新たに1病院が 「神奈川県がん診療連携指定病院」に指定され

横 浜 市 記 者 発 表 資 料
平成 28 年3月 22 日
医療局がん・疾病対策課
新たに1病院が
「神奈川県がん診療連携指定病院」に指定されます
昭和大学藤が丘病院が、神奈川県知事から「神奈川県がん診療連携指定病院」として指
定されることが決まりました。
神奈川県がん診療連携指定病院は、全国どこでも質の高いがん医療を提供することがで
きるよう、厚生労働省が指定している「地域がん診療連携拠点病院」に準ずる病院として、
神奈川県が指定しています。
当病院は、高度かつ専門的ながん医療の提供により、充実した「がん診療機能の強化」
に取り組んでおり、幅広いがん診療の提供等の取組が評価されました。
今回の指定により、市内のがん診療連携拠点病院等は14か所(裏面参照)となります。
<病院の概要>
病院名
所在地
昭和大学藤が丘病院
横浜市青葉区藤が丘1-30
病院長
眞田
裕
病床数
584 床
<指定期間>
平成 28 年4月1日から平成 32 年3月 31 日までの4年間
<指定書交付式>
日時:平成 28 年3月 24 日(木)午後4時
場所:神奈川県庁分庁舎3階会議室
がん診療連携拠点病院
都道府県において中心的な役割を担う「都道府県がん診療連携拠点病院」1か所と、原則として二次
保健医療圏に1か所ずつ整備する「地域がん診療連携拠点病院」があります。
①手術、放射線治療及び化学療法等を組み合わせた治療や、緩和ケア等専門的ながん診療の提供
②地域の医療機関や医師との連携と協力体制の整備
③通院中の方以外も無料で利用できる、がん診療に関する情報提供や治療や療養生活などの相談を行
う「がん相談支援センター」を設置
④放射線治療、薬物療法、病理診断、緩和ケアを担当する医師など、専門的な知識や技能を持つ人材
を配置
裏面あり
横浜市内のがん診療連携拠点病院等(14 か所)
病院名
平成 28 年4月1日~
所在区
二次保健医療圏
旭区
横浜西部
都道府県がん診療連携拠点病院(1)
神奈川県立がんセンター
地域がん診療連携拠点病院
(7)
横浜労災病院
港北区
昭和大学横浜市北部病院
都筑区
恩賜財団済生会横浜市東部病院
鶴見区
横浜市立市民病院
保土ケ谷区
横浜市立大学附属病院
横浜北部
横浜西部
金沢区
横浜市立みなと赤十字病院
中区
横浜市立大学附属市民総合医療センター
南区
横浜南部
神奈川県がん診療連携指定病院(5)
昭和大学藤が丘病院
青葉区
けいゆう病院
西区
横浜医療センター
戸塚区
横浜南共済病院
金沢区
恩賜財団済生会横浜市南部病院
港南区
小児がん拠点病院
横浜北部
横浜西部
横浜南部
(1)
神奈川県立こども医療センター
南区
横浜南部
昭和大学藤が丘病院のがん診療に関する特徴的な取組
チームで取り組むがん治療
大学病院という特徴を生かして、チームでがん医療に取り組んでいます。
・がん治療の三本の柱である外科治療、放射線治療、薬物療法の各々の専門医が治療方針を相談して、診療
科の垣根を越えて患者毎に最適と考えられる集学的治療を提供します。
・がん以外の病気がある場合でも、病気ごとの専門家と密に連携をとりながら、がんの治療を行っています。
・小児・成人問わず、血液がんに積極的に取り組んでいます。
・最新の機器を導入し、より正確な放射線治療にも対応する予定です。
・増加傾向にある乳がん患者に対応するため、乳がん診療部門の充実を予定しています。
地域に根ざしたがん医療
開院 40 年来、地域の住民や医療関係者に支えられて発展してきました。
・地域の医療機関の皆様に在宅医療の御協力を頂きつつ、自宅での療養を重視してがん治療を進めています。
・薬物療法は、可能な限り、入院することなく外来で対応しています。
・待ち時間を少なくするため、28 年度、外来化学療法部門の拡大を予定しています。
小児がん医療
平成 27 年 4 月、横浜市小児がん連携病院に指定されています。
・開院当初より急性白血病などの小児血液がん診療を行い、造血幹細胞移植にも対応しています。
・悪性固形腫瘍や脳腫瘍の集学的治療も行っています。
・AYA世代(Adolescent
and
Young
Adult 世代:思春期から若年成人世代)のがん患者も対象としてお
り、成人年齢に達した患者の診療科の移行を支障なく行うことができます。
お問合せ先
医療局がん・疾病対策課長
杉浦
宏
Tel 045-671-2957
中村
武彦
Tel 045-974-6301
〈昭和大学藤が丘病院に関すること〉
昭和大学藤が丘病院管理第一課・管理第二課長
※本件は、神奈川県と同時発表です。