公益財団法人MR認定センター 平成28年度事業計画 自 平成28年 4 月 1 日 至 平成29年 3 月 31 日 医薬品の適正使用に必要なMRによる情報提供等の質的向上を図り、国民の保健 衛生の向上に寄与する事業を引き続き推進する。 MR認定試験と教育研修の認定事業は継続して実施する。 導入教育「基礎教育」コアカリキュラムの改訂に基づき、MRテキスト2018年版の制 作に取り組む。 1.MRの資格認定事業(定款第4条第1号関係) 1)第 23 回MR認定試験の実施 (1)試験実施日:12 月 11 日 (日) (2)試 験 地:東京・大阪の2地区 [東京:学習院大学・日本大学経済学部 大阪:現時点で未定] (3)受 験 者 数:4,300 名 (4)受 験 料:① 1科目 ② 2 科目以上 8,640 円(税込) 12,960 円(税込) 2)MR認定試験受験者の合否判定及びMR認定証の交付 (1)試験委員会において、第 23 回 MR 認定試験の試験問題の作成及び合否の判定を 行い理事会で承認する。その結果を受験者に通知する。 (2)試験委員会は、全体会議と運営委員会を開催する。 (3)試験に合格し実務経験を修了したMRに対する認定証・バッジの交付、及びその登 録管理とともに不合格者の管理も行う。 3)新試験制度の実施後の検証と将来に向けた調査 4)MR認定証更新事業 (1)有効期限が 2017 年(平成 29 年)1月末日のMR認定証の更新 ① 更新予定者数:認定研修及び補完教育修了者の約 9,465 名 更 新 料:5,400 円(税込) (2)2016 年度補完教育の実施 ① 受 講 対 象 者:有効期限が 2017 年(平成 29 年)1 月末日でMR認定証の更 新に必要な認定研修が充足できなかった者 ② 受 講 者 数:約 1,430 名(見込み) 1 ③ 受 講 料:15,120 円(税込:1 年補完)~23,760 円(税込:5 年補完) ④ 実 施 期 間:2016 年 6 月~2017 年 1 月 ・受講期間は 18 週とし、実施期間中に受講を開始する ・2012 年~2016 年度までの 5 年間は、経過措置として翌年 5 月まで実施 期間を延長し、その間の受講申請を認める ⑤ 範 囲 とレベル:MRテキストに記載の内容を範囲とする MRとして備えなければならない基本的な内容とする ⑥ 実 施 方 法:コンピューターによる学習システム(IT方式) ドリルモード及びテストモードの組み合わせ方式 ・経過措置として 2012 年~2016 年までの5年間は用紙方式を併存させる予定 ・補完教育修了認定の条件は、教育研修委員会で決定する ・補完教育小委員会にて、補完教育全般に関する検討を行い、教育研修委員会に 提案、報告をする ・作問業務委託先:北里大学薬学部 ・IT業務委託先:株式会社イーコミュニケーションズ 5)制度の普及事業等 (1)医療関係者に対するMR認定制度の周知 日本薬学会、日本医療薬学会への出展により、MR認定制度の周知を図る。 (2)薬系大学及び一般大学の学生に対するMR職への理解向上 薬科大学及び一般大学での講義を通して、学生にMR職への理解向上を図る。 上記(1)、(2)については、センター案内、MR白書、MRテキスト、「MRになって 良かったこと」、「まんがMR物語」、女性MR座談会(別刷)、「私が目指すMR」を 用いる。 (3)センター・ミーティングの開催 2017 年 2 月に東京と大阪において、センター登録企業等の教育研修担当者との 意見交換を行う。 <新>(4)MR認定センター創立 20 周年記念事業 2017 年 12 月にセンター創立 20 周年を迎えるにあたり、記念事業の一環として平 成 28 年度はホームページのリニューアル等を行う。 (5)MR に関するセンター懇談会の開催 センターの検討課題等について各製薬団体の教育研修部門長と意見交換を行 い、今後の制度運営の参考とする。 6)MR 活動に関する実態調査 MR数等MRの実態や企業における教育研修の現状などについて毎年度調査を 実施している。本年は本調査。「2016年版MR白書」として公表する。 2 2.MRに対する教育研修及びその担当者への教育環境整備に関する事業(定款第4条第 2 号関係) 教育研修履修認定事業 1)教育研修の履修認定及び教育研修システムと教育研修施設の認定 MR教育研修要綱解説書の頒布 (1)教育研修に関する認定 ① 企業の教育研修に関する履修認定を行う ② 新規に教育研修を開始する企業の教育研修システムの認定を行う ③ 新規に教育研修を受託する教育研修施設の認定を行う (2)教育研修に関する指導 2)「教育研修・試験管理システム(MRO)」の運用 ・ITを活用して教育研修制度とMR認定制度の個人管理を一元的に運用する。 ・MRO の操作性を高めるため一部改修し改良を図る。 3) Niko サービス「MR認定証の更新条件確認メールサービス」の運用 ・MR個人に対して、各自の教育研修履歴をメールで送信するサービスを行う。 4)教育研修管理者の認定及び更新等 (1)教育研修管理者認定講習会 ITを使用した試問を行う ① 受講者:新たに教育研修管理者になる者(約 70 名) ② 時 期:4 月、7 月、 2017 年 1 月中旬 ③ 開催地:東京で計 3 回 ④ 認定:講習会受講後、試問に合格した者 ⑤ 受講料:5,400 円(税込) (2)教育研修管理者認定更新講習会 ① 受講者:教育研修管理者(約 300 名) ② 時 ③ 開催地:東京、大阪 ④ 認 ⑤ 受講料:7,560 円(税込) 期:10 月 12 日(水)東京、 14 日(金)大阪 定:講習会受講により認定更新する 教育研修支援事業 1)教育研修の支援に関する事業 (1)インストラクションスキル研修会(2日間コース) ① 目 的:インストラクションの基本スキルを修得する ② 対 象:初任者のインストラクター 約 70 名 3 ③ 時 期:5 月 19-20 日、6 月 16-17 日、10 月 20-21 日、2017 年 2 月 2-3 日 ④ 開催地:東京・大阪の計4回 ⑤ 参加料: 49,680 円(税込) (2)ファシリテーション研修会(1 日コース) ① 目 的:ファシリテーションスキルを修得し、グループ学習の促進を図る ② 対 象:MRの教育研修に携わる者 約 40 名 ③ 時 期:7 月 15 日、2017 年 1 月 20 日 ④ 開催地:東京で2回 ⑤ 参加料:27,000 円(税込) (3)MRに対するマナー指導者セミナー(1 日コース) ① 目 的:新人MRに対するマナーの具体的指導ポイントを学び、医療関係者 から信頼されるMRを育成するためのスキルを取得する ② 対 象:MRの導入教育に携わる者 約 20 名 ③ 時 期:2017 年 2 月 24 日 ④ 開催地:東京で 1 回 ⑤ 参加料:27,000 円(税込) (4)MR 認定センターセミナー(1日コース) ① 目 的:教育研修責任者をはじめ、教育研修に携わる人に対して役立つ情 報を提供し、MR の資質向上の支援とする ② 対 象:教育研修責任者およびMRの教育研修に携わる者 約 170 名 ③ 時 期:8 月27日(土) ④ 開催地:東京で 1 回 ⑤ 参加料:8,640 円(税込) (5)教育デザインセミナー(1日コース) ① 目 的:効果的な教育研修の計画立案と評価方法を学ぶ ② 対 象:MRの教育研修に携わる者 約 50 名 ③ 時 期:10 月 6 日、13 日、11 月 10 日 ④ 開催地:東京・大阪で計3回 ⑤ 参加料:27,000 円(税込) MR 教育に関する各種研究 1)日本医薬品情報学会との協力 (1)MRの資質向上の一助となるよう、同学会が開催するフォーラムを後援する。 (2)MRの実態や今後のあり方について、学会と協力して研究活動等を行う。 2)各企業における MR の資質向上策の調査と支援 4 (1)継続教育の充実を図るために、各企業に「各社の目指すMR像」の策定や教育の評 価確認を推進する。 (2)MR環境の変化に対応した、教育研修体制を調査し支援する。 3.出版事業(定款第4条第3号関係) 1)出版物の頒布及び刊行 (1) MRテキストⅠ 医薬品情報 2012 2015 年改訂(2015 年 3 月刊行) (2) MRテキストⅡ 疾病と治療 2012(基礎) 2015 年改訂(2014 年 12 月刊行) (3) MRテキストⅡ 疾病と治療 2012(臨床) 2015 年改訂(2014 年 12 月刊行) (4) MRテキストⅢ 医薬概論 2012 2016 年改訂(2016 年 2 月刊行) MRテキストⅢ 医薬概論 2012 2017 年改訂(2017 年 1 月刊行予定) 2)出版物の制作 (1)MRテキスト 2018 医薬品情報 (2017 年 11 月刊行予定) (2)MRテキスト 2018 疾病と治療(基礎) (2017 年 11 月刊行予定) (3)MRテキスト 2018 疾病と治療(臨床) (2017 年 11 月刊行予定) (4)MRテキスト 2018 MR総論 (2018 年 2 月刊行予定) 4.設備投資について 公益事業1及び2のITシステム改修のために、設備投資を行う。 以上 5
© Copyright 2024 ExpyDoc