PowerPoint プレゼンテーション

面接において履修履歴(成績表)を活用するメリット
<履修履歴を活用した面接例>
大学時代の行動
過去の行動から
能力や資質を知る質問
課外活動
+
大学時代の行動
学業活動
+
長所・短所 等(特徴の確認)
履修履歴を活用した面接
学生と面接官の双方で履修履歴を確認しな
がら、5~10分程度学業における活動に
関する質問を付け加える面接です。
+
志望理由等
将来への期待や価値観を聞く質問
志望動機等 (今後に対する思い)
履修履歴活用で確認できるようになるポイント
ESを基に行っていた面接に、履修履歴活用面接を追加することで、簡単に学生を多面的に捉えることができるようになります。
(1) やらなくてはいけないことに対する感じ方・行動が分かりやすい
(責任感、協調性、許容度、セルフモチベーション力等)
履修履歴の活用
したい
WANT
サークル活動
NOT MUST
しなくてはいけない活動
モチベーションが高くな
い場面での考え方や行動
アルバイト
留学
ボランティア
(消極的興味での行動)
仕事
しなくてはならない
訳ではない
MUST
しなくては
ならない
エントリーシート
学業
したい活動
モチベーションが高い
場面での考え方や行動
そのような状況下での責任感や行動レベルは、学生全員が
同様に置かれている義務的な学業環境における、授業選択
や出席の仕方、力を入れざるを得なかった授業での行動な
どを質問することが有効です。
*質問例:次ページ ①
NOT WANT
(積極的興味での行動)
一般的な学生は、大学時代の活動では「好きor得意だった
こと」「意志を持って活動したこと」など自分が積極的に
興味をもった物事における行動を中心に話します。
一方で、会社での仕事では「責任がある」「得意な訳では
ない」「避けられない」というような消極的な興味下での
仕事も多くあります。
したい訳ではない
(2) 理解力・物事の捉え方が分かりやすい
エントリーシート
履修履歴の活用
自分の経験した体験・
その時の苦労等の説明力
授業の概要・
ポイントの理解力
自分の経験を初対面の人に
臨場感をもって伝えられる
コミュニケーション力
授業の概要をどのように俯瞰し、
理解しているのか?
ポイントが分かっているのか?
それらを簡単に伝えることが
できるのか?
「力を入れた経験」「リーダーシップを発揮した経験」
など、自分の体験や経験を臨場感をもって具体的に相手
に伝える力は重要ですが、仕事の場面では「相手の話を
どのように理解できるのか」「置かれている状況をどの
ように俯瞰しているのか」「課題のポイントをどのよう
に抑えるのか」といった物事の理解の仕方と、それをど
のように分かりやすく説明するかという能力が必要です。
このような力を確認するには、出席していた授業の内容
のポイントを聞いたり、類似した授業との違いをどのよ
うな視点で捉えているのかを質問することが有効です。
*質問例:次ページ ②
(3) 準備していない素の学生・日常の行動が分かりやすい
エントリーシート
履修履歴の活用
伝えたいこと・
真偽の確認が難しい内容
取得したすべての授業
と実際の成果が記載
・伝えたくないことは分から
ない
・内容は脚色(盛る)しやすい
⇒素の学生が分かりにくい
・全ての授業・評価が記載
・履修履歴と学生の回答と
の違いを確認できる
⇒素の学生が分かりやすい
多くの学生は自分の経験の中でも都合のいい内容しか話
しません。さらには、自分の経験や成果を表すエピソー
ドを脚色して話したり、しっかりと準備もしてきます。
履修履歴には、全ての取得した授業・教員の評価が記載
されています。そのため、履修履歴を眺めながら学生の
話を聞いていると、本人の力の入れ方と成績/興味の方
向と授業の取り方等に違和感を感じることが多々ありま
す。その際に「なぜ違うの?」と質問していくことで、
脚色していない素の学生の姿が見えやすくなります。
*質問例:次ページ ③