150425改定)選挙投票管理規程

選挙投票管理規程
第1章 総則
(目的)
第1条
この規程は、生協労連コープネットグループ労働組合(以下、組合という)規約に定める選挙及
び投票に関する制度を確立し、当該選挙及び投票が組合員の自由意思に基づき公正に行われることを
確保することによって、組合の民主性の発展に寄与することを目的とする。
(適用の範囲)
第2条
この規程は、組合規約第 19 条(代議員の選出)
、同第 52 条(中央役員の選挙)
、同第 56 条(中
央役員の補充選挙)及び同第 57 条(中央役員の役職変更の選挙)に定める選挙(以下、役員等選挙と
いう)並びに同第 48 条(上部団体への加盟等に関する投票)
、同第 49 条(規約改正投票)、同第 50
条(解散・分離投票)
、同第 58 条(役員罷免投票)及び同第 61 条(同盟罷業決定投票)に定める組
合員による投票(以下、組合員投票という)について適用する。
②
この規定に定めるもののほか、この規程の実施のために必要な手続その他の事項は、選挙投票管理
規程施行規則(以下、施行規則という)で定める。
(管掌)
第3条
この規程に定める役員等選挙及び組合員投票の実施に関する一切の事項及びその事務は、特別の
定めがある場合を除き、選挙管理委員会が管掌する。
(告示等の定義)
第4条
告示、公示、公報及び公告の定義は、次の各号による。
1.告示とは、役員等選挙における立候補の方法及び選挙する役員等の定数その他の事項について、
組合員に書面によって公表すること及び当該書面をいう。
2.公示とは、役員等選挙又は組合員投票における投票期間その他投票に関する事項を組合員に書
面によって公表すること及び当該書面をいう。
3.公報とは、役員等選挙に立候補する者の氏名その他立候補者の事実について、組合員に書面に
よって公表すること及び当該書面をいう。
4.公告とは、役員等選挙又は組合員投票における投票結果その他について選挙管理委員会が決定
した事項を組合員に書面によって公表すること及び当該書面をいう。
(選挙区・投票区)
第5条
施行規則の定める区分を選挙区又は投票区という。
(選挙・投票に関する組合員の権利)
第6条
すべて組合員は、施行規則に定める場合を除き、選挙権及び被選挙権並びに投票権を有する。
②
施行規則に定める場合であって、有権者としての権利を行使することができないことが明らかな場
合は、選挙管理委員会は、当該組合員を選挙人名簿又は投票人名簿から削除することができる。
第2章 選挙管理委員会
(構成)
選挙管理委員会は、第 5 条に定める区分を管轄する選挙管理委員会(以下、都県別選挙管理委員
第7条
会という)及び都県別選挙管理委員会の事務を統括管理する選挙管理委員会(以下、中央選挙管理委
員会という)からなる。
(都県別選挙管理委員会)
第8条
都県別選挙管理委員会の委員は、施行規則に定める者以外のものの中から中央執行委員会の推薦
に基づき大会の承認を得て、中央執行委員長が任命する。
②
都県別選挙管理委員会は、当該地域を管轄する組合事務所に設置する。
③
都県別選挙管理委員会は、中央選挙管理委員会の決定にしたがいその任務を行う。
(中央選挙管理委員会)
第9条
中央選挙管理委員会の委員は、都県別選挙管理委員会の委員の互選による指名に基づき、中央執
行委員長が任命する。
②
中央選挙管理委員会は、組合本部事務所に設置する。
(委員長の選任)
第10条
②
中央選挙管理委員会の委員は、互選により委員長を選任しなければならない。
委員長は、選挙管理委員会を代表し、中央選挙管理委員会の事務を統括する。
(選挙管理委員会の議事)
第11条
②
選挙管理委員会の会議は、当該委員の過半数の出席により成立する。
選挙管理委員会の議事は、当該委員の過半数により決定し、可否同数のときは議長が決定する。
(委員の罷免)
第12条
中央執行委員長は、選挙管理委員会の委員が次の各号のいずれかに該当するに至ったときは、
その委員を罷免するものとする。但し、第 2 号及び第 3 号によって委員を罷免する場合は、中央執行
委員会の同意を得なければならない。
1.組合員の資格を有しなくなったとき
2.心身の故障のため、職務を執行することができないとき
3.職務上の義務に違反し、その他委員たるに適しない非行があったとき
②
前項第 3 号により罷免された委員の行為が懲罰規程に定める規定に抵触するときは、懲罰規程の定
めるところにより処分する。
(専門的事務への助言・委任、資料提出の要求)
第13条
中央選挙管理委員会は、役員等選挙及び組合員投票の事務に関する専門的事項について、中央
書記局に対し、助言を求め、又はその事務の代行を委任することができる。
②
中央選挙管理委員会は、中央書記局に対し、選挙事務に必要な資料の提出を求めることができる。
③
中央選挙管理委員会の庶務は、中央書記局が行う。
(職務)
第14条
中央選挙管理委員会は、次の各号に定める職務を、連帯して誠実に履行しなければならない。
1.告示、公示その他の組合員に公表すべき書面の作成及び公表
2.役員等選挙における立候補届の受理及び認定
3.選挙運動に関する事務その他の決定
4.役員等選挙及び組合員投票における有権者名簿の調製及び管理
5.役員等選挙及び組合員投票の実施期間における違反行為の監視及び調査
6.役員等選挙及び組合員投票における投票及び開票に関する管理
7.役員等選挙の当選者の決定及び当選者への通知並びに組合員投票における可否の決定
8.中央役員選挙又は組合員投票における違反者に対する処分の決定及び公表
9.その他前各号に順ずる必要な事項を決定すること
②
選挙管理委員会は、前項第 6 号の作業を補佐するための補佐人(以下、開票補佐人という)を指名
することができる。
(開票立会人)
第15条
選挙管理委員会は、投票結果の集計及び確定において立会人(以下、指定立会人という)を指
名しなければならない。但し、指定立会人は、役員等選挙においては当該選挙の立候補者以外の者、
組合員投票においては中央役員以外の者でなければならない。
(登録立会人)
第16条
定数を超える立候補のある役員等選挙を実施する場合において、当該選挙の立候補者は、事前
に中央選挙管理委員会に届け出ることにより、当該選挙の開票における立会人(以下、登録立会人と
いう)を選定することができる。
②
登録立会人は、当該立候補者につき 1 人のみを選定することができる。
(登録立会人の指名)
第17条
登録立会人に選定された者が、当該選挙における開票、集計及び投票結果の確定(以下、開票
等という)に立ち会うことに同意したときは、選挙管理委員会は、立会人に同意した者を当該選挙の
開票等における登録立会人として指名し、開票等の開始から終了までの間、開票場所において立ち会
わせ、開票等の行為を監視させなければならない。
(不正行為等の対応)
第18条
選挙管理委員及び開票補佐人が指名されている場合はその開票補佐人(以下、選挙管理委員等
という)の開票等の行為について、登録立会人が、不備又は不正の行為等を発見したときは、登録立
会人は指定立会人の同意を得て、選挙管理委員等に対し、開票等のやり直しを求めることができる。
但し、開票等のやり直しの決定は、指定立会人が行う。
②
前項により開票等のやり直しを決定したときは、選挙管理委員等は指定立会人の指定する時点から、
開票等をやり直さなければならない。
(選挙結果の証明)
第19条
登録立会人は、選挙結果について異議がない場合においてその証明をするため、選挙管理委員
会が発行する証明書又は選挙結果公告に記名押印しなければならない。但し、当該登録立会人が正当
な理由なく、署名又は押印若しくはその両方を拒否したときは、第 17 条の規定にかかわらず、当該開
票等の開始前に遡って、選挙管理委員会は当該選定立会人を指名しなかったものとみなす。
②
前項但し書の決定がなされた場合は、選挙管理委員会は、開票結果における公告に当該決定事項を
記載し、当該立会人を選定した立候補者に通知するものとする。
(建議)
第20条
選挙管理委員会は、役員等選挙及び組合員投票に関する事項において必要があると認める場合
は、中央執行委員会に対し、施行規則に定める事項について建議することができる。
第3章 役員等選挙
第1節
中央役員選挙
第21条
(削除)
(選挙権)
第22条
中央役員選挙における組合員の選挙権は、現に就業している事業所の所在地の選挙区において
有する。
②
(削除)
(被選挙権)
第22条の2
中央役員に立候補する者は、その希望する選挙区において当該中央役員選挙における被選
挙権を取得することができる。
②
前項により被選挙権を取得した者は、前条の規定にかかわらず、被選挙権を有することとなった選
挙区において当該中央役員選挙における選挙権を取得する。
(中央役員選挙)
第23条
②
中央役員は、中央執行委員選挙及び監事選挙により選出する。
中央執行委員長その他の組合規約第 51 条各号(同第 8 号及び第 9 号を除く)に定める役員は、中央
執行委員に当選した者の互選により選出する。
(中央執行委員選挙)
第24条
②
中央執行委員は、選挙区ごとに選挙する。
中央執行委員の定数は、選挙区ごとの組合員総数に基づき、次の各号に定める。
1.組合員総数が 500 人以下
③
…
5人
2.組合員総数が 500 人を超え 4,000 人以下 …
前号の定数に 500 人につき 1 人を加算した数
3.組合員総数が 4,000 人を超
前号の定数に 1,000 人につき 1 人を加算した数
…
前項各号の組合員総数に規定の数未満の端数があるときは、規定の数に繰り上げるものとする。
(監事選挙)
第25条
監事選挙は、中央執行委員会が決定した定数に基づき、すべての組合員により選挙する。
(告示)
第26条
中央執行委員及び監事(以下、中央執行委員等という)選挙の告示は、次期の定期大会開催の
日より起算して4ヶ月前以降1ヶ月前までに行い、立候補の期間は、告示の日後当該告示によって指
定する 14 日以内の期間とする。
(公示)
第27条
中央執行委員等選挙の公示は、当該選挙の立候補の締切りの日後7日以内に行い、投票の期間
は、公示の日後当該公示によって指定する 14 日以内の期間とする。
②
選挙管理委員会は、前項の公示後投票期間前までに、立候補者に関する広報を発しなければならな
い。
(公告)
第28条
中央執行委員等選挙結果の公告は、当該選挙の開票後 7 日以内に行わなければならない。
(立候補届)
第29条
②
立候補者は、当該立候補の期間に選挙管理委員会に対し、立候補届を提出しなければならない。
(削除)
(虚偽事項記載の禁止)
第30条
立候補届には、虚偽の事項を記載してはならない。
②
選挙管理委員会は、前項の行為を行った者の立候補届を受理してはならない。
③
選挙管理委員会が立候補届を受理した後、第1項の事実が判明したときは、これを受理しなかった
ものとみなす。
(立候補の取下げ)
第31条
立候補届を選挙管理委員会に提出した後、立候補を取り下げようとする者は、当該選挙の投票
開始の日の前々日までに選挙管理委員会に申し出なければならない。
②
選挙管理委員会は、立候補の取り下げの申出を受理したときは、直ちに当該取り下げをした者の得
票の全部を無効とすることを決定し、遅滞なく組合員に公告しなければならない。
(無記名秘密投票)
第32条
投票は、無記名秘密投票としなければならない。但し、投票用紙の回収及び選挙管理委員会へ
の送付については、分会の責任において行うものとする。
(定数を超える選挙)
第33条
②
立候補者が定数を上回ったときは、不完全連記による選挙を行う。
前項の場合において選挙人は、当選を可とする立候補者については、投票用紙の当該立候補者の投
票欄に自ら○の記号を記載し、当選を可としない立候補者の投票欄に何ら記載をしないで投票しなけ
ればならない。但し、○の記号を記載すべき人数は、当該定数の 3 分の 1 以上 2 分の 1 以下の範囲で
選挙管理委員会が決定する。
(当選人の決定)
第34条
前条の選挙においては、得票数の順位に従って当選人を決定する。但し、得票同数の者が複数
あり、かつ定数を超える当選人があるときは、その同数順位者について決選投票を行い、その投票に
おいても得票同数の者が複数あり、かつ当選人を確定できないときは、その同数順位者についてくじ
で当選人を決定する。
②
前項の決選投票の公示は、開票確定後即日行う。
(定数内の投票)
第35条
立候補者が定数内のときは、信任投票を行う。
②
前項の場合において選挙人は、信任する立候補者については、投票用紙の当該立候補者の投票欄に
自ら○の記号を記載し、当選を可としない立候補者の投票欄に何ら記載をしないで投票しなければな
らない。
(信任)
第36条
前条の投票においては、有効投票数の過半数の信任を得た者を当選とする。
(公示の特例)
第37条
第 33 条に定める選挙及び第 35 条に定める投票が同時に行われる場合においては、第 35 条に
定める投票の結果が確定した後でなければ、第 33 条に定める選挙の公示をすることができない。
(選挙運動)
第38条
選挙運動は、第 33 条に定める選挙につき、施行規則に定める方法その他の手続きの範囲におい
て、自由に行うことができる。
(運動期間)
第39条
選挙運動をすることができる期間は、原則として当該選挙の公示の日から投票開始の日の前日
までとし、選挙管理委員会が決定する。
(その他の選挙)
第40条
中央執行委員の役職選挙、中央役員の補充のための選挙及び中央役員の役職変更のための選挙
の方法及び手続きは、中央執行委員選挙に準じて施行規則に定める。
第2節
大会代議員の選出
(代議員定数)
第41条
②
大会代議員は、当分の間、投票区ごとに当該組合員の公募に基づき選出する。
大会代議員の定数は、投票区ごとの組合員総数に基づき、次の各号に定める。
1.組合員総数が 500 人以下
…
10 人
2.組合員総数が 500 人超
…
前号の定数に 500 人につき 2 人を加算した数
③
前項各号の組合員総数に規定の数未満の端数があるときは、規定の数に繰り上げるものとする。
④
(削除)
(代議員の指名)
第42条
大会代議員の指名は、前条第 1 項に定める公募者の中から、当該投票区を管轄する地域支部が
決定する。
②
公募者が定員に満たないときは、当該投票区を管轄する地域支部の推薦に基づき、決定する。
③
中央選挙管理委員会は、大会代議員の選出に関し、この規程に基づいて公正な決定がされるよう、
当該投票区を管轄する支部に対して指導することができる。
第4章 組合員投票
(公示)
第43条
組合員投票の公示は、組合員投票を実施すべき事実が発生した日又は組合員投票の実施が決定
された日から起算して 30 日以内に行う。
(投票期間)
第44条
投票期間は、公示の日後当該公示によって指定する 14 日以内の期間とする。
(公告)
第45条
投票結果の公告は、当該投票の開票後 7 日以内に行わなければならない。
(罷免投票)
第46条
組合規約第 58 条に定める中央役員に対する罷免請求又は施行規則に定める請求があったとき
は、選挙管理委員会は罷免の可否を決定するための組合員投票を公示しなければならない。
(公示の方法)
第47条
前条の公示には、罷免請求の理由及び当該罷免の対象となっている者の弁明を記載しなければ
ならない。但し、公示に記載すべき当該者の弁明は、当該者がこれを拒否し、又は選挙管理委員会が
指定する日までに弁明をしない場合は、これを記載することを要しない。
(罷免請求の効力)
第48条
罷免請求は、施行規則に定める罷免事由に該当し、かつ組合規約第 58 条第 1 項各号に定める
要件を満たしたときにその効力を生じる。
第5章 付則
(罰則)
第49条
選挙管理委員会は、この規程又は施行規則に定める禁止事項に違反をした者及び違反を幇助し、
又は教唆した者に対し、当該選挙又は投票に関する全部又は一部の権利を停止することができる。
②
選挙管理委員会は、役員等選挙において、違反行為が事後において発覚し、その行為をもって当選
した者があるときは、これを取り消すことができる。
(解釈)
第50条
この規程の解釈に疑義が生じた場合は、中央執行委員会が決定する。
(改廃)
第51条
この規程の改廃は、中央執行委員会が決定し、大会の承認を得なければならない。
(施行)
第52条
この規程は、2015 年 4 月 25 日より施行する。
2012年10月27日
2013年 4月27日
2014年 1月25日
2015年 4月25日
制定
一部改定
一部改定
一部改定