2015年9月 - 神奈川産業振興センター

09
中小企業サポートかながわ
2015年
企業
の中小
神奈川
す!
しま
を応援
第174号・2015年9月
中小企業
サポート
かながわ
CONTENTS
事業引継ぎ支援〜
神奈川県事業引継ぎ支援センター開設
/事業説明会開催報告
「下請けかけこみ寺」
相談事例
Smartium株式会社 江川社長
02
04
創業・第二創業支援 〜Smartium 株式会社
05
支援事例シリーズVol.4 〜半沢建設株式会社
06
経営アドバイザー派遣/地域密着型産業強化事業
07
株式会社b.note(湘南信用金庫ご紹介企業)
08
第2回創業・新事業進出フォーラム
09
さがみ信用金庫地域元気創造部
10
平成27年度
「発注企業生産現況調査
(6月調査)
」
/箱根を守り抜こう宣言
11
神奈川県ものづくり技術交流会
12
神奈川県中小企業制度融資
13
/
「インベスト神奈川2ndステップ+」
産業集積支援融資
神奈川なでしこブランドフェア
14
平成27年度後期技能検定
/神奈川県青少年創意くふう展覧会
15
メールマガジン登録募集/廃棄物自主管理調整会議研修会16
/10月の巡回あっせん相談
半沢建設株式会社 半沢社長
編集/発行
(公財)神奈川産業振興センター(KIP)
Kanagawa Industrial Promotion Center
TEL 045(633)5201 FAX 045(633)5194
URL http://www.kipc.or.jp/
事業引継ぎ支援センター開設
神奈川県事業引継ぎ支援センターを9月1日に開設!
M&Aやマッチングへ対応します。
KIPでは平成26年度から3カ年の中期経営計画をスタートさせ、3つの重点的な取り組みの1つが「事業
承継支援」です。産業競争力強化法に基づく認定支援機関として、平成23年度から「事業引継ぎ相談窓口」
を設置し、後継者不在などで、事業の存続に悩みを抱える中小企業・小規模事業者の方の相談に対応し
てきましたが、新たにM&A(※1)やマッチング(※2)へ対応するため、国(中小企業庁)の委託事業により、
この9月1日に「神奈川県事業引継ぎ支援センター」を開設いたしました。ぜひご活用ください。
※1 M&A(後継者不在の中小企業・小規模事業者の事業を他の会社に引き継ぐこと)
※2 マッチング(譲渡する側と譲り受ける側の双方を引き合わせること)
相談・支援体制
○M&A、親族内・親族外承継などに精通した専門家(統括責任者、同補佐)を配置し、幅広く相談に対応します。
○マッチングから最終契約締結まで一貫した取り組みを支援します。
「登録民間支援機関」
:M&A支援の専門機関
(金融機関や民間仲介業者)
をセンターへ登録・橋渡しをします。
「後継者人材バンク」
:後継者不在の小規模事業者と起業家を結びつけるための登録をします。 など
○
(独法)
中小企業基盤整備機構に設置された事業引継ぎ支援全国本部や他の都道府県事業引継ぎ支援センターとの連携を
図り、全国の売り手情報と買い手情報が登録されたデータベースを活用し、広域的なM&A案件にも対処します。
神奈川県事業引継ぎ支援センターのスキーム
対応区分
内 容
一次対応
中小企業、小規模事業者等からのM&Aや親族内・従業員承継相談等に幅広く対応する。
二次対応
一次対応のうち、事業引継ぎの見込みがある案件について、企業が特定されないノンネーム資料作成支援や
登録民間支援機関への橋渡しを行う。譲渡企業は登録民間支援機関と契約を結ぶことで事業引継ぎの手続き
がはじまる。
三次対応
あらかじめマッチング相手が決まっている場合(一次対応→三次対応)や二次対応で不調に終わった案件
(一次対応→ニ次対応→三次対応)等をセンターが士業等専門家のサポートを得て直接支援を行う。
中小企業、小規模事業者等
ニ次対応:契約・支援
一次対応:相談
三次対応:直接支援
登録民間支援機関
・金融機関
・民間M&A仲介業者等
相談
金融機関、中小企業支援機関、士業等
神奈川県事業引継ぎ支援センター
ニ次対応
:橋渡し
連携
後継者人材バンク
連携
登録・マッチング
金融機関等連絡会
連携
事業引継ぎ支援全国本部
マッチング
中小企業サポートかながわ 2015-9
事業引継ぎ支援データベース
全国の譲渡、譲受等の情報
他の都道府県事業引継ぎ支援センター
登録・マッチング
事業引継ぎ支援について
事業引継ぎ支援事業説明会開催報告
─ 神奈川県事業引継ぎ支援センター設立に向けて─
事 業 引 継 ぎ 支 援 事 業 説 明 会 を 開 催
KIPでは「神奈川県事業引継ぎ支援センター」を設立するにあたり、今回設立趣旨や支援事業を周知する
説明会を開催しましたので、概要をご紹介します。
暑さがひときわ身にしむ7月28日(火)、
神奈川中小企業セ
ンタービル14階多目的ホールで
「事業引継ぎ支援事業説
明会」
を開催し、
当日は109名の方のご参加を頂き、
会場が
満員となる盛況ぶりでした。
今回の説明会は事業引継ぎを支援する金融機関、地方
自治体、支援機関、士業等の方々に、
「神奈川県事業引継
ぎ支援センター」設立へのご理解と連携体制構築のご協
力を頂くことを目的に開催したものです。
開会にあたりKIPの蛯名理事長の挨拶後、3名の方のご
講演が順次行われました。
(2)
事業引継ぎ支援事業のスキームについて
独立行政法人中小企業基盤整備機構
中小企業事業引継ぎ支援全国本部
事業引継ぎ支援担当プロジェクトマネージャー
安藝 修 氏
安藝氏からは事業引継ぎの業務内容、第三者承継の
チェックポイント、
M&Aのプロセス等についてご説明があ
りました。
「全国の売り手情報と買い手情報をデータベース
で一元管理し、広域マッチングによる成約を目指す」
とのこ
とでした。
(1)
事業引継ぎ支援事業の施策・予算について
中小企業庁 事業環境部財務課税制企画調整官
佐藤 二三男 氏
佐藤氏からは事業引継ぎ等に関する現状、
支援事業、
ガ
イドライン策定の背景とその内容等のご説明がありました。
「中小企業白書2013によると、経営者の平均引退年齢は
中規模企業で67歳、小規模事業者で70歳と以前と比較し
て上昇し、今後10年間で、
中小企業の約半数が世代交代
を迎える。また、個人事業主のようなM&Aに適さない
案件について、
後継者不在の事業主と起業家をマッチング
する後継者人材バンク事業の活用が一つの活路になる」
な
ど、
様々な視点からご講演いただきました。
(3)
事業引継ぎ支援の先進活動事例
静岡県事業引継ぎ支援センター 統括責任者
清水 至亮 氏
清水氏からは静岡県の事業引継ぎ相談・案件取組状況、
金融機関等連絡会や外部専門家との連携体制、業務用製
麺会社や弁当の製造・販売会社等のM&A事例等について
ご説明がありました。
「事業引継ぎ支援センターに持ち込まれ
る案件は年商3千万円超〜3億円が多い」
とのことでした。
■説明会出席者アンケート結果について
県内の事業引継ぎ相談状況の実態を把握するため、
出席
者アンケートを実施しましたので、結果をご報告します。
◎回答機関の内訳
行政 7%
士業等
46%
金融機関
33%
支援機関
14%
◎神奈川県内での事業引継ぎ
相談状況
相談なし 相談あり
53%
47%
中小企業庁 佐藤氏
◎具体的な相談内容(複数回答)
事業買収側
からの M &A
25%
事業売却側
からの M &A
27%
静岡県事業引継ぎ支援センター 清水氏
親族内承継
28%
親族外承継
20%
●お問い合わせ 神奈川県事業引継ぎ支援センター
TEL 045
(633)
5061
中小企業サポートかながわ 2015-9
KIP相談事例のご紹介
「下請けかけこみ寺」相談事例のご案内!
KIPではワンストップ経営相談窓口を設置し、中小企業の皆さま
が抱えるさまざまな課題について無料相談を行っています。一般
相談、専門相談の他、下請取引で発生した諸問題のアドバイスを
行う「下請けかけこみ寺」を国の施策に基づき開設しています。
今回は
「下請けかけこみ寺」
に寄せらせた相談の一部を紹介します。
■事例Ⅰ
相談:A社(資本金300万円)はプレス金型製造を
行っています。親事業者(資本金1億円)から
プレス金型製造委託を受け納品し、請求しま
したが、60日過ぎても支払いがされず、さら
に親事業者の担当者から、理由も無く代金減
額
(80万円 → 30万円)
を要求されました。こ
れは下請代金支払遅延等防止法(以下「下請
法」
)
上問題がないのでしょうか。
■事例Ⅱ
相談:B社(資本金1,000万円)は親事業者(資本金
10億円)から防振装置の製造委託を受けまし
た。見積書を提出し3カ月後には注文書が届き
作業を開始したが、注文書には決定金額が記
載されていませんでした。その後注文書発行
の2カ月経ってから理由もなく見積書に記載し
た金額の減額要求がありました。これは下請
法上問題ないのでしょうか。また親事業者は外
資系企業で日本の法律は適用されないと回答
していますが、間違いないのでしょうか。
対応:まずA社と親事業者の関係ですが、資本金区
分、委託内容から下請法が適用されると考え
られます。今回の相談内容の場合、給付の60
日以内に定めた支払期日までに下請代金が支
払われていないのであれば、代金の支払遅延
が生じていることから、「下請代金の支払期
日を定める義務」(下請法第2条の2)と予
め定めた額を理由も無しに減額することは
「下請代金の減額の禁止」(下請法4条1項
第3号)に違反している可能性があることを
アドバイスしました。A社は話し合いによる
解決を望んでおり、アドバイスをした下請法
の内容を相手側に認識させるとともに、解決
に向け、引き続き相手側と話し合いを行うこ
ととしました。
対応:まずB社と親事業者の関係ですが、資本金区
分、委託内容から下請法が適用され、なおかつ親
事業者が外資系であっても国内に事業所があれ
ば下請法の適用となります。
今回の相談内容の場合、見積書は提出してい
ますが、親事業者からの注文書に金額の記載
がないことから下請代金は見積書に記載した
金額になると思われます。そのためあらかじめ
定めた金額を理由もなく減額することは「下
請代金の減額の禁止」
(下請法4条1項第3号)
に違反している可能性があります。親事業者に
対して、下請法違反の可能性を認識させ、双方和
解に向けた話し合いによる解決に努めていただ
くことが必要です。話し合いの状況によっては、
引き続きアドバイスを行うこととしました。
窓口開設時間 8:30〜17:15
(相談は無料です)
ワンストップ相談
創 業
一般相談
専門相談
経営革新
金 融
受発注
国際取引
月〜金
月・火・木
販売戦略
デザイン
技 術
情報化
税 務
労 務
法律問題
月
月・水
・隔週金
月
月
火
木
水午後
(要予約)
下請けかけこみ寺
月〜金
相談日が変更になる場合がありますので、あらかじめお電話でご確認ください
●お問い合わせ 経営相談課 TEL 045
(633)
5200
中小企業サポートかながわ 2015-9
創業・第二創業支援事例
Smartium 株式会社 代表取締役 江川 崇社長
─ インキュベートルーム入居企業に聞く ─
昨年10月にシェアードオフィスに入居されたSmartium
(スマーティウム)株式会社は、スマートフォン
分野に関係するモバイル・クラウド関連テクノロジーを中心とした技術提供を事業の主軸とするベン
チャー企業です。代表者の江川崇氏は黎明期から Android™ に着目され、業務内外で様々な活動を続け
てきたスーパーエンジニアで、複数の著書を上梓されています。同社の現状とこれからをお聞きしました。
Q シェアードオフィスに入居されて10カ月になりま
すが、現在の業況について教えてください。
当社はモバイル関連ソフトウェア技術の研究開発を行
い、
そこで培ったノウハウを元に技術提供や技術支援をし
ています。現在の業況はおかげさまで仕事は回っていま
すが、深刻なリソース不足に直面することも多く目まぐるし
い日々です。嬉しい反面危機感も感じています。創業して
何年か続けることで様々な経験ができたので、
その点はひ
じょうによかったと感じています。
Q 業歴が短いベンチャー企業である御社が、短期間
でまとまった収益が計上できることは、本当にすばら
しいですね。今後の展望はいかがですか。
弊社の強みはソフトウェアエンジニアリングの能力、
つま
り技術力ですので、
この強みは失わないようにしなければ
なりません。
そのために常に新しいことにチャレンジし続け
る必要があると思っています。
一方で、共に切磋琢磨し喜びが共有できる仲間を増や
したいと常に考えています。
「あそこはいつも面白そうなこ
とをしているな」、
と言われるような“小粒でもピリリと辛い
組織”を作ることが当面の目標です。
江川社長が共著したAndroidの専門書の一部。
『 Google Android
完全解説』
は、
書店で購入できる書籍としては国内初のAndroid専門書
となりました。
Q Google社のGoogle Developer Expert
(Google
が認定するエキスパートエンジニア)に認定されて
いますね。当初は世界で50名、日本人は3名だけで
した。今後アンドロイドの世界はどのように進化する
と思われますか。
Androidはモバイルのプラットフォームとしては成熟期
に入っていると思います。GoogleはTV・車・ウェアラブル・
IoT(Internet of Things)
といった分野にAndroidに関
連したサービスの展開をオフィシャルに進めていますが、
これはスマートフォンやタブレット以外のユースケースで
自社のサービスを使ってもらうチャンスを増やすためで
す。一方でAndroidはあくまでもプラットフォームでしかあ
りませんのでそれだけでは製品にはなりません。独自の組
込機器を開発する際のプラットフォームの選択枝の1つと
して今後も残り続けると思います。
Q シェアードオフィスの感想をお聞かせください。
リフォームされたばかりで明るく清潔感があり、利用さ
せてもらうのが勿体無いくらいです。弊社は神戸市から首
都圏に移り、
当初は新宿の民間レンタルオフィスに入居し
ていました。ハード面の不満はなかったのですが、我々の
ようなベンチャー企業にとってはまさに
「場所だけ」
があっ
たという感じで、物足りなさも感じていました。
当施設に入居する際に、個室のインキュベートルームで
はなく、
シェアードオフィスを希望しましたが、
これは単に利
用料の問題では無く、
他の入居者の皆さんと繋がる場が欲
しかったからです。同じような立場である他の入居者との
交流は、
自分の考えを整理したり新たな視点に気づいたり
するきっかけになりますし、
魅力的な場と感じています。
こうした交流はインキュベートルーム内で完結してしま
うのはもったいないとも感じています。外部の方も参加で
きる場所があれば、外部のコミュニティと繋がる場となる
ので、
より素晴らしいと思います。
■Smartium株式会社 設立2012年3月
所在地 横浜市中区尾上町5-80 神奈川中小企業
センタービル7F シェアードオフィス
http:// www.smartiums.com
E-mail [email protected]
●お問い合わせ 経営支援課 TEL 045
(633)
5203
中小企業サポートかながわ 2015-9
支援事例シリーズ Vol.4 アドバイザー派遣
Before → Action → After
In the middle of difficulty lies opportunity.
過去の仕事と見切っていた
“大工”の技術
⻆澤さん(KIPアドバイザー)は、そこに光を当てた
半沢建設株式会社
半沢智彦社長/創業1961年/従業員数5名
藤沢市善行坂1-1-34 TEL 0466
(81)
1658
http://www.hanzawakensetsu.com
行政の入札頼みから
スーパーゼネコンの
協力業者へ
2014年7月
「宣伝しなけりゃ仕事が来ないなん
て、腕がないからだ」——KIPの経営
支援で訪れた⻆澤アドバイザーから
ホームページ
H Pの必要性を説かれ、
当初は反発を
感じた半沢社長。HP作成の過程で自
社の強みを客観視し、超ニッチ市場に
食い込んだこの1年とは。
落ちていた営業力・提案力
現社長は、
18歳から7年間、
京都・伏
見で和風高級木造住宅や寺社関係の
建築も手掛ける大工のもとで修業を積
んだ人物だ。
「提案」
の余地はなかった。
ところが2013年、1件も落札できず
赤字を計上する。
かといって
「民間の仕
事を取るにも、20年間で営業力も提案
力も落ち切っていた」
(半沢社長)
。
時を読み、
超ニッチ市場を開拓
⻆澤アドバイザーは、顧客開拓には
HPが必要だと社長を説得する。
そして打ち出すべき
「自社の強み」
を探し始めた。
目に留まったのは、
鎌倉の日本料理屋「鉢の木」
や茶
道の名家宅といった施工実績だ。大工
の腕がある半沢社長のような建築士
は、
今では稀有だった。
ちょうど、
戦災で
焼かれ1950年代半ばに再建された多
くの寺社仏閣が補修を必要とする時期
に差しかかっていた。
建設業界に通じる
⻆澤氏は、
スーパーゼネコンが発注先
を探しあぐねる現状を把握していた。
お客様に提供できるものは
見える形=HPで出す
多くの建設会社同様、半沢建設も
バブル崩壊により民間の仕事が激減。
「失われた20年」を、
もっぱら公共事
業で食いつないだ。市営住宅の外壁
改修、
体育館の耐震補強、
保育園の石
綿撤去…。入札制度のため
「営業」は
不要。図面・仕様書・設計書の3点から
なる設計図書を行政が作成するため、
◆◆◆
アドバイザーの目線 Adviser’s Eye
歴史のある企業には
「真の強み」
があります。そ
の本質は不変ですが、求められる形態は顧客の状
況により変化していきます。半沢社長は人柄が良
い方ですから、専門性=職人技の強みを市場に認
知させれば現代の建設業界ニーズにマッチさせる
ことが可能でした。他社でできない建築を匠の技
でこなしたことで、スーパーゼネコンや高齢者か
ら相談されるパートナー企業に変革しています。
中小企業サポートかながわ 2015-9
1年で黒字化
半沢建設は、
ゼネコンからの初仕事
を成功させ、先々代から得意としてい
た木造建築の分野に活路を見出した。
施工事例としてHPに掲載された愛宕
神社や富岡八幡宮の改築事例は、圧
倒的な営業力で引き合いを呼ぶ。
半沢社長は振り返る。
「 ⻆澤さんに
言われました。HPはレストランの食品
サンプルと同じ。お客様に提供できる
ものを見える形に。
そうすれば価格競
争ではなく、
あなたにやってもらいたい
という“価値観の高いお客様”がつい
てくるんだと」。
こうして営業力のある職人集団と
なった半沢建設は、1年で黒字化を
達成。今年は過去最高益も視野に入
れる。
◆◆◆
経営者は孤独で、迅速な意思決定が求められま
す。一人で悩むより、自社の強みを顧客ニーズに
合わせる方法、一緒に考えてみませんか。
⻆澤 明
(つのざわ あきら)
工作機械トップメーカーで、
新商品開発、
マーケティング戦略構築
を担当(著書「生産財マーケティング戦略」等)。行政・民間へ
の経営コンサルティングおよび大手企業のマネジメント層への人
財開発を実施している。株式会社コンサルトネット代表取締役
経営アドバイザー派遣制度
経営課題の解決をお手伝い!
御社に専門家(経営アドバイザー)を派遣します
中小企業者の皆さまが抱えるさまざまな経営課題の解決のた
め、KIPでは専門家を“経営アドバイザー”
として派遣しています。
■派遣回数・自己負担金 専門家の派遣は、1回3時間を基本として、個別企
業は8回、中小企業者グループは20回が上限です。な
お、1日につき2回
(6時間程度)
まで実施可能です。
費用は、新規利用の場合1回当り10,800円
(内消費
税800円)
、継続利用の場合16,200円
(内消費税1,200
円)
に派遣回数を乗じた額をご負担いただきます。
社長 !
いっしょに
乗り越え
ましょう
■利用できる企業等 原則として、県内に事業所を有している中小企業者
や中小企業者の団体等。
地域密着型産業強化事業による専門家派遣
地域に密着した産業活動の強化を図る事業者さまへ
専門家を無料(3回まで)で派遣します
KIPでは、観光や伝統的な産品の生産、介護や子育てなどの生活支援サービスなど、地域に密着した産
業活動の強化を図る中小企業者に対し専門家を派遣し、経営課題の解決等に向けたアドバイスを実施し
ています。
■支援対象
県内に事業所を有する中小企業者で、地域に密着し
た産業活動の強化を図る事業を行う方
(ビジネスとし
て事業に取り組む場合は、非営利団体も含む)
。
〈対象となる取り組みの一例〉
・観光や伝統的な産品の生産
・介護や子育てなどの生活支援サービス 等
※ 詳細はお問い合わせください
■支援内容
テーマに応じた専門家を派遣し、取り組みへのアド
バイスを行います。
〈費用〉
無料
〈派遣回数〉
3回まで
■申込方法
KIPのホームページ か ら 申 込 書 をダウンロード し、
FAXまたはE-mailでお送りください。
FAX 045
(633)
5194
E‐mail [email protected]
さまざまな経営課題の解決のため、KIPでは専門家を派遣しています
●お問い合わせ 地域連携課 TEL 045
(633)
5201
中小企業サポートかながわ 2015-9
In the middle of difficulty lies opportunity.
専門家は、中小企業診断士をはじめ、経営・技術
等の専門知識を有し、中小企業者等に対して適切な
診断・助言のできる方々です。専門家という第三者
の視点から、今までと違ったアプローチで業績向上・
事業拡大に取り組みませんか。
アドバイザーは御社にご指名いただくことも、ま
た、特に指定のない場合はKIPが御社の課題解決に適
した専門家をご紹介します。
地域金融機関の取り組み
湘南信用金庫ご紹介企業
鎌倉3大洋館の1つをレストランに再生
夢を実現させた「事業計画書」
築100年の「古我邸」
が、この4月、フレンチレストラン・結婚式場に生まれ変わった。
再生の主役は、株式会社b.note
(由比ヶ浜)
の新井社長だ。
新井社長はウェディング施設などの企画・開発を目的に7年前に起業。
今回は夢を実現させた
「事業計画書」作成の道のりを聞いた。
事業計画書に対
し湘南信用金庫
は、
「 採算に乗ら
ない」
と却下する
のではなく、
どの
ようにしたら夢
が実現できるか練り直そう、
と言ってくれ
た。市場調査しターゲットを絞りこむと同
時に、古我邸の魅力を明確にする。課題を
抽出した上で、解決方法と優先順を確認す
る。バラ色のシナリオから1ひねりも2ひねり
も加え、実現可能な事業計画書ができ上
がった。
ブライダルはすでに50件の予約、フレン
チレストランは1カ月先まで席が押さえ
られないほどの盛況だ
全 部 がダメ!
からのスタート
だった。お客さま
に
「深い満足感」
を与えたいと41
歳で独立。
ブライ
ダルやホテルの企画・運営を手掛けながら、
湘南の地で快適な衣食住を提供する計画
を温めていた。
この地を訪れたのは8年前。
鎌倉駅から徒歩5分、小高い南向きの斜面
1500坪に佇む洋館。
ここに明かりがともっ
て、
「 ハレの場」になればと一目で惚れ込ん
だ。
しかし、実現するには多くの課題が待ち
受けていた。
資金調達はどのように
それまで取引のあったいくつかの金融機
関に相 談したが 、相 手にされなかった。
今思えば、持ち込んだ事業計画は “バラ色
のシナリオ”だった。八方ふさがりで、鎌倉
商工会議所に駆け込んだ。会員ではあった
が、訪れるのは初めてだった。
そんな私の夢
に耳を傾け、
共 感し、鎌 倉
の観光事業の
新たな可能性
を見 出してく
れた。
事業計画を見直したのか
鎌倉商工会議所は、多くの事業で連携し
ている湘南信用金庫に掛け合ってくれた。
TATSUO
ARAI
PROFILE
新井達夫
[あらい・たつお]
株式会社 b.note 代表取締役。
大 学 卒 業 後 はホテル や 結 婚
鎌倉商工会議所、湘南信用金庫、日本政
策金融公庫、神奈川県信用保証協会が
連携したそうだが
融資審査を突破できたのは、
「 実現可能
な事業計画書」
ができたお蔭だ。
そして何よ
り、私も含めた多くの方々の信念があった
からだ。夢の実現には多くの障害があるも
のの、
それをどう乗り越えどう目標にたどり
着くか。たどり着く手法は見直しても、
ゴー
ルのイメージはぶれないことだ。
■古我邸 鎌倉市扇ガ谷1-7-23
TEL 0467
(22)
2011
式、レジャー事業を行う大手
企 業 に 勤 務。2009年 独 立。
これまでに葉山ホテル音羽ノ
森や佐島倶楽部他でウェディ
ングのプロデュース、インテ
リアディレクション、運営な
どを手掛ける
湘南信用金庫担当者と
●お問い合わせ 湘南信用金庫 営業統括本部 TEL 046
(825)
1212
中小企業サポートかながわ 2015-9
地域支援機関の取り組み
第2回 創業・新事業進出フォーラム
創業・新事業の祭典!
「第2回 創業・新事業進出フォーラム」開催
成長性に富んだ湘南発企業による基調講演、また「創業」
「新事業進出」
「産学連携」のテーマに合わせた
複数ブースの展示会ならびに出展者ピッチを行い、新たな技術やサービスの発見、事業連携先の発掘、
出展企業との交流、先端技術の情報交換などのビジネスマッチング創出の機会をご提供します。
■開催日時
10月16日
(金)13:30〜17:00
〈予定〉
(開場13:00)
■開催場所
藤沢商工会館6階 多目的ホール
(藤沢市藤沢607番地の1)
■参加費
無 料
■内 容
(1)
第一部 基調講演
湘南発の2社を講師にお迎えして、具体的な事例発
表のほか、成長戦略、事業の展開手法などをご紹介い
たします。
〈講師〉
株式会社デジサーフ 代表取締役 高橋 佳伸 氏
株式会社Qulead 代表取締役 永井 康裕 氏
〈モデレータ〉
一般財団法人SFCフォーラム
事務局長 廣川 克也 氏
株式会社デジサーフは、平成5年に創業、ネットと
リアルを融合したサービスを展開する会社です。
デジキュー事業
(予約システムをプラットフォームに
し、BBQ事業を展開。都心の商業ビル屋上や、郊外型
ショッピングセンターの敷地内などに開設し集客を図
る)やSURF 海岸ライブカメラ事業
(全国の海岸にWEB
カメラを独自に設置し今の海をライブで見れるサービ
ス)
など4事業を展開する藤沢市辻堂に立地する企業です。
株式会社Qulead
(クリード)は、茅ヶ崎で製造業を
営 むCmonoC
(茅ケ 崎 も の づ く りクラスター)の 2社
が、昨今の製造業を取り巻く厳しい経営環境を考え、
両社の技術を融合させてより強固な経営基盤を築くた
めに本年6月1日に経営統合しました。7月には茅ヶ
崎市萩園に新工場をオープンし、5軸加工から溶接ま
で金属加工のワンストップサービスを提供する、今後
の事業展開が注目さ
れている企業です。
前回の基調講演
(2)
第二部 出展者ピッチ
展示会見学前の予備知識として、各出展者から約2
分間の事業紹介や技術説明を行います。
(3)
第三部 展示会見学
創業まもないベンチャー企業や新事業展開等により
成長を目指す中小企業、さらには地域の各大学など、
複数のブース出展により、事業や技術、研究内容など
をご紹介いたします。
≪出展ブース
(予定)
の一部をご紹介≫
・
「じもピぃで地元の穴場情報を共有!地域事業者向
け:広告に依存しない地域版アフィリエイトシステム」
/株式会社じもぴぃ
・
「国内外の家具・木工用製材及び外構用木材の普及・
促進」
/株式会社KYウッド
・
「あるテクが障害サポートする」
/
(一社)
結ライフコミュニケーション研究所
・
「日本大学発 スマートアグリカルチャーの創出と
産業化を目指した技術開発」
/日本大学 生物資源科学部 生命農学科
・
「送電鉄塔におけるカラス営巣の実態と対策の評価」
/湘南工科大学 電気電子工学科
・
「ブルーバック撮影の可能性とその映像作品の展示」
/文教大学 情報学部 情報システム学科
当日は、日本大学生物資源科学部 食品加工実習セ
ンターで製造販売されている
「ハム・ソーセージ」の即
売会もご用意しております
(無くなり次第終了)
。
●お問い合わせ
(公財)
湘南産業振興財団
藤沢市藤沢607番地の1 藤沢商工会館2F
TEL 0466
(21)
3811 FAX 0466
(24)
4500
E-mail [email protected]
http://www.s-cns.com/start-forum/
中小企業サポートかながわ 2015-9
地域支援機関の取り組み
さがみ信用金庫〜奮闘する地域元気創造部
地域活性化は、
もはや
“支援やお手伝い”
という域をこえた
「本業」です
4 月に発足した地域元気創
造部。経営改善や事業再
生、起業の支援でお客様や関係
機関とがっぷり組み合ってきた
面々が集められた。
その使命は2
つ。創業や経営改善など個別の
企業を元気づけること。そして、
行 政や商工業団体、大学などと
連 携して地 域 活 性 化 策を協 議
し、実行すること。
と
ことん事業者に寄り添う
さがみ信用金庫。地域元
気 創 造 部でも、そのスタンスは
変 わらない。例えばある企 業 へ
の支 援では、行 政 等さまざまな
機 関の協力を取り付け、新商品
を開発。
また人材確保の支援
では、県の事業に協力し、県
西地域の県立高校が実施す
地域とお客さまの可能性を
最大限に引き出す
◆◆◆
個々のお客さまを元気づけ、
地域活性化を図る。
「お客様密着」をDNAに持つ
さがみ信金が臨みます。
るインターンシップの受 入 先と
して宿泊業者を仲介した。発足
から間もない地域元気創造部だ
が、攻めの情報発信が功を奏し
ている。
国
が進める「まち・ひと・し
ごと創 生 総 合 戦 略 」で
は、金 融 機 関に対し、その知 見
等を活かした機能を積極的に発
揮するよう求めている。
さがみ信
用金庫では、各市町で地方版総
合戦略を策定するにあたり設置
された総合戦略推進会議に多く
参画し、地域活性化のため知恵
を絞っている。地域元気創造部
は、その専 担 部 署としても存 在
感を高めていくことになる。
「 地 域と歩み、地 域の元 気を
創ることにおいて、自治体と目標
は同じ。地域にとって、お客様に
とって、最善の策をオーダーメイ
(飯野部長)
ドで対応していきます」
地 域元気創造部は
地域の活性化と
皆 さ まの事業を
全力で応 援 し ま す !
(左から)
石井主任副調査役、物江主任調査役、
飯野部長、久津間上席調査役
当金庫は、大正14年10月20日の営業開始以来、
今 年で創立9 0周年を迎えます。これもひとえに、
お客さまの長年にわたるご支援ご愛顧の賜物と感謝
申し上げます。当金庫の企業理念である「地域社会
との 共生」「豊かさへの貢 献 」のもと、これからも
地域のお客さまの 信 頼と期 待に応えられるよう、
役職員一丸となって尽力してまいります。
さがみ信用金庫 地域元気創造部 小田原市浜町1- 4 -28
10
中小企業サポートかながわ 2015-9
TEL 0465(24)3176
県からのご案内
平成27年度
「発注企業生産現況調査
(6月調査)」
生産現況は前期より大幅に悪化したが、次期見通しにつ
いてはマイナスゾーンから改善される見込み
県内発注企業の6月期・生産現況(全業種)を見ると、前期の△0.6から27.1ポイント減少の△27.7とな
り、悪化しました。また3カ月先(27年9月期)の見通しでは、今期の△27.7から44.5ポイント増加の
16.8とマイナスゾーンから改善されると見込んでいます。
調査時期
業種
鉄鋼
非鉄
金属
機械
電気
輸送
精密
その他
全業種
26年 6 月期
△ 40.0
16.7
△ 14.8
△ 29.2
25.7
0.0
△ 8.3
△ 5.3
△ 7.1
26年 9 月期
△ 50.0
△ 66.7
△ 16.7
35.7
15.6
28.6
18.2
△ 13.0
8.3
26年12月期
33.3
△ 57.1
△ 14.8
△ 8.9
0.0
6.3
13.3
8.3
△ 2.8
27年 3 月期
△ 66.7
△ 12.5
6.9
4.1
2.6
11.8
30.8
△ 37.5
△ 0.6
27年 6 月期
△ 100.0
16.7
△ 29.6
△ 22.2
△ 30.8
△ 43.8
△ 30.8
△ 17.4
△ 27.7
25.0
△ 66.7
40.7
20.0
7.7
43.8
0.0
8.7
16.8
27年9月期見通し
※ 26年6月期〜27年9月期の業種別の生産現況と生産見通しをB.S.I値(上昇企業数割合—下降企業数割合)で表したもの
業種別の生産現況
8業種のうち、
「非鉄」以外でB.S.I値がマイナスとなりました。
27年6月期と比べ、次期(27年9月期)については、
「非鉄」
「精密」
以外の6業種がプラスとなり、マイナスゾーンから改善されることを
見込んでいます。
調査期間:6月29日〜 7月10日
調査対象:500社
(登録企業データベースに登録している
資本金3,000万円以上の県内発注企業)
回答企業数:173社 回答率:34.6% ●お問い合わせ 取引振興課 TEL 045
(633)
5067
箱根を守り抜こう宣言
箱根を守り抜こう宣言 箱根に行って 応援メッセージをツイートしょう
7月10日に、黒岩知事から下記の緊急メッセージが出されました。箱根、日本が世界に誇る観光地。
豊かな自然、多くの文化施設、人々をやさしく癒す温泉の数々。そんな箱根に対する思いや写真を、ハッ
シュタグ「 #箱根を守ろう 」を付けてツイートして、みんなで大好きな箱根を盛り上げていきましょう!
箱根応援メッセージ 箱根町観光情報サイト「箱根全山」
箱根は、国内だけでなく海外からも多くの観光客が
訪れる、我が国を代表する観光地の一つです。しかし
ながら、
現在、
箱根は極めて厳しい状況を迎えています。
4月下旬から大涌谷周辺で火山活動が活発化したこ
とに伴い、観光客が大幅に減少しています。また、火
山活動の沈静化がまだ見通せないことから、多くの観
光事業者の皆さんは、経営の先行きに対する不安が増
しています。
神奈川県は、こうした事態を乗り越え、世界に誇る
観光地・箱根を守り抜く決意です。そのために、国、
箱根町及び地域の宿泊施設や観光施設等と連携し、人
的被害ゼロを目指して火山活動に対する安全対策に万
全を期します。
また、長年にわたり箱根の観光産業を支えてきた地域
の事業者や住民の皆さんを、全力で支援してまいります。
今後、箱根を盛り上げていくためには、多くの皆さ
んに箱根を訪れていただくことが何より重要です。
現在、火山活動により立入が制限されている区域は、
大涌谷周辺の1㎞圏内です。箱根の広いエリアは、自
然の景色が美しく、数多くの文化財、美術館・博物館、
レジャー施設があり、様々なイベントや祭事も例年ど
おり行われています。
家族連れで、グループで、社員旅行で箱根を訪れて、
大いに楽しみ、そして、箱根のさまざまな魅力を多く
の人に伝えていただくことを期待します。神奈川県は
インターネットを通じ、こうした取組に賛同する方々
を募っています。
平成27年7月10日 神奈川県知事 黒岩 祐治
https://twitter.com/Kanagawa_Hakone
http://www.hakone.or.jp/
●お問い合わせ 県観光企画課観光資源グループ
TEL 045
(210)
5767
中小企業サポートかながわ 2015-9
11
県からのご案内
神奈川県ものづくり技術交流会のご案内
「神奈川県ものづくり技術交流会」を開催します
オープンイノベーション 〜広げよう! 創造のネットワーク!〜
大学や県産業技術センター他各研究機関の研究成果、企業による製品開発事例、県や製造業支援機関
の事業紹介など最新の情報を発表します。産学公の技術連携を図り、オープンイノベーションを実現す
るチャンスです。
●開催日 10月28日
(水)
〜30日
(金)
9:00〜17:15
●会 場 県産業技術センター
(海老名市下今泉705-1)
●主 催 県産業技術センター、
神奈川県産業技術交流協会
●後 援 神奈川R&D推進協議会、
(公財)
神奈川産業振興センター
●参加費 無料
(9月16日
(水)
から受付開始予定)
●内 容 【注目セッション】
◇28日
(水)
生活支援ロボット、ライフサイエンス
・全日 ロボット研究会フォーラム
・午後 ライフサイエンスフォーラム
◇29日
(木)
デジタルものづくり、エネルギー
・全日 インダストリー4.0/IoTフォーラム
・午前 スマートエネルギーフォーラム
・午後 クリーンエネルギー材料技術フォーラム
◇30日
(金)
次世代デザイン、航空機産業 ・午後 《デザイン》
次世代ものづくりフォーラム
・午後 航空機産業フォーラム
【その他セッション】
情報・生産システム、機械・材料、電子、化学等
の各技術分野についての研究・開発成果やトピック
スを紹介します。その他、知財セミナー等も開催し
ます。
◇ラボツアーの実施
一部のセッションでは、関連設備等の見学ツアー
も実施する予定です。
【ポスター発表】
日替わりで、研究開発成果をパネルに展示発表し
ます。企業、
公設試験研究機関の技術者、
研究者の他、
大学院生によるフレッシュな発表が多数あります。
展示時間は11:00〜16:00ですが、コアタイム
(12:00
:
:
:
〜13 00及び14 30〜15 30)を設け、質疑・応答と
交流の場とします。
【工業技術・製品等展示】
新規性を有する技術・工業製品・試作品およびデ
ザインを活用した商品等を展示します。展示期間は
3日間
(11:00〜16:00)で、ポスター発表と同様のコ
アタイムを設け、質疑・応答と交流の場とします。
12
中小企業サポートかながわ 2015-9
●併設イベント
・知財相談ブース(28日、30日)
・デザイン相談ブース(3日間)
・デザイン関連特別企画展(3日間)
●プログラム等の公開
ホームページ で、 9月16日
(水)に
「発 表プログラ
ムの詳細」を、10月14日
(水)に
「発表予稿集」を公開
する予定です。
●参加申込方法
参加申込書をホームページからダウンロードして
いただき、必要事項をご記入の上、電子メール
(ファ
イル添付)
等でお申込みください。
(事前申込締切 10月22日
(木)
、当日参加も可能で
すが、できる限り事前申込みください。
)
詳細につきましては、ホームページ
http://www.kanagawa-iri.jp/ をご確認ください。
口頭発表
ポスター発表
工業技術・製品等の展示
●申し込み・お問い合わせ 〒243-0435 海老名市下今泉705-1 県産業技術センター 交流相談支援室内
ものづくり技術交流会事務局
TEL 046
(236)
1500
(代表)
県からのご案内
神奈川県中小企業制度融資
売上や利益の減少でお困りの方を支援しています 〜神奈川県中小企業制度融資をご活用ください〜
県では、県内で原則1年以上継続して同一事業を営んでいる中小企業の皆さまの事業に必要な資金の
借入れを支援する「中小企業制度融資」を実施しています。県が貸付原資の一部を負担し、神奈川県信用
保証協会が公的な保証人となることで、銀行や信用金庫などの金融機関が低利な融資を行います。中小
企業制度融資にはさまざまなメニューがありますが、売上や利益の減少でお困りの方にご利用いただけ
る融資をご紹介します。
■経営支援特別融資(一般枠)
○融資対象者 最近3カ月間または6カ月間の売上高
または売上総利益額
(粗利益)
の合計が、
直近3年のいずれかの年の同期と比較
して減少している方
○資 金 使 途 運転・設備
○融資限度額 8,000万円
○融 資 利 率 年2.0%以内
(固定金利)
○融 資 期 間 1年超10年以内
○信 用 保 証 県信用保証協会の保証が必要
保証料率は年0.45%〜1.52%
(県の補助後の実際に負担する料率)
○お申込み 取扱金融機関の窓口へ直接お申し込みく
ださい。
●お問い合わせ
県金融課
融資グループ
(制度の内容)
TEL 045
(210)
5677
金融相談窓口
(借入のご相談)
TEL 045
(210)
5695
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f5782/
神奈川県 制度融資
検索
「インベスト神奈川2ndステップ+」
産業集積支援融資
増設も可。超長期・低利による企業立地支援!
〜「インベスト神奈川2nd ステップ +」産業集積支援融資〜
県内の中小企業者の皆さまや資本金10億円未満の中堅企業の皆さまの本社・工場・研究所の整備を支
援するため、県では、取扱金融機関が県の定めた条件で融資する制度を定めています。
土地・建物の購入、また、それに付随した生産設備等に必要な資金にご利用いただけ、移転、新設だ
けではなく、既存工場の増設も対象となります。県内への立地、再投資の際は、ぜひご利用をご検討く
ださい。
○融資対象業種
①基幹産業分野
(IT/エレクトロニクス、自動車)
②新規成長分野
(新エネルギー、ロボット、航空宇宙)
③い のち関連分野
(いのち関連産業…医薬品、医療
機器、食品その他の県民の健康で自立した生活の
実現に資する製品の生産に関する事業)
○最低投資額 投資額7,000万円以上が対象
○融資限度額 事業費の80%以内で10億円を上限
○融資期間 15年以内
(据置き2年以内含む)
○融資利率(固定金利)
①さがみロボット産業特区(さがみ縦貫道路沿線地
域等の県央10市2町)に立地するロボット関連産
業、 京 浜 臨 海 部ライフイノベーション 国 際 戦 略
総合特区(京浜臨海部の一部)に立地するライフ
サイエンス関連産業及び特定の地域に立地する
地域活性化のために知事が特に集積を目指すも
のづくり産業
⇒ 0.9%以内(6年目以降1.2%以内)
②その他の研究所・工場・本社
⇒ 1.5%以内
●お問い合わせ 県金融課資金貸付グループ TEL 045
(210)
5681
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f5779/
中小企業サポートかながわ 2015-9
13
県からのご案内
神奈川なでしこブランドフェア
神奈川なでしこブランドフェアを開催します! 県が女性の活躍を応援するために取り組んでいる「神奈川なでしこブランド」事業につ
いて、認定商品の展示や販売、プレゼンテーションを行います。魅力あふれる認定商品や
活躍する女性たちと直接出会える絶好の機会です。皆さまのご来場をお待ちしています!
日 時:10月18日
(日)10:00〜16:00
場 所:神奈川県庁本庁舎 3階大会議場
所在地:横浜市中区日本大通1
JR京浜東北線
(根岸線)
/横浜市営地下鉄 「関
内駅」
から徒歩約10分
みなとみらい線
「日本大通り駅」県庁口出口か
らすぐ
内 容:
〈販売〉
◎ウルトラミックス・パンケーキミックス
ハップ・ビー・ビー株式会社
◎箱根姫籠膳・ミニチュアテディベア
富士屋ホテル株式会社
◎抗菌イヤーピース
『CleanPiece
(クリーンピース)』
株式会社横浜ベイサイドネット
◎双子・2人用母子手帳ケース・Wおむつポーチ
グランドルー
◎
「本鵠沼はす池通り物語」
プロジェクトで女性店主がれんこんを使って開発した商品
本鵠沼商店街協同組合
◎簡易型ポケットチーフ・kon-・B
(コンビ)
鎌倉ダディ
◎さくらん布ぞうり さくらん 等
神奈川なでしこブランド2016を
募集しています
県では、県内の企業や団体から、女性が開発に
貢献した商品を募集し、優れたものを
「神奈川な
でしこブランド」として認定する事業に取り組ん
でおり、現在募集を行っています。
■
「神奈川なでしこブランド2016」
の概要
⑴ 募集の対象
女性が開発に貢献した商品で、応募時点で実
際に県内の市場に提供されているもの
⑵ 応募資格
神奈川県内に拠点を持つ事業所(個人も含
む)
・団体
⑶ 募集期間
9月30日
(水)
まで
※ 詳細な応募要件は、ホームページで募集
要項を参照または、お問い合わせください
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f480434/
〈展示〉
◎キリンフリー 麒麟麦酒株式会社
◎自己導尿用カテーテル
「セフティカテ ピュールキャス」
クリエートメディック株式会社
◎海♡女子会 海キッズ 海カップル
有限会社ロッキーマリン
◎世界にひとつのテディベア 株式会社にしきや 等
〈プレゼンテーション〉
◎双子・2人用母子手帳ケース・Wおむつポーチ
グランドルー
◎簡易型ポケットチーフ・kon-・B
(コンビ)
鎌倉ダディ
◎さくらん布ぞうり さくらん
◎世界にひとつのテディベア 株式会社にしきや 等
(内容は予告なく変更することがあります)
〈昨年度の来場者の声〉
・女性目線の商品は
「なるほど」
と思うものが多く面白かっ
たです。
(20代女性)
・新 商品を知ることができて良かったと思う。
これからも
フェアがあれば来場します。
(70代男性)
・自分も一生かかわりたいと思う企業や商品が多く感動し
ました。
(50代女性)
14
中小企業サポートかながわ 2015-9
神奈川なでしこブランド 2015 認定商品「さくらん布ぞうり」
●お問い合わせ 県労政福祉課 両立支援グループ TEL 045
(210)
5744
県からのご案内
平成27年度後期技能検定
平成27年度後期技能検定のご案内
技能検定とは、働く人々の持っている技能を一定の基準によって検定し、これを公に証明する職業能
力開発促進法に基づく検定制度です。
なお、この試験は「実技試験」及び「学科試験」により実施されます。
合格した方には、厚生労働大臣(特級、1級及び単一等級)または、県知事(2級及び3級)から合格証書
が交付され、
「技能士」と称することができます。
1 申請受付期間 10月5日
(月)
〜16日
(金)
9:00〜17:00
(日曜日、祝日を除く。土曜日は15:00まで)
2 申請受付場所
神奈川県職業能力開発協会
(横浜市中区寿町1− 4 かながわ労働プラザ6階)
3 技能検定職種
特級=鋳造など25職種
1級・2級=建築大工、パン製造など36職種 3級=機械加工など15職種
単一等級=電子回路接続など3職種
4 受検申請書用紙配布場所
神奈川県職業能力開発協会、県立産業技術短期大
学校、各県立総合職業技術校、神奈川障害者職業能
力開発校、各地域県政情報コーナーなどで、9月上
旬から配布
5 受検手数料
実技試験 17,900円 (※ 在校生 11,900円)
学科試験 3,100円
●お問い合わせ
神奈川県職業能力開発協会 TEL 045
(633)
5419
神奈川県産業労働局産業人材課 TEL 045
(210)
5720
神奈川県青少年創意くふう展覧会
第74回神奈川県青少年創意くふう展覧会を
開催します!
本展覧会は、次代を担う青少年に発明くふうする楽しさと創作する喜びを感じてもらい、創造性豊か
な人間形成を目指すことを目的として、毎年開催してます。
今回も、県内各市町村長(地区展の会長)から推薦のあった小・中学生や、公益社団法人発明協会が公
認する少年少女発明クラブに所属する小・中学生による、創意工夫優秀作品を多数展示します。青少年
の個性豊かな作品をぜひ会場でご覧ください。
■日 時
11月6日
(金)
〜8日
(日)10:00〜17:00
※ 入場自由
■会 場
神奈川中小企業センタービル 14階 多目的ホール
(横浜市中区尾上町5−80)
・JR関内駅北口より徒歩5分
・JR桜木町駅より徒歩7分
・横浜市営地下鉄 関内駅7番出口より徒歩2分
・みなとみらい線 馬車道駅3番出口より徒歩7分
■主 催
神奈川県、一般社団法人神奈川県発明協会
■後 援
神奈川県教育委員会、公益社団法人発明協会、日
本弁理士会、毎日新聞社、日刊工業新聞社、神奈
川新聞社、テレビ神奈川、公益財団法人神奈川産
業振興センター
●お問い合わせ
一般社団法人神奈川県発明協会
TEL 045(633)5055
県産業振興課 技術開発推進グループ
TEL 045(210)5640
中小企業サポートかながわ 2015-9
15
メールマガジン登録募集
皆さまに役立つ新鮮情報を配信 センターメールマガジン登録募集 !
神奈川県の中小企業を応援する神奈川産業振興センターより、セミナー・イベント情報や補助
金・助成金など、みなさまに役立つ新鮮な情報を2種類のメールマガジンでご案内しています。
〈公益財団法人神奈川産業振興センターメールニュース〉
毎月月初に配信している、テキスト形式のメールマ
ガジンです。
セミナー・展示会情報や、補助金・助成金等のお知
らせを中心に配信しています。
〈ビジネス/イベント情報 from KIP〉
随時配信
(月2回程度)しているhtml形式のメールマ
ガジンです。
セミナー・展示会情報を中心に配信しています。
どちらも、KIPを始め神奈川県、関係支援機関から
の新鮮な情報が満載です。ぜひご登録ください。
●お問い合わせ 地域連携課 TEL 045
(633)
5201
E-mail [email protected]
廃棄物自主管理調整会議研修会
「電子マニフェスト操作研修会」のご案内
神奈川県、横浜市、川崎市、相模原市及び横須賀市が協働し行っている神奈川県廃棄物自主管理調整
会議では、このたび「電子マニフェスト」の加入促進等を目的とした操作研修会を開催します。
会 場
Winスクール藤沢校
Winスクール厚木校
川崎市産業振興会館
富士通マイゼミナール横浜教室
ユニコムプラザさがみはら
開催日
10月20日(火)
●お問い合わせ
県資源循環推進課 TEL 045
(210)
4156
詳細は、県ホームページをご覧ください
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f94/
10月26日(月)
11月 5 日(木)
11月27日(金)
神奈川県 廃棄物自主管理事業
12月14日(月)
検索
新たな取引先をご紹介します!
月の巡回あっせん相談
10
KIPでは、県内中小企業者等の皆さまの安定的な取引の確保・拡大を図るため、各地区で受・発注取引
のあっせん相談を行っています。あっせん相談は、県内7地区の商工会議所等とKIPの川崎・相模原両駐在
事務所でも実施しています。新たな販路開拓をお考えの皆さま、お近くの会場をご利用ください。
開催場所
藤沢商工会議所
6日
(火)
横須賀三浦地域県政総合センター
8日
(木)
秦野商工会議所
9日
(金)
13:00~16:00
小田原箱根商工会議所
14日
(水)
茅ヶ崎商工会議所
19日
(月)
大和商工会議所
20日
(火)
平塚商工会議所
21日
(水)
13:30~16:00
毎週木曜日
13:00~16:30
14日(水)
・28日(水)
13:00~16:00
川崎駐在事務所 ※1
相模原駐在事務所 ※2
16
日 時
中小企業サポートかながわ 2015-9
13:30~16:00
13:00〜16:00
※1 川崎市産業振興会館6F
「
(公財)
川崎市産業振興財団」
内
※2 相模原商工会議所商工会館3F
「相模原商工会議所」
内
●お問い合わせ
取引振興課 TEL 045
(633)
5067