港区役所回転場を活用した 市バスの管理の委託 募集要項 平成28年4月 名古屋市交通局 目 次 1 趣旨 ・・・・・・・・・・・・・ 1 2 管理の委託の概要 ・・・・・・・ 1 3 応募に関するスケジュール ・・・ 1 4 委託対象営業所 ・・・・・・・・ 2 5 委託期間等 ・・・・・・・・・・ 2 6 応募条件 ・・・・・・・・・・・ 2 7 委託業務の範囲 ・・・・・・・・ 3 8 応募手続等 ・・・・・・・・・・ 11 9 応募書類 ・・・・・・・・・・・ 12 10 受託事業者の決定 ・・・・・・・ 14 11 評価項目一覧・・・・・・・・・・15 12 配布書類等 ・・・・・・・・・・ 15 13 お問い合せ先 ・・・・・・・・・ 16 1 趣 旨 名古屋市交通局(以下、単に「市交通局」といいます。)は、経営の効率化を図るととも に、 公営交通事業者として市民サービスを維持するため、道路運送法第35条及び国 土交通省自動車交通局長通達「一般乗合旅客自動車運送事業の管理の受委託(高速 バス路線に係るものを除く。)について」及び「一般貸切旅客自動車運送事業の管理の 受委託について」に基づき、バスの管理の委託を行います。 2 管理の委託の概要 管理の委託とは、市交通局が事業の許可を受けた路線を保有したまま、受託者たる 民営バス事業者が、市バス車両を使用し、市バスの運賃制度を適用して、市交通局が 指示する 運行計画(運行系統、運行回数等)に基づき、車両の運転、運行管理、車両 整備、営業所管理、施設管理などの業務を行う制度です。 経営は全て市交通局の名義で行い、第三者に対する経営上の責任も市交通局が負い ます。 ただし、市交通局は、受託事業者の責任によって生じた損害について、受託事業者に 求償することがあります。 委託業務に伴う乗車料収入等は市交通局に帰属し、市交通局は、受託事業者に委 託料を支払います。 3 応募に関するスケジュール 事 項 日 程 参考頁 募集要項の配布 4月 1日(金)~4月 8日(金) ― 応募意思の確認 4月 4日(月)~4月15日(金) 11 質問の受付 4月 4日(月)~4月25日(月) 12 応募に関する説明会 4月26日(火) 12 応募書類の提出 5月23日(月)~6月 1日(水) 12 応募書類等に関するヒアリング 6月 8日(水)~6月10日(金) 13 受託事業者の決定 7月上旬頃 14 1 4 委託実施箇所 港区役所回転場 ※この募集要項に基づく管理の委託は、現在の市バス港区役所回転場を市バス営 業所として整備し、管理を行うものです。 5 委託期間等 (1) 総 説 委託期間は、平成 29 年4月1日から5年間とします。 ただし、各年度の委託契約にかかる予算が、名古屋市会の議決を経ることが条件とな ります。 (2) 委託期間満了前の解約 受託事業者が、委託の実施において、市交通局の信用を著しくおとしめる事態を招 来した場合又は市交通局との信頼関係を著しく毀損した場合は、市交通局は催告する ことなく委託契約を解約することができるものとします。 6 応募条件 応募する事業者は、以下の条件を満たすことが必要です。 (1) 事業者資格 道路運送法第4条の許可を受けた一般乗合旅客自動車運送事業者(ただし、路線バ スを運営する事業者に限り、高速・定期観光のみの事業者を除く)で、かつ道路運送法 第4条の許可を受け一般貸切旅客自動車運送事業を市交通局と同一営業区域内(愛 知県内)で営むものであること (2) 法令遵守 事業資格を有する一般旅客自動車運送事業において、以下の①~③の条件に該当 していること ① 申請日前1年間に190日車を超える輸送施設の使用停止処分又は使用制限(禁 止)の処分を受けていないこと。 ② 申請日前1年間に特に悪質と認められる道路交通法違反(酒酔い運転、酒気帯 び運転、過労運転、薬物等使用運転、無免許運転、無車検(無保険)運行及び 救護義務違反(ひき逃げ)等)を発生させた者ではないこと。 ③ 道路運送法第22条の2に規定する安全管理規程を定める旅客自動車運送事業 者である場合は、管理の受委託に係る輸送の安全性に関する方針が安全管理規 程に記載されていること。 なお、応募事業者又は受託事業者が以下のいずれかに該当した場合は、応募事 業者又は受託事業者としての資格を失う。 (ァ) 申請日前3ヶ月間及び申請日以降に50日車以下の輸送施設の使用停止処分又 2 は使用制限(禁止)の処分を受けた場合 (ィ) 申請日前6ヶ月間及び申請日以降に50日車を超え190日車以下の輸送施設の 使用停止処分又は使用制限(禁止)の処分を受けた場合 (ゥ) 申請日前1年間及び申請日以降に190日車を超える輸送施設の使用停止処分 又は使用制限(禁止)の処分を受けた場合 (ェ) 申請日前1年間及び申請日以降に特に悪質と認められる道路交通法違反(酒酔 い運転、酒気帯び運転、過労運転、薬物等使用運転、無免許運転、無車検(無保 険)運行及び救護義務違反(ひき逃げ)等)を発生させた場合 * この場合の申請日とは、道路運送法第35条第1項の規定に基づき、また、2つの通 達にしたがって、市交通局が国土交通大臣又は中部運輸局長に申請する日をい い、この応募に当たっては、平成29年 2 月1日とする。 (3) 事業規模 平成28年3月31日時点で、使用車両数が委託営業所の在籍車両数の2倍以上である こと(ただし、使用車両数には子会社、関連会社分は含まず、乗合事業の使用車両数が委 託営業所の在籍車両数未満の事業者は除く) (4) 善良性 直近3年間、次に掲げる税を滞納していない事業者であること。(なお、③及び④につ いては、名古屋市内に事業所等を有する事業者のみ。) ① 法人税 ② 消費税及び地方消費税 ③ 法人市民税 ④ 固定資産税 (5) 応募事業者の労働組合の合意 受託に係る雇用等の労働条件に関し、労使間で合意がなされている事業者であること (6) 企業連合による応募の不可 複数事業者が連合して応募することは不可とする (7) 営業所施設の整備 営業所の施設整備については以下の事項を条件とする。 ① 在籍車両が30両を下限とした施設配置とすること ② 平成29年4月1日から受託できるような設計施工を行うこと ③ 事務所以外の施設については、応募事業者が利用できる既存施設や近隣 施設等の活用を検討すること ④ 施設整備にかかる費用のうち交通局の負担については、150百万円を上 限とし、完成後は交通局の資産とする。 7 委託業務の範囲 (1) 総 説 3 委託業務は、運転業務、運行管理業務、車両整備管理業務、営業所管理業務、施設 管理業務及びこれらに付随する一切の業務とし、以下に記載のないものについては、受 託事業者の負担で、受託事業者が行うものとします。 また、受託事業者は、これらの委託業務を、緊急の場合を除き、市交通局の規程等 (主なものは別添資料集に所収)及び指示に従って行うこととなります。 このほか、市交通局全体で統一して行う事柄(緊急時の対応、災害訓練、年末年始安 全総点検、乗客調査、収入調査、お客様へのアンケート、市交通局が行うイベント、乗車 券の発売、企画乗車券の扱いなど)についても、市交通局の規程等及び指示に従うもの とします。 (2) 運転業務 受託事業者は、市交通局が指示する運行計画(運行系統、運行回数等)に基づき、 市交通局の車両を使用して運転業務を行うものとします。 (3) 運行管理業務 ア 点呼その他の運行管理業務 受託事業者の運行管理者は、道路運送法はじめ関係法令並びに「交通局自動車 運行管理規程」、「交通局自動車運行管理処理要綱」、「名古屋市交通局飲酒対策措 置要項自動車部実施細目」などの市交通局の規程により、市交通局の運行管理業務の 水準を下回ることのないように行うものとします。 イ 臨時増便及び貸切運行 臨時増便及び貸切運行(例えば、学校遠足対応)については、市交通局の指示に 従い運行するものとします。なお、その運行にかかる費用については、受託事業者が実 施する場合の時間当たりの単価を、年間受託費用とは別に提案してください。 ウ 事故処理 詳細については、別添資料集所収の「事故に係る損害賠償及び事故処理につい て」をご参照ください。 (ア) 任意保険 事故に係る第三者に対する損害賠償責任は、市交通局が負うものであり、市交通 局の負担で市交通局が任意保険に加入します。 市交通局が加入する任意保険の金額は、対人賠償1,000万円、対物賠償100万 円(免責額0円)です。 なお、以下の事故にかかる賠償金について、受託事業者に求償することがありま す。 a 受託事業者の乗務員の故意又は重大な過失により発生した事故 b 受託事業者の運行管理及び車両管理上の過失により発生した事故 c 賠償金額が任意保険の限度額を超えた事故 d 任意保険の対象とならない市が所有・管理している車両及びその他の物件に対 しての対物事故 4 e 任意保険の対象とならない勤務中の市職員(交通局が運営の一部を委託して いる公所等の職員を含む)に対する対人事故 f 上記の他保険の対象に含まれない損害等が発生した事故 (イ) 事故処理等 事故が発生した場合、事故現場での処理は、原則として受託事業者が行うものとし、 受託事業者は運行時間中必要な体制を整えておくものとします。 (ウ) 事故関係者への見舞 事故関係者への見舞は、受託事業者が行い、その際の見舞品も受託事業者の負 担で用意するものとします。 (エ) 示談交渉 示談交渉業務は、市交通局が加入する損害保険会社が行います。 ただし、相手方過失が100%の事故の場合は、受託事業者が行うものとします。 (オ) 監督官庁への報告 自動車事故報告書の提出等、監督官庁への報告等は、市交通局が行います。 その際、受託事業者は、市交通局の指示に従い協力するものとします。 (カ) 報道対応 報道機関への資料提供、取材対応等は、市交通局が行います。 その際、受託事業者は、市交通局の指示に従い協力するものとします。 エ ご意見・ご要望処理 受託事業者は、ご意見・ご要望処理について、市交通局が行うご意見・ご要望 処理 の方法及び水準に準ずるとともに、市交通局の指示に従い、適切に対応するものとしま す。 オ 立番者の配置 受託事業者は、市交通局が予め指示する場所及び受託事業者が運行上必要と認 める場所において、乗客、通行人等及び運行の安全確保を図ることを目的として、立 番者を配置するものとします。 カ 道路凍結時の対応 受託事業者は、積雪時及び道路凍結時には、市交通局が指示する営業所管理区域内 の指定箇所に融雪剤を散布するものとします。 融雪剤は、市交通局が無償で支給します。 (4) 車両整備管理業務 車両整備管理業務については、道路運送車両法はじめ関係法令並びに「交通局自 動車整備管理者事務処理規程」、「指定整備取扱基準」、「自動車整備管理業務取扱 基準」及び「自動車分解整備事業取扱基準」などの市交通局の規程により、市交通局の 車両整備管理業務の水準を下回ることのないように行うものとします。 ア 車両整備管理業務の範囲 受託事業者が行う車両整備管理業務の範囲は、1月定期点検整備、3月定期点検 5 整備、12月定期点検整備及び継続検査等、随時点検整備、臨時故障修理、路上故 障修理、事故車修理、月検査、シート上張り張替え、車体外板塗装、市交通局が指示 するその他随時必要な点検整備、部品管理並びに整備管理者業務を含む車両保守 関連業務とし、委託営業所に所属する全てのバス車両を対象とするものとします。 点検整備項目等車両整備管理業務の詳細については、別添資料集所収「車両整 備管理業務の詳細」をご参照ください。 なお、受託事業者が行うべき車両整備管理業務について、事前に市交通局の承認 を得て、再委託することは可とします。 イ 点検施設、機械器具及び資材等 車両整備管理業務については、受託事業者が使用する施設・機械器具での実施と し、使用する油脂類、部品及び資材は、市交通局が無償で支給します。 ウ 受託事業者の故意・過失により車両に損害を与えた場合 受託事業者の負担で復旧するものとし、修理方法については、市交通局と事前に協 議するものとします。 (5) 営業管理業務 ア 市バス車内における乗車券等販売業務 受託事業者は、市交通局の指示するところにより、受託事業者の運転士が担当する 市バス車内において、市交通局が発行する乗車券等及び株式会社名古屋交通開発 機構が発行するマナカ(以下、「乗車券等」といいます。)を販売するものとします。 イ つり銭の準備 料金箱及びアによる乗車券等の販売に必要なつり銭資金は、受託事業者が準備す るものとします。 ウ 乗車料収入等管理業務 受託事業者は、市交通局が貸与する精算機器により、料金箱に投入された乗車料、 乗車券等販売代金及び貸切自動車の運賃(以下「乗車料収入」という。)の精算を行う ものとします。 受託事業者は、市交通局の乗車料集計システムにより、乗車料収入の集計及び乗 車券等の在庫管理を行うものとします。 乗車料収入は、市交通局が契約する金融機関が回収するまで受託事業者が責任を 持って管理するものとします。 受託事業者が販売する乗車券等は、原則として、受託事業者の請求により、市交通 局が営業所へ配送のうえ補充します。ただし、乗車券等の補充について緊急を要する 場合は、市交通局まで取りに来ていただくことがあります。 エ 車内遺留品 車内遺留品は、遺留品発生の翌日又は翌開庁日に、回収に行く市交通局の回収 担当者に引き渡すまで、善良な管理者の注意をもって保管するものとします。 また、市交通局が回収に行くまでの間に、落とし主が営業所に取りに来られた場合 6 は、事実関係を確認のうえ遺留品を引き渡すものとします。 以上の手続きに際し、受託事業者は、遺留品検索システムによる処理及び必要書類 の作成を行うものとします。 その他遺留品の取り扱いについては、「拾得物取扱規程」(別添資料集所収)に従う ものとします。 受託事業者は、お客様等からの車内遺留品についての照会に対し、迅速かつ的確 に対応するものとします。 オ 窓口業務 受託事業者は、営業所窓口において、市交通局の指示するところにより、乗車券等 の販売及び広報印刷物の配布を行い、路線、時刻等についてのお客様等からの照 会、ご意見・ご要望等に対して適切に対応するものとします。 受託事業者は、お客様等からのご意見及びご要望を受けた場合、市交通局の指示 するところにより、作成した必要書類を提出するものとします。 カ 広告等の脱着作業 受託事業者は、市交通局の指示するところにより、バス車両に掲出する広告及び市 交通局の広報印刷物等の脱着作業を行うものとします。 キ 夜間の保安管理 夜間における保安管理を適切に行うため、受託事業者は、毎日2名以上の泊まり勤 務者を配置するものとします。 (6) 施設管理業務 ア 営業所及び車両等の使用 受託事業者は、市交通局が無償で貸与する営業所及びバス車両を使用して、委託 業務を行うものとします。 施設の改造、変更の記載を他の営業所と同様に記載する。 また、営業所にかかる経費は、受託事業者の負担とします。備品等についても、受 託事業者の負担で受託事業者が用意するものとします。 イ 回転場詰所等の使用 受託事業者は、市交通局と協議のうえ、回転場詰所やトイレ(以下、「転回場詰所 等」といいます。)を乗務員の休憩等のため、無償で使用することができます。 市交通局と受託事業者が共同で使用する回転場詰所等にかかる経費(水道光熱費 を含む)は、市交通局の負担とし、当該回転場詰所に、パーティション等が必要な場合 には、市交通局の負担で市交通局が整備します。 ただし、受託事業者が単独で使用する回転場詰所等にかかる経費(水道光熱費を 除く)は、受託事業者の負担とします。また、当該回転場詰所に必要な備品等も、受託 事業者の負担で、受託事業者が用意するものとします。 ウ 有料バスターミナルの使用 委託業務にかかる栄オアシス 21 バスターミナルの使用料は、市交通局の負担とし、市 7 交通局がターミナル事業者に直接支払います。 エ 委託業務に使用する施設(営業所・回転場・バス停施設)の管理 (ア) 停留所及び回転場の管理 受託事業者が管理すべき停留所及び回転場については、治安・清潔が維持でき るよう適切に対応するものとします。 受託事業者が行う、停留所及び回転場の主な日常管理業務は、以下のとおりです。 ・ ダイヤ改正時の時刻表変更 ・ 道路工事等に伴う臨時対応(臨時停留所標識の設置等) ・ 停留所施設(標識・上屋・ベンチ・バス接近表示器等)の交通事故等による破損 の初期対応(利用客及び第三者の安全確保)及び市交通局への報告 ・ 交通局印刷物の掲出 ・ 風水害時等における停留所の安全確保 (イ) 施設の経常的な修理 経常的な修理については、別添資料集所収の費用負担区分に基づいて、受託事 業者の負担で、受託事業者が修理等を行うものとします。 (ウ) 上記(イ)以外の修理 経常的な修理以外の修理については、市交通局所定の書類を作成し、事前に市 交通局へ連絡するものとします。 なお、緊急を要する場合は、まず速やかに、電話等で市交通局へ連絡するものとし ます。 このほか、電気関係障害並びに建築物及び付属設備の障害については、以下のと おりです。 ・ 電気関係の障害については、市交通局が指定する連絡先に速やかに連絡する ものとします。 ・ 建築物及び付属設備の障害については、開庁日の開庁時間帯(8:45~17:3 0)においては、市交通局へ連絡するものとし、開庁日の閉庁時間帯(17:30~翌 日8:45)及び閉庁日においては、市交通局が指定する連絡先に速やかに連絡 するものとします。 (エ) 受託事業者の故意・過失により市交通局施設を破損させた場合 受託事業者の負担で復旧するものとし、修理方法については、市交通局と事前に 協議するものとします。 オ 清掃及び消毒 (ア) 営業所及び車両 営業所及び車両の清掃・消毒は、「バス営業所の管理の委託に係る清掃及び消毒 について」(別添資料集所収)に従い、受託事業者の負担で受託事業者が行うものとし ます。 なお、事前に市交通局の承認を得て、再委託することは可とします。 8 清掃・消毒に必要な用具、洗剤、消毒薬剤等は、受託事業者の負担で受託 事業 者が用意するものとします。 また、清掃にかかる水道光熱費についても、受託事業者の負担とし、受託事業者が 供給事業者に直接支払うものとします。 (イ) 停留所及び回転場 停留所及び回転場の清掃は、市交通局の負担で市交通局が行います。 (ウ) 回転場詰所等 回転場詰所等の清掃・消毒は、受託事業者が単独で使用する回転場詰所等につ いては、受託事業者の負担で受託事業者が行うものとし、市交通局と共同で使用す る回転場詰所等においては、市交通局の負担で市交通局が行います。 カ 廃棄物の処理 受託業務実施により発生する廃棄物(一般廃棄物及び産業廃棄物)は、受託事業者 の負担で受託事業者において適正に処理するものとします。 ただし、産業廃棄物のうち車両整備により発生したもの及び油分離槽等における汚 泥処理については、市交通局の負担で市交通局が処理します。 キ 法定点検等 法令に基づく市交通局施設の定期点検等は、市交通局の負担で市交通局が行い ます。 ク 軽油(燃料) 市バス車両の運行に使用する軽油は、市交通局の負担とし、購入方法・支給方法 等については別途協議とします。 なお、市バス車両への燃料の給油は、受託事業者が行うものとします。 ケ 水道光熱費 委託営業所の水道光熱費(電気、上下水道、ガス、ボイラー用灯油)は受託事業者 の負担で、受託事業者が用意するものとします。 また、回転場詰所等及び停留所の水道光熱費は、市交通局の負担とし、市交通局 が供給事業者に直接支払います。 コ 電 話 (ア) 局内電話 受託事業者が、市交通局との連絡に使用する局内電話は、市交通局が配置し、無 償で使用できることとします。 (イ) 外線電話 一般電話及び携帯電話(緊急用)については、市交通局の基準に準じて配置しま す。一般電話は営業運行時間中、携帯電話は24時間受け付けてください。 一般電話の電話料金は、受託事業者の負担とし、受託事業者が電話事業者に直 接支払うものとします。携帯電話(緊急用)の電話料金については、市交通局が負担し、 市交通局が電話事業者に直接支払います。 9 (7) 資格者等の配置 各種法令等により配置が義務付けられている資格者等(運行管理に係る専任の運行 管理者、車両整備に係る整備管理者、整備主任者、施設管理に係る危険物取扱者、 防火管理者など)及び市交通局が指定する資格者等(サービス介助士など)については、 受託事業者の負担で、必要人数の有資格者を確保し、配置するものとします。 また、これらの資格を取得・更新するための講習等に要する費用についても、受託事 業者の負担とします。 (8) 制服等の着用 委託業務に従事する受託事業者の職員のうち、市交通局の所長・副所長などに相当 する管理的業務を行う職員、運行管理を行う職員及び乗務員は、「交通局被服規程」及 び「交通局職員き章規程」(別添資料集所収)に準じて、市交通局の制服、胸名札、き 章及びこれに付随するものを着用するものとします。 また、乗務員は、運行に際し、車内マイク、カードケース、車内名札及び車外名札を 使用するものとします。 これらの制服・き章・制帽及び車内マイク等は、市交通局から無償で貸与します。 (9) 委託開始前の研修 ア 市交通局が実施する研修 市交通局は、以下の研修を行います。 (ア) 路線研修 委託営業所の運行系統について、経路、取り扱い停留所の位置、沿線の主な施設、 運行上の注意箇所等を確認するための路線研修を、受託事業者の運行管理者及び 指導的立場にある職員に対して行います(実施時期は平成28年12月頃を予定)。 (イ) 市交通局の規程及び運賃制度等の研修 委託営業所に配置される予定の全職員が、基本事項及び実務的な内容を習熟し 市交通局と同等の運行サービスを維持することができるよう、市交通局の規程及び運 賃制度等について研修を実施します。(実施時期は平成28年12月~29年2月頃を 予定)。 a 学科研修 (a) 市交通局の規程 (b) 運賃制度 (c) 車両取り扱い 等 b 実務研修 (a) ワンマン機器操作 (b) 車椅子の取り扱い 等 (ウ) 整備研修 受託事業者の整備担当者に対して、ワンマン機器点検整備、部品管理及び整備 管理者業務、並びに点検整備等の実務についての整備研修を行います(実施時期 10 は平成29年2~3月頃の予定)。 イ 受託事業者が行う路線研修 受託事業者は、全乗務員に対して責任を持って路線研修を行うものとします(平成2 9年1~3月頃)。 その際、市交通局が用意するバス車両及び研修を行うための居室等の施設を無償 で提供します。 (10) 委託開始後の研修 受託事業者は、市交通局の研修を参考に、(別添資料集所収「バス乗務員に対する 指導教育」及び「自動車工場における教育に関する基準」参照)、研修・指導を行うもの とします。 (11) その他 ア 委託業務実施に必要な作業用車両 委託業務実施に必要な作業用車両については別途協議とします。 イ 通信設備 (ア)本庁及び営業所とバス車両間の緊急時の連絡のため、バス運行総合情報システ ム(営業所用端末…1台、バス車両車載機器…各バスに1台)を無償で貸与します。 (イ)イベント時、迂回運行時等における立番者間の連絡のため、複数波簡易無線2 台を無償貸与します。 受託事業者は、その使用に当たっては、市交通局の規程及び指示に従うものとしま す。なお、貸与したバス運行総合情報システム機器の維持・管理は、市交通局の負担 で市交通局が行います。 ウ 乗務員の適性診断及び運行管理者特別講習 受託期間中に実施する乗務員の適性診断及び運行管理者特別講習に要する費用 は、受託事業者の負担とします。 エ 車両への国旗の掲揚 受託事業者は、市交通局の指示により、バス車両に国旗の掲揚を行うものとします。 なお、国旗は、市交通局が無償で貸与します。 オ 委託営業所の引継ぎ 委託営業所の受託事業者への引継ぎは、別途協議のうえ事前準備を行うものとしま す。バス車両については、管理委託開始前日(平成29年3月31日)の最終バスの入庫 後の引継ぎとします。 8 応募手続等 (1) 応募意思の確認 ア 受付期間 平成28年4月4日(月)~4月15日(金) (土・日・祝日を除く) 午前10~12時、午後1~5時 11 イ 提出書類 応募意思確認書 (様式1) ウ 提出方法 自動車部管理課まで、事前に電話連絡のうえ、ご持参ください。 エ 書類の交付 応募意思確認書を提出された事業者には、当該営業所で運行を担当することと なる系統に関する資料(ダイヤグラム)をお渡しする予定です。 (2) 質問の受付及び回答 応募意思確認書を提出した事業者は、委託事業の内容等について質問をすることが できます。 ア 質問の受付 質問は、「質問書(様式2)」にご記入のうえ、自動車部管理課まで、FAX、E-mai1、 持参、郵送等によりお届けください。 なお、口頭、電話等による質問は受け付けません。 イ 受付期間 平成28年4月4日(月)~4月25日(月) (土・日・祝日を除く) 午前10~12時、午後1~5時 ウ 質問に対する回答 事業者から出された質問に対する回答は、応募に関する説明会((3)参照)で、主なも のについて説明するとともに、全ての質問に対する回答を書面でお渡しします。 なお、その回答をもって、当募集要項の追加または修正を行ったものとみなしま す。 (3) 応募に関する説明会 応募に関する配布書類等についての説明会を、以下の予定で開催します。 出席できるのは、応募意思確認書を提出した事業者のみです。 また、出席者は、1事業者につき3名までとします。 なお、応募意思確認書を提出した事業者には、説明会の開催について後日改めてご 連絡いたします。 ア 開催日時 平成28年4月26日(火) 午前10時 イ 開催場所 名古屋市役所 西庁舎10階会議室 (4) 応募書類の提出 応募意思確認書を提出し、応募に関する説明会に出席した事業者は、応募書類(9 参照)を提出することができます。 ア 受付期間 平成28年5月23日(月)~6月1日(水) (土・日を除く) 12 午前10~12時、午後1~5時 イ 提出方法 自動車部管理課へ、事前に電話連絡のうえ、ご持参ください。 ウ 事業計画書への経費の記載 委託業務の実施に係る費用は、事業計画書の「6 委託料 (各年度)」、「7 受託 の事前業務にかかる経費」に全て記載して下さい。委託料(年度平均)、事前業務に かかる経費及び営業所施設の整備にかかる経費を合わせて費用の比較を行いま す。 なお、市交通局の指示により新たに発生する費用を除き、提出された委託料の増 は一切認めません。 (5) 応募書類等に関するヒアリング 応募書類等の不明な点等について、応募事業者に対するヒアリングを行います。 開催日時・場所等については、後日ご連絡いたします。 ア 開催日時 平成28年6月8日(水)~6月10日(金)のいずれかに開催する予定です。 イ 開催場所 未定 (6) その他 ア 期間の厳守 応募に当たっては、上記の各期限を厳守してください。期限後の受付は一切行いませ ん。 イ 書類提出後の訂正・変更等 各種書類の提出後は、訂正、変更、差し替え等を認めません。 ウ 応募提出書類の取扱い 応募事業者名及び提出された応募提案書類に記載された事業計画等の内容につ いては、公表することがあります。 また、応募に関し提出された全ての書類は、返還しません。 エ 応募に要する費用 応募に要する費用は、応募事業者の負担とします。 オ 守秘義務 応募事業者は、当該管理の委託に関し、市交通局が配布した書類等又はその内 容若しくは知り得た情報を、第三者に開示し、又は複製・転記し、若しくは譲渡・貸与 することを禁じます。 9 応募書類 (1) 一般貸切旅客自動車運送事業に係る国の認可書の写し 営業区域の明記された認可書の写しをご提出ください。 13 [1部] (2) 安全管理規程の写し [1部] 応募事業者が道路運送法第22条の2に規定する安全管理規程を定める旅客自動車 運送事業者である場合は、安全管理規程の写しを提出して下さい。 (3) 応募申込書 (様式3)及び事業計画書 (様式4) 応募申込書及び事業計画書は、配布した CD に収録した様式を用いて作成してくだ さい。 また、作成した事業計画書の電子データも、あわせてご提出ください。 (4) 会社概要 [9部] 会社名、代表者名、担当者名、連絡先、電話番号、資本構成(株主一覧) 及び一般 乗合旅客自動車運送事業の開始日を記入したもの。 (5) 財務諸表等 (過去3年分) [9部] ア 株主総会召集通知添付書類 ① 貸借対照表 ② 損益計算書 ③ 営業報告書 ④ 利益の処分又は損失の処理に関する議案 ⑤ 監査報告書 イ 有価証券報告書 ウ キャッシュフロー計算書 エ 税務申告書 (提出の直前3年分) ※ 写しでも結構ですが、応募事業者の書類であることを証明できることが必要で す。 オ 旅客自動車運送事業営業報告書 カ 一般乗合旅客自動車運送事業 要素別原価報告書 (6) 税を滞納していないことの証明書 [1部] 次に掲げる税を滞納していないことの証明書(直近3年間の証明書原本) ① 法人税 ② 消費税及び地方消費税 ③ 法人市民税 ④ 固定資産税 (7) 受託に係る雇用等の労働条件に関する労使間の合意書 [1部] (8) その他の資料 市交通局が必要と判断した場合、上記以外の資料を別途提出願うことがあります。 10 受託事業者の決定 (1) 受託事業者は、応募書類を提出した事業者の中から、市交通局の選任する評価委員 が総合的に審査し評価したうえで、市交通局が決定します。 14 (2) 受託事業者の決定は、平成28年7月上旬頃の予定です。結果は、応募事業者全員 に 文書で通知します。 (3) 審査の経過及び結果等に対するお問い合わせ及び異議等については、一切応じませ ん。 11 評価項目 区 (1) 実施計画 分 計画内容の妥当性、有効性 10 ② 整備の安全性 5 の 構築・改善 (2) 安全・ (4) 経済性 a 応募事業者の取り組み b 安全運行確保について の提案 10 5 15 ④ 緊急時の対応 5 ⑤ 地域性 3 ⑥ 事業規模 (3) サービス 15 ① 運行の安全性 ③ 安全管理体制 安定運行 配 点 a 運行管理者有資格者数 2 b 使用車両数 5 7 ⑦ 経営の安定性 5 ① 社員の教育指導等に関する取り組み 5 ② 乗客サービス向上策の提案 5 財政効果 50 10 30 計 105 12 配布書類等 (1) 募集要項 (2) 申込様式集 (応募意思確認書、質問書、応募申込書、事業計画書) (3) 事業計画書記入例 (4) 資料集 (5) 路線図 (6) CD ((2)の申込様式集等のデータを収録) 15 13 お問い合せ先 名古屋市交通局 自動車部 管理課 〒460-8508 名古屋市中区三の丸三丁目1番1号 名古屋市役所 西庁舎9階 電話 (052)972-3941 FAX (052)972-3932 E-mail [email protected] 16
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