特定非営利活動法人オアシス社員 各位 臨時総会のあいさつに代えて 平成27年も残すところあと2か月余りとなりましたが、社員の皆様には充実した 日々をお過ごしのことと思います。日頃は、言うに及ばず本法人の活動に絶大な る協力と大所高所からのご意見をいただき、改めて皆様方のご尽力に感謝いた します。 さて、本年度のカンボジア支援事業は、民間基金助成申請事情の厳しい現状か ら２申請事業がいずれも不採用となり、当初の計画を縮小、先送りせざるを得な い情況となりました。その結果、運営資金の多くを一般寄付金に頼るところとなっ てきていますが、その寄付金も一昨年・昨年と比べると額が伸びず、苦境に立た されているのが現状です。今年度後期の寄付金集めが大きな課題となってきて います。 その中にあって、３年前より「ものづくり」から「ひとづくり」への方針のもと、本 法人の豊富な教育関係スタッフを現地に派遺し、主として新設バイヨン中学校に おいて教具の授業力向上及び子どもたちの学力向上に向けて学校施設・教具を 有効活用する体育・理科・美術・家庭科の授業を実施してきました。特に来年１月の バイヨン中学校運動会の実施に向けての体育の実技指導は着実に成果を上げて きています。また、９月に実施した「第３回カンボジア教員研修招へい事業」は、台 風18号の直撃を受けて研修日程を１日短縮する結果となりましたが、各研修校の ご高配をいただき期待以上の成果を得て終えることができました。ここでの成果 が、まずもって1月実施の運動会で反映されるのではないかと期待しているとこ ろです。現地を訪問できていない社員の皆様においては、６月のカンボジア訪問 時に撮影・収録したDVDをご覧いただき、支援事業の近況を少しでも体感いただけ ればと思っています。 最近では、これら支援事業の実績が関係諸機関や地元の皆さんにも広く認知 されるところとなり、関係社員への講演・報告会・マジック公演要請が一層増え、支 援活動へのさらなる励みにもなってきています。また、今年度も多彩な才能をお 持ちのメンバーが２名加わった結果総勢29名の社員構成となり、支援事業充実へ の期待がより一層膨らみます。 社員の皆様の今後ますますのご尽力を切にお願いする次第です。 平成27年 霜月 理事長 足立 泰敏
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