(別紙4) 漏洩電界抑圧技術の概要 - PLC-J

(別紙4)
漏洩電界抑圧技術の概要
○発生原理:通信線路の上り側と下り側の電気特性が対称でない場合、不平衡回路となり、
不平衡電流により漏洩電界が発生する。
I1
伝送信号電流
Z
Z
I2
不平衡電流 ΔI=I1−I2
浮遊容量
C2≠C1
ΔI
○抑圧対策:
①モデム自身への対策
・送信部 ・受信部
・結合部
・ スペクトル拡散技術
・ OFDM技術
・ Wavelet変換OFDM技術
・ ピーク漏洩抑圧技術
・ 選択型シングルキャリア方式
・ スペクトル拡散技術
・ OFDM技術
・ 雑音キャンセル技術
②電力線への対策
・ 電力線通信モデムの平衡度改善
・ トランスの平衡度改善
・コモンモードフィルタ
・接地線へのフェライトコア挿入によるコモンモード電流低減
③系自身への対策
○対策結果例:
モデムの平衡度改善および、送受信
回路最適化による送信電力低減を実施
した結果、最大24dB(約1/16)の抑圧
を実現。
・建物外壁による減衰
80
70
漏洩電界強度(dBμV/m)
・屋内利用への限定
対策前
60
24dBの抑圧効果
50
40
30
20
対策後
10
0
0
5
10
15
周 波 数 ( MHz)
20
25
30