東京都障害者差別解消法ハンドブック(案)に対する

東京都障害者差別解消法ハンドブック(案)に対する主な御意見の概要と都の考え方
区分
主な御意見の概要
都の考え方
正当な理由に相当するかどうかは、事案ごとに、障害者、民間
事故の危惧がある、危険が想定されるといった抽象的な理由 事業者、第三者の権利利益の保護等の観点から、具体的場面
不当な差別
により、サービスを提供しないといったことは適切ではない。「正 や状況に応じて総合的・客観的に判断することが必要になりま
的取扱いに
当な理由」を根拠に、不当な差別的取扱いを禁止する法の趣 す。不当な差別的取扱いが生じないよう、正当な理由があると
ついて
旨が形骸化することがないようにしてほしい。
した場合には、その理由を説明し、理解を得るよう努めることが
必要である等を、本ハンドブックを活用し、周知していきます。
合理的配慮の方法は一つではなく、申出のあった方法では対
応が難しい場合でも、建設的対話を通じて、代替措置の選択も
合理的配慮 職員自らが、建設的対話を積極的に働きかけることはよいこと
含め、柔軟に対応することが重要になります。今後も、職員が、
について である。
建設的対話を通じ、合理的配慮が適切に提供できるよう本ハン
ドブックを活用し、取り組んでまいります。
様々な場面
における対応 障害者は、個々に違うことを強調すべきである。
の例について
障害者差別解消法は、全て一律の対応ではなく、様々な場合
や、障害のある方の状況に応じ、柔軟に対応することを求めて
います。そのため、本ハンドブックでは、障害に関する配慮が必
要であるとするとともに、一人の個人として、対応することが大
切であり、障害のある方との対話を通じ、障害を理由とする困
難さを少しでも軽減するための取組を記載しています。
障害特性に
障害特性は、もう少し具体的な対応方法等を記載してほしい。 いただいた御意見を参考に対応方法等を追記しました。
ついて
相談体制等
相談先は、都民に分かりやすく広報してほしい。
について
障害者差別解消法は、幅広い分野を対象としています。
民間事業者による差別は、主務大臣の定める対応指針に沿っ
た対応が必要となるため、都においては、各事業を所管する各
局等で対応することとしています。
なお、都の職員からの差別に関する相談窓口は、各局等に置く
こととしており、窓口情報は、東京都福祉保健局のホームペー
ジに掲載します。
今後も、本ハンドブックやホームページ等を活用する等、相談窓
口等の広報に努めます。