2015年9月分 環境法令改正情報 (公社)神奈川県環境保全協議会 作成 ※ この情報は官報での公布内容に基づき、会員事業所に関連すると思われる改正事項を抜粋したもので、 全ての環境法令を網羅するものではありません。 (公害、化学物質、廃棄物・リサイクル、エネルギー、 に関する法律及び県条例を対象にしています。) 今月の目次 1. 『労働安全衛生法』関係 ・労働安全衛生規則等の一部を改正する省令(平成 27 年 9 月 17 日 厚生労働省令 第 141 号) ・労働安全衛生法第五十七条の三第三項の規定に基づき新規化学物質の名称を公表する件(平成 27 年 9 月 25 日 厚生労働省告示 第 388 号) 2. 『水質汚濁防止法』関係 ・水質汚濁防止法施行規則等の一部を改正する省令(平成 27 年 9 月 18 日 環境省令 第 33 号) 3. 『フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律』関係 ・経済産業省関係フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律施行規則の一部を改正する省 令(平成 27 年 9 月 30 日 経済産業省令 第 69 号) ☆ 『神奈川県条例・規則』関係 ・該当なし ★ 『その他の掲載省略法令』 ・個別掲載を省略した法令の題名を掲載 【計 13 通】 1. 『労働安全衛生法』関係 (1) 労働安全衛生規則等の一部を改正する省令(平成 27 年 9 月 17 日 厚生労働省 官報号番 号外第 213 号 令 第 141 号) 施行期日 平成 27 年 11 月 1 日 改正概要 関係条項 労働安全衛生法施行令の一部を改正する政令(平成 27 年政令第 294 号) 《H27.8.12 公布》の施行に伴い、関連する労働安全衛生規則等の一部を改正する省令を定めた。 安衛則 第 1 条 労働安全衛生規則の一部改正 第 53 条 ・健康管理手帳の交付(第 53 条)業務に従事要件の 3 年を 2 年に改める 別表第 2 ・名称等を表示すべき危険物及び有害物(別表第二)次のように加える 別表第 2 の 2 ナフタレン : 一パーセント未満 リフラクトリーセラミックファイバー : 一パーセント未満 ・名称等を通知すべき危険物及び有害物(別表第二の二)次のように加える リフラクトリーセラミックファイバー : 〇・一パーセント未満 第 2 条 特定化学物質障害予防規則の一部改正 ・ナフタレン及びリフラクトリーセラミックファイバーを本則に加える ・特殊な作業等の管理については、リフラクトリーセラミックファイバー等に係る措 置(第三十八条の二十)を追加して規定 ・別表三及び別表四にナフタレン及びリフラクトリーセラミックファイバーを製造 し、又は取り扱う業務を追加 ・様式第三号(裏面)を改定 1/4 特化則 第 38 条の 20 別表 3 及び別表 4 様式第 3 号(裏面) 作環則 第 3 条 作業環境測定法施行規則の一部改正 ・別表中の特定化学物質障害予防規則改正に係わる部分の用語及び条項番号等の所要 別表 の改正 第 4 条 労働安全衛生規則等の一部を改正する省令の一部改正 改正省令 ・労働安全衛生規則等の一部を改正する省令(平成 26 年厚生労働省令第 101 号)の 附則第 10 条 一部を次のように改正する。 附則第十条第三項を同条第四項とし、同条第二項の次に次の一項を加える。 3 この省令の施行の際現に、作環則第十六条第一項第九号に掲げる科目に合格し ている者は、同項第七号(新特化則第二条の二第一号イに掲げる業務を行う作業 場の作業環境について行う分析の技術に関する科目に限る。)及び第九号に掲げ る科目について合格したものとみなす。 附 則 (施行期日) 第一条 この省令は、平成 27 年 11 月 1 日から施行する。ただし、第 4 条の規定は、 公布の日から施行し、同条の規定による改正後の労働安全衛生規則等の一部を改正 する省令附則第 10 条第 3 項の規定は、平成 26 年 11 月 1 日から適用する。 【補足】 当該物質の製造や、これらを取り扱う業務を行う場合には、新たに、化学物質の発散を抑制するための 設備の設置、作業環境測定の実施、特殊健康診断の実施、作業主任者の選任などが義務付けられ、作業環 境測定や健康診断の結果、作業の記録などを 30 年間保存することが必要となります。 (2) 労働安全衛生法第五十七条の三第三項の規定に基づき新規化学物質の名称を 公表する件(平成 27 年 9 月 25 日 厚生労働省告示 第 388 号) 施行期日 平成 27 年 9 月 25 日 改正概要 関係条項 労働安全衛生法(昭和 47 年法律第 57 号)第 57 条の 3 第 1 項に規定する新規化学物 質の名称を公表する。 《詳細は省略》 通し番号 24289 2-アクリルアミド-2-メチルプロパン-1-スルホン酸・アクリル酸・ジブチル =フマラート・ブチル=アクリラート・ブチル=水素=マレアート・2-メトキシエ チル=アクリラート共重合物 から 通し番号 24544 両末端に(2 ,5-ジオキソ-2 ,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル) 基を有する、(不飽和脂肪酸(C=18)の二量体として得られる環式及び非環式ダイ マー酸(C=36)を還元しアミノ化して得られるダイマージアミン(カルボキシ基を アミノメチル基にしたものに限る。 ) )・ベンゼン-1 ,2:4 ,5-テトラカル ボン酸二無水物重縮合物 まで、256 物質が公表された。 【補足】 官報号番 号外第 217 号 2. 『水質汚濁防止法』関係 官報号番 施行期日 水質汚濁防止法施行規則等の一部を改正する省令(平成 27 年 9 月 18 日 環境 省令 第 33 号) 平成 27 年 10 月 21 日 第 6621 号 2/4 改正概要 水質汚濁防止法(昭和 45 年法律第 138 号)第 3 条第 1 項、第 14 条の 3 第 1 項及び第 27 条の規定に基づき、関係省令の改正をするもの。 水質汚濁防止法施行規則の一部改正 別表第二の地下水の水質の浄化措置命令に関する浄化基準について トリクロロエチレンの基準 0.03 ミリグラムを 0.01 ミリグラムとする。 関係条項 ○ 排水基準を定める省令の一部改正 別表第一の排水基準について トリクロロエチレンの基準 0.3 ミリグラムを 0.1 ミリグラムとする。 施行規則 第 9 条の 3 関係 別表第二 ○ 排水基準省令 第 1 条関係 別表第一 附 則 (施行期日) 第一条 この省令は、平成 27 年 10 月 21 日から施行する。 【補足】 トリクロロエチレンの環境基準については、平成 26 年 11 月に、公共用水域の水質汚濁に係る人の健康 の保護に関する環境基準及び地下水の水質汚濁に係る環境基準の基準値が 0.03mg/L 以下から 0.01mg/L 以 下に変更された。 これを受け、中央環境審議会から「水質汚濁防止法に基づく排出水の排出、地下浸透水の浸透等の規制 に係る項目の許容限度等の見直しについて(答申) 」(平成 27 年4月 21 日)がなされ、改正するもの。 3. 『フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律』関係 経済産業省関係フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律施行 規則の一部を改正する省令(平成 27 年 9 月 30 日 経済産業省令 第 69 号) 施行期日 平成 27 年 9 月 30 日 改正概要 関係条項 フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律施行令(平成 13 年政令第 396 号)第 1 条第 1 号の規定に基づき、題記省令を次のように改正する。 第 4 条中第 2 号を削り、第 3 号を第 2 号とし、第 4 号を第 3 号とする。 第4条 官報号番 第 6626 号 法の責務の対象となる製品の区分を「指定製品」として政令で定めており、指定製品 のうち、指定対象外とする製品の種類を題記省令第 4 条で定めている。 《同省令第 4 条第 2 号は、 「分離型であって一の室外機に二以上の室内機を接続して 用いる構造のもの」としていたが、この号を削除することにより、当該製品を責務の対 象とするための改正である。 》 附 則 この省令は、公布の日から施行する。 【補足】 指定製品の対象外としていた家庭用マルチエアコンディショナーを、 「指定製品」として規制の対象に加 えるため、施行規則を改正するもの。 ★ 『その他の掲載省略法令』 公布日 官報番号 H27.9.1 号外第 198 号 公布区分 施行期日 省令 H27.9.1 法令の題名 特定有害廃棄物等の輸出入等の規制に関する法律に基づく届出等に関する 省令の一部を改正する省令(平成 27 年 9 月 1 日 経済産業省令 第 64 号) 3/4 H27.9.1 号外第 198 号 H27.9.1 号外第 198 号 省令 H27.9.1 省令 H27.9.1 H27.9.4 第 6611 号 告示 H27.9.4 H27.9.4 第 6611 号 告示 H27.9.4 特定有害廃棄物等の輸出入等の規制に関する法律施行規則の一部を改正す る省令(平成 27 年 9 月 1 日 経済産業・環境省令 第 6 号) 輸入特定有害廃棄物等が廃棄物の処理及び清掃に関する法律第二条第一項 の廃棄物に該当する場合における輸入移動書類に係る届出に関する省令の 一部を改正する省令(平成 27 年 9 月 1 日 環境省令 第 31 号) 容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律施行規則第七 条の三第二号に規定する主務大臣が定める単価の一部を改正する件(平成 27 年 9 月 4 日 財務・厚生労働・農林水産・経済産業・環境省告示 第 9 号) 容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律施行規則第七 条の四第一号イ及びロの規定に基づく主務大臣が定める市町村を定める件 (平成 27 年 9 月 4 日 財務・厚生労働・農林水産・経済産業・環境省告示 第 10 号) 水産動植物の被害防止に係る農薬登録保留基準の一部を改正する件(平成 27 年 9 月 14 日 環境省告示 第 109 号) 水質汚濁に係る農薬登録保留基準の一部を改正する件(平成 27 年 9 月 14 日 環境省告示 第 110 号) 特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律施行規則の一 部を改正する省令(平成 27 年 9 月 18 日 農林水産・環境省令 第 3 号) 琵琶湖の保全及び再生に関する法律(平成 27 年 9 月 28 日 法律第 75 号) H27.9.14 告示 第 6617 号 H27.9.14 H27.9.14 告示 第 6617 号 H27.9.14 H27.9.18 省令 第 6621 号 H27.10.1 H27.9.28 法律 号外第 220 号 H27.9.28 H27.9.29 省令 液化石油ガス保安規則等の一部を改正する省令(平成 27 年 9 月 29 日 経 第 6625 号 H27.10.1 済産業省令 第 68 号) H27.9.30 省令 危険物の規制に関する規則の一部を改正する省令 (平成 27 年 9 月 30 日 総 第 6626 号 H27.10.1 務省令 第 81 号) H27.9.30 告示 危険物の規制に関する技術上の基準の細目を定める告示の一部を改正する 第 6626 号 H27.10.1 件(平成 27 年 9 月 30 日 総務省告示 第 334 号) H27.9.30 告示 特定化学物質障害予防規則の規定に基づく厚生労働大臣が定める性能等の 第 6626 号 H27.11.1 一部を改正する告示(平成 27 年 9 月 30 日 厚生労働省告示 第 404 号) 【補足】 上記の法令は、特定の事業者に係わる改正や、他の法令改正に伴う用語や条項番号の改正のみである。 以上 4/4
© Copyright 2024 ExpyDoc