2.7 地域社会 1)工事中 (1) 土地の造成、工事用車両の走行 ア)環境保全対策等の遵守状況の把握 ①調査項目 評価書に記載されている環境保全対策等のうち、工事中の遵守状況を把握するため、以下の項目 を調査しました。 ・道路機能が損なわれる箇所の迂回路の確保状況 ・搬出入計画及び効率的な運行計画の実施状況 ・工事区域内における工事用車両の待機スペースの確保状況 ・工事箇所のガードフェンスやバリケード、回転灯等の設置状況 ・工事用車両出入口付近の誘導員の配置状況 ・生活道路の利用を避けた工事用車両の走行ルートの選定状況 ②調査結果 環境保全対策等の遵守状況は、表 2.7-1 に示すとおりです。 表 2.7-1 環境保全対策等の遵守状況 調査項目 調査結果 ・道路機能が損なわれる箇所の迂回路の ・工事用車両は、工事用区域内を縦断し直接、一般国道 1 号又は 確保状況 産業道路から出入りし、周辺道路機能が損なわれないように努 めました。 (図 2.7-1) ・産業道路上の施工においては、車線の拡幅迂回を行い切回しす ることで、現状の車線数を確保し、交通量を妨げないように計 画を行いました。 ・搬出入計画及び効率的な運行計画の実 ・施工計画において工事用車両の搬出入計画を検討し、ピーク時 施状況 発生車両台数を抑制することで車両台数の平準化を図り、周辺 環境への影響の低減に努めました。 ・工事区域内における工事用車両の待機 ・一般道路の交通混雑の緩和を考慮し、工事区域内に工事用車両 スペースの確保状況 の待機スペースを確保しました。 (写真 2.7-1) ・鶴見区末広町にある JFE エンジニアリング鶴見事業所内に待機スペー スを確保して、深夜に到着するトレーラー等を待機させて、早 朝に現場ヤードに搬入しました。 (図 2.7-1) ・工事箇所のガードフェンスやバリケー ・作業帯民地側に仮囲いを設置しました。 (写真 2.7-2) ド、回転灯等の設置状況 ・工事車両出入口に回転灯を設置しました。 ・工事用車両出入口付近の誘導員の配置 ・工事用車両出入口付近において誘導員を配置しました。(写真 状況 2.7-3) ・生活道路の利用を避けた工事用車両の ・子安小前交差点から子安台ヤードまでの学園通りは通学路であ 走行ルートの選定状況 ることから、通学時間帯の工事用車両の通行を禁止しました。 ・滝坂の JR 踏切は狭いことから、工事用車両の通行を禁止しま した。 (図 2.7-1) ・工事中の工事用車両の通路として、工事区域内に工事用桟橋・ 工事用道路を設置しました。 ・工事用車両は、工事用区域内を縦断し直接、一般国道 1 号又は 産業道路から出入りし、生活道路の利用を避けた走行ルートと しました。 (図 2.7-1) - 2-89 - JFE エンジニアリング 鶴見事業所 産業道路か らの出入り 滝坂踏切 学園通り 一般国道 1 号 からの出入り 子安小前 交差点 図 2.7-1 環境保全対策等の遵守状況 - 2-90 - 撮影日 2013/8 撮影日 2012/4 撮影日 2014/7 撮影日 2014/4 写真 2.7-1 工事区域内における工事用車両の待機スペースの確保状況 撮影日 2014/1 撮影日 2013/8 撮影日 2013/8 撮影日 2010/5 写真 2.7-2 工事箇所のガードフェンスやバリケード等の設置状況 - 2-91 - 撮影日 2013/4 撮影日 2012/4 撮影日 2012/11 撮影日 2012/7 写真 2.7-3 工事用車両出入口付近の誘導員の配置状況 イ)環境影響の調査 工事区域周辺の交通状況については、 「2.4 騒音 (2)工事用車両の走行 イ)環境影響の調査」 (p2-65 ~70)に示すとおりです。 - 2-92 - 「本書に掲載した地図は、国土地理院長の 承認を得て同院発行の 5 万分の 1 地形図を 複製したものである。 (承認番号 平 20 関複、第 81 号)
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