当科におけるESDの治療成績 (2008~2012年度)

当科におけるESDの治療成績
(2008~2012年度)
消化器内科
黒石 健吾
近藤 貴浩
田中 俊夫
小柳津 竜樹
吉川 恵史
高橋 好朗
白鳥 安利
大野 和也
諏訪 兼彦
濱村 啓介
EMRからESDへ
1996年に最初のESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)が報告され、以後、手技や処
置具が発展し、確立してきた。
2006年に早期胃癌に対する胃ESDが保険適応となり、2008年に食道ESD、
2012年に大腸ESDが保険適応となった。
これまでのEMR(内視鏡的粘膜切除術)と比較し、より大きな病変に対しても内
視鏡治療が可能となった。
当院におけるESDの治療件数 患者数
60
50
40
食道ESD
30
胃ESD
大腸ESD
20
10
0
2008年度
2009年度
2010年度
2011年度
2012年度
患者数
2008年度
2009年度
2010年度
2011年度
2012年度
合計
食道ESD
7
7
7
6
9
36
胃ESD
40
45
38
41
57
221
大腸ESD
13
19
14
17
19
82
合計
60
71
59
64
85
339
当院におけるESDの治療件数 病変数
80
70
60
50
食道ESD
40
胃ESD
30
大腸ESD
20
10
0
2008年度
2009年度
2010年度
2011年度
2012年度
病変数
2008年度
2009年度
2010年度
2011年度
2012年度
合計
食道ESD
7
7
8
6
9
37
胃ESD
45
47
44
44
70
250
大腸ESD
13
19
14
17
19
82
合計
65
73
66
67
98
369
治療成績
食道ESD偶発症 4/36
術中穿孔(0)
後出血(0)
遅発性穿孔(0)
食道狭窄(4)
死亡(0)
0%
0%
0%
0%
2008年:1
2009年:2
2012年:1
100%
食道ESD
2008年度
2009年度
2010年度
2011年度
2012年度
合計
患者数
7
7
7
6
9
36
一括切除
7
7
7
6
9
36
中止
0
0
0
0
0
0
追加手術
0
0
1
0
0
1
追加CRT
0
0
0
1
0
1
胃ESD偶発症 12/221
術中穿孔(0)
後出血(10)
遅発性穿孔(2)
死亡(1)
0%
2008年:1
8%
2008年:1
2012年:1
2008年:1
2009年:5
2010年:1
2011年:1
2012年:2
15%
77%
胃ESD
2008年度
2009年度
2010年度
2011年度
2012年度
合計
患者数
40
45
38
41
57
221
一括切除
37
43
38
40
55
213
中止
0
0
0
0
0
0
追加手術
4
3
4
3
5
19
大腸ESD偶発症 5/81
術中穿孔(4)
後出血(1)
遅発性穿孔(0)
死亡(0)
0% 0%
2011年:1
2008年:2
2009年:1
2010年:1
20%
80%
大腸ESD
2008年度
2009年度
2010年度
2011年度
2012年度
合計
患者数
13
18
14
17
19
81
一括切除
10
18
13
17
19
77
中止
2
1
1
0
0
4
追加手術
5
2
2
3
0
12
十二指腸ESD
ELPS(Endoscopic Layngo-Pharyngeal Surgery)
LECS(Laparoscopy and Endoscopy Cooperative Surgery)
2008年度 2009年度 2010年度 2011年度 2012年度
合計
十二指腸ESD
0
0
0
2
1
3
ELPS
0
3
3
1
2
9
LECS
0
0
0
1
2
3
3.5
3
2.5
2
十二指腸ESD
ELPS
1.5
LECS
1
0.5
0
2008年度
2009年度
2010年度
2011年度
2012年度