大阪府・市町村合同地震・津波災害対策訓練(堺SCU2015.1.20)

平成26年度大阪府・市町村合同地震・津波災害対策訓練
三島救命DMAT活動記録
2015.1.20(火)
【訓練設定】
1月20日 午前9時30分
和歌山県沖(南海トラフ)を震源とするマグニチュード9.1の地震が発生。大阪府に大津波警報発
表。沿岸部に甚大な被害が出ており、大阪府・京都府・兵庫県・滋賀県のDMATに出動要請。
【訓練内容】
参集訓練・活動拠点訓練・病院支援訓練・患者
搬送・SCU展開訓練・EMIS等情報伝達訓練
その他関係機関との連携訓練
【参加団体】
大阪府、府内43市町村、大阪府内消防・警察、
陸上自衛隊、海上保安庁、国土交通省、日本
赤十字社、大阪府立急性期総合医療センター、
大阪・滋賀・京都・兵庫DMAT、大阪府医師
会、NEXCO西日本など70団体
今回は大阪医大との混成チームで出動
ODCC(大阪府災害コントロールセンター)
からの指示により参集拠点の多根総合病院へ
大阪府災害対策本部
大阪府庁
多根総合病院の参集拠点本部
参集した各
DMAT隊はODCCから指示があるまで待機
大阪府災害
コントロールセンター
(ODCC)
大阪府立急性期・
総合医療センター
参集拠点
(府外DMAT向け)
NEXCO関西支社
吹田IC
活動拠点本部
活動拠点本部
大阪府立急性期・
総合医療センター
国立大阪
医療センター
活動拠点本部 兼
参集拠点
八尾SCU
堺SCU
多根総合病院
八尾空港
近畿圏臨海防災
センター
今回の訓練の組織図
ODCCより活動指令あり
堺SCU(近畿圏臨海防災センター)へ移動
続々とDMATが参集 こちらは入口の搬入管
理担当の様子 患者受入体制を整える
三島・大阪医大チームは搬出エリアを担当する
ことに まずは衛星電話設置
SCU本部の様子 ODCCに衛星電話で連絡し
航空機の飛行スケジュールなどを確認
ここで各隊のロジスティクスだけを召集し
本部ロジとして情報収集・管理チーム結成
入口搬入管理の様子 患者の情報を収集し
リスト化している
患者搬入 患者はここを拠点として被災地の
外に広域搬送される
診療ゾーン ここでは航空機搬送に向けて安
定化処置を行う
SCU本部ホワイトボード クロノロ(時系列
記録)や組織図、参集DMATリストなどを記録
SCU本部ロジ 参集DMATの情報管理、周辺
病院の状況、航空機搭乗者リストの作成を行う
【訓練参加メンバー】
(敬称略)
大阪医科大学
医師 :冨岡
看護師:和田
ロジ :森田
EMISを使用して航空機搭乗者リストを作成中
三機目の搭乗者リストを作成したところで
訓練終了
大阪府三島救命救急センター
看護師:丸居
ロジ :森原、川邨
【大阪府三島救命救急センターDMATチーム
時刻
場所
8:34
三島救命救急センター
発信者
(実施者)
川邨
9:32
三島救命救急センター
DMAT事務局
9:37
三島救命救急センター
DMAT事務局
9:45
三島救命救急センター
9:54
9:55
高槻市役所 東側大通り
高槻市役所 東側大通り
高槻市役所 東側大通り
9:57
10:00
高槻市役所 東側大通り
高槻市役所 東側大通り
冨岡Dr
移動中
川邨
多根総合病院
森田・川邨
11:12
冨岡Dr
DMAT事務局
多根
総合病院
対策本部
11:50
多根総合病院
11:55
12:09
多根総合病院
堺SCU
堺SCU
12:15
堺SCU
堺SCU
多根
総合病院
対策本部
堺SCU
本部
堺SCU
本部
川邨
16:56
堺SCU
受信者
訓練活動記録】
内容
EMIS確認⇒災害情報の登録なし。
あらかじめEMIS「訓練15」にチーム登録(森原・丸居・川邨)
森原・丸居 発災に関するメールあり。
午前9:30に和歌山県沖を震源とする地震発生。 大津波警報発令。
大阪府・兵庫県・京都府・滋賀県のDMATに待機要請。
森原・丸居 通信環境の指定についてメールあり。
音声通信:衛星電話、衛星携帯電話のみ(携帯電話・固定電話・IP電話は使用不可)
データ通信:3G・4G・LTEなどのパケット通信可能。衛星データ通信可能。
大阪医大冨岡Drチームとの合流地点(高槻市役所東側大通り)に向けて出発。
(森原:運転、川邨:助手席にて情報収集)
大阪医大冨岡Drチームと合流。
川邨
大阪医大との通信係を拝命。大阪医大トランシーバーを受け取る。
森原・丸居 活動拠点・参集拠点に関するメールあり。
●大阪府内DMAT活動拠点本部:
・国立大阪医療センター
・府立急性期総合医療センター
・多根総合病院
●大阪府外DMAT参集拠点:
・吹田IC
多根総合病院に向かう事を決定。
多根総合病院へ出発。
移動中、通信機器の立ち上げ(モバイルWiFi)、EMIS掲示板等にて下記情報収
集
・大阪府の災害対策組織図の取得
・多根総合病院への進入ルート
・当隊の情報更新
・府立急性期総合医療センター(災害コントロールセンター(ODCC))調整員
との
Skype通信ルート確保。
・他のDMAT隊の情報収集
・周辺病院被災状況確認
到着。
対策本部へチーム情報詳細シート提出。
多根
総合病院
対策本部
森田・川邨 現状について説明あり。
・千船病院が津波にて水没。患者200名、職員200名程度が孤立。現在上層階
への移動作業中。支援が必要な状況。詳細は現在情報収集中。
・大阪港にも多数傷病者がいるとの情報あり。
・多根総合病院は機能が維持できており、医療支援は必要ない状況であるため、
参集したDMAT隊に関してはODCCの指示を待っている状況。
・しばらく待機するよう命令を受ける。
森田・川邨 ODCCより、堺SCUへ向かうように指示があった事を報告を受ける。
冨岡Dr
堺SCUに向け出発
到着。組織図確認。
SCU出口トリアージ係を任命される。
SCU出口付近への衛星電話設置作業に入る。
調整員全員 調整員のみ集合命令あり。
調整員はそれぞれ所属の各隊から離れ、本部調整員として情報収集・集約作業を
行うように指令。
堺SCU本部調整員として
・衛星電話設置作業
・到着DMAT隊の情報更新作業
・大阪府内被災状況の確認作業
(要支援病院のリストアップと大阪府地図へのプロット)
・搬入患者情報確認、ID発行、情報更新作業
・広域医療搬送計画確認、該当ヘリコプターリストアップ作業
・広域医療搬送該当患者決定後、ヘリコプター搭乗者名簿作成作業
を行う。
活動終了。撤収開始。
報告:川邨