平成28年度当初予算(一般会計)の概要 Ⅰ 予算編成の基本的考え方 1 総 論 昨年12月に新たに策定した、「新・せとうち田園都市創造計画」の基本目標 である『せとうち田園都市の新たな創造』の実現に向け、「成長する香川」、「信 頼・安心の香川」、 「笑顔で暮らせる香川」の3つを基本方針に、人口減少・活力 向上対策の総合的な推進や地域経済の活性化を図るとともに、県民生活を豊かに するための施策などに重きを置きつつ、瀬戸内海など地域資源を生かした魅力あ る瀬戸内香川の生活圏域づくりを進める必要がある。 一方で、本県財政は、人口減少、高齢化等が一層進展することが見込まれる中、 引き続き、厳しい財政状況が見込まれ、これまでにも増して、限られた財政資源 を効率的に活用することにより、将来に過度の財政負担を残さない持続可能な財 政運営が求められており、昨年11月、平成28年度から32年度までを対象期 間とした「財政運営指針」を新たに策定したところである。 平成28年度の予算編成は、「財政運営指針」に沿って、財政健全化に向けた 取組みを行いつつ、「新・せとうち田園都市創造計画」に掲げる21の重点施策 に積極的に取り組むこととしている。 また、1月20日に成立した国の平成27年度補正予算(第1号)に対応して、 今定例会に提案する補正予算と一体となり、地域経済の活性化に取り組むととも に、子育て支援や移住・定住の促進などの人口減少・活力向上対策をはじめ、防 災・減災対策や交通死亡事故抑止対策など当面の緊急課題に対しても機動的に取 り組むこととした結果、平成28年度一般会計当初予算の総額は、前年度を上回 る規模となった。 1 Ⅱ 予算の規模と財源等 1 予算規模は、前年度より約104億円増加 (一般会計予算額) 471,005百万円 (単位:百万円、%) 増減率 地方財政計画 約 0.6 471,005 460,578 10,427( 2.3( (約 0.5) ※地方財政計画欄は、「東日本大震災分」を含めない「通常収支分」の増減率 ( )は、水準超経費を除いた増減率 28 当初 27 当初 増減額 ・3年連続で増加。 【主な増要因】 ・県立高校再編整備推進事業 +4,636 百万円 ・老朽校舎等改築事業 +638 百万円 ・香東川総合開発事業(椛川ダム) +1,400 百万円 ・地震・津波対策海岸堤防等整備事業 +701 百万円 ・保育所施設型給付費 +566 百万円 ・回復期リハビリテーション病床等整備事業 +549 百万円 ・産地パワーアップ事業 +450 百万円 ・地方消費税清算金支出 +762 百万円 ・地方消費税交付金 +711 百万円 2 「財政運営指針」に基づき、計画的な予算編成 (1)歳出 28 当初 4,710 (単位:億円) 28 指針 増減額 4,677 33 【主な増要因】 ・地方消費税清算金 15億円 ・地方消費税交付金 9億円 ・国の平成 27 年度補正予算関係事業(産地パワーアップ事業、 認定こども園整備事業など) 8億円 (2)一般財源総額 28 当初 3,078 28 指針 3,061 (単位:億円) 増減額 17 2 (3)県債残高 ① ② ※ 3 一般会計(臨時財政対策債を除く) 指針どおり減少 (平成 27 年度末見込 4,968 億円 → 平成 28 年度末見込 4,958 億円) 全会計(一般会計+特別会計+企業会計)(臨時財政対策債を除く) 指針どおり減少 (平成 27 年度末見込 5,620 億円 → 平成 28 年度末見込 5,522 億円) なお、全会計の臨時財政対策債を含む県債残高が減少する見込み。 (平成 27 年度末見込 9,231 億円 → 平成 28 年度末見込 9,215 億円) 地方交付税等の財源確保 歳入面においては、緩やかな景気回復に伴う法人業績の改善等による法人事業税 や地方消費税の増収が見込まれることなどから、地方交付税の振替え措置である臨 時財政対策債は減少するものの、一般財源総額は増加するものと見込んでいる。 今後とも、安定的かつ持続可能な財政運営が可能となるよう、一般財源総額を確 保するとともに、地方交付税の確保・充実を、国に強く働きかけていく。 (一般財源総額) 県 税 地 方 交 付 税 臨時財政対策債 そ の 他 合 計 (単位:億円) 27 当初 増減額 1,164 26 1,095 3 250 ▲20 537 23 3,046 32 28 当初 1,190 1,098 230 560 3,078 3 Ⅲ 歳入 1 県税は増加 ○ 県税は、法人県民税や個人県民税が減少するものの、法人事業税や地方消費 税の増加などにより、3年連続の増加となった。 118,979百万円 (単位:百万円、%) 28 当初 27 当初 増減額 増減率 地方財政計画 118,979 116,410 2,569 2.2 3.2 ※地方財政計画欄は、「東日本大震災分」を含めない「通常収支分」の増減率 ○ 2 ○ 3 主な増減 県民税(個人) 県民税(法人) 事業税(法人) 地方消費税 自動車税 ▲11.0億円(対前年度比 ▲17.5億円(対前年度比 +24.1億円(対前年度比 +24.5億円(対前年度比 ▲1.1億円(対前年度比 ▲3.4%) ▲26.5%) 9.9%) 9.7%) ▲0.9%) など 地方交付税はほぼ横ばい 県税の増と、地方交付税の振替え措置である臨時財政対策債の減少により、 ほぼ横ばい(微増:2年ぶりの増加)となった。 109,800百万円 (単位:百万円、%) 28 当初 27 当初 増減額 増減率 地方財政計画 109,800 109,500 300 0.3 ▲0.3 ※地方財政計画欄は、「東日本大震災分」を含めない「通常収支分」の増減率 臨時財政対策債を除く県債残高(一般会計)は減少 ○ ○ 県債発行額(臨時財政対策債を除く)は増加(+44 億円) プライマリーバランスは黒字(+67 億円) 県債残高は減少(▲10 億円) 臨時財政対策債を含む県債発行については、投資的経費の増加もあり、6 年ぶりに増加(+24 億円) プライマリーバランスは、3年連続で黒字(27 億円) 4 (1)県債発行額 (単位:億円) 県債発行額 臨時財政対策債を除く県債 臨時財政対策債 28 当初 602 372 230 27 当初 578 328 250 増減額 24 44 ▲20 (2)種類別の県債発行状況 (単位:百万円) 臨時財政対策債を除く県債 臨時財政対策債 合 計 28 当初 37,193 23,000 60,193 27 当初 32,847 25,000 57,847 増減額 4,346 ▲2,000 2,346 (3)プライマリーバランス ①臨時財政対策債を除く県債 28 当初 県債発行額 37,193 公 債 費 43,869 元 金 38,200 利 子 5,669 プライマリーバランス 6,676 (単位:百万円) ②県債全体 (単位:百万円) 県債発行額 公 債 費 元 金 利 子 プライマリーバランス 28 当初 60,193 62,906 53,006 9,900 2,713 27 当初 32,847 45,485 39,042 6,443 12,638 27 当初 57,847 62,936 52,193 10,743 5,089 (4)県債残高の推移 臨財債を除く県債残高 県債全体 (単位:億円) 28 年度末 (見込) 4,958 8,651 5 27 年度末 (見込) 4,968 8,579 26 年度末 (決算) 4,974 8,467 4 基金の取崩し (1)財源対策用基金の取崩し ・2基金取崩し 12,648 百万円 27:12,365 百万円 (2)特定目的基金(28基金)の積極的な活用を継続 ・21基金取崩し 4,823 百万円 27:7,477 百万円 (3)基金残高 (単位:百万円、%) 28 年度末見込 27 年度補正後 増減額 15,538 28,155 ▲12,617 特定目的基金 20,709 22,983 ▲2,274 合 計 36,247 51,138 ▲14,891 ※「27 年度補正後」欄は、2 月補正(当初提案分)後の額 財源対策用基金 5 増減率 ▲44.8 ▲9.9 ▲29.1 広告事業の活用 ○ 6 広告事業については、引き続き、県ホームページでのバナー広告を行うなど、 収入の確保に努める。(14件、62百万円) 貸付金の償還 ○ 工業用水道事業会計から貸付金の償還を受ける。(206百万円) 6 Ⅳ 歳出 1 総人件費の抑制 新陳代謝効果等により、3年ぶりに減少となった。 区分 退職手当 除く 退職手当 合 2 計 28 当初 27 当初 (単位:百万円、%) 増減額 増減率 113,431 114,729 ▲1,298 ▲1.1 12,643 12,661 ▲18 ▲0.1 126,074 127,390 ▲1,316 ▲1.0 投資的経費の重点化 県立高校再編整備推進事業の増等により、3年連続で増加となった。 なお、財政運営指針で見込んだ693億円とは、ほぼ横ばい。 (単位:百万円、%) 増減額 増減率 8,305 13.6 28 当初 27 当初 69,513 61,208 ・主な増要因 県立高校再編整備推進事業 +46 億円 香東川総合開発事業(椛川ダム) +14 億円 地震・津波対策海岸堤防等整備事業 +7 億円 老朽校舎等改築事業 +6 億円 ・ピーク時(平成8年度 1,710 億円)の約4割 (1) 補助事業(国直轄を含む) 28 当初 29,395 (2) 27 当初 28,146 (単位:百万円、%) 増減額 増減率 1,249 4.4 単独事業 (単位:百万円、%) 28 当初 27 当初 増減額 増減率 34,227 27,377 6,850 25.0 ・ピーク時(平成8年度 933 億円)の約4割 (3) 災害復旧事業 28 当初 5,891 27 当初 5,685 7 (単位:百万円、%) 増減額 増減率 206 3.6 3 事務事業・補助金等の見直し ○ 施策評価等を踏まえ、徹底した見直し 28 当初 件 新 規 事 業 廃 止 事 業 4 数 121 156 予算額 2,440 5,172 件 (単位:百万円) 27 当初 数 予算額 161 5,401 54 9,157 ゼロ予算事業の推進 職員が持っているノウハウや民間団体等とのネットワークを最大限活用し、創意 工夫を凝らして行う「ゼロ予算事業」に取り組み、県民サービスの向上に努める。 28 年度当初 175事業(27 当初 181事業) 8 Ⅴ その他 1 消費税率(国・地方)引上げに伴う影響 ① 歳入 (1) 地方消費税の税率引上げに係る影響額等 地方消費税の税率引上げに係る影響額 ① 11,453 百万円 地方消費税清算金収入 ② 15,941 百万円 地方消費税清算金支出 ③ 11,097 百万円 地方消費税市町交付金 ④ 8,015 百万円 引上げ分の地方消費税収(県分)(①+②-③-④) 8,282 百万円 <※参考:消費税率引上分のうち地方交付税原資分(推計値)1,800 百万円> ② 歳出 引上げ分の地方消費税収(県分)(8,282 百万円)の使途 引上げ分の地方消費税収が充てられるとされた社会保障4経費その他社 会保障施策に要する経費に充当(表1参照) (H28 事業費 ※ 58,871 百万円 うち一般財源 53,962 百万円) 引上げ分の地方消費税収については、社会保障4経費その他社会保障施策 (社会福祉、社会保険及び保健衛生に関する施策をいう。)に要する経費に 充てるものとされている。 9 ○引上げ分の地方消費税収が充てられるとされた社会保障 4 経費 その他社会保障施策に要する経費 (歳入)・引上げ分の地方消費税収 (社会保障財源化分の市町村交付金を除く) 8,282 百万円 (歳出)・社会保障4経費その他社会保障施策に要する経費 58,871 百万円 表1【社会保障 4 経費その他社会保障施策に要する経費】 事業名 財源内訳 特定財源 事業費 国庫支出金 障害者福祉事業 少子化 対策 0 5 339 児童福祉事業 9,483 824 0 7 8,652 母子福祉事業 1,558 112 0 0 1,446 11,615 1,166 0 12 10,437 介護保険事業 14,360 439 0 0 13,921 高齢者医療事業 13,920 610 0 0 13,310 28,280 1,049 0 0 27,231 医療事業 2,031 759 0 327 945 国民健康保険事業 9,152 0 0 0 9,152 病院事業 3,344 0 0 51 3,293 障害者福祉事業 3,352 722 0 0 2,630 生活保護扶助事業 1,097 823 0 0 274 18,976 2,304 0 378 16,294 5 8 ,8 7 1 4,519 0 390 5 3 ,9 6 2 小計 合計 ※ 一般財源 その他 230 小計 医療 県債 574 小計 高齢化 対策 【単位:百万円】 本県の社会保障関係経費総額 74,567 百万円(一般財源 10 54,965 百万円) (参考) 引上げ分の 地方消費税 (8,282) 2 施策の重点化 ○ 「財政運営指針」に沿って、財政健全化に向けた取組みを行いつつ、より一 層、施策の選択と集中を徹底し、「新・せとうち田園都市創造計画」に掲げる 21の重点施策、すなわち、 ①戦略的な産業振興を図る ②雇用対策を推進する ③移住・定住を促進する ④豊かな地域資源を生かして交流人口の拡大を推進する ⑤攻めの農林水産業を展開する ⑥県産品のブランド力の強化・販路拡大を図る ⑦四国における拠点性を確立する ⑧「子育て県かがわ」の実現をめざす ⑨健康長寿の香川をつくる ⑩切れ目ない安心な医療体制をつくる ⑪高齢者や障害者が地域で安心して暮らせる社会をつくる ⑫周到な防災・減災対策で災害に備える ⑬安心につながる社会資本を整える ⑭交通事故・犯罪のない安全安心な香川をつくる ⑮香川の将来を担う子どもたちを育てる ⑯女性が輝く香川にする ⑰大学と地域の連携を深める ⑱クリーンで快適なふる里をつくる ⑲農山漁村を元気にする ⑳アート県の魅力を高める ㉑スポーツ県をめざす に財源を思い切って重点配分し、「成長する香川」、「信頼・安心の香川」、「笑 顔で暮らせる香川」を推進し、「せとうち田園都市の新たな創造」を実現する ため、効果的でメリハリのある予算となるよう編成した。 3 予算編成のポイント 別紙のとおり 11 平成28年度当初予算のうち新規重点枠を活用した事業 (単位:千円) 事 業 名 事業費 Ⅰ 成長する香川 455,319 一般財源 455,319 1 希少糖製造技術者養成支援事業 3,000 3,000 2 先端技術活用型研究開発支援事業 41,000 41,000 3 地場産品PR・ブランド化事業 11,000 11,000 4 台湾販路開拓支援事業 4,600 4,600 5 海外ビジネスチャンス活用支援事業 14,600 14,600 6 香川に移住!民間賃貸住宅借上げ支援事業 63,417 63,417 7 移住定住用市町営住宅整備支援事業 12,000 12,000 8 香川に帰ろう!協定大学Uターン就職促進事業 1,800 1,800 9 MICE推進体制強化事業 3,187 3,187 10 次代の農業をリードするアグリレディの確保・育成事業 4,500 4,500 11 担い手耕作農地等生産条件改善事業 7,400 7,400 12,500 12,500 12 「おいでまい」ブランド強化事業 13 かがわ園芸産地活性化促進事業 215,700 215,700 14 盆栽産地基盤強化対策事業 3,000 3,000 15 「県産品料理コンテスト(仮称)」開催事業 7,877 7,877 16 新規漁業就業者生活安定給付金 17 ノリ加工品質向上対策事業 Ⅱ 信頼・安心の香川 4,738 4,738 45,000 45,000 598,916 539,808 293,000 293,000 11,692 11,692 1 第3子以降保育料免除事業(拡充) 2 保育士人材確保事業 3 働き盛りの健康づくり支援事業 2,100 2,100 4 医・薬・介護による地域医療連携患者サポートモデル事業 1,200 1,200 5 介護サービス事業者地域医療連携モデル事業 1,000 1,000 6 感染症予防・対策強化事業 31,164 31,164 7 災害時医療体制整備事業 71,850 43,660 8 認知症予防三位一体推進事業 20,781 19,861 9 地域強靭化研究事業 10,000 10,000 10 民間住宅耐震対策支援事業(拡充) 65,000 63,500 11 県内水道広域化推進事業(水道事業認可申請書作成事業) 42,759 14,261 12 高齢者反射材普及促進事業 5,020 5,020 13 高齢者ASV普及促進事業 32,000 32,000 14 高校生自転車安全推進事業 4,800 4,800 15 特殊詐欺撲滅プロジェクト事業 Ⅲ 笑顔で暮らせる香川 6,550 6,550 85,257 77,216 24,053 24,053 1 学校司書配置促進事業 2 特別支援教育推進検討事業 2,000 2,000 3 県立高校教育内容充実事業 1,000 1,000 4 市町学校事務職員(校務支援員)配置支援事業 13,200 13,200 5 「女性活躍推進法」普及促進事業 6,306 2,565 6 性犯罪被害者等のためのワンストップ支援センター設置準備事業 5,788 5,788 7 会場型「専修学校各種学校フェア」実施事業 8,500 7,700 8 有害鳥獣緊急対応事業 11,000 11,000 9 漆芸アート魅力再発見事業 合 計 13,410 9,910 1,139,492 1,072,343 12 平成28年度に創設・改正する主な事業・制度等 【成長する香川】 項 目 内 容 開始時期 希少糖製造技術者 県内企業の希少糖産業への参入を促すため、製 平成 28 年4月~ 養成支援事業 造業の技術者を対象に希少糖生産技術を学ぶプ (予定) ログラムを実施 先端技術活用型研 香川県産業成長戦略の「成長のエンジンとな 平成 28 年4月~ 究開発支援事業 る分野」において、県内企業が技術の高度化や 商品開発の進度を高められるよう、産業技術総 合研究所と連携・協力して実施する研究開発を 支援 台湾販路開拓支援 台湾との経済交流をより一層促進するため、台 平成 28 年6月頃 事業 湾で商談会を開催し、県内企業の台湾市場への販 の公募(予定) 路開拓を支援 海外ビジネスチャ 県内企業がTPP域内の経済活動に積極的に 平成 28 年4月~ ンス活用支援事業 参加できるように情報提供を行うとともに、県内 中小企業の海外ビジネス展開を支援 事業承継促進支援 県内企業の円滑な事業承継を支援するため、香 平成 28 年4月~ 事業 川県事業引継ぎ支援センターと連携した支援体 制を強化するとともに、中小企業向けの事業承継 セミナーを開催 地場産品PR・ブラ 地場産品のブランド化や販路拡大を図るため、 平成 28 年4月~ ンド化事業 製造事業者による新商品開発等を支援するほか、 発注企業を招へいした商談会を開催 地場産品・伝統的工 地場産品、伝統的工芸品等の販路拡大を図るた 平成 28 年4月~ 芸 品 等 の ブ ラ ン ド め、関係団体と連携し、首都圏等の大消費地など 力強化・販路拡大事 をターゲットに積極的な情報発信を実施 業(新商流確保対策 等) 多様人材就職チャ 若者だけでなく、女性、中高年、留学生といっ 平成 28 年4月~ レンジ事業 た多様な人材を対象に、それぞれの人材にあわせ (予定) た研修やカウンセリング等を行い、県内企業への 正規雇用につなげるとともに、企業の人材確保を 支援 建設業担い手確 担い手確保のための建設業の魅力発信や、若年 平成 28 年4月~ 保・育成事業 の建設労働者の育成を図るための職業訓練や資 格取得等に要する経費の一部を支援 13 項 目 内 容 開始時期 香川に移住!民間 県外からの移住者が県内で賃貸住宅を借り上 平成 28 年4月~ 賃 貸 住 宅 借 上 げ 支 げて居住する場合に助成を行う市町に対し、家賃 (予定) 援事業 等の一部を助成 移 住 定 住 用 市 町 営 「かがわ創生総合戦略」等との整合性を持つ市町 平成 28 年4月~ 住宅整備支援事業 が策定する計画に基づき、市町が整備する住宅に ついて、その整備費用の一部を助成 香川に帰ろう!協 関西の就職支援協定締結大学の学生を対象と 平成 28 年秋頃~ 定 大 学 U タ ー ン 就 したUターン就職に向けたセミナーを開催する (予定) 職促進事業 ほか、県内での合同企業説明会に合わせ、大阪か ら借上げバスを運行 MICE推進体制 MICE関係機関との連携強化及び官民一体 強化事業 となって誘致を推進する機運の醸成を図るとと もに、MICE主催者からの相談等に一元的に対 応するコンベンション・コンシェルジュを、高松 観光コンベンション・ビューローに配置 次代の農業をリー 新規に就農した女性農業者に対してワークシ ド す る ア グ リ レ デ ョップなどを開催するとともに、活動内容を情報 ィの確保・育成事業 発信することで職業として農業を選択する女性 の増加を図り、女性が農業経営に積極的に参画す ることを支援 ICTを活用した 「オリーブ牛」増頭を図るため、発情の見逃し 畜 水 産 物 の 生 産 振 や分娩事故の防止を目的とした装置の導入を支 興 援するとともに、養殖魚の品質向上等を図るた め、ICT技術を活用して養殖履歴を詳細に管理 するシステムの導入を支援 新規漁業就業者生 新規就業者に独立当初の生活安定のための給 活安定給付金 付金を交付する制度を独自に設けることにより、 新規就業者の定着を支援 平成 28 年 4 月~ (予定) 平成 28 年 4 月~ 平成 28 年 4 月~ 平成 28 年7月~ 「うまいもん出前 県産食材の認知度向上、消費拡大を図るため、 平成 28 年4月~ 講座(仮称)」事業 県内の小学校等において、県産食材の魅力を伝え るための講座や試食等を実施 「県産品料理コン 県産食材の認知度向上、消費拡大を図るため、 平成 28 年4月~ テスト(仮称)」開 新たな香川の食文化の発掘と家庭における普及 催事業 に重点を置いた料理コンテストを実施 航空ネットワーク 国際線等の利用を促進するとともに、利便性を 平成 28 年3月 21 充 実 強 化 対 策 等 事 向上 日~ 業 ・台北線の拡充(週4便→週6便) 14 【信頼・安心の香川】 項 目 内 容 開始時期 第3子以降保育料 第3子以降の保育料等を減免する市町に対す 平成 28 年4月~ 免除事業 る支援について、対象を拡大する。 【現 行】第3子以降3歳未満児までの保育料 (保育所、認定こども園) 【拡大後】第3子以降小学校就学前児までの保育 料等(保育所、認定こども園、幼稚園、地域型保 育施設) 結婚サポートセン 結婚を希望する男女の出会いや結婚をサポー 平成 28 年 10 月頃 ター事業 トする拠点を設置・運営 ~ (予定) 保育士人材確保事 人員配置基準を上回る保育士を新規に配置し、 平成 28 年4月~ 業 定員を増やす保育所等に対して人件費を補助す る市町に対し補助 保育士修学資金貸 保育所等における保育士の負担を軽減し、保育 平成 28 年4月~ 付事業 士の離職防止を図ることを目的として、保育士資 格を持たない保育補助者の雇い上げに必要な費 用を貸付 不妊治療助成事業 不妊治療に係る費用の助成を拡充 平成 28 年2月~ 女性の初回治療に係る上乗せ、男性の不妊治療 児童養護施設退所 児童養護施設等を退所後、就職又は大学等へ進 平成 28 年4月~ 者 等 に 対 す る 自 立 学した者に対し、家賃・生活費を貸付 支援資金貸付事業 ひとり親家庭高等 高等職業訓練促進給付金を活用して養成機関 平成 28 年4月~ 職 業 訓 練 促 進 資 金 に在学し、就職に有利な資格の取得を目指すひと 貸付事業 り親家庭の親に対し、入学準備金・就職準備金を 貸付 看護学生修学資金 看護学生修学資金の貸付けを受けた者の県内 平成 28 年4月~ 貸付事業 医療施設等への就業をより効果的に促進するた め、返還免除制度を創設 障害者差別解消推 障害者差別解消法の施行に伴い、障害及び障害 平成 28 年4月~ 進事業 者に対する県民のより一層の理解促進等を図る ほか、障害者差別に関する相談窓口を設置 15 項 目 内 容 開始時期 民間住宅耐震対策 民間住宅の耐震化に助成する市町に対する支 平成 28 年4月~ 支援事業 援について、補助の対象を拡充 (現行)建築基準法で定める耐震性能への改修 (拡充)一定の被害軽減効果のある簡易な改修 や、耐震シェルター等の設置を対象 高齢者ASV購入 高齢ドライバーの交通事故抑止を図るため、自 平成 28 年4月~ 補助制度 動ブレーキ等が装備されたASV(先進安全自動 車)を購入する 65 歳以上の高齢者に対する補助 制度を創設 特殊詐欺撲滅プロ 悪質・巧妙化する特殊詐欺を撲滅するため、幅 平成 28 年夏頃~ ジェクト事業 広い年齢層の県民を対象とした川柳コンクール を開催するとともに、広報啓発用のDVD等を製 作して、社会全体の抵抗力を高める取組みを推進 安全・安心まちづく 地域の自主防犯力を一層向上させるため、市町 平成 28 年夏頃~ り を 推 進 す る 防 犯 等を対象に、防犯カメラの設置にかかる初期費用 カ メ ラ 設 置 促 進 事 の一部を補助する制度を創設 業 【笑顔で暮らせる香川】 項 目 内 容 開始時期 学校司書配置促進 市町の主体的な学校司書配置の促進を図るた 平成 28 年4月~ 事業 め、学校司書が未配置の小中学校に、県が委嘱し た学校司書を派遣し、学校図書館の環境整備や授 業での図書資料活用等を支援 市町学校事務職員 教員の多忙状態を解消し、児童生徒の指導に一 平成 28 年4月~ (校務支援員)配置 層専念できる体制の構築を目指し、様々な校務運 支援事業 営事務に従事する校務支援員をモデル的に配置 する市町に対し支援 性犯罪被害者等の 性犯罪被害者等のためのワンストップ支援セ 平成 28 年7月~ た め の ワ ン ス ト ッ ンターの設置に向けた準備 プ支援センター設 置準備事業 16 項 目 内 容 開始時期 「女性活躍推進法」 「女性活躍推進法」の成立・施行を捉えて、講 平成 28 年4月~ 普及促進事業 演会や働きたい女性のための相談会を実施する とともに、推進計画の策定や協議会を開催 かがわ里海大学(仮 里海づくりをけん引する人材の育成・交流等を 平成 28 年4月~ 称)運営事業 行うかがわ里海大学(仮称)を開校 漆芸アート魅力再 香川漆芸美術展(仮称)の開催など、香川漆芸 平成 28 年4月~ 発見事業 の認知度向上と興味喚起につなげるための事業 を実施 羽ばたけトップア 日本代表として国際舞台で活躍できる本県出 平成 28 年夏頃~ ス リ ー ト 育 成 事 業 身のトップアスリートを育成するため、これまで ( ス ー パ ー 讃 岐 っ のスーパー讃岐っ子に対する育成を中学校まで 子シニア事業) 延長し、共通プログラムや専門競技プログラムを 実施 17 平成28年度に新たに実施される主な行事 項 目 内 容 開催時期 瀬戸内国際芸術祭 2016 瀬戸内海の12の島と高松港を含む2つの港 平成 28 年 において、その歴史や文化を生かした現代アート [春]3 月 20 日~ の活動や作品による国際的な芸術祭を開催 4 月 17 日 [夏]7 月 18 日~ 9月4日 [秋]10 月 8 日~ 11 月 6 日 (計 108 日間) G7香川・高松情報 情報通信に関する諸問題について議論するG 平成 28 年4月 29 通信大臣会合 7香川・高松情報通信大臣会合を開催 日、30 日 ICTフェア(仮 G7香川・高松情報通信大臣会合に合わせて、 称) ICTフェア(ICTフォーラム、先端テクノロ ジーの体験型展示、ICT見本展)を開催 専門学校各種学校 専修学校等の教育活動に対する理解促進と多 フェア 様な進路に関する情報を提供するため、職業体 験、進学案内等を行うフェアを開催 パラグアイ日本人 パラグアイにおいて日本人(香川県人)移住 移住 80 周年記念式 80 周年を迎えること等から、訪問団を派遣 典等参加訪問団派 遣事業 第9回全国緑のカ 緑のカーテンを県内でさらに普及させるため、 ーテンフォーラム 全国フォーラムを開催 in かがわ(仮称) 国民参加の森林(も 平成29年秋に開催される「第41回全国育樹 り)づくりシンポジ 祭」の開催機運を盛り上げるため、1年前プレイ ウム等 ベント「国民参加の森林(もり)づくりシンポジ ウム」などを開催 かがわがんサミッ がんやがん患者に対する理解の促進と支援の ト(仮称) 充実を図るため「かがわがんサミット(仮称)」 を開催 18 平成 28 年4月~ 5月 平成 28 年冬頃 平成 28 年9月 (予定) 平成 28 年5月 (予定) 平成 28 年 10 月~ 11 月(予定) 平成 28 年 10 月頃 〔参 1 考〕 県税 日本銀行高松支店の金融経済概況(平成 27 年 12 月分)によると、県内の景 気は、緩やかな回復を続けているとされている。 個人消費は気温が高めに推移したことから一時的に弱めの動きがみられてい るが、基調的には持ち直しており、企業の生産動向は緩やかに持ち直している。 一方で、内閣府の月例経済報告では、中国をはじめとするアジア新興国等の 景気が下振れし、景気が下押しされるリスクがある。 こうした中、法人事業税は、地方法人特別税の一部復元や法人業績を踏まえ、 地方消費税は、個人消費の動向を踏まえ、増収を見込む。 また、個人県民税は、平成 27 年中の所得見込みは前年と比べ減少しており、 減収を見込む。 これらのことから、平成 28 年度当初予算における県税収入は約 1,190 億円で、 平成 27 年度当初予算に比べて、率にして 2.2%、額で約 26 億円の増額となる 見込みである。 年 度 当 初 予 算 額 対前年度増減額 対 前 年 度 比 決 算 額 対前年度増減額 対 前 年 度 比 構 成 比 法 人 二 税 対前年度増減額 ※ 2 ( 23 1,013 22 102.3 1,042 2 100.2 23.4 240 6 24 1,017 4 100.4 1,068 26 102.4 23.9 255 15 25 996 ▲21 97.9 1,079 11 101.0 24.0 277 22 (単位:億円、%) 26 27 28 1,037 1,164 1,190 41 127 26 104.2 112.2 102.2 1,089 10 101.0 24.6 292 (308) (315) 15 (16) (7) )内は予算額 県債の状況(一般会計) (1) 県債発行額 年 度 当 初 予 算 額 (臨財債を除く) 構 決 構 (2) 成 算 成 比 額 比 23 684 (266) 16.0 593 13.3 24 679 (305) 15.6 613 13.7 25 638 (278) 14.9 590 13.1 26 592 (292) 13.6 542 12.2 県債年度末現在高 年 度 23 24 25 26 年度末現在高 8,228 8,357 8,434 8,467 臨財債を除く 5,436 5,298 5,120 4,974 ※ 26 年度までは決算。27 年度、28 年度は見込み。 19 (単位:億円、%) 27 28 578 602 (328) (372) 12.6 12.8 (単位:億円) 27 28 8,579 8,651 4,968 4,958 3 県財政の状況(10年前と比べて) 【平成18年度】 【平成28年度】 一般会計予算 香川県 453,060百万円 指数 (100) 地方財政計画 831,508億円 指数 (100) 国 796,860億円 指数 (100) 歳入内訳 自主財源 216,451百万円 (構成比 47.8%) 283,906百万円 (構成比 62.7%) 一般財源 歳出内訳 義務的経費 投資的経費 229,726百万円 (構成比 50.7%) 72,719百万円 (構成比 16.1%) 471,005百万円 → (104.0) 約857,700億円 → (103.1) 967,218億円 → (121.4) → → → → 233,762百万円 (49.6%) 307,803百万円 (65.4%) 234,283百万円 (49.7%) 69,513百万円 (14.8%) 普通建設単独事業(受託を除く) 香川県 29,332百万円 指数 (100) 地方財政計画 100,911億円 指数 (100) 20 → → 34,180百万円 (116.5) 約54,300億円 (53.8) 【平成18年度】 県債発行額 60,281百万円 → → 60,193百万円 12.8% 8.6% → → 63,620百万円 → 62,906百万円 623,484百万円 → 495,756百万円 〔臨時財政対策債を除く 38,990百万円 県債依存度 13.3% 〔臨時財政対策債を除く 公債費 県債残高 【平成28年度】 37,193百万円〕 7.9%〕 (臨時財政対策債を除く) 県民1人当たりの残額 県債残高 606千円 → 758,533百万円 → 495千円 865,091百万円 (臨時財政対策債を含む) 県民1人当たりの残額 基金年度末残高 737千円 → 13,195百万円 → (財源対策用基金) 21 863千円 15,538百万円
© Copyright 2024 ExpyDoc