（定期型）業務仕様書

平成２８年度鳥栖市介護予防事業業務仕様書
（鳥栖市いきいき健康教室（定期型）業務）
１
目的
介護保険法（平成９年法律第１２３号）第１１５条の４５第１項第１号の規定に
基づき、６５歳以上の高齢者に対して、介護予防に資する運動の実践や実施方法に
ついての指導等を行うことで、加齢等に伴う心身の機能低下を予防し、また、介護
予防や地域ボランティア活動等についての情報提供、普及啓発等を行うことにより、
地域での自分らしい自立した生活の実現を促すとともに、地域活動への積極的な参
加やボランティアの育成を行うことを目的とする。
２
用語の定義
⑴ 利用者
当該事業へ参加する者をいう。
⑵ 事業者
本事業を受託する事業者のことをいう。
３
契約予定期間
平成２８年５月１日（日）から平成２９年３月３１日（金）まで
４
実施体制等
⑴
「介護予防マニュアル改訂版（平成２４年３月改正）」を参考に、効果的な事
業実施が可能な体制を整えること。
⑵ 事業者は、教室を担当する職員に対し、介護予防や地域ボランティアの育成に
資する研修を積極的に受講させるものとし、本事業全体が利用者の自立した日常
生活や地域でのボランティア活動を支援する一連のものであるとの認識のもと、
職員相互が常に情報共有し、効果的な事業実施に努めるものとする。
⑶ 事業者は、鳥栖市近隣に事務所を持ち、市からの要請に対し、臨機応変かつ迅
速に対応できる体制であること。
５
事業内容及び事業の流れ
⑴ 教室概要
① 前期
開催期間
平成２８年９月～１０月の期間
開催回数
週１回２時間の教室を全８回
会
開催内容
場
曜日・時間
定
員
基里まちづくり推進センター分館火 10 時～12 時
２５名
田代まちづくり推進センター分館木 10 時～12 時
２５名
鳥栖まちづくり推進センター分館木 14 時～16 時
２５名
麓まちづくり推進センター
３０名
金 10 時～12 時
② 後期
開催期間
平成２９年１月～３月の期間
開催回数
週１回２時間の教室を全８回
会
開催内容
場
曜日・時間
定
員
旭まちづくり推進センター
火 14 時～16 時
３０名
若葉まちづくり推進センター
水 14 時～16 時
３０名
弥生が丘まちづくり推進センター木 10 時～12 時
３０名
鳥栖北まちづくり推進センター
３０名
木 14 時～16 時
⑵ 保健師、看護師、理学療法士、作業療法士、管理栄養士、歯科衛生士、健康運
動指導士等の専門職種を開催プログラムに沿って３名配置することとし、そのう
ち、５年以上類似事業に従事した専門スタッフを１名以上配置すること。
⑶ 健康講話、運動実技指導を行う場合においては、平成２４年３月改正「介護予
防マニュアル改訂版」
（「運動器の機能向上マニュアル」
「栄養改善マニュアル」
「口
腔機能の向上マニュアル」）に基づいて実施すること。
⑷ カリキュラム等
教室のカリキュラム等は、次の点に配慮して検討、決定すること。
① 本事業が効果的なものとなるよう、教室のカリキュラム、運動メニュー等の
内容を工夫し、かつ、参加者が意欲的に取り組めるよう、わかりやすい説明や
楽しんで参加できる要素を取り入れることとする。
② 教室終了後も日常生活の中で引き続き取り組める内容とするとともに、利用
者が継続して取り組める意欲を引き起こさせるような工夫あるプログラムで
あること。
③ ボランティア人材の育成ができること。
④ 各教室では、運動指導と講話を適切に組み合わせて実施することとし、カリ
キュラムには、次の内容を盛り込むこと。
【運動指導】
(ア) ストレッチ・筋力トレーニング
(イ)
ロコモーショントレーニング・エクササイズウォーキング
(ウ)
ふまねっと運動
(エ)
脳をトレーニングするコグニサイズやデュアルタスクレクリエーション等
(オ)
身体測定・体力測定・骨密度測定（結果を利用者に配布すること）
【講話】
(ア)
介護予防の定義
(イ)
ボランティア活動と育成について
(ウ)
健康づくりについて
(エ)
生活習慣病予防について
(オ)
ロコモティブシンドロームについて
⑸ 事業の流れ
事業者は、次の流れに従い事業を実施すること。
① 鳥栖市は、事業者に対し、利用者の基本情報を提供する。
② 事業者は利用者に対し、教室についての事前説明（教室当日の流れ、教室全
体（全８回）の開催内容、持参物、欠席時の連絡方法等）を行うこと。
③ 教室開催にあたっての準備、受付、撤去等作業は、鳥栖市が指定する施設の
責任者と協議の上、事業者が実施すること。
④ 各教室の開始時に、利用者の状態等必要に応じて問診及び血圧測定等の健康
状態の確認を保健師または看護師により行うこと。
⑤ 教室終了者に対し、終了証を交付すること（参加年度、評価内容、身長、体
重、ＢＭＩ、体脂肪率、骨密度測定結果、参加中の写真、利用者の顔写真等を
盛り込むこととし、具体的なレイアウトは契約時に説明することとする）。
６
記録の作成等
プログラムの実施にあたっては、計画的な事業の実施、事業終了後の効果の検
証が適切に行えるよう、次の書類を整備し、利用者の把握及び業務状況の記録を
行うこととする。
様式は、任意の様式とするが、平成２４年３月改正「介護予防マニュアル改訂
版」別添資料を参考にすること。
⑴ 事業計画に関する資料
教室実施計画書を作成し、教室１日目の１０日前までに市へ提出すること。
⑵ 事業実績に関する資料
① 事業実績報告書（プログラムの概要、実施場所、実施回数、実施期間、参加
実人数、参加延べ人数、実務担当者名、事前事後の変化が分かる指標とその評
価結果、総評、考察、課題等がまとめられたもの）
② アンケート（教室終盤に実施）
③ 個人および教室全体の総合評価資料（グラフ等により分かりやすく作成する
こと。）
④ 編纂、提出方法
(ア)入力データ
ＣＤ－Ｒ等へ保存し、提出すること。
(イ)紙資料
ドッジファイル等にファイリングし、個人ごとにインデックスを付け、表
紙に全体をまとめる資料を添付する等分かりやすく作成すること。
⑤ 前期、後期それぞれの事業終了後、３０日以内に提出すること。
７
事業の評価
⑴ プログラムの実施前後の事業の評価を適切に行えるよう、体力測定等を適切に
行うこと。
⑵
事業の評価にあたっては、平成２４年３月改正「介護予防マニュアル改訂版」
に従い、適切に行うこと。
⑶ 評価の実施にあたっては、その結果を十分に分析するとともに、本事業の課題
や改善策についても検討し、市に対して具体的な提案を行うこと。
８
委託金額
委託金額は、サービスの内容に関わらず￥２，０４１，７７６－（消費税及び地
方消費税を含む）を上限とする。
９
安全管理等
⑴ 事業を安全に実施するために、事故発生時の対応を含めた安全管理マニュアル
を整備すること。
⑵ プログラム実施にあたり必要な傷害保険（送迎も含む）に加入し、その証券の
写しを契約時に市に提出すること。
⑶ 教室各会場において、ＡＥＤの設置場所、使用方法を確認しておき、適切に使
用できる体制を整えておくこと。
⑷ 万一事故が発生した場合は、速やかに必要な措置をとり、市に報告すること（報
告書様式は任意）。
⑸ 利用者の身体状態に気を配り、適切な実施に努め、安全管理を徹底すること。
１０損害の補償
事業の実施にあたり、利用者及び第三者等へ損害を与えた場合は、事業者の負担
とする。
１１個人情報保護とセキュリティ対策
鳥栖市個人情報保護条例を遵守すること。個人情報の取り扱いには慎重を期し、
業務に関する事項及び業務上知り得た秘密を他人には漏らしてはならない。また、
業務終了後においても同様とする。
１２その他
⑴ 善良なる管理者の注意義務を怠らないこと。
⑵ この業務仕様書に定めのない事項並びに業務仕様書に疑義が生じたときは、必
要に応じて双方協議の上決定する。
⑶ 事業開始前に、従事者名簿、資格証の写し、傷害保険証券の写し、安全マニュ
アル、参加者配布資料、教室計画書を市に提出すること。
⑷ 実施した事業の報告内容の記録について、事業終了後５年間は保管しておくこ
と。
⑸ この契約の実施にあたり、特段の事情により、実施回数等の変更、または、利
用者の大幅な減少等の事態が生じたときは、市及び事業者双方協議の上、解決す
るものとする。

Download Report