高度情報化社会に向けて、準備はよろしいですか? 「大変便利な道具で、今や生活に無くてはならない物」と言われる一方で、「使い方を誤ると、大変危険な道 具」といわれる携帯電話ですが、はたして何が危険で、その原因は何でしょうか?また、便利とは具体的にどの ような状況を指しているのでしょうか?素朴な疑問ですが、そのことに目を向けず、目先の変化ばかりに目を奪 われてしまっていることが、実は最も大きな問題なのです。 近年の技術革新による情報環境の変化は激しく、過去10年は、私たち消費者はなす術もなく企業や行政のIT化 構想に飲み込まれていました。もはや、なぜ自分が携帯電話を持っているのかも忘れ、ついには「私は携帯電話 を使いこなしていない」と子どもの前で言ってしまう始末です。これは「道具は使うことが当たり前で、それを 使わない自分は遅れている」という劣等感の表れではないかと思います。本来道具とは「自分の生活に合わせ、 必要性を認識し、自己責任において、自身の定めた目的の達成の為に活用する」ものです。ですから、電話で十 分であればそれで結構なはずなのです。このような主体性の欠けた消費行動が、企業優位の社会環境を作る温床 を形成してしまい、企業戦略に負けてしまう消費者を作り出しています。さらにそのような消費者が子ども達に 自信を持って自分達の社会について指導することは困難を極めます。結局「問題が起きなければ何をしてもかま わない」「発生した問題の処理ができればいい」と消極的な態度で接してしまうこと(または、供給者側に指導 を求め企業優位の消費者に仕立てられること)により、さらなる悲劇が生まれるのです。 ロジカルキットは、これからの高度情報化社会に向け、主体的にメディアを考え、自らの意志でメディアを選 択し、責任と希望を持って社会を生き抜く賢い情報消費者の育成に取り組んでいます。私たちの生活に幅広く関 わるメディアについて、新しい学習を始めてみませんか? 気付いていますか?携帯電話の問題点 「情報は知ることが良い事」と信じられ、無制限に情報が閲覧できる端末が日本では早くから 開発されました。その結果、今まで見ることの無かった人間社会の闇の部分が画面に現れるよ うになり、子ども達の心の成長に悪影響を与えてしまったのです。これに対して有効であった はずのケータイサイト向けフィルタリングサービスは2003年に始まっていながら、2008年ま で本格的に宣伝されることはありませんでした。 メディアには「伝えられる情報に限りがある」という問題があります。限定された情報だけで は状況が正確に把握しにくいため、だまされないように注意をしたり、確認や疑うなど考える 力が必要です。しかしそのような教育を受けぬまま、新しい遊びとして経験だけでメディアに 飛びついた子ども達は、画面に出てくる情報の判断に迷い、簡単にだまされてしまいます。 「子どもを守る」という大義名分さえも得てしまった携帯電話は、かえって保護者の不安を あおる結果を生んでいます。いままで信用していた子どもの行動を疑うようになり、GPSを 使った位置情報システムに頼るようになります。連絡ができて安心、居場所がわかって安心 …犯罪や不審者情報に極端に脅え、確証の無い「安心安全」にすがり、いつしか子どもの安 全ではなく、親の安心の為に携帯電話を子どもに渡す。そんなことも起きています。 メールと会話の区別もつかず、時と場所をわきまえず、礼儀の学習を経験しないまま閉鎖的で限 定的なコミュニケーションに夢中になる子ども達。人間関係の学習が未熟なまま、絵文字で自分 の気持ちを代弁しようとする行為は、遊びの枠を超え将来的な問題を生み出すことも予想されま す。たとえば語彙力や言語力の未成熟、人格形成への悪影響などです。また生活習慣の変化が心 身の発達にも影響を与える心配があります。あまりにも自由度の高い子育て環境が、子ども達に 我慢や苦労を学ばせない環境を作ってしまうことも心配です。 情報化社会の新常識を学びませんか? 詳しくはウェブサイトを御覧ください ご連絡先: 前橋事務所 合同会社ロジカルキット 代表 下田太一 〒371-0847 群馬県前橋市大友町2丁目29-8-502 TEL 027-289-2219 FAX 027-289-2099 E-mail: [email protected] ケータイ用サイト
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