や っ ぱ り 「 島 高 」 が 好 き

平成27年11月号(通巻第 116 号)
平成27年11月27日(金)
島高だより
平成 27 年 11 月号
(通巻第 116 号)
長崎県立島原高等学校
編集:研修広報部
校長随想
湧水抄
男子団体の部
女子団体の部
男子個人の部
女子個人の部
や っ ぱ り 「 島 高 」 が 好 き
校長
北浦
夜間学習会(~18日 3年)
9日(水)登校指導(~11日)
12日(土)土曜講座(全学年)
14日(月)三者面談
美化強化週間(~18日)
19日(土)
23日(祝)冬季補習(全学年)
24日(木)終了式・大掃除
25日(金)冬季補習(~27日 全学年)
28日(月)御用納め
31日(水)閉館
来たる!平成28年元旦
学校ホームページアドレス http://www.shimabara-h.ed.jp/
優 勝
優 勝
優 勝
第2位
優 勝
第3位
剣道競技
【第5回校内読書感想文コンクール】
最優秀賞
優秀賞
松﨑
江川
寺田
古賀
賢士郎
悠仁
楓
あかね
優良賞
中村 蓮実
杉本彩楓理
林田 紗和
小鉢 美月
須藤さくら
一ノ瀬
剛資
島高生の「S」は「Smile」のS。「島高」が好きで好きでたまらない。
■
■威風堂々、凛とした空気
いつからだろう?高校時代ではない。大学時代教育実習でお世話になったものの、
それ以外で母校に足を向
卒業
年後、教員として母校に赴任し8年
目、突然異動を命じられ慌てた。離任式では、不覚にも涙がこぼれた。「やっぱり島高が
好きだったんだ」、そのとき強く実感した。惹きつけてやまないものは何だろう?先ずは、
校舎本館に代表される侵しがたく凛とした雰囲気
昭和6年竣工のゴシック
様式・鉄筋4階建て校舎は、威風堂々見る者を自ずと厳粛な気持ちにさせる。グラウンド
の南側、秋岳台にある大きな石碑は、元々旧藩主松平家旧邸の庭石
島原一小
側に面し「長崎縣立島原中學校」と刻まれた石柱は、今も現役で裏門として利用
本館左右の階段の踊り場では
昭和四年三月
昭和六年三月」と金文字で書かれた卒業
記念の鏡が、平成の高校生の姿を映している。うっそうと茂る老木やこんこんと湧き出る
清水、これらのものが渾然一体となって醸し出す空気感 こそが「島高」そのもの。俗人を
寄せつけぬ気高さを湛えている。
■アカデミックな校風
島原高校は紛れもなく「学問の府」。真理を探究し、物事の本質に迫る。知的好奇心を
育み、仲間と議論して切磋琢磨する。そんな学究の気風は、今も変わらず受け継
旧職員室のあった本館1階北端の「校史資料室」には、口径30㎝にも及ぶ手作りの反射
式天体望遠鏡が残されており、当時の師弟のにぎやかな学びの輪が想像
生徒
會ホール」の看板も保存されているが、島高生徒会では伝統的に、会長を「常任委員長」
と呼び学級代表を 「 議 長 」 が務める。学校は社会の一部と考える大人びた考え方の延長
だろうか。時代を超えて脈々と伝わる「島高魂」が慕わしい 。
1日(火)期末考査(~4日 1年)
修学旅行(~4日 2年)
三者面談(~9日 3年)
5日(土)土曜講座(1・3年)
小論文模試(1年)
7日(月)
主 な部 活 動 実 績 など
【剣道部】
平成27年度長崎県高等学校
中地区新人体育大会
男子団体
第3位
【ソフトテニス部女子】
平成27年度長崎県高等学校新人体育大会
ソフトテニス競技
女子団体
第3位
【レスリング部】
平成27年度 第21回くまもと玉名杯争奪
全九州高校生レスリング選手権大会
学校対抗戦
55kg級
74kg級
84kg級
96kg級
120kg級
第2位
優 勝
優 勝
優 勝
優 勝
第3位
金子
岩永
大津
竹内
宮田
功誠
昂樹
拓馬
裕哉
大輝
坂田
中村
櫨本
江越
美穂
蓮実
莉里花
仁弥
【放送部】
朗読部門
優秀賞
優良賞
「『好き』なら、何をしても許されるのだろうか?」
10月21日(水)の LHR の時間、人権
教育の一環として「NPO法人DV防止長
崎」の栗山洋子様を講師に、「デ-トDV
予防授業」を実施しました。実際に起きた
事例をもとに、文芸部によるロールプレイ
も行われ、「DVに関する知識を持つこと」
「困った時は抱え込まず、相談すること」
の大切さについて学びました。
携帯用サイト http://www.shimabara-h.ed.jp/k/
平成27年11月号(通巻第 116 号)
11月11日(水)、理数科1年生40人が「島原半島巡検 ~
私の町のジオパーク~」に出かけました。島原半島の地形や自然
に触れ、科学的なものの見方や考え方、島原半島の魅力を知るこ
とを目的に、下記の行程で巡検を行いました。
■行程:垂木台地→大野木場小学校→龍石海岸→原城跡
→口之津公園(昼食)→早崎海岸→津波見海岸両子岩
平成27年11月27日(金)
10月30日(金)に、長崎大学、佐賀大学、長崎県立大学、長崎純心大学の4大学
12学部から講師をお迎えし、出張講義を行って いただきました。
1・2年生全員を対象に自己の進路希望や興味に合わせて、設定された全 19講座の
中から一人2講座を選択し、学部・学科の特色や研究内容の説明、模擬授業などを含め
た80分間の講義を2回ずつ体験しました。
高校生にはやや難しい内容もありましたが、 講師の先生方が大学で研究 されている専
門的内容に触れたり、個々の大学や学部の具体的な情報を得たりすることができ、「大
学」や「大学での学び」について興味が高まったようです。
【生徒感想】
・地層は教科書でしか見たことがなかったけれど、きれいに層が分かれ
ていて、石や砂の色や粒の大きさ、混ざり方などで何が起こったかを
判断できるのがすごいと思いました。
・龍石海岸は地層が目で見てわかるくらいはっきりしていることに、と
ても驚きました。
・今まで「ジオパーク」と聞いてもこれといったイメージはなく、ただ
漠然としたイメージだけでしたが、今回の巡検で大地の神秘を知るこ
とができたのではないかと思います。
・中学生の時まではスクリーン上でしか見なかったものを、自分の目で
見て触るという経験ができ、これまでとは違う感覚でした。
・「歴史は地層の上にある」という先生の言葉が印象に残りました。
・普段当たり前に通っていた、何の変哲もないように見えていた道が、
今回の授業を受けて、何か違う世界に来たような面白いジオ公園にな
っていた。
・島原半島は「1つの半島 」で終わりではなく、「様々な地形が複雑に
組み合わさっているところ」ということがよく分かりました。
・地元の貴重な地質遺産を見ることができて、本当に良かったなぁと思
います。今まで知らなかったことを、少しもったいなく感じました。
他の地域に住む人たちにも、この島原の素晴らしさを伝えたいです。
11月5日(木)の午後、理数科 2 年生の課題研究中間
発表会が行われました。この会は年間を通じて行っている
課題研究の途中経過を発表することにより、今後の研究の
方向性を確認するとともに、先生方のコメントや講評を頂
いて情報を集める契機とするために開かれています。
計12班が「古代エジプト数学について」「垂木台地の
植生調査」「台風15号の中心と目の関係」「チューブに
よる人口声帯の研究」といったテーマでパワーポイントを
用いて発表し、質疑応答に臨みました。
学校ホームページアドレス http://www.shimabara-h.ed.jp/
【生徒感想より】
長崎大学工学部工学科
講座タイトル:地震による液状化現象
工学部の社会環境デザインコースと聞いて、主に建物のデザインなどを学ぶところだ
と思っていました。しかし実際は、自然環境や社会基盤、防災などについて追究する学
問だということを知りました。液状化現象の実験の時に、砂の中に指を入れさせてもら
ったことで、液状化が起きていることが実感できました。
長崎純心大学人文学部児童保育学科
講座タイトル:子供の遊びを考える
「子供の遊びが悪化している」とうかがって、大変驚きました。(中略)演習では、
班ごとに分かれて新聞紙でおもちゃを作りました。子供の頃は自分で遊びを考えるのは
簡単だったのに、今となってはとても難しく、「子供って頭がいいな」と思いました。
11月14日(土)、『命を尊び思いやりを育むPTA活動のあり方』を大会テーマと
し、平成27年度島原地区高等学校・特別支援学校PTA連合会秋季研修会が島原市のホ
テル南風楼で開催されました。
りきまる たかし
本田裕章島P連会長、県生涯学習課・力丸 資 指導主事の挨拶に始まり、各委員会から
活動報告があり、感動教育家・高光りょうすけ先生による「瞬感命輝! 輝きの源は感動力
にある」と題した基調講演やパネルディスカッションが行われました。
研修会全体を通して、子どもを育てるためには保護者・地域・学校が連携し
ていくことの重要性を考える良い機会となりました。
ご出席・ご協力いただきました保護者の皆様、誠にありがとうございました。
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