3 仕様書(PDF:168KB)

別紙 参考仕様書
ハーモニアスポリス構想策定等業務委託仕様書
1 背景
戦後、敦賀市は国内有数の原子力発電所所在地域として、原子力発電との共存共栄に
より、地域経済を維持してきたが、東日本大震災による福島第一原子力発電所事故を端
緒とする原子力発電所の長期運転停止により、これを基幹産業とした地域経済は疲弊し、
停滞している。
このことから、原子力発電と比肩する地域経済の基軸の構築による産業構造の複軸化
に向け、最大の地域資源である敦賀港を活かし、かつての国内外の海陸交通の要衝とし
ての地位を取り戻し、地域経済の再興を図ることが強く求められている。
2 目的
前記の背景のもと、敦賀市では、最大の地域資源である敦賀港を中心とし、福井県嶺
南地域及び滋賀県等を圏域とする擬似的な臨港工業地帯の形成に向けた「ハーモニアス
ポリス構想(以下、
「構想」という。)
」を策定する。
当該業務委託においては、敦賀市を中心とする広域的経済圏の産業構造を把握した上
で、今後の成長が期待される分野の動向を調査するとともに、敦賀港が果たす役割を検
討し、構想策定に向けた素案を作成することを目的とする。
3 調査項目
(1)広域的かつ一体的な経済圏・生活圏域の設定
① 敦賀市の交通・物流の現状の整理及び構想・計画の作成
② 将来の広域輸送網等の構想・計画の作成
③ 構想策定のフレーム作成
(2)敦賀市の現在の産業構造と成長期待分野の動向
① 敦賀市の現在の産業構造の調査
② 成長期待分野の産業構造・将来展望
③ 広域的かつ一体的な経済圏における上記関連産業の動向
※成長期待分野として4つほど具体的な業種等を提案すること
(3)成長期待分野における敦賀港等の活用方策
① 広域的経済圏における敦賀港等の活用ニーズの把握
② 敦賀港等の活用方策と実現に向けた課題の抽出
※広域的経済圏の企業、あるいは有識者に対して、必要に応じて、ヒアリング等の
実地調査を行うこと
(4)敦賀市の将来産業構造
① 成長期待分野の展望
② ①を踏まえた将来産業規模の推計
(5)敦賀港の活性化方策を含む構想素案の取りまとめ
① 構想素案の作成
② 素案に類似した参考事例の整理
③ 実現に向けた課題の整理
4 期限
平成29年3月31日
5 成果品
以下の成果品について、敦賀市に納品すること。
また、当該業務による成果物の使用に関する一切の権利は、敦賀市に属するものとす
る。
・調査報告書
2部
・調査報告書概要版
1部
・上記の電子データが格納されたCD-R 1枚
※この仕様書は、参考資料であり、プロポーザル等の結果を踏まえ、契約時ま
でに一部変更することがある