平成27年度第1回学校評議員会議事録

平成27年度
○開催日時
第1回学校評議員会並びに学校関係者評価委員会 議事録
平成27年6月3日(水)10:00~12:00
於:会議室
(1)開会行事及び学校概要説明(校長)
①評議員の委嘱及び校長あいさつ
・昨年度の来校視察1340名
・分校から単独校になりPTAの発足
・職員構成(計39名)今年度は、精神科、薬剤師もサポートに加わった。
・児童生徒数の増加で今後の教室不足の心配
・教頭不在について
②学校評議員及び本校職員自己紹介
生方
康正
様
藤岡市第49区区長代理
亀井あゆみ
様
障害者就業・生活支援センタートータス所長
木村めぐみ
様
クレッシェンド事務局長
澤田
貴子
様
PTA会長
中島
外男
様
NPO法人ぽけっと児童発達支援管理責任者
③学校概要説明(専門アドバイザー)
・入学の条件
・児童生徒数、職員構成
・藤岡特別支援学校の教育環境(安全・安心対策、SB運行ルート、学校給食)
・地域連携部のセンター的機能(巡回・教育相談、ふじっこくらぶ、学校参観)
・藤岡土曜クラブ
④平成27年度学校経営計画書(校長)
・教育目標
・目指す学校像
・27年度の重点目標等
⑤各学部・分掌の重点目標等(主事、主任)
○小学部主事
・小学部の目標
・毎日の学習について
・小学部の主な行事予定
○中学部主任
・中学部の目標
・毎日の学習について
・中学部の主な行事予定
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⑥学校いじめ防止基本方針(教務主任)
・「いじめ防止対策推進法」に基づいた本校のいじめ防止対策について
⑦平成26年度学校評価結果及び27年度学校評価項目
・評価対象、評価項目、具体的数値項目、達成度について説明を行った。
・B達成度の項目について説明を行った。
(2)授業参観
・学校概要説明終了後、小学部の
授業を中心に授業の様子を参観
した。
(3)研究協議
・各委員より感想や意見をいただいた。
(以下、概略)
写真1
小2の授業を参観
【生方委員】
・子どもたちが生き生きと授業に参加していた。
・先生方が一人一人にていねいに対応しているように感じられた。
・地域の住民が、学校の活動に何かしら関われるような場面があるとよいと感じた。
【亀井委員】
・就労支援の担当者として、特別支援学校の高等部との関わりが多いが、今まで小学部
や中学部の授業参観など関わりが全くなかったので、自分にとっても学びの機会とし
たい。
・障害があり、地域で仕事をしている方の生の声が聞きたいという学校側の要望には、
自分の立場としても協力したいと思う。
・就業・生活支援センタートータスでも余暇支援を行っており、月1回の活動をしてい
る。約125名が登録しており、精神障害の方が多い傾向にある。知的障害の方の登
録もある。土曜クラブの活動を参考にしたり、可能ならば協力しあえたらよいと思う。
【木村委員】
・昨年度は本校の学校評議委員会にも参加させていただいた。学校が旧本校だと片道自
動車で1時間以上はかかるので、でかけるのにも気力が必要だった。今は学校が近い
ので、心理的にも大変楽に感じる。
・保護者の立場として学校評議委員会に参加させていただきました。自分の子どもは小
学校で特別支援学級(特学)では一人学級であったので、こちらへ出かけると集団で
学べることの意義を常に感じる。他者と学びあえることの意義がとても大切だと思う。
・親御さんが思うより、学校生活は案外短いので、この時期を大切にしてほしい。
・学校生活の中で学び、社会に出て行くということを忘れないで欲しい。
(特に保護者)
・よりよい余暇活動は、働く活動と共にある。充実した活動がないと、余暇活動が余暇
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活動として成立しないことをみなさんに知って欲しい。
【澤田委員】
・小学部から中学部へ子どもが進学して、小中学部の違いを保護者の立場で日々実感し
ている。
・詳しく分からないが重複(課程)のお子さんを育てているお母さんは、医療的ケアの
内容で該当と非該当について判断の違いがわからないという話を聞く。可能性の幅に
ついてもわからない部分もあるが、学校ができることとが上手くつながっていくとよ
いなと保護者の立場では思っています。
【中島委員】
・学校関係者という立場で参加していますが、現在は児童発達支援管理責任者を担当し
ています。
・現在、藤岡特別支援学校は伝統を作るのが課題だと思う。これからの5年くらいがと
ても大切であると思う。
・特別支援学校のセンター的機能については今日の資料に書いてある言葉は当然のこと
で、関係機関は連携していくのが当たり前である。特別支援学校としてセンター的機
能を果たすということは、先生方がやっている授業を見て関係者が「なるほど!これ
が特別支援教育のなのか」というようなことを感じさせられるような授業をすること
だと思う。見てもらうことによる説得力が大切である。授業づくりはどのように進ん
でいるか、関心があります。
・二つほど質問があります。一番大切なのは授業です。こちらでの授業研究はどのよう
に進んでいますか。自分だったらどうするのかというような、掘り下げた授業研究の
やりとりはしていますか。
・もう一つの質問は、個別の教育支援計画や個別の指導計画などを、保護者(お母さん
たち)にどのように説明していますか。保護者がどれだけわかっているのか、お子さ
んをどのように(導いて)していくのかということに、重きを置いていますか。また、
計画を作る上で指標となるものとしてアセスメント(評価)を何かしていますか。客
観的評価や具体的なデータを集めていますか。
【質問への回答】
・小学部では昨年度小5の児童対象に、新版 S-M 社会生活能力検査を実施しています。
他学年では行っていません。みやま養護学校本校で作成した実態把握表を作成し、
学習活動の計画実施の際に参考にしています。(小学部主事)
・中学部は現在心理検査等は行っていません。学部会を毎週実施して、各教員間の生
徒状況把握を報告し合い、共有化することを全体で取り組んでいます。中学部も、
学習活動の作成について、実態把握表を作成して参考にしています。(中学部主任)
・藤岡分校の頃より数えて開校して約1年2ヶ月を経過したばかりですし、教職歴も
教育的価値観も異なる職員集団で、藤岡特別支援学校らしさを作っている真っ最中
です。個別の教育支援計画や個別の指導計画なども、作成する視点の統一は図れて
いない現状もありますが、保護者からは今のところ、それぞれの指導計画の不備を
指摘されたことはありません。それは、もしかしたら、新設校ということで大目に
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見ていただいている部分もあるかもしれませんし、指摘するポイントも分からない
場合も考えられます。保護者のみなさまにも、ご理解や要求度についてばらつきが
あると考えられます。以上のことを理解した上で、授業づくりの大切さやアセスメ
ント(評価)の必要性も含めて、本日学校評議員会でいただいた意見を同僚に伝え
て、職員間の共通認識としていきたい。(教務主任)
○本日の評議員会における意見や質問へのお礼を校長が述べ、次回以降の予定を各委員に
お伝えして、12時15分に閉会しました。
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