北洋新聞

HOKUYO NEWS PAPER
北洋新聞
札幌No.1無料電子新聞
第721号
平成28年3月30日(水)発行
購読料 無料
発行所 ㈱パンダ不動産
編集発行人 田口宗勝
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しかし、駅周辺の商業施設が次々と閉鎖されたことか
JR北海道は苫小牧民報の取材に対し、「(閉鎖後の)
施設の具体的な活用方法については検討中」と繰り返し、
苫小牧市からの問い合わせにも、具体的な説明がないと
いう。JRを利用して苫小牧・札幌間を移動する場合は、
南千歳駅で乗り換えなければならない便が多く、「JR
北海道が苫小牧を軽視している」との指摘もある。
駅前が発展することで乗客が増加する相乗効果がある
のは同社も理解しているはず。「北海道新幹線の札幌延
伸後は、室蘭本線を廃止するのではないか」との不安が
出始めている。
JRの方針不透明
JR苫小牧駅直結の商業ビル「苫小牧エスタ」が28日、 ら集客力が低下。JR北海道が閉店を正式発表した昨年
閉店した。
7月時点で、3階に100円ショップや婦人服店など5店
舗とハローワークとまこまいが入居するのみにまで規模
苫小牧エスタは昭和57年開業。JR駅北口のイトーヨー を縮小していた。
カドー、長崎屋と南口のダイエーを「はしご買い物」す
るスタイルが市民に定着していたため、通過点となる利
柳町に「イオンモール苫小牧」が開業してからは、東
便性を活かし、開業時は38のテナントが営業。また、J 部地区が苫小牧の中心地区となっている。苫小牧エスタ
R利用者の待ち時間を利用した施設としても人気があっ が閉鎖されたことで、駅周辺の商業施設がほとんどなく
た。
なり、さらに衰退すると見られる。
|経済
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平成28年3月30日(水)
北洋新聞
北電からの変更家庭
1万件突破
4月の家庭用電力販売の自由化に向け、北海道電力管内で電気
の購入先変更の申し込みがあった件数は3月18日現在で約12,000
件となった電力広域的運営推進機関が公表した。
泊原発の停止を理由とした3度の電気料金値上げに対し、コスト
削減が不充分と感じられるためだ。また、原発が政治的に不安定
であると認識しながら、他のエネルギー源への投資を怠ってきた
責任もある。
前回発表(2月26日時点)の約3倍に激増した。今のペースが
続けば、4月の自由化時点で2万件を超えそうだ。最大の変更先
と見られる北海道ガスは、さらに営業攻勢を強めていることから、 他社へ切り替えたとしても、料金の割引率は1~5%程度。北
夏ごろまでには10万件を超えるとの見方もある。
電との契約を解除したい動機には、料金だけでなく同社への不満
がありそうだ。変更先は、北ガスの他に、J-COMなど13社が
変更のペースが速い背景には、北電利用者の高い不満がある。 受け付けている。
副店長起訴
かに本家看板落下事故
「札幌かに本家札幌駅前本店ビル」の看板の一部が落下し、女
性が意識不明の重体となった事故で、札幌地検は、業務上過失傷
害の罪で、同店責任者の加藤昇副店長を在宅起訴した。共同通信
が伝えた。
報道によると、加藤副店長は「刑事責任を問われるような過失
はなかった」と、起訴内容を否認しているという。女性は今も意
識不明のまま入院している。起訴状によると、昨年2月、店の看
板から金属部品の一部が落下しているのを確認したが、点検や歩
行者に注意喚起するなど注意義務を怠り放置。看板の一部を落下
させ、看護助手だった女性に頸髄損傷などの大けがを負わせたと
している。
事故を受け、国交省は、外壁に看板を取り付けている国内約7
万5,000棟の安全性を緊急調査するよう、全国の都道府県などに
指示した。
|不動産
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平成28年3月30日(水)
北洋新聞
住宅金融支援機構北海道支店が
「道内住宅市場動向」のアンケート
調査結果を公表した。調査は、今年
1月から2月にかけて113社の道内
住宅事業者から回答を得た。
「平成28年度の受注・販売等の状
況の見込み」について、前年度同期
と比べて「増加」が52%で最多。
「同程度」が38%、「減少」が10%
と続き、楽観的な見込みが多かった。
「増加」と回答した理由について
は、「次の消費税率引上げ(8%→
10%)前の駆け込み」や「住宅ロー
ン金利の低水準」が多かった。
平成24年下半期と平成25年上半期
は、消費増税駆け込み需要で、住宅
業界は活況だった。平成29年4月の
再増税を前に、再び駆け込み需要が
発生すると期待しているようだ。
「減少」と回答した理由について
は、「将来的な消費税率引き上げを
見越したエンドユーザーの様子見傾
向」や「住宅価格等の高騰等の影響」
などが多かった。
増加・減少共に消費税関連が要因
となっており、税制に左右される業
界体質が明らかとなった。
増税延期の空気が急速に広がってお
り、増加要因としての駆け込み需要
はほとんど発生していない。
しかし、将来的に増税するとの見
方は支配的で、減少要因としての消
費税は消えていない。経営者が期待
した今年度の受注V字回復は、困難
な情勢だ。
本紙を含めマスコミ報道では、平
成29年4月の消費増税は延期と予測
住宅価格と人件費については、
している。エンドユーザーの中にも、 「昨年と同程度」との回答が最多。
V字回復見込む
今年度の住宅受注
駆け込み需要に期待
|娯楽
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平成28年3月30日(水)
北洋新聞
乃木坂46のシングル1位獲得は通算13作目。これと
ともに「シングル連続1位獲得作品数」も、2ndシン
グル「おいでシャンプー」から13作連続に伸ばし、AKB
48(30作連続)、SKE48(14作連続)に次いで女性グルー
プ歴代3位につけている。
今作の初週売上枚数は、前作「今、話したい誰かが
いる」の初週売上62.7万枚とともに、累積売上73.9万
枚も上回っており、乃木坂46はシングルの「初週売上」
「累積売上」ともに自己最高をマーク。その人気ぶり
は、デビュー4周年を迎えて、さらに加速している。
えている深川麻衣が“最初で最後”のセンターを務め
る今作。Type-Aのカップリングには深川の初ソロ楽曲
「強がる蕾」と、⾃身が故郷を訪れ、今までの⾃分を振り
返る映像「深川麻衣ドキュメンタリー 〜永遠はないか
ら〜」も収録される。
すでにグループから卒業することを発表し、6月に
故郷・静岡のエコパアリーナでの卒業コンサートを控
今年の紅白歌合戦には、2年連続2回目の出場が内
定している。
紅白出場内定
乃木坂46の14thシングル「ハルジオンが咲く頃」が
発売初週に75.0万枚を売り上げ、今週発表の最新4月
4日付オリコン週間シングルランキングで初登場1位
を獲得した。