H28組織機構改革.

平成28年3月23日
プレス発表資料
平成28年4月1日
徳島県人事異動
〔
目
1
はじめに
2
主な「組織機構改革」について
次
〕
(1)未来を拓く!「地方創生」の進化
~新次元の「回帰戦略」や「次世代育成」、
「価値・魅力創出」の展開~
(2)未来を創る!「経済・雇用対策」の推進
~徳島の強みを活かし、「とくしまブランド」を国内外に強力発信~
(3)未来を守る!「安全・安心」の徹底
~ソフト・ハードのベストミックスで県民・県土の安全・安心を向上~
3
組織体制の最適化・効率化に向けた取組みについて
(1)3,000人体制に向けた取組み
(2)組織体制の重点化
(3)部局を越えた連携強化のさらなる進化
(4)職員の重点配置
4
組織の活性化に向けた取組みについて
(1)女性職員の活躍の推進
(2)若手職員の登用
(3)職種の垣根を越えた職員の配置
(4)県民目線・現場主義に立った職員の配置
(5)人材交流の推進
「地方創生・本格展開」に向けた新次元の組織体制づくり
~「新たな価値観」の創出で「一歩先の未来」へ加速!~
平成28年度定期人事異動
1
○
はじめに
「人口減少の克服」や「東京一極集中の是正」に向け、
「地方創生の旗手・徳島」の「大いなる挑戦」として掲げた
「政府関係機関の徳島移転」は、
4月以降、国民生活センターの「教育研修」や「商品テスト」部門の試験移転が、
7月には、約一か月に及ぶ消費者庁職員の業務試験が実施される予定となり、
平成28年度は、
「地方創生」を先導する本県の取組みを
内外に強力に発信できる千載一遇の好機となります。
○
この取組みを「東京一極集中是正の起爆剤」として、
本県のあらゆる分野、あらゆる世代が連携し、まさに“挙県一致”で
「地方創生」を進化させ、
「一億総活躍社会」を徳島から牽引していくためには、
職員一人ひとりの「創造力・実行力・発信力」にさらなる磨きをかけ、
「国民目線」も意識した「県民目線・現場主義」の徹底で、
「新たな価値観」を創出し、
「一億総活躍」のモデルを発信していく必要が
あります。
○
そこで、「平成28年度定期人事異動」においては、
「新たな価値観」の創出による「地方創生・本格展開」に向け、
次の3本柱を重点分野とした組織体制を構築しました。
(1)未来を拓く!「地方創生」の進化
~新次元の「回帰戦略」や「次世代育成」、
「価値・魅力創出」の展開~
(2)未来を創る!「経済・雇用対策」の推進
~徳島の強みを活かし、
「とくしまブランド」を国内外に強力発信~
(3)未来を守る!「安全・安心」の徹底
~ソフト・ハードのベストミックスで県民・県土の安全・安心を向上~
○
平成28年度は、この新しい組織で
「日本創成の礎を築いていくんだ」という強い気概を持ち、
「一歩先の未来」を見据え、「地方創生・本格展開」に全力を傾注して参ります。
- 1 -
2
主な「組織機構改革」について
(1)未来を拓く!「地方創生」の進化
~新次元の「回帰戦略」や「次世代育成」、「価値・魅力創出」の展開~
○
「消費者庁移転推進統括本部」及び「消費者行政推進課」を新設
~消費者庁、国民生活センターの円滑な徳島移転を全庁挙げて推進~
地方創生の起爆剤として、「民間の本社機能地方移転」にも繋がる、
「消費者庁の徳島移転」に向けた課題解決や、
「おもてなしの向上」で、「徳島への人の流れ」を加速するため、新たに
「政策監」を本部長とする「消費者庁移転推進統括本部」を設置するとともに、
このプロジェクトの「総合調整」と「推進エンジン」機能を担う、
「次長(安全・安心担当)」及び「消費者行政推進課」を新設します。
また、4月以降本格化する「国民生活センター」試験移転の
円滑な実施に向け、新たに鳴門合同庁舎内に
消費者行政推進課のサテライトオフィスを設置するとともに、
「課長級の管理職員」を配置し、
国民生活センター試験移転の円滑化を推進します。
○
「『vs東京』とくしま回帰統括本部」を設置
~「生涯活躍の場づくり」の具現化で「とくしま回帰」を加速~
県と市町村すべての「地方創生・総合戦略」の策定が年度内に完了し、
今後、県を挙げて「とくしま回帰」に向けた取組みを本格化させるため、
「vs東京」や、
「国際短編映画祭」など、「エッジの効いた」発信戦略に加え、
本県ゆかりの高齢者のとくしま回帰を推進する
「徳島型CCRC・生涯活躍のまち」構想の具現化に向け、
「『vs東京』発信戦略統括本部」を
「『vs東京』とくしま回帰統括本部」に改組し、
「徳島型CCRC」の牽引役として、
長寿いきがい課に「いきがい・とくしま回帰担当室長」を新設します。
-2-
○ 「とくしま新未来創造オフィス」及び「新未来創造担当室長」を新設
~地方創生の最前線で「地方創生人財」や「地方創生新モデル」を創造~
神山や美波など、多様で多才な人財が集まる
「地方創生のモデル地域」を活用し、
「県民目線・現場主義」に立った「人財育成」や「政策創造」に取り組むため、
「とくしま新未来創造オフィス」を東部、南部、西部の3地域に新設します。
本庁舎所管の東部地域には、地方創生推進課のサテライトオフィスを、
「神山バレー・サテライトオフィス・コンプレックス」内に設置し、
新設する「新未来創造担当室長」がサテライト勤務で
「地方創生人財」の育成や、「新たな地方創生モデル」の創造、
地域の価値や魅力の「発信力強化」に取り組み、
「とくしま回帰」を強力に推進します。
○
「女性活躍推進統括本部」を設置
~職場でも、地域でも、全ての女性が活躍できる一億総活躍社会を推進~
女性の活躍推進に欠くことのできない
「長時間労働の是正」をはじめとする「働き方改革」や、
「次世代育成」に向けた「結婚、妊娠・出産、子育て」の切れ目ない支援を
一体的に推進するため、
「女性活躍・次世代育成戦略統括本部」を「女性活躍推進統括本部」に改組し、
その牽引役として「次長(女性活躍担当)」を新設し、
全ての女性が輝き、より一層活躍できる「一億総活躍社会」づくりに向け、
取組みを加速します。
-3-
○
「国際スポーツ・文化推進統括本部」を新設
~「三大国際スポーツ大会」と「あわ文化」で
「とくしま」を世界に発信~
世界最大の「スポーツの祭典」であり「文化の祭典」でもある
「東京オリンピック・パラリンピック」をはじめ「三大国際スポーツ大会」が
近づく中、大会の開催地やキャンプ地誘致の実現に向けた取組みの推進や、
「ベートーヴェン『第九』アジア初演100周年」に向けた
「とくしま“歓喜の歌”プロジェクト」、世界に誇る「阿波おどり」など、
スポーツイベントに合わせ、文化プログラムを戦略的に展開していくため、
新たに「副知事」を本部長とする「国際スポーツ・文化推進統括本部」を
設置します。
また、「東京オリンピック・パラリンピック」に向けた「ホストタウン構想」や、
国際スポーツ交流を推進するため、
県民スポーツ課に「国際スポーツ担当室長」を新設します。
○
県土整備部に「次長(次世代交通担当)」及び「次世代交通課」を設置
~夢へのチャレンジ!「四国新幹線」や「DMV」など、
次世代交通の導入促進~
平成31年度、「空の拠点」と「海の拠点」が高速道路で直結し、
「陸・海・空」の交通体系がさらなる進化を遂げる「エポックメイク・第二弾」
に向け、「エアポートセールス」や「ポートセールス」による国内外からの
「ひと」や「もの」の流れの加速化、
「四国新幹線」実現に向けた県民の気運醸成、
次世代鉄道である「DMV」導入などを総合的に推進する司令塔として、
「次長(次世代交通担当)」を新設するとともに、
交通戦略課を「次世代交通課」に改組します。
-4-
(2)未来を創る!「経済・雇用対策」の推進
~徳島の強みを活かし、「とくしまブランド」を国内外に強力発信~
○
「守り」と「攻め」のTPP対策の体制強化
~TPPを地方創生の推進エンジンへ~
TPPの影響が大きいとされる農林水産業において、
「小規模経営体」や「中山間をはじめとする農山漁村」を対象とした
きめ細やかな「徳島ならでは」の施策で地域の農林水産業をしっかりと「守り」、
より良いものを作ることによって、「6次産業化推進」や「輸出拡大」など
「攻め」の施策へと繋げる、「守り」から「攻め」に転じる取組みを推進するため、
「次長(TPP担当)」を新設するとともに、
農林水産政策課に「政策調整・TPP担当」を新設し、
TPPの「メリットの最大化」と「デメリットの最小化」に取り組みます。
○
「挑戦する『とくしまブランド戦略』」の推進体制強化
~TPPを迎え撃つ!「もうかる農林水産業」を実現~
「挑戦する『とくしまブランド戦略』」の新たな推進エンジンとして、
生産から販売までを、世代、団体、分野を越えたオール徳島で
サポートするため、県及び農業関係団体が設立した
「とくしまブランド推進機構(愛称:地域商社 阿波ふうど)」に、
都市部の消費地と県内産地との生産出荷計画の司令塔を担う
「エリアマネージャー」として、産地支援の経験豊富な職員を派遣し、
本県農林水産業の成長産業化を加速します。
○
所長直轄の「アグリサイエンスゾーン推進幹」設置による連携推進
~「共同研究」、「人財育成」による産・学・官連携のさらなる強化~
徳島大学生物資源産業学部の開設を機に、農林水産総合技術支援センター
との間で、共同研究や人財育成の連携強化にスピード感を持って取り組むため、
総合的な推進役として、所長直轄の「アグリサイエンスゾーン推進幹」を
設置するとともに、大学・高校・県との連携による人財育成体制の構築に向け、
「農業人材育成担当室長」を設置します。
また、地域の課題解決に向けた高度な研究開発を加速するため、
徳島大学との「研究員の相互交流」を実施します。
-5-
○
「新未来産業グローバル戦略統括本部」及び「国際企画課」の設置
~成長分野の推進による「競争力向上」と
「おもてなし」で海外販路・誘客を拡大~
「新成長戦略」と「海外展開戦略」の2つの統括本部を統合し、
徳島が世界に誇るLEDをはじめ、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)、
CNF(セルロースナノファイバー)などの高機能素材、
「水素」の積極活用など、「徳島の強み」を活かした新未来産業の創造や
販路拡大、また、自然や食、文化など、「魅力あふれる観光コンテンツ」と
「おもてなし」による外国人観光客の積極的な誘致推進など、
海外販路や誘客の拡大により、徳島経済のさらなる強化を図るため、
新たに「新未来産業グローバル戦略統括本部」を設置するとともに、
海外展開の推進役として、
「国際企画課」及び「グローバル化担当室長」を新設します。
○
「労働雇用戦略課」の新設
~「一億総活躍」に向けた「働き方改革」や「就労支援」、
「プロフェッショナル人財」の還流を推進~
ICTを活用した「テレワーク」をはじめとする、
「多様な働き方」の推進や、
都市部のプロフェッショナル人財の還流など、
「一億総活躍社会」に向けた課題解決を戦略的に推進していくため、
「労働雇用戦略課」を新設し、
女性や若者、高齢者等あらゆる世代の就労を推進します。
○
「にぎわいづくり課」及び「観光政策課」の体制強化
~「とくしまマラソン」、「マチ★アソビ」の魅力アップで
交流人口の拡大を推進~
第10回記念大会となる「とくしまマラソン2017」の開催に向け、
世界から注目が集まるよう、さらなる「国際化の推進」や「競技力の向上」を
図るため、にぎわいづくり課に、「マラソン交流担当」を新設するとともに、
「マチ★アソビ」や「国際アニメ映画祭」などアニメイベントを一元化し、
さらなる魅力アップで、徳島への「新たな人の流れ」を創出します。
さらに、日本版DMOのトップモデルである
「一般社団法人せとうち観光推進機構」へ職員を派遣し、
広域連携による観光誘客のさらなる推進を図ります。
-6-
(3)未来を守る!「安全・安心」の徹底
~ソフト・ハードのベストミックスで県民・県土の安全・安心を向上~
○
県土整備部次長(水管理・県土強靱化担当)の新設
~治水・利水対策の体制強化~
「早明浦ダム再編」や「長安口ダム堆砂問題」について、
国や、四国各県など関係機関との折衝や調整を強力に進めるとともに、
「局地化・頻発化・激甚化」する気候変動の「新たなステージ」への対応や、
水に関する労苦の歴史についての「水教育の推進」を盛り込む、
全国初となる「治水・利水等流域水管理条例(仮称)」の制定など、
戦略的かつ統括的に「水管理・県土強靱化」を推進するため、
「次長(水管理・県土強靱化担当)」を新設します。
○
「南部総合県民局県土整備部(那賀庁舎)」の体制強化
~浸水被害対策の迅速な実施に向けた体制の強化~
平成27年から5カ年計画での実施が採択された、那賀町和食地区の
「床上浸水対策特別緊急事業」の迅速な事業推進を図るため、
南部総合県民局県土整備部「那賀庁舎」の「緊急浸水対策担当」及び
「用地担当」をそれぞれ強化し、事業推進の前提となる平成29年度までの
用地買収完了を目指すとともに、迅速な防災・減災対策を推進し、
安全・安心で暮らしやすい地域づくりを図ります。
○
「情報戦略課」及び「情報セキュリティ担当室長」の設置
~戦略的なネットワークセキュリティで
マイナンバー時代の情報やシステムを守る~
外部からの攻撃による機密性の高い個人情報の流出防止や、
内部からの情報漏えいのリスクをなくすための
安全・安心なネットワーク・セキュリティを戦略的に構築するため、
情報システム課を「情報戦略課」に改組します。
また、平成28年1月から交付が始まった「マイナンバーカード」の普及に
伴い、セキュリティの確保に加え、必要性が高まる県庁の「バックオフィス」
の業務改革を牽引するため、「情報セキュリティ担当室長」を新設します。
-7-
○
「中央こども女性相談センター」の体制強化
~子どもの虐待相談対応の強化~
平成27年7月から開始された児童相談所全国共通ダイヤル3桁化
(189(いちはやく))への対応や、増え続ける児童虐待相談に的確に対応
するため、県下の相談件数の約7割を占める「中央こども女性相談センター」
の「児童相談担当」に「担当課長」を新設するとともに「心理職」を充実し、
より専門的な見地に立った相談体制の強化を図ります。
○
「障がい福祉課」及び「発達障がい者総合支援センター」の体制強化
~「一億総活躍」に向けた障がい者就労支援対策の強化~
4月に施行される「障がいのある人もない人も暮らしやすい徳島づくり条例」
に基づく「就労支援の推進」や「工賃向上」に取り組むため、
障がい福祉課に「施設・就労支援担当」を新設するとともに、
発達障がい者総合支援センターに「相談・就労支援担当」を新設し、
相談から就労までをトータルでサポートします。
○
「県民ふれあい室」の新設及び「県民サービスセンター」の機能向上
~「県民目線」のワンストップ窓口機能のさらなる向上~
監察課に「県民ふれあい室」を新設し、県庁1階の県民サービスセンターを、
より親しみやすく利用しやすい「県庁の顔」として、
機能や設備の拡充を図るとともに、
監察局が担う「県民広聴業務」や「情報公開制度」、「目安箱」などの
相談・窓口機能に、4月から施行される新行政不服審査法に基づく
不服申立て制度を加え、
県民目線のワンストップ窓口機能をより一層向上します。
-8-
3
○
組織体制の最適化・効率化に向けた取組みについて
県民の皆様に「一歩先の未来」を実感していただけるよう、
職員がこれまで培ってきた「創造的実行力」や「発信力」にさらに磨きをかけ、
限られた人財の「適正配置」や組織執行体制のさらなる「最適化・効率化」による
「新次元の行政運営」を進めます。
(1)
3,000人体制に向けた取組み
「若者の雇用の場の確保」と「年齢構成のさらなる是正」を図りつつ、
次代の県政を担う優秀な職員を確保するという観点からの採用に努めた結果、
平成28年4月において「123名」採用することとしております。
一方、引き続き、「一般行政職員3,000人体制」に向けた取組みを
進めており、平成28年4月1日の職員数は、「3,117人」となり、
前年度に比べ「8人」減少しております。
今後とも、しなやかでバランスのとれた「定員管理」を進めます。
(2)
組織体制の重点化
3,000人体制に向かう中、コンパクトな体制で
「トップマネジメント機能」を強化し、
迅速かつタイムリーな意志決定で機動力の高い組織体制を構築するため、
スクラップ・アンド・ビルドを基本として、
喫緊の課題への対応を図るための見直しを行い、
「局」数は、「1」減とし、平成15年度以降、最も少ない「3」とする一方、
「課室」数については、昨年度より「2」増となる「85」課室
(15年度以降3番目に少ない数)としております。
組織の最適化に向け、見直しを行いつつ、
必要な組織については重点配置を行うなど、
組織執行力のさらなる強化を行います。
-9 -
(3)部局を越えた連携強化のさらなる進化
部局を跨がる特定重要課題について取り組む「統括本部」について
「消費者庁」等の移転の具現化、三大国際スポーツ大会のキャンプ地誘致等、
県内各界各層をはじめ、国、諸外国をも含めた、より高いレベルでの
マネジメントが求められる課題への対策を図るため、
新たに副知事、政策監を本部長とする「国際スポーツ・文化推進統括本部」、
「消費者庁移転推進統括本部」を設置するとともに
「徳島型CCRCの構築」をはじめとする「とくしま回帰」を加速するため
「『vs東京』とくしま回帰統括本部」への見直しを行うなど、
「地方創生」の本格展開に向け、
部局を越えた連携強化のさらなる進化を図ります。
平成28年度
1
統括本部
消費者庁移転推進統括本部(統括本部長:政策監)
消費者庁、国民生活センターの円滑な移転に向けた課題解決や、来訪者の
おもてなし向上に全庁を挙げて、スピード感を持って推進します。
2
「vs東京」とくしま回帰統括本部(統括本部長:政策創造部長)
徳島の強みや魅力、生活情報を一体的に発信し、徳島への人の流れを
「創出」から「定着」へと「とくしま回帰」を一体的かつ戦略的に推進します。
3
女性活躍推進統括本部(統括本部長:県民環境部長)
一億総活躍社会に向け、全ての女性が輝き、より一層活躍できる社会づくりの
推進に向け、ワーク・ライフ・バランスの確立をはじめ「働き方改革」や
「次世代育成」など「女性」の活躍支援を推進します。
4
国際スポーツ・文化推進統括本部(統括本部長:副知事)
東京オリンピック・パラリンピックをはじめ三大国際スポーツ大会を見据え
開催地・キャンプ地の誘致実現、「あわ三大音楽」や「あわ文化四大モチーフ」の
戦略的な発信・展開を推進します。
5
新未来産業グローバル戦略統括本部 (統括本部長:商工労働観光部長)
「LED」をはじめ「高機能素材」、「水素」の積極活用など「徳島の強み」を
活かした新未来の産業の創造、県産品の「6次産業化」の推進による新たな
海外市場開拓や魅力あふれるコンテンツによる外国人観光客の誘客を推進します。
- 10 -
(4)職員の重点配置
職員の全体数を削減する中においても、
限られた人員の「適正配置」や
組織執行体制のさらなる「最適化・効率化」を進め、
現在抱える喫緊の課題や将来を展望した課題に迅速かつ的確に対応し、
「徳島発!」の「地方創生モデル」を進化させるため、
「『地方創生』の進化」においては
・消費者庁等の移転や「とくしま回帰」加速に向けた体制強化
・「出逢い」から「結婚」までのきめ細やかな婚活支援体制の強化
「『経済・雇用対策』の推進」においては
・「TPP」を迎え撃つ「もうかる農林水産業」実現に向けた体制強化
・「とくしまマラソン」の進化、観光誘客のさらなる推進に向けた体制強化
「『安全・安心』の徹底」においては
・豪雨災害や渇水から県民を守る「治水・利水」体制の強化
・障がい者を支えるワンストップ相談体制による支援体制の充実・強化
など、各分野において、職員の重点配置を行います。
- 11 -
4
○
組織の活性化に向けた取組みについて
本県の持つ最大の資源である「職員」の能力を最大限に引き出すため、
「女性職員の活躍の推進」、「能力や意欲、機動力のある若手職員の
幹部職員への積極的登用」、「次代を担う人財の育成」など
「組織の活性化」に取り組みます。
(1)女性職員の活躍の推進
【部長級】
消費者行政や県民の安全・安心を担当する「県民くらし安全局長」に
初めて女性職員を登用します。
女性活躍の牽引役として、新設する「県民環境部次長(女性活躍担当)」や
「防災人材育成センター所長」に女性職員を登用するとともに、
「発達障がい者総合支援センター所長」、「西部総合県民局保健福祉環境部長」
に初めて女性職員を登用します。
【課長級】
県土整備部で初めて「次世代交通課長」に女性職員を登用するとともに、
「総合政策課政策調査幹」に、2名の女性職員を登用します。
「(保健福祉担当)及び(西部総合県民局担当)」
さらに「中央子ども女性相談センター副所長」、
「健康増進課感染症・疾病対策室長」、「監察局監察課県民ふれあい室長」、
「南部総合県民局保健福祉環境部<美波>副部長(美波保健所長兼務)」に
女性職員を登用するとともに、
「国際企画課グローバル化担当室長」、「精神保健福祉センター次長」、
「障がい者相談支援センター次長」、「発達障がい者総合支援センター次長」
「発達障がい者総合支援センター次長(西部支援担当)」
に女性職員を登用します。
【副課長等】
本庁舎の副課長、県民局・本庁構成機関の担当課長(副課長相当)に
新たに「15名」を登用し、「計27名」(27年度20名)の女性職員を
配置します。
- 12 -
【女性管理職割合等】
このような登用により、
係長以上の「女性役付職員数」は、昨年度から「4名」増え、
過去最多の「352名」となっており、
また、全管理職員に占める女性管理職員の割合は、
昨年度から「0.3ポイント」増えて「9.0%」となっております。
(2)若手職員の登用
○
課長、政策調査幹、室長等の正課長級ポストに、
48才・6名、49才・7名 の若手職員を抜てきします。
また、副課長には46才・4名、47才・6名
の若手職員を抜てきするなど、
創造力と行動力に優れた若手職員を積極的に登用します。
(3)職種の垣根を越えた職員の配置
○
「事務と技術」の区分を撤廃し、個々の職員の適性に応じた
従来の枠にとらわれない「配置」や「登用」を行うことにより、
「組織の総合力」のさらなる向上を目指します。
【部長級】
「西部総合県民局副局長」に「技術職採用者」を登用します。
【課長級】
従来、「事務職採用者」が配置されていた
「総合政策課長」、「県民環境政策課長」、「長寿いきがい課長」に
初めて「技術職採用者」を登用し、
「環境管理課長」に「事務職採用者」を登用します。
- 13 -
(4)県民目線・現場主義に立った職員の配置
○
「地方創生の旗手・徳島」として、
名実ともに「地方創生」を先導していくため、県の外から徳島を俯瞰し、
広く国民目線を意識した「創造的実行力」の発揮に向けて、
東京本部、大阪本部の本部長をそれぞれ正部長に登用する一方、
県財政や本県魅力発信の司令塔を担っている本庁舎の次長級職員を
東京本部長、大阪本部長に登用します。
また、消防庁への割愛派遣により、国の立場で政策立案に携わっていた
若手職員を危機管理部の課長に登用し、国との政策連携の強化、
幅広い視点による施策の推進を図ります。
さらに、「県民目線・現場主義」のさらなる浸透のため、
県民局の担当課長(副課長相当)を本庁舎の課長級に配置する一方、
本庁舎の副課長を県民局の次長に配置するほか、
あらゆる階層で現場と本庁舎の交流を促進します。
(5)人材交流の推進
○ 「地方創生」の本格展開に向け、国・地方を問わず「県民目線・現場主義」に
立った政策を推進するため、さらなる交流の推進を図ります。
【国との交流】
国との人事交流においては、
国と地方が対等の立場で交流を進めるとの考えのもと、
従来の「研修派遣」から、身分自体を国に移し、
直接、国の政策立案への参画が可能となる「割愛派遣」へと
切り替えてきたところです。
平成28年度の長期派遣者数は、昨年度より「2名増」の「19名」と、
割愛派遣数は、新たに「国土交通省」を加え、昨年度より「1名増」の
「17名」と、ともに「過去最大」となっております。
- 14 -
【市町村、関西広域連合、他県との交流】
県内市町村とは相互交流を基本として、
引き続き、将来を見据えた人材交流を行うとともに、
市町村における地方創生の取組みを後押しするため、
平成28年度においては、新たに三好市に正課長経験者を派遣します。
さらには、地方相互の広域的な連携・人的ネットワークの形成促進を
図るため、関西広域連合、他県との人事交流を引き続き積極的に行います。
【民間等との若手職員の交流】
引き続き、徳島県信用保証協会、徳島大学との「相互派遣」を行うとともに、
「公共性」と「企業性」を併せ持つ「行政連携団体」の機動性を活かした
地方創生の推進をともに図るため、新たに徳島県社会福祉協議会、
とくしま産業振興機構、徳島森林づくり推進機構との
「相互派遣・相互交流」を行います。
さらに、「関西ワールドマスターズゲームズ2021組織委員会」及び
「一般社団法人せとうち観光推進機構」へ新たに職員派遣を行い、
広域連携による徳島の魅力発信、観光誘客の加速化を図ります。
【被災地への派遣】
被災地ニーズに応じた復興支援を行うため、昨年度に引き続き、
被災地(宮城県)に9名の職員を長期派遣(1年間)します。
- 15 -