マイナンバーカードの発行および 利活用の進捗状況

マイナンバーカードの発行および
利活用の進捗状況等について
平 成 2 8 年 3 月 2 9 日
マイナンバーカード申請受付・発行・交付の流れ
以下のフローにより、マイナンバーカードの申請受付・発行・交付が行われているところ
①申請
住民
約942万件
(3/27時点)
④交付
約204万枚
(3/27時点)
氏名
住所
番号
申請受付事業者
 3月27日までに約942万件の受付処
理が完了
 これまで発生していた申請件数と申
請受付件数のギャップについては、
・ 業務フロアの拡張
・ 要員の増加(+120名)
・ 休日や時間外対応の拡大
等の対策により2月中に解消済
②印刷データ
提供
カード発行事業者
 1月以降、カードの発行を開始
 印刷データを受領後、
・ カードへの印字
・ 電子証明書の格納
を実施
 1月中旬頃からは毎日約11万枚発行
 印刷後のカードは、検収後、市区町
村別に梱包して発送
花子
○○県□□市△△町◇丁目○番地▽▽号
性別
平成元年 3月31日生
□□市長
0123456789ABCDEF
女
2025年 3月31日まで有効
1234
市区町村
 各市区町村では、カード到着後、
・ カード券面の破損・印刷ミス等の確認
・ 公的個人認証機能(電子証明書)の確認
・ カード受取りに関する住民へのお知らせ(交付通知書)の発送※
などの事務処理を実施するため、実際に交付するまでは一定の時間を要するもの
(※ 窓口での混雑緩和のため、段階的に交付通知書を送付する市区町村もあり)
③カード発送
約867万枚
(3/27時点)
氏名
住所
番号
花子
○○県□□市△△町◇丁目○番地▽▽号
性別
平成元年 3月31日生
□□市長
0123456789ABCDEF
女
2025年 3月31日まで有効
1234
※ カード到着後は速やかにカードを交付するよう、自治体宛て事務連絡を発出(2月5日)
1
マイナンバーカードの申請・発行・交付状況
【3月27日時点】
累計数
1日当たり平均
1日当たり平均
(3月21日~27日)
(2月の1ヶ月間)
申請受付数
9,421,158
21,917
35,750
発送枚数
8,673,425
114,230
113,171
交付前設定
実施済み数
5,000,451
85,213
96,743
交付実施済
み数
2,037,184
(※土日、祝日除く) (※土日、祝日除く)
62,926
33,645
(※土日、祝日除く) (※土日、祝日除く)
2
マイナンバーカード申請件数・申請受付件数・発送枚数の推移
(件数・枚数)
(推計値・未公表)
10,000,000
9,000,000
申請件数
8,000,000
申請受付件数
7,000,000
カード発送枚数
申請受付の滞留分が解消
6,000,000
5,000,000
4,000,000
3,000,000
2,000,000
1,000,000
0
 3月27日までは実績値
3月28日以降は右表の
とおり仮定して試算
項目
 2月末には申請受付の滞
留分が解消
①申請受付件数
 3月末にはカード発送
枚数が申請受付件数
に近接する見込み
②カード発送枚数
【試算の前提】
①申請受付件数
・ 郵送申請 15,000件/日
20,000 件/日
・ オンライン申請 5,000件/日 の合計で 20,000件/日
仮定
※ 数値はこれまでの実績値等を参考に予測
115,000 枚/日 ②カード発送枚数
1月中旬頃からの実績値
3
マイナンバーカード交付枚数(1日当たり)の推移
2/1
月
2/2
火
2/3
水
2/4
木
2/5
金
2/8
月
2/9
火
2/10
水
2/12
金
2/15
月
2/16
火
2/17
水
2/18
木
(2/1~3/27)※土日・祝日を除く
2/19
金
2/22
月
2/23
火
2/24
水
2/25
木
2/26
金
13,831 13,288 16,998 18,558 21,025 25,663 22,809 29,556 35,492 37,630 32,878 38,360 41,902 42,799 35,626 47,929 50,647 48,120 48,295
2/29
月
3/1
火
3/2
水
3/3
木
3/4
金
3/7
月
3/8
火
3/9
水
3/10
木
3/11
金
3/14
月
3/15
火
3/16
水
3/17
木
3/18
金
3/22
火
3/23
水
3/24
木
3/25
金
51,495 46,239 53,526 56,327 56,745 63,919 59,312 54,984 61,687 60,766 61,420 61,514 62,934 61,840 62,047 63,749 61,548 63,184 63,223
70,000
(単位:枚/日)
60,000
50,000
40,000
30,000
20,000
10,000
0
4
マイナンバーカード交付申請書の受領時期と市区町村への発送のために郵便局に差し出す時期
マイナンバーカードの交付申請書の受領時期と、マイナンバーカードを発行し市区町
村への発送のためにJ-LISから郵便局に差し出す時期との対応はおおよそ以下のとおり
(申請書に不備があった場合を除く)
申請書受領時期
差し出し時期
・平成27年10月5日~平成27年11月下旬
平成28年1月中旬ごろ
・平成27年11月下旬~平成27年12月上旬
平成28年1月下旬ごろ
・平成27年12月上旬~平成27年12月中旬
平成28年2月上旬ごろ
・平成27年12月中旬~平成27年12月下旬
平成28年2月中旬ごろ
・平成27年12月25日~平成27年12月末
平成28年2月下旬ごろ
・平成28年1月上旬ごろ
平成28年3月上旬ごろ
・平成28年1月中旬ごろ
平成28年3月中旬ごろ
・平成28年1月下旬~平成28年2月上旬ごろ
平成28年3月下旬ごろ
・平成28年2月上旬~平成28年2月中旬ごろ
平成28年4月上旬ごろ
・平成28年2月中旬~平成28年3月上旬ごろ
平成28年4月中旬ごろ
※平成28年3月10日現在
※上記については、マイナンバーカード総合サイトに掲載
5
J-LISのカード管理システムに実施した措置
カード管理システムのサーバルーム内
住基ネット
中継サーバ#1
市町村
統合端末
住基ネット
市町村
統合端末
ファイアーウォー
ル
通信振分装置
住基ネット
中継サーバ#2
カード管理業務
サーバ#1
通信振分装置
住基ネット
中継サーバ#3
カード管理業務
サーバ#2
住基ネット
中継サーバ#4
1 住基ネット中継サーバに実施した措置
○常時監視、即時再起動体制(1/25~)
⇒J-LIS管理職1名・職員1名、ベンダーSE4名がサーバ室内に常駐
○中継サーバの増設(1/24~2/5)
⇒追加:3号機(1/24)、4号機(2/5)
⇒交換:2号機(1/27入替、1/28再稼動)
○不具合を生じさせないための改修(3/4、11)
⇒意図しない値を検知してもプログラムが停止しないよう修正
2 カード管理業務サーバに実施した措置
○常時監視、即時再起動体制(2/22~)
⇒J-LIS管理職1名・職員1名、ベンダーSE4名がサーバ室内に常駐
※中継サーバと同時に監視
○処理を高速化するための改修(2/26)
⇒業務処理名の長さを短くすることによる処理の高速化
○処理量を増やすためのメモリ容量の増強(3/11)
⇒処理領域を拡張(4倍)
6
マイナンバーカードのマイキー部分について
◎ICチップ内の電子証明書の利用にはマイナンバー(個人番号)は使用しません
①マイナンバー
・社会保障、税又は災害対策分野における法定事務又は地
方公共団体が条例で定める事務においてのみ利用可能
1234 5678 9012
氏名 番号 花子
(裏面)
平成元年 3月31日生
・マイナンバーを利用できる主体は、行政機関や 雇用主
など法令に規定された主体に限定されており、そうでない主
体がカードの裏面をコピーする等により、マイナンバーを収
集、保管することは不可
②電子証明書
(署名用電子証明書・利用者証明用電子証明書)
書のイメージ
ICチップ内のAP構成
(署名用、利用者証明用)
空き領域
その他(券面情報等)
・電子証明書の発行番号と顧客
データを紐づけて管理すること
により、様々なサービスに活用
が可能
③空き領域
・市町村・都道府県等は条例で定めるところ、国の機関等
は総務大臣の定めるところにより利用可能
=
マイキー部分
例:金融機関における
インターネットバンキング等
民 間 も 含 め て 幅 広 く
利 用 が 可 能
・行政機関等(e-Tax、マイナポータル、コンビニ交付等)
のほか、新たに総務大臣が認める
利用者証明用電子証明
民間事業者も活用可能に
電子証明書
法令で利用できる
主 体 が 限 定
マイナンバーカードの裏面
例:印鑑登録証、国家公務員身分証
・新たに民間事業者も総務大臣の定めるところにより利用
可能に
7
「コンビニ交付サービス」の普及拡大について
○全国のコンビニエンスストア(約48,000)で住民票の写し等が取得可能なコンビニ交付サービスについ
て、マイナンバーカードの導入に伴い、平成28年度中に、コンビニ交付の実施団体数を300団体とし、
実施団体の人口の合計も3倍の6,000万人を超えることを目指す。
個人番号カード
◆H28.1から交付開始
表面
裏面
氏名
番号 花子
住所
○○県□□市△△町◇丁目○番地▽▽号
性別
平成元年 3月31日生
□□市長
(参考)コンビニ交付に係る市町村へのアンケート
調査結果
女
2025年 3月31日まで有効
◆交付手数料は無料
0123456789ABCDEF
住
1234
市町村
(約1,740箇所)
コンビニ等
(約48,000箇所)
民
氏名
番号 花子
住所
○○県□□市△△町◇丁目○番地▽▽号
性別
平成元年 3月31日生
□□市長
0123456789ABCDEF
証明書
交付センター
女
2025年 3月31日まで有効
1234
コンビニチェーン
証明書発行サーバ
証明書を交付
● 取得できる証明書
・住民票の写し
・印鑑登録証明書
・住民票記載事項証明書※
・各種税証明書※
・戸籍証明書※
・戸籍の附票の写し※
※対応しない市町村もあり。
J-LIS
証明書裏面の
偽造防止情報も
付加
証明書情報を作成
導入のメリット
いつでも
早朝から夜(6:30~23:00)まで土日祝日も対応
・住民の利便性向上
・窓口業務の負担軽減
どこでも
全国の約48,000店舗で交付を受けられる
・証明書交付事務コストの低減
※ J-LISが平成26年度末に実施したアンケート調査結果による。
H27年度の団体数は実施済み。
8
コンビニ交付の市区町村の参加状況
長野県 諏訪市 松本市
伊那市
駒ケ根市
辰野町
箕輪町
飯島町
南箕輪村
宮田村
沖縄県 南風原町 豊
見城市
読谷村
山形県 酒田市
江別市
山梨県 富士吉田市
富山県 南砺市
氷見市
石川県 小松市 津幡町
能美市 中能登町
福井県 福井市 永平寺町
岩手県 奥州市
新潟県 三条市
宮城県 大崎市
新発田市
魚沼市
南魚沼市
滋賀県 大津市 栗東市
彦根市
長浜市
湖南市
愛荘町
群馬県 高崎市
前橋市
京都府 木津川市
龍ケ崎市 守谷市
つくば市 つくばみらい市
常総市
かすみがうら市
播磨町
三木市 たつの市 加古川市
神戸市
宍粟市
尼崎市
伊丹市
島根県
千葉県 市川市 船橋市
浜田市
木更津市
松戸市
成田市
山武市
芝山町
広島県 広島市
山口県 下関市
大牟田市 新宮町
長崎県 佐世保市
長崎市
三重県 鈴鹿市
佐賀県 佐賀市
熊本県 益城町 山鹿市
菊池市
熊本市
大分県 佐伯市
鹿児島県 鹿児島市 霧島市
出水市
薩摩川内市
宮崎県 宮崎市 えびの市
愛媛県
宇和島市
香川県 高松市
徳島県 三好市
藍住町
埼玉県 さいたま市
春日部市
戸田市
北本市
小鹿野町
久喜市
志木市
茨城県 古河市 日立市
兵庫県 西宮市 姫路市
福岡県 福岡市 糸島市
栃木市
日光市
那須塩原市
下野市
那須町
芳賀町
鹿沼市
大田原市
小山市
上三川町
会津若松市 富岡町
白河市
棚倉町
須賀川市
大熊町
相馬市
郡山市
双葉町
高山市
岡山県 津山市 岡山市
栃木県 足利市
仙台市
福島県
岐阜県 大垣市
豊中市
吹田市
枚方市
摂津市
茨木市 東大阪市
泉佐野市 交野市
羽曳野市
門真市
コンビニ交付サービス対象人口
団体
対象人口
平成28年
185
4,125万人
3月28日時点
韮崎市
南アルプス市
笛吹市
甲州市
富士川町
忍野村
富士河口湖町
あわら市
大阪府 大阪市 守口市
北海道 音更町
名張市
いなべ市
伊賀市
神奈川県 藤沢市
茅ヶ崎市
座間市
川崎市
厚木市
大和市
相模原市
奈良県 生駒市
和歌山県 橋本市
東京都
港区 三鷹市
江東区 町田市
渋谷区 小金井市
中野区 日野市
杉並区 台東区
荒川区 目黒区
板橋区 世田谷区
足立区 東大和市
葛飾区
江戸川区
静岡県 掛川市 裾野市
御殿場市 小山町
清水町
静岡市
愛知県 一宮市 東海市 知多市
半田市 瀬戸市
常滑市
小牧市
9
公的個人認証サービスの民間利活用に係る大臣認定について
・ マイナンバーカードに格納された電子証明書等を活用する公的個人認証サービスは、
総務大臣の認定を受けることを前提に、民間事業者へも利用が開放されている。(2016年1月1日~)
・ 2016年2月12日付けで以下の3社について初の大臣認定を行った。
1.テレビとマイナンバーカード(公的個人認証サービス)の活用
日本デジタル配信株式会社(JDS)
① 法人の概要
ケーブルテレビ事業者向けに、映像配信サービスを行う
ための共通的な基盤を提供する業務を実施。
(例 ケーブルテレビ向けデジタル放送配信サービス(CS番組))
② 当面の公的個人認証サービスの活用場面
ケーブルテレビの画面から、リモコンとマイナンバーカー
ド(公的個人認証サービス)を使って、生命保険会社から
送付される各種通知の閲覧、終身年金に係る現況届の
電子的な送信を行う。(実証実験)
一般社団法人スマートテレビ連携・地域防災等
対応システム普及高度化機構(スマテレ機構)
① 法人の概要
マイナンバーカード(公的個人認証サービス)とスマートテ
レビを使ったサービスについて、関係事業者で利用可能な
システム基盤の提供等の業務を実施。
② 当面の公的個人認証サービスの活用場面
あらかじめ登録した利用者のマイナンバーカード(公的個
人認証サービス)と連携したスマートテレビに、個人を特定
して避難を促すメッセージを表示。また、避難所における避
難状況確認を行う。(実証実験)
2.マイナンバーカード(公的個人認証サービス)を活用した地域住民サービス
一般社団法人ICTまちづくり共通プラットフォーム推進機構
(TOPIC)
① 法人の概要
マイナンバーカード(公的個人認証サービス)を活用して、
地域における母子健康、医療、福祉をはじめ、住民が日常的
に利用する様々な情報を提供するためのシステム基盤を運営。
② 当面の公的個人認証サービスの活用場面
本年3月より、マイナンバーカード(公的個人認証サービス)
を活用して、パソコン等から母子健康情報を閲覧できるサービ
スや、前橋市(群馬県)の医療機関間におけるデータ連携を実
現するシステム運用を実施。
今後も大臣認定を受けた民間事業者が、
自身の事業に公的個人認証サービスを
活用することにより、マイナンバーカード
の利活用の幅が更に広がることが期待
される
10
個人番号カード・公的個人認証サービス等の利活用推進の
在り方に関する懇談会(検討体制)
個人番号カード・公的個人認証サービス等の利活用推進の
在り方に関する懇談会
座長:須藤 修(東京大学大学院 教授)
個人番号カード等の利活用検討WG
公的個人認証サービス等を活用したICT利活用WG
主査:須藤 修(東京大学大学院 教授)
主査:大山 永昭(東京工業大学 教授)
1)下記における公的個人認証サービスの利活用推進策
①CATV等放送事業 ②郵便事業 ③通信事業
1) 個人番号カードの具体的な利活用方策、セ
キュリティに配意した普及推進策など
2) 地方公共団体における個人番号の具体的利
活用方策、海外在留者への行政サービスの提
供の方法 等
マイキープラットフォームによる
地域経済活性化方策検討会
座長:太田 直樹(総務大臣補佐官)
 地域活性化への道筋を明らかに
する「マイキープラットフォームに
よる地域活性化戦略案」の検討
2)国の行政機関における公的個人認証サービスの利活
用推進策
3)その他官民の幅広い分野における公的個人認証サー
ビスの利活用推進策、セキュリティ確保策
属性認証検討SWG
主査:手塚 悟(東京工科大学教授)
 電子調達、電子私書箱にお
ける権限委任(属性認証)の
仕組みの検討
スマートフォンへの利用者証明
機能ダウンロード検討SWG
主査:手塚 悟(東京工科大学教授)
 個人番号カードに格納される利
用者証明機能のスマートフォンへ
のダウンロードの仕組みの検討
11
個人番号カード・公的個人認証サービス等の利活用推進の
在り方に関する懇談会(検討課題)
【基本的な考え方】
○ 国民利用者へ、個人番号カードが「使いやすい、メリットのあるカード」であることを示すことが重要。
○ これまでの実証の結果、公的個人認証サービスを活用したサービスが具体化。今後「実用化」に向けた検討を推進。
○ 目に見える具体的なユースケースの拡充に向け、実現に向けた課題解決方策の検証、実証事業を通じ、サービス
提供事業者・関係者の作業とコストの明確化。
検討項目
検討事項
①コンビニ交付
(戸籍、イベントチケット等)
○コンビニのキオスク端末からの戸籍の証明書等やチケット等の交付
②クレジットカード・サービスとの連携
○クレジットカードと個人番号カードのワンカード化に向けた検討
○会場時におけるチケットレスサービス
③個人番号カードに対応したアクセス手段の多 ○ケーブルテレビのSTB、スマートテレビ、スマートフォン等における個人番号カードの読
取機能等の実用化
様化
○電子調達:個人番号カードを用いて、企業の担当者が、非対面・非書面で資格審査から
契約までの手続を実施し得るための属性認証を実現するシステム等の検討
④電子調達・電子私書箱における活用
○電子私書箱:官民の各種証明書類を電子的に蓄積し、個人番号カードや属性認証の仕
組みを用いて利用者が指定する宛先に伝送するサービスの実現
⑤スマートフォンへの利用者証明用電子証明
書の格納
○スマートフォンを、個人番号カードとして使用可能とするための、技術的・制度的課題の
検討(利用者証明用電子証明書のスマートフォンへのダウンロード等)
○個人番号カードの具体的な利活用方策、セキュリティに配意した普及推進策
⑥地方公共団体における利活用方策
○地方公共団体における個人番号の具体的利活用方策、 海外在留者への行政サービ
スの提供の方法 等
12
27年度実証事業の概要
ユースケース
実証内容
実証地域
山形県酒田市
栃木県足利市
①コンビニのキオスク端末からの
戸籍取得
住所地以外で戸籍の記録事項証明書を取得するための機能検証やユーザビリ
ティの検証等を実施
東京都三鷹市
大阪府箕面市
奈良県生駒市
兵庫県神戸市
東京都江東区
②イベント会場におけるチケットレス
サービス
会場入場時、チケットの代わりマイナンバーカードをかざして行う公的個人認証
サービスを活用した資格確認の機能検証等を実施
③ケーブルテレビからの母子健康情報
等の閲覧
マイナンバーカードを活用した、母子健康情報サービスの利用申込み及び母子
健康情報を電子的に閲覧。
富山県南砺市
④母子健康情報の閲覧や画像情報連
携サービス
マイナンバーカードを活用した、母子健康情報の閲覧や画像データ等について、
異なる病院や診療所間においての共有・閲覧。
群馬県前橋市
神奈川県横浜市
東京都杉並区
⑤ケーブルテレビからの電子私書箱を
活用した終身年金の現況確認
ケーブルテレビの画面から、リモコンとマイナンバーカードを使って、電子私書箱
に送付される生命保険会社からの各種通知文書の閲覧、終身年金に係る現況
確認届けを送信するための機能検証等を実施。
神奈川県横浜市緑区
愛知県豊田市
兵庫県西宮市
宮崎県宮崎市
⑥スマートテレビを通じた避難情報の提
供、避難状況の把握
あらかじめ登録した利用者のマイナンバーカードと連携したスマートテレビに当該
個人に適した災害情報を表示。避難所でマイナンバーカードをかざすことで、自
治体において住民の避難状況をリアルタイムに把握。
徳島県美波町
⑦電子私書箱を活用した保育所の利
用申請等(属性認証)
電子私書箱を活用して、自治体や企業等に赴くことなく、必要な証明書類を取
得し、保育所等への利用申請を行うための仕組み、電子私書箱の機能検証を
実施。
ー
13
マイキープラットフォーム構想の概要
○ マイキープラットフォーム構想とは
マイナンバーカードのマイキー部分(ICチップの空きスペースと公的個人認証の部
分で、国や地方自治体といった公的機関だけでなく、民間でも活用できるもの)を活
用して、マイナンバーカードを公共施設や商店街などに係る各種サービスを呼び出す
共通の手段とするための共通情報基盤をマイキープラットフォームと呼び、これを利
用して行政の効率化や地域経済の活性化につながる具体的道筋を明らかにするも
の。
○ 検討の前提
マイキープラットフォーム構想の検討は、以下の留意点を前提とする。
◇ マイナンバー法で規定された、税・社会保障・災害にしか使えないマイナンバーの
部分とは無関係であること。
◇ マイキーIDは、希望する者が自ら作成できるものとすること。
◇ マイナンバーカードやマイキープラットフォームには、マイキーIDを搭載するが、図
書の貸出し履歴や物品の購入履歴等の情報は保有できないこと。
◇ マイキーの行政窓口や店頭での活用においては、カードリーダを利用し、行政窓口
職員や店員等にはカードを手渡すことはないこと。
14
マイキープラットフォーム構想(素案)
②地域経済の活性化
施設の情報
123
システムはそのまま
利用者番号
図書館カード
図書館等公共施設
認定認証
事業者A
お店の情報
①便利
456
ポイントカード番号
システムはそのまま
TARO SUZUKI
08/07
連携
ポイントカード
商店街
マイキーID
001
マイナンバーカード
お店の情報
(汎用的なアクセス手段)
会員番号
システムはそのまま
789
飲食店
自分で作る「マイキーID」と
「各種サービスID(利用者番
号等)」以外の情報は保管し
ない
各種会員証
認定認証
事業者B
各種サービスID
012
希望する様々なサービスで利用可能
③様々なサービスイノベーションを誘発
各種カード
「マイキーID」と「各種サービスID」の
出会いの場
15
マイキープラットフォームによる地域活性化方策検討会 概要
目的
地域活性化への道筋を明らかにする「マイキープラットフォームによる地域活性化戦略案」の構
築を目的とする。
検討項目
①住民視点での行政サービス再編・業務改革
②新たな商店街振興策を軸とした地域経済活性化
③多様なサービスイノベーションによる地域経済好循環拡大への期待
構成員
・太田 直樹(総務大臣補佐官)【座長】
・廣川 聡美(地域情報化アドバイザー)
・赤間 広嗣(鹿児島県企画部情報政策課長)
・市瀬 英夫(埼玉県町村会情報システム共同化推進室長・静岡 ・吉田 康夫(全国商店街振興組合連合会専務理事)
県CIOアドバイザー)
・伊藤
博(川崎市中原区モトスミ・ブレーメン通り商店街振興組
合理事長・神奈川県商店街振興組合連合会理事長)
・大高 利夫(藤沢市参事兼IT推進課長)
・岡田 祐子(株式会社エムズコミュニケイト代表取締役社長)
・小尾 高史(国立大学法人東京工業大学 准教授)
・高橋 邦夫(豊島区政策経営部情報管理課長)
・手塚 悟(東京工科大学コンピュータサイエンス学部 教授)
・東條 洋士(徳島県政策創造部地方創生局地域振興課長)
・原田
智(京都府情報政策統括監)
【関係省庁等】
・向井 治紀(内閣官房社会保障改革担当室審議官・内閣官房情
報通信技術(IT)総合戦略室室長代理)
雅幸(経済産業省中小企業庁経営支援部商業課長)
知之(総務省大臣官房審議官)
・籔内
・猿渡
・福浦 裕介(地方公共団体情報システム機構情報化支援戦略部
長)
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