個人投資家向け会社説明会 ミーティングメモ

2015 年 12 月 21 日
個人投資家向け会社説明会 ミーティングメモ
株式会社ダイキアクシス(4245)
日
時:2015 年 11 月 23 日
場
所:名古屋国際ホテル(名古屋市中区)
説明者:代表取締役社長 CEO 大亀
裕
氏
1.会社概要
・ 当社の企業コンセプトは「環境創造開発型企業」です。環境機器関連事業、住宅機器関
連事業をベースとして、環境・水をキーワードにして技術開発・システム開発により、
周辺事業を拡大して自然にやさしい住環境の構築に貢献できる企業グループを目指し
ています。
・ 創業は 1958 年です。創業期、タイルと陶器の店としてスタートしました。1964 年に、
ダイキ株式会社を設立、トイレの衛生環境を改善させるべく浄化槽の製造販売を開始し
ました。1978 年、ホームセンター事業にも着手しました。
・ ダイキ株式会社として 1993 年に大阪証券取引所、1998 年には東京証券市場第 1 部に上
場しました。その後経済環境の変化から、ホームセンター事業は他社と経営統合をし、
DCM ホールディングスとなりました。2005 年にホームセンター事業以外の事業を分割
して設立をしたのが、当社です。当社は昨年 12 月、東証第一部に指定されました。
・ 本社は愛媛県の松山市及び東京に置き、全国・海外展開をしています。資本金は 19 億
8,300 万円(連結、2014 年 12 月末現在)です。連結従業員数は 774 名(2014 年 12 月末
現在)です。
・ グループ全体で子会社が 8 社あります。グループ各社がそれぞれの領域に特化しながら、
グループ全体の強化を確実なものにしています。
・ 事業別の売上構成は、水処理に関する環境機器関連事業が 48.4%、住宅設備の販売をす
る住宅機器関連事業 49.3%、その他事業が 2.3%です。
2.事業概要
・ 当社は水処理の総合メーカーと自負しています。水処理は大きく上水・中水・下水に分
けられます。上水は飲料に適する水を提供するシステム、中水は渇水対策やコスト削減
等で水の再利用を促進するシステムです。下水は、河川や下水道に放流するために、汚
れた水をそれぞれの規制に適応して処理するシステムです。当社は幅広い分野に対応で
きる技術・製品を持ち、設計・製造・施工・メンテナンスまで一貫した業務を行ってい
ます。
・ 各製品システムの例として、家庭用合併処理浄化槽があります。2013 年に発売した業界
ではじめて外装にポリプルピレンを使用した高度の浄化槽です。従来品に比べ全体容積
大和インベスター・リレーションズ㈱(以下、「当社」といいます。)はこの資料の正確性、完全性を保証するもので
はありません。ここに記載された意見等は当社が開催する個人投資家向け会社説明会の開催時点における当該会社側の
判断を示すに過ぎず、今後予告なく変更されることがあります。当社は、ここに記載された意見等に関して、お客様の
銘柄の選択・投資に対して何らの責任を負うものではありません。この資料は投資勧誘を意図するものではありません。
当社の承諾なくこの資料の複製または転載を行わないようお願いいたします。
で 20%程度コンパクトになり、施工性にも優れています。この製品は一部リサイクル可
能なポリプルピレンを使用し、省電力化を実現したことで業界でははじめてのエコマー
ク商品となり、エコマークアワード 2013 プロダクトオブザイヤーに選出された製品で
す。国内の大手ハウスメーカーだけでなく、海外ではケニアや中東からも引き合いがあ
ります。台所のディスポーザーで破砕した生ごみをまとめて処理して、下水道に放流す
るディスポーザー排水処理システムもあります。
・ 当社は排水量・排水濃度・排水の質によりコストや施工後のメンテナンスを考慮したシ
ステムを提案しています。FRP を使ったシステムや、鉄筋コンクリート製の処理のシス
テムがあり、処理する排水の質により微生物処理、中空糸膜処理などの方式を提案して
います。
・ 上水事業では地下水飲料化システムがあります。上水道料金の高い地域を中心に、地下
水を飲料可能な水として提供するシステムです。
・ 中水システムは、ビルの中に設置されるもので、排水を一定の水準にまで処理して、ト
イレ用水、空調用水、庭園の散水等に再利用できます。東京、埼玉、千葉、大阪、福岡
に設置義務があり、渇水対策の推進システムとして推奨されています。
・ 温度差エネルギー設備は、ECO-T システムという名前で営業展開をしています。さまざ
まな熱源からエネルギーを回収し、熱交換器ヒートポンプを利用して施設内で使用する
温水をつくったり、冷暖房設備に活用したりするエネルギー源に利用するシステムです。
従来のボイラー、給湯器と比べ、50%程度ランニングコストを削減できますし、また熱
を得る際に、従来の重油などの化石燃料を使用しないため、ランニングコストと同様に、
CO2 の排出量も大幅に削減されます。
・ 当社の強みの 1 つは、環境機器関連事業の事業サイクルの中でメンテナンス体制を有し
ていることです。定期的に環境保全を確認でき、継続的にユーザーと接することにより、
グループ内では製品の改善・改造、新製品、新技術開発へのフィードバックが実行でき
ます。また、改修・増設工事の提案がユーザーに直接できるので、高利益の受注につな
がり、好循環の体制になります。
・ 当社の強みの 2 つ目は、生産体制、研究開発体制です。主力商品である合併処理浄化槽
は、効果的な生産体制を整えることにより、コスト削減に取り組んでいます。製造体制
は、国内で自社工場の 4 工場で全国のエリアをカバーする体制を整えています。業務提
携先の大栄産業株式会社の工場との連携により、コスト削減と配送費削減につとめてい
ます。研究開発は、研究開発部門として松山本社に置き、排水処理分野に 7 名、新技術
の研究開発に関わる分野に 4 名の計 11 名の研究員により研究開発をしています。
・ 大学や研究所等の産学共同等も推し進め、環境に関連する独立行政法人等、公共機関の
補助金を積極的に活用していくことで、研究開発活動に力をいれていく方針です。2014
年度の研究開発費は 8,700 万円であり、前期比 108.7%と増加しました。これらの研究開
発活動の成果として海外向けの浄化槽、小型バイオガス化装置など、今年から来年にか
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けて、競争力の高い製品の投入を予定しています。
・ 当社は 2011 年に、無機系排水処理の分野に強みを持つレックインダストリーズをグル
ープ化しました。レックインダストリーズの技術を活用して、環境改善のできるサービ
スメニューの拡充を図りたいと考えています。
・ 総合水処理メーカーとして、当社は主要都市に拠点を設けてサポート体制を確立してい
ます。海外は中国の上海と大連に子会社を置き、環境機器関連事業の販売、施工、維持
管理を行う営業拠点としています。2013 年、インドネシア・ジャカルタにある浄化槽メ
ーカーを買収して、東南アジアでの製造拠点を確保しました。インドネシア国内、周辺
各国への販売拠点にもなっています。
・ 住宅設備商材をメーカーから仕入れ、ゼネコンや建設業者、ハウスメーカー等に販売し
ています。主要取引先は、TOTO、タカラスタンダード、クリナップといった大手の優良
メーカーです。キッチン、トイレ、風呂周りの商材を扱っています。また、水回り商材
という観点から、環境機器関連事業の家庭用浄化槽も同一の営業組織の中で併せて販売
し、営業展開の効率化を推進しています。当社の本店がある四国では、公共施設商材も
手がけており、体育館施設での床工事、公共施設やマンションの外壁工事、プール、空
調設備、耐震商材と付随商材も扱っています。当社は、これまでの施工実績、企業規模
により系列にこだわらず各大手ゼネコン、サブコンと取引があります。水回りのノウハ
ウを活かした貯水タンク、観光・農業用の温水設備等、新しい商材やシステム販売にも
次々とチャレンジしています。
・ 四国を中心に瀬戸内圏、近畿での事業展開を行っています。TOTO の四国地区でいえば
高いシェアを確保し、環境機器関連事業とのシナジーを含め営業エリア内の情報量は群
を抜いています。
・ 当社の住宅機器事業を支えるバックボーンの一つとして、DCM グループのホームセン
ター店舗ネットワークがあります。このネットワークが住宅機器関連事業の最強の販売
チャネルであり、DCM グループにとっては住宅関連商材を調達する窓口となっています。
当社のホームセンター専門部隊が、各店舗の売場戦略を含めたトータル的な提案を行っ
ています。環境機器関連事業においても、DCM グループに対し、浄化槽のメンテナンス、
床清掃業務等の店舗管理業務を一括して請け負っています。2015 年 5 月から、北海道札
幌に拠点を設け、ホーマックとの取引を本格化させました。ホーマックの店舗は 250 店
舗あり、順次当社に維持管理、店舗メンテナンス業務が切り替わっていく予定です。
・ その他事業として、バイオディーゼル燃料関連事業、クリクラ事業、小型風力発電機関
連事業があります。クリクラ事業は宅配水事業です。株式会社ナックが展開するクリク
ラブランドのフランチャイズとして展開しています。水であるという切り口と、当社の
主要事業、B to B が主体であるため、B to C チャネルを持っていることは、選択肢の 1
つではないかということで事業を開始いたしました。小型風力発電機関連事業は、2014
年に福島研究所を立ち上げ、最終調整段階にあります。
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3.事業戦略
・ 国内としては大型排水処理案件をターゲットにした専属組織を立ち上げ、これまでとは
違った角度からの営業に取り組んでいます。引き続きストックビジネスである上水事業、
各種施設のメンテナンス事業を強化しています。
・ 国内で 430 万基のトイレの汚水のみしか処理できない既設の単独処理浄化槽から、生活
排水全てを処理できる合併処理浄化槽への変換後にマーケットポテンシャルがあります。
この需要開拓は、営業力強化により全体の占有率向上を図っていきたいと考えています。
・ 海外展開では、2013 年 10 月にインドネシアの浄化槽メーカーを買収しました。需要の
拡大が見込めるアジアを中心に、海外戦略の柱としています。この買収した会社は、す
でにベトナム、ミャンマー、マレーシア、アルジェリアの 4 カ国への輸出実績がありま
す。2015 年末のアセアンにおける関税撤廃をにらみつつ、弊社が国内で培ってきた各種
ノウハウを組み合わせて、地域に合った新商品を投入し、アジアへの展開を加速させて
いきたいと考えています。
・ インドネシアの工場は、8 月から本格稼働を行っています。オートメーション化によっ
て生産効率性も向上し、生産能力も従来の 5 倍以上になる見込みです。年中温暖な東南
アジアでは、低温時の対策が不要であるため、四季のある日本に比べて機能を絞り込む
ことが可能です。製造コストを抑えて日本品質を付加し、アジア全般での拡販を図って
いきたいと考えています。また、ODA 及び日系企業が関連する都市開発プロジェクトへ
の参画、周辺各国における販売代理店の開拓を進めていきたいと考えています。2015 年
12 月期における海外売上高は 6 億 5,600 万円で、
前期比 17.2%の増加を計画しています。
・ 海外マーケットの環境は、当社が主力事業とする排水処理事業に大きな潜在需要があり
ます。東南アジアでは下水道の普及率は低く、インドネシア、タイ、ベトナム、カンボ
ジアといった新興国においても 20%以下の水準です。また、アジアの生活排水の市場規
模については、特に人口の多いインドネシアでは大きな市場規模が見込まれています。
今後、インドネシアをはじめとした東南アジア各国が水環境改善に動く中で、ビルとか
住居、工場といったところで個別処理できる浄化槽の存在が大きく寄与すると考えてい
ます。排水処理のみならず、上水道、飲料水の分野も含めて東南アジア各国は、大きな
マーケットとビジネスチャンスがあるとみています。今後、生活排水処理規制の基準が
高い、ベトナム、ミャンマーを中心に海外展開を加速させていきたいと考えています。
・ 環境省と進めているマレーシア浄化槽整備事業のビジネスモデルの概要は、日本企業と
現地企業が協力して、浄化槽施設の更新、新興住宅地や商用施設への浄化槽新設ビジ
ネスを展開することです。実証試験後は、中規模以上の集合住宅、住宅、ホテルなど
をターゲットに、インドネシアで製造した浄化槽の拡販を活用していくことを考えて
います。
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・
国内注力事業の 1 つ目が地下水飲料化システム事業はいわゆるオンサイトビジネスで、
初期の設備投資は全て当社で負担します。ユーザー側のイニシャルコスト負担をゼロと
して、ユーザーとは 10 年の使用契約を締結します。地下水を飲料可能な水として提供す
る独自のビジネスモデルで展開をしています。長期契約によるストックビジネスが特徴
で、契約数が増加すると利益が積み上がっていく仕組みです。契約済みの案件では営業
コストがかからず継続的に収益があげられます。着実に案件数をこなすことで年々営業
利益率水準が上昇していきます。
・ 最近では、大型ショッピングチェーン、大型スポーツジムチェーンでも当社のシステム
を採用いただきました。今後はさらに営業力の強化を図り、業界トップを目指すととも
に、海外での展開にも取り組んでいきます。
・ 国内注力事業の 2 つ目がバイオディーゼル燃料事業です。今後世界の環境改善が必要で、
将来性のある事業だと自負しています。バイオディーゼル燃料とは、植物油、廃食用油
を原料として製造される燃料で、海外では軽油のバイオ燃料が法律で義務化され、実用
化が進められています。今後、軽油・重油の代替燃料として期待されています。現在、
廃食用油を原料として官公庁、環境意識の高い民間企業と提携して、廃食用油の回収か
らバイオディーゼル燃料の精製・販売を行うというビジネスを行っているほか、この燃
料を精製するプラントの販売施工を実施しています。
・ 最近、四国経済産業局の受託事業として、モンゴルにおいて、食肉生産加工工場から排
出される動物油を利用したバイオディーゼル燃料製造の実証試験を行っています。モン
ゴル政府は、2020 年にエネルギー自給政策を打ち出しており、バイオ燃料を含む再生可
能燃料が推奨されています。周辺国への展開も含めて事業化のための実証試験を始めて
います。
・廃食用油の回収は、セブン-イレブン・ジャパン四国 80 店に合わせ、四国内の同店舗、
専用工場から当社が全面回収することになっており、順次出店に合わせて回収を拡大し
ていく予定です。全国展開・海外展開を模索していきたいと考えていす。
・
国内注力事業の 3 つ目が、小型風力発電装置です。安心・安全で、実用的な風車を研究
開発のコンセプトとして、関連子会社である株式会社シルフィードにおいて、この装置
を中国で研究開発してきました。今後は、公共施設や商業施設の補助電源としての需要
に応えていくことを考えています。世界の小型風力発電マーケットは、10~30%の伸び
で順調に増加しており、国内でも拡大することが期待できると考えています。
4.中期経営計画および連結業績
・
3 カ年中期計画の 2 年目の 2015 年は、Change/Challenge/Compliance を経営基本方針に、
特に、東南アジアを中心に海外マーケットを今後の成長を牽引する重点ターゲットとし
て捉え、海外展開の強化に注力をしています。
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・ 中期経営計画の進捗状況は、売上についてはほぼ計画通りです。経常利益は計画を上回
る水準となっており、2015 年 12 月期において当初の計画を上回る計画です。これまで毎
年作成していましたが、中期経営計画の在るべき姿を見直した結果、3 年間の固定の中期
経営計画に直し、当初設定したビジョン・目標に対する求心力を高める方式が最適であ
ると判断をしました。
・3 年フィックス方式での中期経営計画を現在作成中であり、2016 年前半での発表を目指
しています。
・
2015 年 12 月期の通期計画は、連結ベースで売上高 320 億円(前期比 101.6%)、経常利
益 10 億 5,000 万円(前期比 111.6%)と増収、増益を計画しています。
5.株主還元
・
株価は、好調な業績推移、株主還元策の強化、積極的な IR への取り組みなどを背景に
右肩上がりで推移しています。東証 1 部指定により、当社の市場での知名度が向上する
とともに、ビジネスコンセプトに賛同いただけているものと考えています。
・ 配当政策は、株主様への安定的な利益還元、会社の持続的な成長を実現するために各期
連結業績、配当性向および内部留保を総合的に勘案した上で配当を行っていくことを基
本方針としています。当面、連結配当性向 25%を目途に取り組んでいきますが、最終的
には 30%まで引き上げることを目標としています。
・
2015 年 12 月期の配当金は、中間・期末それぞれ 15 円、年間 1 株当たり配当金 30 円と
し、普通配当は 3 円の増配の予定をしています。
・ 株価は、上場時 675 円からスタートし上昇トレンドにあります。1 部指定発表後の 2014
年 12 月には、上場来高値の 1,380 円を記録しました。1 部指定も果たし、市場での知名
度が向上するとともに、ビジネスコンセプトに賛同いただけているものと考えています。
6.質疑応答
Q1.
今後の海外戦略と TPP の影響について
A1.
今後の海外戦略です。インドネシアでの会社を東南アジアでの製造・販売の拠点とし
て、周辺各国へ、特に、ベトナム、ミャンマーというところを重点的に掘り下げて
いきたいと考えています。もうすでに実績としては、ミャンマーの案件 1 件を確保
し、インドネシアから先週、製品を送り出したところです。今後の展開としては、
代理店方式にするのか、直接、営業の販売会社を設けるのか、それは検討しながら
周辺各国も取り込んでいきたいと考えています。TPP については、多分プラスの影響
が出てくるんだろうと考えています。もうすでに、ヒト、モノの動きは、かなり東
南アジアで活発化していますので、これに関税撤廃が付いてくると、ものがしっか
りと動き始めると私自身は捉えています。この意味で、当社グループの業績に、プ
ラスがもたらされるんではないかと期待しています。
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Q2.
30%の連結配当性向の目標について
A2.
できるだけ早い機会に達成をしたいと考えています。
Q3.
地下水浄化するシステムにおける初期設置費用の回収期間について
A3.
10 年契約をいただいています。それに合わせて減価償却のほうも 10 年で償却するよ
うにしています。
Q4
中国の経済評価の影響について
A4.
当社も多少懸念をしています。当社の大連、上海における営業拠点については、販売
取引先としては日系の企業が相手です。この意味で、日系の企業が撤退されることが
少しずつ増えてまいりますので、若干ながら影響はあるかとも思います。逆に言うと、
環境保全の動きが共産党を中心に出ており、それに当社が絡めるかどうかというとこ
ろが、今後の中国の当社グループに対する影響だろうと思っています。しかし、あま
り積極的に現在はやるつもりではありません。
Q5.
小型風力発電機への利益好転の期待と利益への一波について
A5.
年々販売台数を増やしていき、2017 年には営業利益プラスぐらいにもっていきたいと
考えています。
Q6.
今後一番成長していく事業・サービスについて
A6.
ストックビジネスということで、上水事業は国内外とも引き合いは増えているだろう
と思っています。利益率もかなり高いので、グループに対する営業利益の貢献度はま
すますと増してくると思っています。もう一つは、メンテナンス事業で、大手のコン
ビニチェーンの店舗管理の業務も引き受けさせていただくことになっており、こちら
のほうは売上はあまり急激に伸びませんが、利益貢献はかなりしていくのではないか
と思っています。
Q7.
当面の課題について
A7.
知名度の向上というものが一番の課題です。もう一つは、人材の確保という点で、2015
年 4 月から東京本社制度も設けまして、関東地区の人材の、新卒を含めた採用の強化
を図っています。3 つ目の課題は、人材の中に含まれますが、建設業全般が抱えている
技術者不足という点は、もうぬぐいきれないところなので、ここはグループ内での教
育の問題、そして中途採用・新卒の確保といったところで補っていきたいと考えてい
ます。
以
上
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銘柄の選択・投資に対して何らの責任を負うものではありません。この資料は投資勧誘を意図するものではありません。
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