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第2章
事後調査の結果(子安台坑口~生麦ジャンクション)
2.1 事後調査項目
「高速横浜環状北線[横浜市都筑区川向町~鶴見区生麦二丁目]事後調査計画書 平成15年6月 首都
高速道路公団」
(以下、事後調査計画書と称す)に記載した「工事着手前及び工事中」に実施する調査項
目のうち、子安台坑口~生麦JCT高架エリアについて調査した項目は表2.1-1に示すとおりです。
本項は、平成27年3月末まで調査した結果の報告です。
表 2.1-1(1) 工事中調査の概略
項目
影響要素
調査項目
建設機械 環境保全対
の稼働
策等の遵守
工事中
大気汚染
工事用車 環境保全対
両の走行 策等の遵守
存在・供用
自動車の 環境影響の
走行
調査
・防じんを兼ねた鋼製フェンスの設置状況
○
・散水状況(気象条件含む)
○
・住民からの問合せ及び対応状況
○
・工事工程の平準化によるピーク時発生車両台数の
抑制状況
○
・工事区域内の無駄なアイドリング禁止の指導状況
○
・建設機械の排ガス対策型機械の使用状況
○
・土砂運搬車両へのシート掛けの実施状況
○
・タイヤ洗浄の実施状況
○
・適切な整備の励行・過積載の禁止等の指導状況
○
・工事用車両の九都県市指定低公害車の使用状況
○
・住民からの問合せ及び対応状況
○
・周辺地域の濃度の状況(NO2、SO2、SPM)
・河川及び海域における工事の実施状況
水質汚濁
工事中
工事に
伴う排水
環境保全対
策等の遵守
子安台坑口
~生麦 JCT
・沈殿池やpH中和処理施設等の濁水処理施設等の設
置状況
・濁水処理施設等を設置した場合、関係法令等を遵
守した適切な処理状況
・濁水処理施設等を設置した場合、工事中における
処理水の調査状況(
「環境影響の調査」で調査)
―※)
○
○
○
○
環境影響の
○
・処理水の水素イオン濃度(pH)
、浮遊物質量(SS)
調査
注)○印:本報告書にて調査等を実施した項目
-印:本調査の対象外項目
※)周辺地域の濃度の状況は「事後調査結果報告書(その5)
」で平成 26 年度までの結果を報告しているため、本報
告書には記載していません。
- 2-1 -
表 2.1-1(2) 工事中調査の概略
項目
影響要素
建設機械
の稼働
調査項目
環境保全対
策等の遵守
環境影響の
調査
騒音
工事中
環境保全対
策等の遵守
工事用車
両の走行
環境影響の
調査
建設機械
の稼働
環境保全対
策等の遵守
環境影響の
調査
振動
工事中
環境保全対
策等の遵守
工事用車
両の走行
環境影響の
調査
注)○印:本報告書にて調査等を実施した項目
子安台坑口
~生麦 JCT
・防音を兼ねた鋼製フェンスの設置状況
○
・低騒音工法の導入状況
○
・低騒音型機械の導入状況
○
・建設機械の適切な配置に配慮した工事実施状況
○
・住民からの問合せ及び対応状況
○
・稼働による騒音レベルの90%レンジの上端値(LA5)
○
・建設機械の稼働状況
○
・工事工程の平準化によるピーク時発生車両台数の抑制
状況
○
・搬出入計画及び効率的な運行計画の実施状況
○
・低騒音舗装を含めた騒音低減対策の総合的な検討状況
○
・住民からの問合せ及び対応状況
○
・車両走行による等価騒音レベル(LAeq)
○
・対象事業以外のその他の等価騒音レベル(LAeq)
○
・交通量(一般車両+工事用車両)及び工事用車両の走
行状況
○
・低振動工法の導入状況
○
・低振動型機械の導入状況
○
・建設機械の適切な配置に配慮した工事実施状況
○
・住民からの問合せ及び対応状況
○
・稼働による振動レベルの80%レンジの上端値(L10)
○
・建設機械の稼働状況
○
・工事工程の平準化によるピーク時発生車両台数の抑制
状況
○
・搬出入計画及び効率的な運行計画の実施状況
○
・住民からの問合せ及び対応状況
○
・車両走行による振動レベルの80%レンジの上端値
(L10)
・対象事業以外のその他の振動レベルの80%レンジの上
端値(L10)
・交通量(一般車両+工事用車両)及び工事用車両の走
行状況
-印:本調査の対象外項目
- 2-2 -
○
○
○
表 2.1-1(3) 工事中調査の概略
項目
影響要素
調査項目
環境保全対
策等の遵守
地盤
沈下
工事中
地下掘削
環境影響の
調査
廃棄物
工事中
土地の造 環境保全対
成、建設廃 策等の遵守
材の発生、
建設発生
土の発生
環境影響の
調査
環境保全対
策等の遵守
水象
工事中
地下掘削
環境影響の
調査
子安台坑口
~生麦 JCT
・地質や地下水状況、地盤変状等の調査実施状況
(
「環境影響の調査」で調査)
・家屋や工作物の調査実施状況(
「環境影響の調査」で
調査)
・上記の調査及び地域の状況に応じた適切な設計への
反映状況
―
・上記の調査を踏まえた影響の小さい工法の採用状況
―
・上記の調査を踏まえた適切な施工管理への反映状況
―
・調査結果や工法内容等の情報提供状況
―
・被害が確認された場合の適切な措置状況
―
・地下水の水位
―
・地盤の状況
―
・地盤の変位
―
・家屋等の損傷の有無
―
・再利用が可能な廃棄物等の再資源化状況
○
・関係法令等を遵守した廃棄物等の適正な処理・処分
状況
○
・発生土における有効利用状況及び処分量の削減状況
○
・発生土の利用及び処分に関する定量的な計画の策定
及び実施状況
○
・搬出入計画及び効率的な運行計画の実施状況
○
・土砂運搬車両へのシート掛けの実施状況
○
・発生土量及び利用量・処分量
○
・コンクリートがら等の産業廃棄物量及び資源化量・
処分量
○
・地質や地下水状況、地盤変状等の調査状況(
「環境影
響の調査」で調査)
―
・上記の調査を踏まえた止水対策の実施状況
―
・上記の調査を踏まえた適切な施工管理の状況
―
・地下水の水位
―
・地盤の状況
―
・地盤の変位
―
・地下水の水質(地下水の水質汚濁に係る環境基準項
目全て)
―
・降水量
―
―
―
注 1)○印:本報告書にて調査等を実施した項目
-印:本調査の対象外項目
注 2)子安台坑口~生麦 JCT エリアの工事では、地下掘削(トンネル区間)を行わないため、地盤沈下及び水象の項目を
選定していません。
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表 2.1-1(4) 工事中調査の概略
項目
影響要素
調査項目
環境保全対
策等の遵守
土地の造
成、土地の
改変、嵩上
式・地表
工事中、
式・掘割式
植物・動物
存在・供用
構造物の
存在、工事
に伴う排
水
環境影響の
調査
地域社会
工事中
土地の造 環境保全対
成、工事用 策等の遵守
車両の走
行
子安台坑口
~生麦 JCT
・改変面積の状況
―
・改変区域で植栽可能な場所での樹種選定状況及び植栽
実施状況
―
・改変区域に生息する大径木の移植状況
―
・工事中に新たに貴重な動植物が確認された場合、専門
家等から意見の聴取を行い、現地調査を実施したうえ
で適切に措置した実施状況
―
・河川及び海域における工事の実施状況
―
・ヨコハマナガゴミムシに対する保全対策の実施状況
―
・子安台公園及び馬場換気所予定地における保全対策の
実施状況
―
・鶴見川に沿う区間における保全対策の実施状況
―
・植物相
―
・哺乳類
―
・鳥類
―
・両生類・は虫類
―
・昆虫類
―
・底生動物
―
・魚類
―
・大径木
―
・道路機能が損なわれる箇所の迂回路の確保状況
○
・搬出入計画及び効率的な運行計画の実施状況
○
・工事区域内における工事用車両の待機スペースの確保
状況
・工事箇所のガードフェンスやバリケード、回転灯等の
設置状況
○
○
・工事用車両出入口付近の誘導員の配置状況
○
・生活道路の利用を避けた工事用車両の走行ルートの選
定状況
○
環境影響の
○
・工事区域周辺の交通状況
調査
注 1)○印:本報告書にて調査等を実施した項目
-印:本調査の対象外項目
注 2)子安台坑口~生麦 JCT エリアの工事では、貴重な動植物の生育・生息環境を改変しないため、植物・動物の項目を
選定していません。
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- 2-5 図 2.1-1 工事箇所位置図