労働安全衛生ニュース №58

労働安全衛生ニュース
平成27年1月1日
発行
㈱TTM 安全衛生委員会
№58
平
成
二
七
年
度
新年あけましておめでとうございます
今年こそ無災害を目指しましょう
継
続
中
年
間
標
語
防災とボランティア週間 (平成27年1月15日~21日)
1月17日は防災とボランティアの日
<契機>
防災とボランティア週間は、平成7年1月17日に発生した阪神・淡路
大震災を契機に創設され、災害時におけるボランティア活動や自主的な
防災活動を深めるとともに、災害への充実強化を図ることを目的として
います。
<期間>
毎年、阪神・淡路大震災が発生した1月17日が「防災とボランティア
の日」、1月15日から1月21日までが「防災とボランティア週間」
と定められています。
<地震に備えて>
先の東日本大震災では、各地で火災が発生するとともに、多くの帰宅困
難者が発生しました。そして、今後、首都直下地震や東海・東南海・南
海地震の三連動による巨大地震の発生が危惧されています。
突然、大きな地震に襲われたとき、私たちは適切な行動がとれるでしょ
うか。平成7年1月17日、多くの人々の大切な命と貴重な財産を奪っ
た阪神・淡路大震災以降、国内では幾度となく地震が発生しました。こ
れらの災害から身を守るために、「身の安全を確保する」、「あわてず
落ち着いて行動する」といったことが必要です。
既に配布した「サバイバルカード」を基に、あなた自身の防
災体制をチェックしてください。尚、「サバイバルカード」
は常に携帯して下さい。
1. 初期動作の再確認
屋内・屋外それぞれケースで確認してください。
津波・火災の危険はありませんか?
2. 会社への連絡
上司の電話番号・アドレスは控えてありますか?
3. 家族の避難場所・連絡先
家族との避難場所は決めてありますか?
伝言ダイアルの使い方は分かりますか?
4. 拠点からの緊急避難場所
緊急避難場所はどこですか?
5. 帰宅判断
徒歩で帰宅する場合は10kmが限度です。また日没までに
帰宅できますか? 帰宅マップは作成してありますか?
6. 帰宅困難
拠点に緊急時の食料・備品はストックしてありますか?
7. その他
独自の防災に関する事項は何かありますか?
事業継続計画書(BCP)
上記、防災とボランティア週間に関連して、事業継続計画書(BCP)を運
営していきます。
緊急事態(地震による災害等)においても、自社従業員及びその家族の安全
を確保しながら自社の事業を継続・運営することを目的としたものです。
【基本方針】
1.人命の安全(従業員・顧客)
2.自社の経営維持
3.取引先への供給責任
4.地域等との協調
5.二次災害の防止
6.災害事前対策
これに伴う教育及び訓練を順次実施していきます。
詳細については、別途通達にて周知徹底を図ります。
この冬、ノロウィルスにご注意!
感染源となる食品の代表は「二枚貝」です。ノロウイルスは、この感染者から伝染る二次感染能力
が強い点も大きな特徴と言えます。潜伏期間は約20~48時間。症状は吐き気、嘔吐、発熱(高熱
が出ることは稀です)、腹痛(チクチクさすような痛みがでる場合もあります)、下痢、嘔吐下痢症状
に伴う脱水症状。通常は2~3日程度で症状が徐々に回復し重症化するようなケースはほとんどあ
りません。
☆ノロウイルス感染症はその名の通り、ウイルス性疾患ですが、現在のところノロウイルスに効果
のある抗ウイルス剤はありません。ですから、有効な予防接種などもなくノロウイルス感染症の治
療に関しては自然治癒力による回復を積極的に考えて安静第一の治療を行うことになります。
治療期間に何よりも注意点すべき点としては下痢による脱水症状を避けるために水分の補給を積極
的に行うことです。
【感染予防】患者の便や吐物には大量のウイルスが排出されますので、予防のためにも次のことを
しっかりと守りましょう。
☆食事の前、トイレの後の石鹸によるこまめな手洗い。
☆便や吐物の処理をする時は素手で触らず、必ずビニール手袋を使用。