事 業 報 告 書

平成 26 年度
事
業
学校法人
報
告
書
朝 陽 学 院
第 1 学校法人の概要
1 建学の精神・教育目標
平成 26 年 4 月 1 日に女子校から男女共学校に移行するとともに、建学の精神及び教育目標を『婦徳を経
(けい)とし 実務を緯(い)とす』から以下に変更。
『人徳を経とし、実務を緯とする。』
2 沿革
⑴ 法人の沿革
大正 4 年
大正 6 年
昭和 3 年
昭和 4 年
昭和 8 年
昭和 26 年
8 月 19 日
12月 5 日
4月 9 日
3 月 13 日
4月 4 日
3 月 13 日
⑵ 学校の沿革
昭和 3 年 4 月 9 日
昭和 4 年 3 月 13 日
昭和 4 年 5 月 1 日
昭和 6 年 9 月 1 日
昭和 21 年 12 月 20 日
昭和 22 年 4 月 1 日
昭和 23 年 4 月 1 日
昭和 25 年 1 月 17 日
昭和 27 年 12 月 1 日
平成 7 年 4 月 1 日
平成 18 年 3 月 31 日
平成 26 年 4 月 1 日
小西薬剤学校校舎建設用地取得、創設準備。
私立小西薬剤学校開校
大阪小西女子商業学校設立
大阪女子商業学校認可
財団法人小西学園に組織変更
学校法人朝陽学院に組織変更
大阪小西女子商業学校設立
大阪女子商業学校認可
大阪女子商業学校を開校
現在地に移転
朝陽幼稚園設置認可
朝陽中学校に改称
朝陽高等学校を設置、附属中学校を設置
朝陽高等学校附属幼稚園設置認可
大阪女子商業高等学校、同附属中学校、同附属幼稚園に名称変更
大阪女子高等学校、同附属中学校、同附属朝陽幼稚園に名称変更
大阪女子高等学校附属中学の廃止認可。
女子高から男女共学校に移行し、あべの翔学高等学校に名称変更
3 設置する学校・学科
学校法人朝陽学院は、教育基本法及び学校教育法に従い、学校教育を行い、建学の精神を礎とした人材
の育成を目的として学校を設置する法人で次の学校・学科を設置しています。
⑴
あべの翔学高等学校 全日制課程 普通科/商業科
⑵
あべの翔学高等学校附属朝陽幼稚園
⑶
朝陽幼稚園
4 法人の組織図
理事会
本
監
事
部
事務局長
<理事>
(事務局次長 )
あべの翔学高等学校
理事長
校
長
< 理 事 >
教
頭
事
務 長
事務職員
(副教頭 )
(副校長)
教
員
(事務長補佐 )
事務職員
用 務 員
(統括主任)
教
員
事 務 職 員
園 務 員
(統括主任)
教
員
事 務 職 員
園 務 員
附 属 朝陽 幼稚 園
評議員会
園
長
(副園長)
(教
頭)
朝 陽 幼 稚 園
園
長
1
(副園長)
( 教 頭 )
5 各学校、学科等の入学定員・生徒数の状況
学則
平成24年度
学校又は園名
学 科 定員 1年 2年 3年
あ べ の 翔 学 高等 学校 普通科 960 144 98 113
商業科 480
58 56 51
合 計 1440 202 154 164
あ べ の 翔 学 高等 学校
215
45 51 60
附 属 朝 陽 幼 稚 園
175
25 28 16
朝 陽 幼 稚 園
平成25年度
計 1年 2年 3年
355 136 130 98
165 31 53 53
520 167 183 151
(単位:名)
平成26年度
計 1年 2年 3年 計
364 519 119 126 764
137
0 28 49 77
501 519 147 175 841
156
42
48
51 141
55
50
50 155
69
18
25
25
27
18
27
68
72
※5 月 1 日時点の生徒又は園児数
6 役員に関する事項(平成 27 年 3 月 31 日現在)
⑴
寄附行為における役員数及び現数
定数
8名
2名
理事
監事
⑵
現数
8名
2名
特に明示する役員
氏
名
役
職
理事の種類
理
事
長
評
議
員
会
議
長
小 西 健 仁
あ べの 翔学 高等 学校 校長
あ べ の 翔 学 附 属 幼 稚 園 園長
1 号
小 西 欣 一理
事
・
評
議
員
2 号
告
事
・
評
議
員
3 号
・
担
評
議
員
当 理 事 )
3 号
野
勝理
蔦 田 繁 成
理
事
( 財 務
7 評議員に関する事項(平成 27 年 3 月 31 日現在)
⑴
寄附行為における評議員の定数及び現数
定 数
現 数
16 名
⑵
16 名
特に明示する評議員
氏
名
職
務
評議員の種類
三 宅 正 雄 あべの翔学 高等 学校 教頭
1 号
加 藤 祐 一
角
野
同 上
1 号
稔 あべの翔学 高等 学校 教諭
1 号
上田八江子朝 陽 幼 稚 園 副 園 長
1 号
8 教職員に関する事項
本 部
教員
職員
本務者
兼務者
本務者
兼務者
合計
0
0
3
1
4
高 校 附属幼稚園
47
12
15
0
10
2
2
0
74
14
9 関係当事者及び理事の自己取引の明細
該当事項 なし
2
(単位:名)
朝陽幼稚園
9
0
1
1
11
第 2 事業の概要
1 学院の現況
1) あべの翔学高等学校
就学支援金、就学支援補助金によって、私立高校への入学志願者がここ数年増えておりますが、当校へ
の入学者数は平成 24 年度まで、現状を維持するに止まり、平成 25 年度には前年を大きく割り込む結果となり
ました。 しかし、平成 26 年度は、「平成 24 年度長中期計画」に基づき施行した男女共学化により、518 名も
の新入生を迎えることが出来ました。
この要因は、男女共学化元年特有の現象ばかりでなく、広報活動の強化による、「基礎学力の充実」、「学
力の伸び幅で勝負」、「進学を目指す進路指導の徹底」等の教育目標が受験生やその保護者に浸透した結
果と考えられます。
平成 27 年度の入学者は 251 人と前年度の 1/2 以下となりましたが、収容人数を考慮して募集を減らしたこ
とによるものです。
2) あべの翔学高等学校附属朝陽幼稚園及び朝陽幼稚園
附属朝陽幼稚園及び朝陽幼稚園の過去 3 年間の在園数は「第 1 学校法人の概要」の「5 各学校、学
科等の入学定員・生徒数の状況」で示した通りです。
平成 26 年度については、5 月 1 日現在、附属朝陽幼稚園が 166 名で前年より 11 名増えましたが、朝陽
幼稚園は 65 名となり、前年から 12 名減少いたしました。
2 あべの翔学高等学校の事業概要
1) 学校の状況
平成 27 年 3 月に本館の耐震補強工事が完了し、4月より使用を開始いたしました。また、東校舎につきまし
ては、耐震補強工事を行っていないため、4 月より使用停止いたしました。
3
2) 進路(合格・内定実績は H27.3.1 現在)
年度
平成26
平成25
平成24
平成23
平成22
平成21
平成20
科
大 学
普通科
商業科
合計
普通科
商業科
合計
普通科
商業科
合計
普通科
商業科
合計
普通科
商業科
合計
普通科
商業科
合計
普通科
商業科
合計
短 大
36
8
44
15
4
19
17
8
25
18
6
24
20
2
22
16
7
23
17
3
20
21
3
24
20
4
24
25
5
30
24
5
29
22
1
23
21
3
24
29
2
31
専門
学校等
38
18
56
26
15
41
21
14
35
22
12
34
31
14
45
37
7
44
42
9
51
各種
学校等
就 職
3
0
3
3
0
3
3
1
4
2
2
4
1
0
1
1
0
1
1
0
1
その他
17
13
30
13
26
39
21
15
36
24
20
44
10
18
28
18
11
29
22
22
44
卒業総数
7
6
13
18
3
21
13
8
21
8
4
12
1
6
7
5
5
10
10
11
21
122
48
170
95
52
147
110
51
161
98
49
147
85
41
126
98
33
131
121
47
168
3)生徒指導について
平成 26 年度は一年生を中心に遅刻、喫煙、怠学、暴言などが目立ったため、生活指導の教員を多く
配置し、基礎的な生活習慣の確立や礼儀作法の習得に注力いたしました。
4) 平成 27 年度の目標
前年に引き続き、「基礎学力の充実」、「学力の伸長」、「進学をめざす共学校」を目標として取り組んでまい
ります。
更に、今年度からは具体的な進学目標を設定するとともに、進学中心のコース設定を行うことで、授業効
率の向上と経営資源の集中投下を図ります。
① 平成 27 年度のコース設定
1 年生 : 文理特別進学、看護、普通進学(選抜含む)
(注)幼児教育で必要な、ピアノレッスンについては課外授業で行います。
2 年生 : 文理特別進学、普通進学(トライ含む)、看護、幼児教育
3 年生 : 文系特別、看護、幼児教育、総合教養、商業科
②
進学目標
模擬テストの成績で以下の目標を設定
平成27年度入学生
0.8%
平成28年度入学生
1.4%
平成29年度入学生
1.8%
近畿大学以上が合格圏内
3.0%
4.0%
5.0%
理科系大学が合格圏内
3.0%
4.0%
5.0%
大学進学率
50.0%
55.0%
60.0%
国公立大学が合格圏内
③ その他
社会に望まれる人間の育成や生徒が卒業後困らないための人間教育をめざして、挨拶に始まる礼儀
作法と心の教育に、保護者と連携して取り組んでまいります。
また、学校全体として、これまで中学校・地域の皆様から頂いている、きめ細かい指導・面倒見の良い
学校としての評価をより高めるよう、教職員一丸となり進めてまいります。
4
3. あべの翔学高等学校附属朝陽幼稚園及び朝陽幼稚園の事業概要
1) 幼稚園の状況
平成 26 年度の園児数は、あべの翔学高等学校附属朝陽幼稚園が 155 名、朝陽幼稚園が 72 名で、ここ数
年多少の変動はあるものの安定しております。
2) 主な事業内容
①
未就児への対応
平成 26 年度も昨年に引き続き「うさぎ組」(未就児の親子登園)を毎週 10:00~11:00 の時間
帯で年間を通じて実施いたしました。
② 預かり保育
地域在住の働くお母様のニーズに応え、子育て支援の一環として、預かり保育時間を含めた 11
時間の開園を実施いたしました。
③ 情操教育
保護者や教職員の教養の向上・地域や保護者との交流・園児の情操教育を図るために、マリン
バコンサートなどの演奏会を実施いたしました。
④ 救命救急
救急救命講習会を開催するなど、命の大切さを習得させる活動を強化いたしました。
⑤ 施設及び設備の整備
安全点検を実施し、遊具等に安全器具を設置。また、朝陽幼稚園では砂場の拡張工事を行いま
した。
3) 平成 27 年度の目標
① 英語教育
平成 28 年度から、あべの翔学高等学校附属朝陽幼稚園及び朝陽幼稚園の両園で、保育に英語教
育を取り入れるべく、カリキュラム等の立案を進めてまいります。
② 耐震改修工事
あべの翔学附属幼稚園の園舎を耐震改修し、災害時に備えます。
第 2 財務の概要
平成 26 年度に 518 名の新入生を迎えたことにより、基本金組入額を除く消費収支差額は 482 百万円
となり、前年と比べると 574 百万円の増収となっております。
また、臨時で得られた耐震改修工事等の施設整備に係る補助金 181 百万円を除くと、基本金組入額
を除く消費収支差額は 301 百万円となり、393 百万円の増収となります。
詳細は別添「平成 26 年度計算書類」を参照願います。
以 上
5