第57回機器分析技術講習会 信州大学ヒト環境科学研究支援センター 機器分析部門 「新しい核酸定量技術:デジタルPCR」 演者:澤口 穣氏 (サーモフィッシャーサイエンティフィック テクニカルサポート) 日時:平成27年2月19日(木)17:00〜18:00 場所:旭総合研究棟 3階 信州大学ヒト環境科学研究支援センター 機器分析部門 小会議室 要旨 デジタルPCRは、従来の反応チューブによるPCRの代わりに、1ナノリットル未満の微細 な約20,000ウェルにテンプレートDNAを含む反応液を分配して反応を実施、それぞれのウ ェルにおける増幅の有無から増幅のあったウェル数自体をスキャンして定量をするという、 新たな定量PCR技術です。この増幅を陽性(ポジティブ)と陰性(ネガティブ)の1か0かで 判断することが、「デジタル」PCRという名前の由来となっております。リアルタイムPCRと 異なり、何かの標準サンプルと比較をすることなく絶対定量値を算出できる点が最大の特 長となる技術です。 主なアプリケーション ・病原菌やウイルス等の絶対定量 ・Copy Number Variation (CNV) のタイピング ・0.1%程度のレアな体細胞変異の検出 ・造血幹細胞移植後のキメリズム解析 【お問合せ】 信州大学ヒト環境科学研究支援センター機器分析部門 松本市旭3-1-1 TEL: 0263-37-3097 URL: http://kikiweb2.shinshu-u.ac.jp E-mail: [email protected]
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