2015.2.10発行 松陽中学校 研究部 お題:「教室は たとえて言えば ○○○○」 金賞 教室は たとえて言えば 鍋料理 教室という空間を鍋に喩え、そこに集うさまざまな個性を持つ生徒たちを、鍋料理の具 に見立てている。それぞれの具は、自分の味(個性)を存分に主張しつつ、全体で舌も とろける美味(居心地の良い集団)を醸し出している。身も心も温まる川柳ですね。 銀賞 教室は たとえて言えば マイホーム 仕事で疲れ果て、重い足を引きずって自宅に向かう。すると、家の窓に灯る明かりが疲 れた心を癒やしてくれる。さらに、「お帰り!」という子どもたちの声を聞くと、一日 の疲れも吹っ飛び、明日もがんばろうという気持ちにさせてくれる。この先生にとって 教室がまさにそのような存在なのでしょうね。 作品提出の〆切までほとんど時間がない中、力作をありがとうございました。作品には、それ に喩えた理由を解説していただいているものや、解説がなくても「あっ、なるほど!」とうなず かせるものなど、いろいろありました。どれも、先生方の感性や学級への思いを感じるものでし た。機会があれば、生徒たちにも詠んでもらうといいですね。先生方が抱いている学級のイメー ジとは違った視点の川柳が詠まれたりするかもしれません。そこから、学級の課題が浮かび上が ってくることもあるのではないでしょうか。 3学期も早、半ばを過ぎようとしています。残された時間を有効に使い、いい形で次の学年に つなげたいものです。 先輩教師の言葉に学ぶ どの教室でも学期はじめはバラバラの大豆集団です。それをまとまりのある集団にするため手を加えすぎると個々の顔が見えない 豆腐集団と化してしまいます。ひと固まりの豆腐集団は一見扱いやすいかもしれませんが、壊れやすく、子ども自身がとても窮屈さを 感じて、ストレスをため込むに違いありません。したがって、めざすべきは納豆集団です。一人ひとりが粒立ちよく自立し、なおかつ仲間 と適切につながり合っている集団だからです。「納豆集団をめざそう!」このキャッチフレーズは子どもと共有できると思います。 「いま『学級革命』から得られるもの~小西健二郎の実践思想とスキル」園田雅春著、明治図書 より
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