胸部食道がん根治術を受けた患者への看護師による食の支援

情報公開文書
受付番号:1030
胸部食道がん根治術を受けた患者への看護師による食の支援
-経口摂取開始から退院までに焦点をおいて-
情報公開文書
1. 主たる研究機関/研究者
北海道医療大学大学院看護福祉学研究科看護学専攻 がん看護学
伊藤聖美
2. 研究課題名
胸部食道がん根治術を受けた患者への看護師による食の支援
-経口摂取開始から退院までに焦点をおいて-
3. 研究期間
2015 年 8 月 7 日~2015 年 12 月 22 日
4. 研究目的と意義
食道がんの手術は、侵襲性が大きく、食物の摂取や嚥下機能などさまざまな後遺障害が残
るとされており、近年では食道がんの手術を受けられた患者の食に関する体験や困難が報告
されています。なかでも、手術後の経口摂取開始時期の体験は、患者が食に関する身体的感
覚を感じ取り新たな食行動を確立していくうえで重要であり、退院後の生活に大きく影響を
与えるものであるといえます。
その背景から、手術後の患者の社会復帰に向けて医療者の支援のあり方について検討され
はじめています。今回の研究では、患者が食を確立する初期段階において、看護師による支
援が明らかになることにより,この時期にどのような食の支援を提供していくと良いのかを
考える一助になるものであると考えています。
5. 研究方法
本研究は、病棟で勤務する看護師を対象としています。胸部食道がん根治術を受けた
患者に対する食の支援について、看護師によるインタビューを通し看護師の視点より明らか
にするものです。看護師のインタビューより得られた患者の情報については、研究のデータ
として用いることはありません。また、守秘義務を遵守致します。本研究により、患者に直
接に不利益が生じることは一切ありません。実際の看護支援が明らかになることによ
り、患者に間接的に利益を受けることができると考えております。
6. 個人情報の保護
得られたデータは、研究のみに使用し、対象者個人が特定されることがないよう記
号化して匿名性の保持を行います。研究終了後には、速やかにデータを処分致します。
情報公開文書
受付番号:1030
7. 研究結果の公表
研究結果は、個人情報の保護に細心の注意を払い、匿名性に留意したうえで、看護
系学会や学術雑誌において論文として公表する予定です。
この研究に関するお問い合わせは、以下の「問い合わせ先」へご連絡ください。
[問い合わせ先]
国家公務員共済組合連合会
虎の門病院
研究責任者:副院長・看護部長 宗村美江子
〒105-8470 東京都港区虎ノ門 2-2-2
電話番号 03-3588-1111(代表)