JIS Z3223:2010:モリブデン鋼及びクロムモリブデン鋼用被覆アーク溶接棒

モリブデン鋼及びクロムモリブデン鋼用被覆アーク溶接棒
溶接棒の種類の記号の付け方
必須区分記号
被覆アーク溶接棒
溶着金属の機械的性質
被覆剤の種類
溶着金属の化学成分
E○○○○-○○○ H○
追加できる区分記号
溶着金属の水素量
溶着金属の機械的性質と被覆剤の種類
熱
溶接棒の種類
材
料
規
格
︵
J
I
S
︶
溶着金属の
機械的性質
の記号
引張強さ
MPa
耐力b)
M
以上
以上
以上
∼
CM
以上
以上
以上
∼
CM
以上
以上
以上
∼
XX
CML
以上
以上
以上
∼
XX
C M
以上
以上
以上
∼
XX
C MV
以上
以上
以上
∼
XX
CM
以上
以上
以上
∼
XX
C M
以上
以上
以上
∼
被覆剤の
種類の
記号a)
溶着金属の
化学成分の
記号
XX
XX
MPa
伸びc)
%
注記
MPa= N/mm
注a)被覆剤の種類の記号のXXは、 , 又は とする。
b)降伏が発生した場合は、下降伏点とし、それ以外は、 .%耐力とする。
c)伸びは、破断伸びとする。
―398―
管
予熱及び
パス間温度
℃
(JIS Z
理
条
:
)<抜粋>
件
溶接後熱処理
被覆剤の系統
溶接姿勢d)
電流の種類e)
∼
高酸化チタン系
全姿勢f)
AC及び/
又はDC
(±)
∼
低水素系
全姿勢f)
DC
(+)
∼
低水素系
全姿勢f)
AC及び/
又はDC
(+)
∼
鉄粉低水素系
PGを除く
全姿勢
AC及び/
又はDC
(+)
温度
℃
保持時間
Min
記号
∼
∼
∼
∼
注d)溶接姿勢は、JIS Z
による。PG 立向下進
e)電流の種類に用いている記号の意味は、次による。
AC:交流,DC
(+)
:棒プラス,DC
(±)
:棒プラス及び棒マイナス
f)PGは必須ではなく、その適用可否は製造業者の規定による。
―399―
材
料
規
格
︵
J
I
S
︶
モリブデン鋼及びクロムモリブデン鋼用被覆アーク溶接棒
溶着金属の化学成分
記
材
料
規
格
︵
J
I
S
︶
号
化
学
成
分a)b)c)
C
Si
Mn
P
S
1M3
. 以下
. 以下
. 以下
. 以下
. 以下
CM
. ∼ .
. 以下
. 以下
. 以下
. 以下
1CM
. ∼ .
. 以下
. 以下
. 以下
. 以下
1CML
. 以下
. 以下
. 以下
. 以下
. 以下
2C1M
. ∼ .
. 以下
. 以下
. 以下
. 以下
2C1MV
. ∼ .
. 以下
. ∼ .
. 以下
. 以下
5CM
. ∼ .
. 以下
. 以下
. 以下
. 以下
9C1M
. ∼ .
. 以下
. 以下
. 以下
. 以下
G
化学成分の要求値は、受渡当事者間の協定による。
注a)分析値は、JIS Z
によって、表中に規定する値と同じ有効数字に丸めなければなら
ない。
b)
“−”は、その化学成分を規定しないことを意味する。
c)鉄以外の成分を検出、又は添加したときは、それらの合計は . %(質量分率)以下でな
ければならない。また、表で規定なき成分を添加した時は、分析値を報告しなければなら
ない。
―400―
(JIS Z
%
:
)<抜粋>(続き)
(質量分率)
神
鋼
品
名
Cr
Mo
V
その他
−
. ∼ .
−
−
CM-A76,CM-B76
. ∼ .
. ∼ .
−
−
CM-B83
. ∼ .
. ∼ .
−
−
CM-A96,
CM-B96
CM-A96MB,CM-B98
. ∼ .
. ∼ .
−
−
CM-B95
. ∼ .
. ∼ .
−
−
CM-A106,
CM-A106N
CM-B108
. ∼ .
. ∼ .
. ∼ .
.∼ .
. ∼ .
.∼ .
. ∼ .
Nb :
. ∼ .
CM-A106H
−
Ni: . 以下
CM-5
−
Ni: . 以下
CM-9
−
製品の呼び方
例
E
− M − . −
溶接棒の種類
棒径
長さ
:溶着金属の引張強さが MPa以上
:被覆剤の種類が低水素系
M :溶着金属の化学成分
―401―
材
料
規
格
︵
J
I
S
︶