 第1次計画の概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
(2) ライフステージ に応じ た主な食育の取り 組み・・・・・・・・・・・・ 3
3 第1次計画目標数値と達成状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10
4 第2次計画の取り組みの方向性・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12
第2章 計画の基本的な考え方について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13
第3章 施策の展開について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16
第4章 推進体制について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 24
遠野市食育推進ネットワーク構成団体(仮)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・25
資料 とおのっこ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 26
食育知っ得情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 34
第2次遠野市食育推進計画と他計画等の関係(イメージ)・・・・・・・・・・・・・・・ 35
遠野市総合食育センターぱすぽる・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・36
食育とは
〇生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるものです。
〇様々な体験を通して「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、
健康な食生活を実践することができる人間を育てることです。
食育5つの「わ」
和食・倭食…どちらの「わ」も日本を意味します。和食は日本料理、倭国の人とは日本人のこと。
ご飯を中心に、水産物や畜産物、野菜などを使ったおかずをバランスよく組み合わ
せた「日本型食生活」を実践しましょう。
輪食・話食…みんなで一緒に食卓を囲み、楽しくおしゃべりしながら食事をする「輪」と「話」で
家族や仲間のきずなを深めましょう。「共食」のすすめです。
環食
…生産から食卓までの食べ物の循環「地産地消」をすすめ、自然や環境に配慮する。
「食品ロス」を減らすよう心がけましょう。
第1章 計画の策定について
1 計画策定の背景と趣旨
「食」は命の源であり、健康で豊かな生活を送るためには欠かせないものです。
現在、私たちの「食」を取り巻く環境は大きく変化しています。ライフスタイルや価値観の
多様化、不規則な食事や栄養バランスの偏りによる肥満・生活習慣病の増加、また食を
大切にする心の欠如、さらには食の安全性に対する不安、食の海外依存などさまざまで
す。
このような状況の中、生涯をとおして健康で明るく充実した生活をおくるためには、一人
ひとりが食生活をはじめとする健康的な生活習慣を身につけ実践する「食育」が一層求め
られています。
本市では、食育基本法が制定される以前から行政、学校、地域が協力し食生活の改善
による健康づくりや農業・教育などの様々な分野で地産地消を取り入れた食育活動を進
めてきました。平成 17 年に制定された食育基本法に基づき、平成 23 年 3 月に遠野市食
育推進計画(以下、「第 1 次計画」)を策定し、家庭、教育・保育施設、学校、地域、関係団
体等が連携を図りながら食育を推進してきました。
その結果、市民の食育に対する関心は徐々に高まってきているものの、肥満や高血圧
などによる脳血管疾患、不規則な食生活や栄養の偏り、朝食の欠食は著しい改善が見ら
れません。
また、生活時間や環境の変化による食の多様化で、家族がそろって食事をする機会が
減り、子どもが適切な食習慣や心の豊かさを十分に身につけられないまま成長していくこ
とが心配され、食育への関心や理解が実践には十分に結びついていない状況にあります。
こうした食にかかわる多くの課題はありますが、これまでの取り組みの成果と課題を踏
まえ、改めて市民一人ひとりが「食」の重要性を意識し、健全な食生活を着実に実践する
ことを目指し、引き続き食育に関する施策を総合的に推進するため、第 2 次遠野市食育
推進計画を策定するものです。
2 第1次計画の主な取り組み状況
「遠野市食育推進計画」では3つの「基本目標」を定めるとともに、5つの「重点項目」
を設け、取り組みを進めてきました。
【基本目標】
◆市民一人ひとりの健全な食生活の実践
◆健やかな子どもの成長
◆遠野の特性を生かした食料の生産・消費
1
【 5つの重点項目 】
◇ と とおのの自然や生産者に感謝して
● 作物を作る人・料理を作る人に感謝しましょう。
● 農業体験・職場体験などの体験や交流を行いましょう。
◇ お おとなも子どももみんなで楽しく食べよう
● みんなで楽しく食卓を囲みましょう。
● 食事のマナーを身につけましょう。
◇ の のちの世代へ伝えよう、遠野の食文化
● 我が家の味、郷土食、行事食を受け継ぎ、次代へ伝えましょう。
● 家庭・学校・地域などが連携して食文化の伝承に取り組みましょう。
◇ っ つくる食事は安心・安全
● 地場産物を活用しましょう。
● 食べ物に興味を持ち、食事を作りましょう。
◇ こ こころがけよう、食を通した健康づくり
● 朝ごはんをしっかり食べましょう。
● すすんで体を動かしましょう。
(1)
第 1 次計画の概要
計 画 期 間 …平成 23 年度~平成 27 年度
基 本 理 念 …食を通じて健全なこころと体、生きる力を育む
推 進 主 体 …家庭、教育・保育施設、学校、地域、生産者・事業者、行政
ライフステージ …乳幼児期、学童期、思春期、青年期、壮年期、高齢期
(2)
ライフステージに応じた主な食育の取り組み
2
乳幼児期 おおむね 0~5 歳
…食習慣の基礎づくり
朝食の大切さ、おやつ(間食)の食べ方、生活リズム、噛むことの大切さ、家族で楽し
く食べることの大切さなどに関する知識を伝達し、子どもの成長・発達に応じた適切な食
事摂取量、望ましい食習慣について、家庭での取り組みを進めるために以下の取り組
みを行いました。
《認定こども園・幼稚園・保育所》
・親子クッキング体験や農園体験、収穫体験を行いました。
・園だよりで食育啓発を行いました。
・参観日には保護者を対象に食育研修会を行いました。
・保護者面談で個別栄養指導を行いました。
白岩保育園のトウモロコシ収穫
《地域》
・食生活改善推進員や食育支援団体によるクッキング教室を開催しました。
・保育園の食育事業に積極的に協力しました。
・地域の「食」の伝統行事を子どもたちに伝え
る活動をしました。
《行政》
・離乳食や幼児食の与え方を指導しました。
附馬牛町の小正月行事
・妊婦やその家族を対象とした両親(パパママ)教室で貧血予防のためのバランス食
朝食の大切さについての栄養指導を行いました。
・健康相談で食生活へのアドバイスを行いました。
・食生活改善推進員とともにクッキング体験教室を行いました。
初めての「いただきます」
乳児健診で離乳食指導
3
学童期 おおむね 6~12 歳
…望ましい食習慣の定着
心身の発達が著しいこの時期に、正しい生活のリズムを身につけ、食への関心が深
まるよう「食育5つの力」①食べ物の味がわかる力 ②食べ物の命を感じる力 ③食べ
物を選ぶ力 ④元気な体がわかる力 ⑤料理ができる力をテーマに体験型の食育支援
を行いました。
《小学校》
・地域や行政と協力して農業体験やクッキング体験の機会を作りました。
・栄養教諭や家庭科教諭による食育指導を行いました。
・学校給食を生きた教材として活用し、児童が健やかに生きるための基礎を培う
支援を行いました。
・給食だよりによる情報提供や参観日の研修会で保護者への食育を行いました。
《地域》
・食生活改善推進員による児童対象のクッキング教室を行いました
・学校食育農園の活動を支援しました。
・地域に伝わる「食」の伝統行事を子どもたちに伝える活動をしました。
・女性団体が子どもたちにお勧めの給食レシピを研究し学校給食に提案しました。
・小学生対象に「早寝・早起き・朝ごはん」ポスターコンクールを行いました。
《生産者》
・学校給食センターや農家支援室と連携し、学校給食
へ安全・安心な食材の供給を行いました。
・児童の農業体験や食育農園の活動を支援しました。
・地産地消の推進や食文化継承の活動を行いました。
食育農園で人参の収穫
《行政》
・ちびっこ栄養教室や親子で学ぶ食育講座を開催し、子ど
もたちに食育5つの力が身につくよう支援を行いました。
・生産者の協力を得て食育農園を設置しました。
ちびっこ栄養教室
4
・「食育の祭典」を開催し、郷土料理体験や学校給食の試食、
ゲームなどを通して、食と健康を考える機会を作りました。
・遠野テレビや市のホームページなどで食育の広報活動を
積極的に行いました。
・「早寝・早起き・朝ごはん」運動に積極的に取り組みました。 「食育まつり」でわんこダンス
思春期 おおむね 13~18 歳 …自立に向けた食生活の基礎づくり
進学や就職などで親元を離れても自立した生活ができ、「自分の健康は自分で守る
力」がつくよう、生涯を通した健康づくりにつながる支援を行いました。
《中学校・高校》
・中学生に食に関する知識や食を選択する力を習得させ、健全な食生活が実践できる
よう食生活応援教室を開催しました。
・郷土料理伝承講座を開催し、地域の方々との交流で
郷土料理について学ぶ機会を作りました。
・栄養教諭や家庭科教諭による食育指導を行いました。
・高校生への健康講演会や食育講座を開催しました。
郷土料理講習「雛まんじゅう」
・高校生による地産地消事業「ワンディシェフ in ちょボラ」
を開催しました。
《地域》
地元食材で「おにぎらず」
ちょボラで活動する高校生シェフ
・中学生対象に「早寝・早起き・朝ごはん」ポスターコンクールを行いました。
・食生活改善推進員や食の匠など食のスペシャリスト
による郷土食講座を行いました。
《生産者》
・学校給食センターや農家支援室と連携し、学校給食へ 学校給食は積極的に遠野産
食材を使用
安全・安心な食材の供給を行いました。
5
・生徒の農業体験やグリーンツーリズムの受け入れを行い、
地産地消の推進や食文化継承の活動を行いました。
《行政》
地域の食育活動「田植え」
・中学生食生活応援教室、食育講座を開催し食育の推進を図りました。
・中学生や高校生対象の食育講座の開催や講師の派遣を行い、
自立に向けた食生活の基礎づくりを支援しました。
・高校生対象の「健康づくり講演会」や貧血克服講座
「フレッシュサークル」を開催しました。
・食育の祭典を開催し、運動体験や食育に関する寸劇など、
親子で食について考える機会を作りました。
高校生フレッシュサークル
・遠野テレビや広報遠野、市のホームページにおいて、食育月間、食育の日
「早寝・早起き・朝ごはん」の普及啓発を行いました。
・学校や食育推進団体など関係機関と連携して食育推進事業を行いました。
青年期 おおむね 19~39 歳 …健康的な食生活の実践・維持
結婚・出産・子育ての時期、自らの健康だけでなく家族の健康管理も担う年代です。
健康な生活を送るための「食べ物を選ぶ力」「料理をつくる力」が身に付くような支援を
行いました。
《地域》
・プロの料理人や食の匠を講師に、料理講習会を行いました。
・独身者対象の「乳和食クッキング」を開催しました。
・食文化の継承と減塩食定着のため天然だしを普及し
ました。
・地域の女性団体が地域の
食文化を伝える「食暦」
乳和食クッキング
を発行しました。
食の基本や行事食をまとめた食暦
6
《事業者》
・昼食時間を利用した従業員のための
ランチョンセミナーを開催しました。
・健診後の結果説明会の場を利用した
食生活改善講演会を実施しました。
《生産者》
T 社 主 催 、塩 分 控 えめ「ろくちゃん弁 当 」で
ランチョンセミナー
・農業初心者、後継者への指導や協力を行いました。
・産地直売の拡大などで地産地消を推進しました。
・食育イベントへの参画で地産地消を広める活動をしました。
・パドロンや早池峰菜など地域食材の活用を研究し、普及しました。
遠野早池峰菜
《行政》
・若者対象の食育講座「婚活クッキング教室」を開催しました。
・出産を控えたご夫婦を対象にした両親(パパママ)教室で、料理講習会を行いました。
壮年期 おおむね 40~64 歳 …生活習慣病を予防する食生活の維持と健康管理
職場や家庭で中心となって活躍するため、ストレスも多く自分の健康管理がおろそか
になり、生活習慣病にかかりやすい年代です。「朝食は必ず取る」「野菜料理を食べる」
「減塩にする」など、生活習慣病を予防する食生活を実践するよう支援を行いました。
《地域》
・食生活改善推進員、運動普及推進員、保健推進委員が協力して、脱脳卒中のための
健康教室の開催やメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)、ロコモティブシンドロー
ム(運動器症候群)予防のための啓発活動を行いました。
※メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)とは、内臓に脂肪がたまり、さらに高血糖・高
血圧・高コレステロールの症状が複数ある状態。放置すると生活習慣病にかかりやすい。
※ロコモティブシンドローム(運動器症候群)とは、骨、関節、筋肉が衰え、ひとりで立ったり
歩いたりすることが困難になること。放置すると寝たきりや介護が必要になります。
7
・食生活改善推進員が行政と協力して「突撃!隣のお味噌汁」の訪問活動やイベント会
場での「適塩みそ汁体験」に取り組みました。
・食生活改善推進員が「脱・脳卒中」をテーマに、乳和食を取り
入れた「かるしお献立」の普及を行いました。
・食文化の継承と減塩食定着のため天然だしを普及しました。
イベント会 場 で減 塩 啓 発
《事業者》
・昼食時間を利用した従業員のための食育講座を開催しました。
・健診後の結果説明会の場を利用し、行政と連携して食生活改善講演会を実施しまし
た。
《生産者》
・農業初心者、後継者への指導や協力を行いました。
・産地直売の拡大などで地産地消を推進しました。
・食育イベントへの参画で地産地消を広める活動をしました。
遠 野 パドロン
・パドロンや早池峰菜など地域食材の活用を研究し、普及に努めました。
遠野早池峰菜
《行政》
・地域で活動する食育アドバイザー(食生活改善推進員)の資質向上を目的に研修会を
開催しました。
・各種食育事業において食事バランスガイドや野菜料理の普及を行いました。
・特定健康診査等の受診者に対し、食生活改善を促す
専門的な指導を行いました。
・市民が食に対する意識が高まるようイベントの開催や
遠野テレビ、ホームページの活用を行いました。
・ICT 健康塾利用者に対し食生活改善講習会を実施し
ました。
8
10 月は魚食月間、鮭の炭火焼き
高齢期 おおむね 65 歳以上 …食を通した豊かな生活の実践
長年の生活習慣によるものや加齢に伴う身体機能の低下も重なり、健康への不安も
感じてくる時期です。「毎日3食きちんと食べる」「適度に体を動かす」「閉じこもらない」を
心がけ、低栄養など要介護リスクの予防を実践しました。
《地域》
・生活習慣病やロコモティブシンドロームの予防のため、健康づくりサポーター(食生活
生活改善推進員、運動普及推進員、保健推進委員)による健康教室を開催しました。
・食生活改善推進員による「突撃!隣のお味噌汁」や健康まつりで、減塩についての啓
発活動を行いました。
・食生活改善推進員が脱・脳卒中予防をテーマに、乳和食を取り入れたかるしお献立の
普及を行いました。
・食文化の継承と減塩食の定着のため、天然ダシを普及しました。
《生産者・事業者》
・産地直売の拡大などで地産地消を推進しました。
・食育イベントへの参画で地産地消を広める活動をしました。
突撃!隣のお味噌汁
《行政》
・地域で活動する食育アドバイザーの資質向上を目的に研修会を開催しました。
・各種栄養改善事業や生活習慣病予防教室、出前健康講座など、
「健康と食」についての学習会を開催しました。
・食事づくりの困難な高齢者に対し、配食サービスを行いました。
・健康診査等の受診者に対し食生活改善を促す
配食サービスで食生活支援
専門的な指導を行いました。
・口腔機能維持、向上のために出前健康講座を
行いました。
・「食生活改善」「口腔機能向上」「筋力アップ」
のためのシニアいきいき教室を実施しました。
「シニアいきいき教室」で軽体操
9
すべての年代
《行政》
・食育まつりや健康づくり講演会を行いました。
・食育アドバイザーの養成及び組織育成を行いました。
《学校》
・脳卒中予防啓発ビデオの作成や学園祭で特設コーナー展示など、高校生による脱・
脳卒中の運動に取り組みました。
《地域》
・食育標語ポスターを作成し食育推進の啓発をしました。
・地域の行事・郷土料理をまとめた「食暦」を作成しました。
あやおり食暦
土淵町食育標語コンクール
「朝ごはん」
遠野町朝ごはんポスター
コンクール
3 第1次計画の目標数値と達成状況
第1次計画では、食育の推進、基本計画の達成に関する状況を客観的な指標により
把握するため、6つの目標数値を設定し本市の食育を推進してきました。
各指標の達成状況は表 1 の通りで、目標数値には達していませんが、朝食を食べる
子どもの割合が小学生で低下しているものの中高生でわずかに向上していること、小
学生の肥満者、野菜を食べない子の割合の減少など、関係機関での取り組みもあり一
定の成果がありました。
また、学校給食における地場産物の使用割合は目標数値を上回り、使用率は県内ト
ップレベルとなっています。
しかし、基準値より後退している項目もあり、食に関する様々な課題が残るなど、引き
続き、家庭・保育所・学校・地域・関係機関等が連携した取り組みを進めていく必要があ
ります。
10
表1 指標項目別達成状況
基準値
H21
実績値
H27
目標値
H27
達成
状況
98.2
96.3
100
▲
朝食を食べる 中 学 生
子どもの割合 ( 1 ・ 3 年 )
93.3
94.1
100
△
高 校 生
( 3 年 )
83.4
85.9
90
△
小 学 生
(1・4 年)
15.4
9.7
10.9
○
指
標
小
学
生
(1・4 年)
評
価
中高生で前回より若
干改善傾向である
が、年代が進むにつ
れて減少傾向であ
る。
小学生・高校生は県
平均より低い。
<県平均>
小 97.7% 中 93.5%
高 88.0%
すべての年代で改善
傾向にあるが、指標
項目全ての年代で県
平均より高い状況で
ある。
<県平均>
小(全)9.6%
中(男)11.5%
高(男)13.3%
50 代(男)35.8%
40 代(女)20.7%
中学生男子
(1・4 年)
15.5
13.1
12.7
△
高校生男子
( 3 年 )
18.2
17.3
13.9
△
50 歳代男性
45.5
(H18)
38.3
38.0
△
30~40 歳代
女
性
21.3
(H18)
29.3
20.3
▲
野菜を食べない子どもの減少
44.0
8.5
22
○
野菜を食べない子の
減少は目標を大きく
上回った。
学校教育で農業体験等を
実施している学校の割合
79.0
100
100
○
全校で実施してい
る。
学校給食にお
市 内 産
ける地産地物
重量ベース
の使用割合
63.3
65.3
65.0
○
目標値に達している
が、年度によって増
減がある。
-
40.8
50
△
まだ半数以下の認
知状況である。
肥満者の割合
食育の日を
知っ てい る 市
人 の 割 合
民
※指標の項目は、平成 21 年度の遠野市の健康課題により設定。
※達成状況の見方
○…目標を達成
△…未達成であるが基準値より改善
▲…未達成で基準値より改善なし
資料提供:岩手県環境保健研究センター
11
4 第2次計画の取り組みの方向性
本市の食育の推進については、第 1 次計画の取り組みなどにより、一定程度成果が
上がっているものの、基本目標の達成状況を表す目標数値の結果を見ると、食育への
関心や理解が実践に十分結びついていない状況がうかがえます。
食育をめぐる現状では、高齢者世帯や単独世帯、核家族や共働き世帯の増加、交代
勤務等による生活時間の問題など、社会環境の変化に伴い、食の簡便化・外食化が増
加しているほか、朝食の欠食や孤食などの問題、栄養バランスの偏りによる生活習慣
病の増加などが見られます。
これらの様々な課題に取り組んでいくため、教育・保育施設や地域で食について学ん
でいる子どもたちを通し、保護者を中心に家庭での取り組みの強化を図り、良い食習慣
の形成につなげていく必要があります。
また、食生活が確立した大人へは食事のバランスのとり方や味付けについての普及
啓発はもちろん、時間的にゆとりがない人、食欲や調理意欲の低下をきたしやすい高齢
者などに対しても、地域や関係機関が連携し支える必要があります。
第2次食育推進計画では、現状とこれらの課題を踏まえ、個人や家庭での取り組み
はもちろん、地域全体で食に対する支援を行い、一人ひとりが食育の大切さを理解し実
践に結び付けることが出来るよう、食育の推進を図ります。
12
第2章 計画の基本的な考え方について
1 計画の位置付け
第2次遠野市食育計画は、遠野市総合計画を上位とした食育を市民運動として推進
するための行動計画であり、食育基本法に規定する市町村食育推進計画として位置付
け、本市の食育を総合的、具体的に推進するため策定するものです。
また、第3次遠野市健康増進計画をはじめ本市の各種個別計画との整合性を図りつ
つ、連携しながら効果的に食育の取り組みを推進します。
2 計画期間
この計画の期間は平成 28 年度から 32 年度までの5年とします。
なお、必要に応じて見直しを行うものとします。
3 基本理念
『 食を通して健全なこころと体、生きる力を育む
』
4 基本目標
基本理念の実現に向けて、次の3つを基本の柱として食育を推進していきます。
1 市民一人ひとりの健全な食生活の実践
市民一人ひとりが自らの「食」について考え、判断できる習慣を身につけ、生涯を通じ
て心身ともに健康で豊かな生活が実現できるよう、家庭、教育・保育施設、地域、行政、
関係団体等が連携・協働して、食に関する情報の収集・提供や食育の実践活動の推進
など、環境づくりを推進します。
2 健やかな子どもの成長
生涯にわたって健全な心身を培い、豊かな人間性を育むために、健康に配慮した食
生活が実践できるよう、家庭、保育・教育施設、地域などと連携して食育を推進し、心身
ともに健康で豊かな人づくりを目指します。
3 遠野の特色を生かした食料の生産・消費
学校、生産者、関係団体などと連携し、郷土料理の伝承や地産地消と体験活動を通
じた食への理解を推進するなど、遠野の食文化の継承と体験や交流の促進による地域
づくりを推進します。
13
食育推進の取り組み体系図
●作物を育てる人、料理を作る人に感謝しましょう。
●農業体験、職場体験などを通して、生産者と交流
を行いましょう。
食
を
通
し
て
健
全
な
こ
こ
ろ
と
体
、
生
き
る
力
を
育
む
健
全
な
食
生
活
の
実
践
市
民
一
人
ひ
と
り
の
生
産
者
に
感
謝
し
よ
う
食
べ
よ
う
(
共
食
)
健
や
か
な
子
ど
も
の
成
長
と
お
の
の
自
然
や
み
ん
な
で
楽
し
く
遠
野
の
食
文
化
食
料
の
生
産
・
消
費
遠
野
の
特
色
を
生
か
し
た
と
災
害
へ
の
備
え
お
と
な
も
子
ど
も
も
伝
え
よ
う
安
全
・
安
心
○「いただきます」「ごちそうさま」の習慣化
○親子ふれあい農業体験、地場産物を活用した
料理講習会
○農家や生産者との交流
○教育ファームの推進
の
ち
の
世
代
へ
つ
く
る
食
事
は
食
を
通
し
た
健
康
づ
く
り
こ
こ
ろ
が
け
よ
う
14
●みんなで楽しく食卓を囲みましょう。
●食事のマナーを身につけましょう。
○家族や友人と会話を楽しみながらの食事
○食事マナーの普及啓発
○食でにぎわうまちづくり
○広報誌やホームページ、
遠野テレビを活用した啓発
●我が家の味、郷土食、行事食を受け継ぎ、次
代に伝えましょう。
●家庭、学校、地域などが連携して食文化の継
承に取り組みましょう。
○伝承料理講習会などの開催や参加
○学校給食で郷土料理を提供
○遠野の気候風土に合った食材の生産推進
●地域でとれた食材を活用しましょう。
●食べ物に興味を持ち、つくる力を身につけましょ
う。
○食品表示を参考に購入
○遠野産食材の学校給食の充実
●朝ごはんをしっかり食べましょう。
●すすんで体を動かしましょう。
●もしもの時に備えましょう。
○早寝早起き朝ごはんの推進
○健康的な食生活の普及啓発
○食事作り体験ができる環境
○各ライフステージでの食育事業
の推進
○家庭における食料備蓄の推進
表2 指数一覧
現状値
H27
目標値
H 32
小学生(1・4年)
96.3%
100%
中学生(1・3年)
94.1%
95%
高校生(3年)
85.9%
90%
小学生(1・4年)
9.7%
7%
中学生(1・3年)
13.2%
10%
高校生(3年)
12.8%
10%
成人
29.6%
25%以下
1日3食きちんと食事をとっている人の割合
80.6%
85%
塩分のとり過ぎに注意している人の割合
(1 日当たりの目安:男性8g 未満、女性7g 未満)
65.3%
100%
食事バランスガイドを知っている人の割合
31.2%
50%
食育の日を知っている人の割合
40.8%
60%
1店
3店
65.3%
(H26)
66.6%
指
朝食を食べる
子どもの割合
標
肥満の割合
食育協力店の増加
学校給食に使用する遠野産食材の割合
(重量ベース)
※目標値の設定は、第2次遠野市総合計画、第3次遠野市健康増進計画、第4次遠野市母子
保健計画、遠野市教育振興基本計画と整合性をとっている。
資料提供:岩手県環境保健研究センター
15
第3章 施策の展開について
食育推進計画3つの柱、①市民一人ひとりの健全な食生活の実践の取り組み ②健
やかな子どもの成長 ③遠野の特色を生かした食料の生産・消費とし、乳幼児から高齢
者まで6つのライフステージに区分して、それぞれの特徴に応じた取り組みを行います。
ライフステージ
行動指針
取組の方向性
●規則正しい生活のリズムを身につける
乳 幼 児 期 食習慣の
( 0 ~ 5 歳 ) 基礎づくり
●家族や仲間と一緒に食べる楽しさを味わう
●さまざまな食べ物を味わうことにより味覚の基礎を養う
●食べ物に触れる機会を増やし、食を大切にする心を育てる
期 望ましい
食習慣の定
(6~12 歳) 着
学
童
●規則正しい生活のリズムを身に付ける
●栄養のバランスや適量を理解する
●食への興味と関心を引き出す
●日常生活に必要な基礎的な調理技術を身に付ける
●望ましい生活習慣や食習慣を維持し、実践する力を身に付
ける
●自分の健康に関心を持ち、食べ物と健康の関係について意
期 自立に向け
た食生活の
( 1 3 ~ 1 8 歳 ) 基礎づくり
思
春
識を高める
●食文化や料理への関心を高め、料理づくりの楽しさを実感
する
●食品の生産や流通に関心をもち、食に関する意識を高める
●さまざまな食べ物に触れる機会を増やし、食べ物への関心
を引き出す
期 健康的な
食生活の実
( 1 9 ~ 3 9 歳 ) 践と維持
青
年
●適正体重を知り、自分の健康は自分で守る意識を持つ
●食に関する正しい情報を選択できる能力を身に付ける
●何をどれだけ食べるか、適正量やバランスを知り実践する
●家庭において子どもたちへの食育に取り組む
健康的な
壮
年
期 食生活の維
( 4 0 ~ 6 4 歳 ) 持と健康管
理
●適正体重を知り、自分の健康は自分で守る意識を持つ
●望ましい食習慣を維持し、健康管理に努める
●何をどれだけ食べるか、適正量やバランスを知り実践する
●郷土食や行事食の豊富な知識と経験を家族や地域に継承
する
●規則正しい食生活を通し健康の維持に努める
期 食を通した
豊かな生活
( 6 5 歳 ~ ) の実践
高
齢
●欠食せず3食きちんと食べる習慣をつける
●要介護のリスクとなる「低栄養(※)」を予防する
●郷土食や行事食に係る豊富な知識と経験を家族や地域に
継承する
※低栄養 健康な体を維持し、活動するのに必要な栄養素が足りない状況。
16
(1)乳幼児期(おおむね 0 歳~5 歳)
乳幼児期は、こころや体、食行動の発達が著しい時期であり、食習慣の基礎を培う重
要な時期です。どんな食べ物をどんな調理をして、どの位、いつ、だれと食べるか、とい
う食生活習慣は一生の生活習慣の基礎づくりにまで発展するのです。
それぞれの時期に必要な食の出会いを支援し、家族で一緒に楽しく食卓を囲む機会
を増やすことが重要です。
【行 動 指 針 】
~食習慣の基礎づくり~
【取組の方向性】
◇規則正しい生活のリズムを身につける
◇家族や仲間と一緒に食べる楽しさを味わう
◇さまざまな食べ物を味わうことにより味覚の基礎を養う
◇食べ物に触れる機会を増やし、食を大切にする心を育てる
【各推進主体の具体的な取り組み】
家庭
保育
所等
食事のあいさつやマナーを身につけましょう
○
○
家族で一緒に朝食を食べる日を増やしましょう
○
朝食の大切さを伝えていきましょう
○
○
園便りや給食便りで食育推進をしましょう
○
○
取り組み内容
簡単に作れる朝食メニューを普及しましょう
地域
団体
行政
○
○
○
主食・主菜・副菜を揃えましょう
○
○
甘い菓子や飲み物を過度に与えないようにしましょう
○
○
お弁当や給食を通して、バランス食を伝えましょう
○
○
○
○
○
幼稚園・保育所等での食育活動を支援しましょう
○
○
○
食事バランスや朝食の大切さについて啓発しましょう
○
○
○
旬の食材を生かした薄味の食事を作りましょう
○
○
○
○
天然だしを使った美味しさを教えましょう
○
○
○
○
お弁当や給食を通して、減塩を定着させましょう
○
○
食品の素材を生かした離乳食を与えましょう
○
○
減塩調理の工夫に取り組み普及しましょう
○
○
虫歯予防に取り組みましょう
○
○
楽しく食事ができる環境をつくりましょう
○
○
17
○
○
○
○
○
○
(2)学童期(おおむね 6 歳~12 歳)
学童期は、心身共に発達が著しく食習慣の基礎が確立する時期であることから、正し
い食事の在り方を理解し、望ましい食習慣を身につけることが望まれます。
この時期は、家族間の生活時間のずれなどから、家庭での食育機能が低下し、孤食
や朝食の欠食、食に対する関心の薄れや食事マナーの乱れなどの問題が生じてきま
す。「共食」で食卓を囲んだ楽しい食事や体験学習を通して、食べる楽しさや食への関
心、興味を深め望ましい食習慣を身に付けることが重要です。
【行 動 指 針 】
~望ましい食習慣の定着~
【取組の方向性】
◇規則正しい生活のリズムを身につける
◇栄養バランスや適量を理解する
◇食への興味と関心を引き出す
◇日常生活に必要な基礎的な調理技術を身につける
【各推進主体の具体的な取り組み】
取り組み内容
家庭
早起きして朝食を食べましょう
家族一緒に楽しく食べる機会を増やしましょう
早寝・早起き・朝ごはんを推進しましょう
手軽にできる朝食メニューを普及しましょう
主食・主菜・副菜を揃えバランスよく食べましょう
我が家の味を伝えましょう
食事バランスガイドを活用しましょう
食育5つの力(※)を身につけましょう
友達と一緒に食事をする経験を増やしましょう
給食便りや学校通信等で食育を推進しましょう
学校や PTA、子供会等で食育の活動をしましょう
○
○
○
子どものころから減塩に慣れさせましょう
天然だしなど、和食の良さを伝えましょう
給食や家庭の食事に地元食材を使いましょう
食育農園など作物を育てる体験をさせましょう
食事の作法やマナーを教えましょう
虫歯予防に取り組みましょう
糖分の多い食品を控える「休甘日」を設けましょう
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
学校
等
地域
団体
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
※食育5つの力 ①食べ物の味がわかる力 ②食べ物の命を感じる力
③食べ物を選ぶ力 ④元気な体がわかる力 ⑤料理ができる力
18
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
行政
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
(3)思春期(おおむね 13 歳~19 歳)
思春期は、部活動、塾や習い事などにより、生活リズムが乱れがちになります。
また、子どもから大人への過渡期でもあることから、精神的にも不安定となり食事リ
ズムも不規則になりがちです。
この時期の食生活が、将来の健康に大きな影響を及ぼすことから、乳幼児期から培
ってきた望ましい生活習慣と食事リズムをしっかりと維持する必要があります。
【 行 動 指 針】
~自立に向けた食生活の基礎づくり~
【取組の方向性】
◇望ましい生活習慣や食習慣を維持し実践する力を身につける
◇自分の健康に関心を持ち、食べ物と健康について意識を高める
◇食文化や料理への関心を高め料理づくりの楽しさを実感する
◇食品の生産や流通に関心を持ち、食に関する意識を高める
◇さまざまな食べ物に触れる機会を増やし、食べ物への関心を引
き出す
【各推進主体の具体的な取り組み】
取り組み内容
家庭
早起きして朝食を食べましょう
家族一緒に楽しく食べる機会を増やしましょう
早寝・早起き・朝ごはんを推進しましょう
手軽にできる朝食メニューを普及しましょう
主食・主菜・副菜を揃えバランスよく食べましょう
我が家の味を伝えましょう
食事バランスガイドを活用しましょう
食育5つの力(※)を身につけましょう
友達と一緒に食事をする経験を増やしましょう
給食便りや学校通信等で食育を推進しましょう
学校や PTA、地域行事等で食育の活動をしましょう
天然だしなど和食の良さを伝えましょう
飲み物や間食のとり方に注意しましょう
自己流ダイエットはやめましょう
食事作法やマナーを身につけましょう
食育農園などで作物を育てる体験をしましょう
虫歯予防に取り組みましょう
糖分の多い食品を控える「休甘日」をもうけましょう
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
学校
等
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
地域
団体
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
※食育5つの力 ①食べ物の味がわかる力 ②食べ物の命を感じる力
③食べ物を選ぶ力 ④元気な体がわかる力 ⑤料理ができる力
19
行政
(4)青年期(おおむね 20 歳~39 歳)
青年期は、多くの人が、結婚・出産・子育てなど社会的にも生活が大きく変化し、きわ
めて活動的な時期です。
身体機能は充実していますが、生活が不規則になりがちです。この時期の食生活の
状況が、壮年期以降の健康に大きな影響を及ぼすことから、食事の栄養バランスや生
活のリズムを再点検し、望ましい生活習慣と食習慣の維持・改善に努めることが望まれ
ます。
また、親となり家庭を持った人は、子どもを通して自らの食生活を見直し、家庭の健
康管理に気を配ることも必要です。
【行 動 指 針 】
~健康的な食生活の実践と維持~
【取組の方向性】
◇適正体重を知り、自分の健康は自分で守る意識をもつ
◇食に関する正しい情報を選択できる能力を身につける
◇何をどれだけ食べるか、適正量やバランスを知り実践する
◇家庭においては子どもたちの食育に取り組む
【各推進主体の具体的な取り組み】
取り組み内容
朝食をしっかりとる習慣をつけましょう
家庭
事業
所等
○
○
簡単に食べられる朝食を提案しましょう
地域
団体
行政
○
○
○
主食・主菜・副菜を揃えバランスよく食べましょう
○
食事を作る力、選ぶ力を身につけましょう
○
○
○
食事バランスガイドを活用しましょう
○
○
○
○
毎日野菜料理を5皿以上食べましょう
○
○
○
○
職場や PTA、地域行事等で食育活動をしましょう
外食や中食(※)で適切な選択をしましょう
○
天然だしを使い和食文化を実践しましょう
○
旬の食材を生かした減塩の食事を作りましょう
○
○
○
減塩レシピを普及しましょう
○
自己流ダイエットはやめましょう
○
○
食事作法やマナーを教えましょう
○
○
虫歯予防に取り組みましょう
○
○
楽しく食事ができる環境をつくりましょう
○
○
週に一度「休肝日」をもうけましょう
○
○
○
○
○
○
なかしょく
※中食 仕出し屋やコンビニ、スーパーなどで購入したものを食べること。
がいしょく
○
うちしょく
レストランなどの「外食 」、家で自炊または家族が作ったものを食べる「内食」の中間。
20
○
(5)壮年期(おおむね 40 歳~64 歳)
壮年期は、職場や地域社会、家庭での中心的な存在であるため、特にストレスがた
まりやすい年代ですが、多忙なこともあり自分の健康管理がおろそかになる傾向があり
ます。
また、身体機能が徐々に低下し始め、生活習慣病などの疾病にかかりやすくなり、更
年期による体調の変化等、身体的、精神的、社会的に大きな変化を迎える時期です。
こうした変化を理解し、健全な食生活や規則正しい生活習慣を守り、自分の健康管理
に努める必要があります。
【行 動 指 針 】
~健康的な食習慣の維持と健康管理~
【取組の方向性】
◇適正体重を知り、自分の健康は自分で守る意識をもつ
◇望ましい食習慣を維持し、健康管理に努める
◇何をどれだけ食べるか、適正量やバランスを知り実践する
◇郷土食や行事食の豊富な知識と経験を家族や地域に継承する
【各推進主体の具体的な取り組み】
取り組み内容
家庭
朝食をとる習慣をつけましょう
簡単に食べられる朝食を提案しましょう
主食・主菜・副菜を揃えバランスよく食べましょう
食事バランスガイドの活用を普及しましょう
毎日野菜料理を5皿以上食べましょう
家族一緒に楽しく食べる機会を増やしましょう
職場や地域行事等で食育活動をしましょう
外食や中食(※)で適切な選択をしましょう
天然だしを使い和食文化を実践しましょう
旬の食材を生かした減塩の食事を作りましょう
自分の適正体重を知り体重管理に努めましょう
我が家の味や地域の食文化を伝えましょう
減塩レシピを普及しましょう
子どもたちに食事作法やマナーを教えましょう
お口の健康に気を配りましょう
積極的に体を動かすことを心がけましょう
○
事業
所等
地域
団体
行政
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
なかしょく
※中食 仕出し屋やコンビニ、スーパーなどで購入したものを食べること。
がいしょく
うちしょく
レストランなどの「外食 」、家で自炊または家族が作ったものを食べる「内食」の中間。
21
○
○
○
○
○
○
(6)高齢期(おおむね 65 歳~ )
高齢期は加齢に伴う身体的な変化により、健康への不安を感じる人が多くなることか
ら、自身の健康状態を把握し、適切な食生活を送ることが大切です。
また、一人暮らし高齢者では食欲や調理意欲の低下、生活リズムの乱れにより、食
事の内容が簡素化しやすい傾向があり、低栄養状態になる恐れがあります。低栄養は
筋力低下や閉じこもりの原因となるため、社会との関わりをもち趣味等で活動的に過ご
し、食欲を低下させないことが大切です。
【行 動 指 針 】
~食を通した豊かな生活の実践~
【取組の方向性】
◇規則正しい生活を通し健康の維持に努める
◇欠食せず3食きちんと食べる習慣をつける
◇要介護のリスクとなる「低栄養(※)」を予防する
◇郷土食や行事食について豊富な知識と経験を家族や地域に継
承する
【各推進主体の具体的な取り組み】
事業 地域
取り組み内容
家庭
行政
所等 団体
必ず朝食を食べましょう
○
簡単に食べられる朝食を提案しましょう
○
○
○
しっかり水分をとりましょう
○
家族一緒に楽しく食べる機会を増やしましょう
○
友人と一緒に食事をする機会を増やしましょう
○
○
主食・主菜・副菜を揃えましょう
○
食事バランスガイドの活用を普及しましょう
○
○
○
1 日 3 回しっかり食事をとりましょう
○
外食や中食(※)で適切な選択をしましょう
○
○
○
体づくりに必要な、魚・肉・卵・大豆製品・乳製品を毎日
○
取りましょう
減塩料理を普及しましょう
○
○
我が家の味や地域の食文化を伝えましょう
○
○
お口の健康に気を配りましょう
○
○
○
積極的に体を動かすことを心がけましょう
○
○
○
○
※低栄養 健康な体を維持し、活動するのに必要な栄養素が足りない状況。
なかしょく
※中食 仕出し屋やコンビニ、スーパーなどで購入したものを食べること。
がいしょく
うちしょく
レストランなどの「外食 」、家で自炊または家族が作ったものを食べる「内食」の中間。
22
(7)すべての年代
ライフステージ全てにかかる食育活動として、次のことに取り組みます。
◆ 食育月間及び食育の日、岩手減塩の日
国の食育推進基本計画で定められている、『6月は食育月間』『毎月 19 日は食育
の日』、岩手県で定めている『いわて減塩の日は毎月 28 日』について、市民に対す
る啓もう活動を行います。
◆ 食育まつり
年に一度、遠野市総合食育センターを市民に公開して「ぱすぽる食育まつり」を開
催します。郷土料理の体験、学校給食の試食など、食育の普及と推進活動を皆さま
に楽しんでいただきます。
◆ 食育推進団体の養成及び組織育成
食育アドバイザーとして、また地域の健康づくりサポーターとして活動する食生活
改善推進員を養成し、地域で効果的な活動ができるよう組織育成をします。
◆ 食育レシピ
食育アドバイザーが、郷土料理やかるしおレシピ、アイディア料理など市民に紹介
したい料理のレシピを広報遠野に連載します。
◆ 食育情報の発信
遠野テレビや遠野広報、市のホームページなどを活用し、ためになる食育情報を
発信します。
◆ 地産地消の推進
消費者が遠野産食材を利用しやすい環境づくりを行います。
◆ 食育協力店
お店で提供する料理の栄養量表記やアレルギー表示、食育の日に幟を立てるな
ど食育に関する活動に協力する飲食店や商店を増やし、カロリー制限の人やアレル
ギーが心配で外食できない人、食品選びに悩んでいる人が安心して利用できるよう
な環境づくりを行います。
◆ 食品ロス
日頃から、「冷蔵庫などの在庫チェックを行う」「料理を作り過ぎない」など、「もった
いない」の気持ちで食品ロスの削減に努めます。
担当:遠野市食育推進ネットワーク(仮)及び食育関係課
23
第4章 推進体制について
1 計画の推進体制
本計画は、本市の食育関連部署との連携を強化していくとともに、市民、地域、各
団体で構成する「遠野市食育推進ネットワーク」が中心となり推進していきます。
第2次遠野市食育推進計画「とおのっこ」プラン
遠野市食育推進ネットワーク会議
NPO・ボランティア
独自の活動に沿った
自主的・自発的な
食育活動の取り組み
生産者・食品関連
事業者等
食べ物の安全・安心や地
域食材の提供
こども
家庭
家庭生活・家庭教育を通し
た継続的な取り組み
地域
各 団体 の活動 に沿っ た
自主的・自発的な食育の
取り組み
市民
保育園・幼稚園、学校
子どもたちに「食」を考え
る習慣が身につくよう支
援する取り組み
教育
(個人)としての市民
食育を推進する担い手とし
て自主的・自発的に活動
行政
各分野における取組の
推進と連携、活動への
支援
食育関係課会議
24
医療機関
食と健康に関連する自
主的な食育の取り組み
環境
遠野市食育推進ネットワーク構成団体(仮)
団体名
保・幼・学
PTA 関係
保育関係団体
学校保健会
栄養教諭
生・食
調理師会
飲食店組合
産直連絡協議会
花巻農業協同組合
農業関係女性団体
医・地
医師会
歯科医師会
栄養士会
地・ボ
青年団体
食生活改善推進員団体連絡協議会
保健推進委員協議会
運動普及推進員協議会かっぱの会
婦人会
地域教育協議会
老人クラブ連合会
行政
岩手県(保健所)
保健医療課
農家支援室・農業振興課
長寿課
子育て総合支援課
環境課
防災危機管理課
教育委員会
25
資料
とおのっこ
「とおのの自然や生産者に感謝して」
遠野の農業生産物ベスト3
1 位 米及び穀物
2位 肉用牛
3位 乳用牛
品目別産出額(平成26年度:675千万円)
27
特産品
4%
72
乳用牛(生
乳)
11%
108
豚・鶏・その他
家畜
16%
「地産地消」
その土地でとれた農林水
産物をその土地で消費する
こと。
198
米及び穀物
29%
※遠野市学校給食センター
H26 地産地消率は 65.3%
「日本型食生活」
日本の気候風土に適した
コメを主食として、魚や肉な
どの主菜、野菜、海そう、豆
類などの副菜を食い合わせ
て食べる生活のこと。
37
野菜類
5% 10
194
肉用牛
29%
果樹類
1%
24
5
工芸作物 花き
4%
1%
遠野市推計値 単位:千万円
地域の食を意識して取り
組みましょう。
【遠野の主な農作物の内容】
項目
水稲
面積など
1,960 ha
H26 農作物統計(耕地普通作物)
出展
項目
トルコギキョウ
面積など
3 ha
出展
H26 普及指導計画資料
小麦
29
ha
H26 農作物統計(耕地普通作物)
葉たばこ
37
ha
H26 岩手県たばこ耕作組合資料
大豆
189
ha
H26 農作物統計(耕地普通作物)
ホップ
31
ha
H26 遠野ホップ農協
ほうれんそう
60
ha
H25 野菜生産出荷統計
乳用牛
1,162 頭
家畜飼養頭羽数調査(H27.2.1)
レタス
22
ha
H25 野菜生産出荷統計
肉用牛(繁殖)
3,336 頭
家畜飼養頭羽数調査(H27.2.1)
きゅうり
6 ha
H25 野菜生産出荷統計
肉用牛(肥育)
2,261 頭
家畜飼養頭羽数調査(H27.2.1)
りんご
20 ha
H25 産果樹清算動態等調査
馬
168 頭
家畜飼養頭羽数調査(H27.2.1)
資料提供:遠野市農林畜産部
26
資料
とおのっこ
「とおのの自然や生産者に感謝して」
資料提供:遠野市農林畜産部
27
資料
とおのっこ
「とおのの自然や生産者に感謝して」「つくる食事は安全・安心」
遠野ならではの旬の食材が
そろっています。
遠野市産直連絡協議会
28
資料提供:遠野市農林畜産部
資料
とおのっこ
「おとなも子どももみんなで楽しく食べよう」
誰かと一緒のときが、ひとりより楽しい!「共食」のすすめ
食を共にすること、「共食(きょうしょく)」には、「一緒に食べる」ことだけでなく、「何を
作ろうか?」「おいしかったね」と話し合うことも含まれます。家族や仲間と、会話を楽し
みながらゆっくり食べる食事は、心もからだも元気にしてくれます。できることから始め
ましょう。
我が家の食卓、
かかせぬおかずは
「その日の出来事」
平成 26 年度の文部科学省と公益
社団法人日本 PTA 全国協議会が共
催で実施した「三行詩コンクール」で
「早寝早起き朝ごはん」全国協議会
会長賞を受賞した、遠野中学校
正部家大輝さんの作品です。
内閣府の「食育白書」では“共食とは誰かと食事を共にする(共有する)こと”と定義し、次のポ
イントを提案しています。
●食事を共有する相手⇒家族、友人、仕事やグループの仲間
●共有する食事の側面⇒時間帯、場所、食物の内容
●共有する食事行動の質⇒テレビや携帯電話や雑誌など“ながら食べ”になっていないか
●食行動の3つの基本から成り立つ⇒①食べる行動 ②食事を作る・準備する行動 ③食関連
の情報を受発信し、伝承する行動
「共食」に対し「こ食」があります。「こ食」というと一般に「孤食」を意味しますが、心と体の健康
の観点から気になる6つの「こ食」があります。
●孤食…一人だけで食べる。 ●個食…家族それぞれが自分の好きなものを食べる。
●固食…自分の好きな決まったものしか食べない。 ●小(少)食…少しの量しか食べない。
●粉食…粉を使った主食を好んで食べる。●濃食…加工食品など濃い味付けのものを食べる。
29
資料
とおのっこ
「のちの世代へ伝えよう、遠野の食文化」
遠野に伝わる郷土料理や我が家の味を次の世代に伝えましょう。
けいらん
かねなり
ごまゆべし
かざりめし
ひなまんじゅう
【郷土料理の技を持つ「岩手県食の匠」の認定料理をご紹介します】
・山ごぼうの漬物 ・手作り豆腐 ・ひなまんじゅう ・ごまゆべし ・干しもち
・けいらん ・馬力丼 ・やまめの甘露煮 ・遠野きりせんしょ ・かねなり
・みのむしなんばん
※遠野市の「食の匠」認定者は 15 名、料理は 11 品目です。
詳しい情報のお問い合わせ先は 34 ページにあります。
遠野の「ハレ食(行事食)」と「ケの食(普段の食)」の一部です。
それぞれのご家庭で話し合ってみましょう。
ちらし寿司、まめごはん、ヨモギ餅
ひろっこ汁、けんちん汁、ばっけみそ
にら玉、がんづき、焼餅、きりせんしょ
山菜料理(たらぽ、かでな、しどけ)
雛まんじゅう
ばくろご飯、栗ごはん、もち料理
ひっつみ団子、煮しめ、きのこ料理、
大根なます、かねなり、ふかし芋
彼岸団子、へそっこ団子、いとこ煮
おふかし、あゆ飯、八杯汁
煮しめ、きゅうりなます、ところてん
つけもの、川魚料理、菊なます
ナス煎り、ゆわご(夕顔)煎り
春
夏
秋
冬
もち料理、赤飯、八杯汁
干し菜汁、煮しめ、黒豆、白和え
小豆団子、甘酒、五目豆
かぼちゃのいとこ煮、干しもち
「食べ物に感謝」の気持ち、「もったいない」の精神も伝えていきましょう。
30
資料
とおのっこ
「つくる食事は安全・安心」
美味しい食事も、安全であることが一番! 作る人も食べる人も食中毒予防を心がけましょう。
資料提供:内閣府食育推進室編集「食育ガイド」
31
資料
とおのっこ
「こころがけよう 食を通した健康づくりと災害への備え」
普段の食生活
運動
1 日当たりの
食塩量は
男性 8g未満
女性7g未満
を目指してい
ます
u
n
n
d
o
u
ひもの部分は
菓子・嗜好品
200kcal 以下で楽しみましょう
せんべい 3~4 枚(200kcal)
シュークリーム 1 個(200kcal)
日本酒 コップ 1 杯(200kcal)
資料提供:内閣府食育推進室編集「食育ガイド」
32
資料
とおのっこ
「こころがけよう 食を通した健康づくりと災害への備え」
非常時の食生活
災害時など、いざという時のために、3日分の食品、飲料水の備えをしま
しょう。
日ごろから長期保存が可能な食品を
買い置きし、非常時に役立てましょう。
非常時もバランスよく食べるために
「食事バランスガイド」に合わせて備え
ておくことをお勧めします。
運動
水
一人当たり2リットル
500ml×4本が便利です
無洗米 レトルト白米
もち(真空パック) 乾パン
アルファ米 乾燥麺類
シリアル食品 いも類
カップ麺
即席汁物 乾燥野菜 のり
干しシイタケ 乾燥わかめ
野菜類 野菜ジュース 乾物
魚・肉の缶詰 大豆水煮缶
乾物(高野豆腐等)
レトルト食品(カレー等)
あめ キャラメル
チョコレート ゼリー
はちみつ 梅干し
ビスケット ようかん
バランス栄養食
スキムミルク ロングライフ牛乳
※乳幼児がいる場合は、粉ミルクと
哺乳瓶、多めの水
干し柿などドライフルーツ
果物缶詰 果汁
※ 災害時の栄養・食生活について、県南広域地域振興局発刊「危機管理時の栄養・食生活対
応ガイドライン」に詳しく掲載されています。
33
資料
食育知っ得情報
健康・食育関係の知っておくと便利でお得な情報
【気になる用語】
○「消費期限」と「賞味期限」
消費期限…品質が保証される期限のこと。弁当や惣菜など品質の劣化が早い食品
に記載されている。この期限を過ぎると衛生上の危害が生ずる可能性が
高くなる。
賞味期限…美味しく食べられる期限のこと。缶詰やスナック菓子など品質が比較的長
く保持される食品に記載されている。品質の劣化が遅いため、この期限を
過ぎてもすぐに食べられないわけではない。
○食品ロス
食べられる状態であるにもかかわらず捨てられている食品を意味します。無駄を少し
でも減らす試みが必要です。
○B M I(ビーエムアイ)
Body Mass Index の略 体格指数のこと。
18.5 以上 25 未満が標準、18.5 未満は「やせ」、25 以上は「肥満」。
計算方法は現在の体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)=B M I
自分の標準体重を知るには⇒身長(m)×身長(m)×22=標準体重kg
○サルコぺニア症候群
ギリシャ語で「肉」を表す sarco と「喪失」を表す penia の造語。
筋肉量の減少で歩行や運動機能に支障があり生活の質が低下する状態。
○B-MAL1(ビーマルワン)
脂肪細胞を作るたんぱく質で体内リズムと密接な関係。朝ごはんが大切。
昼間は少なく、最も多いのが午後10時~午前2時、最も少ない午後3時の
約20倍。「夜食べると太る」ということ。3時のおやつは理にかなってる。
【主な月間・週間・記念日】
○学校給食週間 1 月 24 日~30 日
○和食の日
毎月 8 日
○食育の日
毎月 19 日
○食育月間
6 月 1 日~30 日
○いわて減塩の日 毎月 28 日
【情報検索・お問い合わせ先】
○遠野市総合食育センターぱすぽる・・
○遠野健康福祉の里・・・・・・・・・・・・・・・
○食育講師 食生活改善推進員・・・・・・
食の匠・・・・・・・・・・・・・・・・
○世界禁煙デー 5 月 31 日~6 月 6 日
○歯と口の健康週間 6 月 4 日~10 日
○食生活改善普及月間 9 月 1 日~30 日
○健康増進普及月間 9 月 1 日~30 日
○魚食普及月間
10 月 1 日~31 日
0198-62-2032
0198-62-5111
0198-62-2032(総合食育センター)
0198-62-9937(中央農業改良普及センター
遠野サブセンター)
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◆第2次遠野市食育推進計画と他計画等の関係(イメージ)
【 遠野市 】
【 国 】
第2次遠野市総合計画
食育基本法
第2次遠野市食育推進計画
とおのっこプラン
第3次食育推進基本計画
資料
関連計画
【 岩手県 】
岩手県
第2次岩手県食育推進計画
県南広域振興局 「危機管理
時の栄養・食生活対応ガイド
ライン」
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遠野市総合食育センターぱすぽる
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past porta su
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◆食育の拠点「ぱすぽる」の役割
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遠野市総合食育センターぱすぽる
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き害
出時
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つながり
家庭
・規則正しい食習
慣
・一緒に食べる
楽しさ(共食)
・食文化の伝承
学校・幼稚園
保育所
・給食や総合的
な学習を通じた
食育
・楽しい食事体験
地域
つ地域
・地産地消を生か
した食育の推進
・食と健康の学習
支援
生 産 者
事 業 所
行政
・安全な食材食
品の提供
・体験学習の
支援
・食育センターを
活用した健康
づくりの支援
・食育の啓発普
及
○バランスの良い安全・安心な学校給食 ⇒市内小学校11校、中学校3校 、約 2,200 食/日
○「地産地消」で食育推進
⇒給食食材の地産地消率 H24:69.5%、H25:67.6%、H26:65.3%
〇市民への食育・情報発信 ⇒ライフステージに沿った食育講座、ホームページや広報
〇食育関係団体・機関との連携 ⇒市食育ネットワーク、食育イベント
○高齢者の食生活を支援
⇒宅配弁当週3回 約 50 食
○災害時の炊き出し機能
⇒停電時に非常電源最大3日間、1日当たり7500個のおにぎり可能
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第2次遠野市食育推進計画とおのっこプラン
発行/遠野市 平成 28 年3月
編集/遠野市総合食育センター総合食育推進課
〒028-0541
岩手県遠野市松崎町白岩 31 地割 44 番地 1 号
電話 0198-62-2032 FAX 0198-62-6523
e-mail [email protected]
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