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現行
備
改定
施設工事積算基準
施設工事積算基準
(建 築 工 事 編 )
(建 築 工 事 編 )
平 成 26 年 度 版
平 成 26 年 度 版
年月改定
(平成 26 年 10 月改定)
東日本高速道路株式会社
中日本高速道路株式会社
西日本高速道路株式会社
東日本高速道路株式会社
監 修
中日本高速道路株式会社
西日本高速道路株式会社
監 修
考
現行
改定
備
考
Ⅲ積算基準詳細事項
Ⅲ 積算基準詳細事項
Ⅲ 積算基準詳細事項
1. 積算内訳書その他
1. 積算内訳書その他
(1) 直接工事の各工事項目ごとに分けて計上し、種目の区分は工事費の支払い等に不都合がないように留
(1) 直接工事の各工事項目ごとに分けて計上し、種目の区分は工事費の支払い等に不都合がないように留
意し、通常、設計図、仕様書等の記載に従って、建物の棟別工作物又は設備工事の種類別等に区分しな
意し、通常、設計図、仕様書等の記載に従って、建物の棟別工作物又は設備工事の種類別等に区分しな
ければならない。
ければならない。
(2) 各工事種目は、科目、細目等に区分する。科目は、工種もしくは職種別等によって区分するが、その
必要がない場合は、設けない。
(2) 各工事種目は、科目、細目等に区分する。科目は、工種もしくは職種別等によって区分するが、その
必要がない場合は、設けない。
(3) 細目は、各科目又は種目をさらに細分したもので、材料費、施工費(労務費その他)、仮設費、機械
器具費、運搬費又はそのいくつかをあわせたものについて示すものとする。
(3) 細目は、各科目又は種目をさらに細分したもので、材料費、施工費(労務費その他)、仮設費、機械
器具費、運搬費又はそのいくつかをあわせたものについて示すものとする。
(4) 単価については、必ずしもすべてを材料費、労務費、その他の諸要素に分けて示す必要はなく、通常、
(4) 単価については、必ずしもすべてを材料費、労務費、その他の諸要素に分けて示す必要はなく、通常、
主要材料費その他特に区分を要するもの以外は、実状に即して、それぞれの要求をあわせた複合費をも
主要材料費その他特に区分を要するもの以外は、実状に即して、それぞれの要求をあわせた複合費をも
って計上する。
って計上する。
2. 請負工事費の積算
2. 請負工事費の積算
2−1 数量の算定
2−1 数量の算定
(1) 材料数量としては、主体材料、仮設材料、消耗材料等を直接計上するか又は間接に複合費のうち
見込むものとする。
(1) 材料数量としては、主体材料、仮設材料、消耗材料等を直接計上するか又は間接に複合費のうち
見込むものとする。
(2) 労務数量としては、主体施工の労務、仮設物、機械器具等の据え付け、撤去その他に要する労務、
(2) 労務数量としては、主体施工の労務、仮設物、機械器具等の据え付け、撤去その他に要する労務、
運搬その他間接的な作業に従事する労務等について、直接計上するか又は間接に複合費等のうち見
運搬その他間接的な作業に従事する労務等について、直接計上するか又は間接に複合費等のうち見
込むものとする。
込むものとする。
(3) 材料数量又は労務数量を計上する場合には、施工上必要な割増を含んだ所要数量によるものとす
る。
(3) 材料数量又は労務数量を計上する場合には、施工上必要な割増を含んだ所要数量によるものとす
る。
ただし、個数等で示す材料については、慣例上設計数量によることが多く、その場合は、作業上
のむだに対する割増は単価で考慮するものとする。
ただし、個数等で示す材料については、慣例上設計数量によることが多く、その場合は、作業上
のむだに対する割増は単価で考慮するものとする。
(4) 割増の数量は、材料の切りむだや消耗及び労務の手持ち、あるいは一日の作業量が少ないための
(4) 割増の数量は、材料の切りむだや消耗及び労務の手持ち、あるいは一日の作業量が少ないための
むだ等についても実際の状況を考慮して定め、材料の切落しくずその他の施工後に残る材料に価値
むだ等についても実際の状況を考慮して定め、材料の切落しくずその他の施工後に残る材料に価値
がある場合には、その残材料価格相当分を差し引くものとする。
がある場合には、その残材料価格相当分を差し引くものとする。
なお、支給材等については、仕様書等にその取扱方法を記して処理するものとする。
(5) 材料数量を基礎として、労務数量を算出する場合には、その材料数量は正味数量であるか、割増
を含んだ数量であるかに留意しなければならない。
なお、支給材等については、仕様書等にその取扱方法を記して処理するものとする。
(5) 材料数量を基礎として、労務数量を算出する場合には、その材料数量は正味数量であるか、割増
を含んだ数量であるかに留意しなければならない。
(6) 施工数量を計上する細目については、その施工に必要な労務費を主とするもの又は材料費を含む
(6) 施工数量を計上する細目については、その施工に必要な労務費を主とするもの又は材料費を含む
もの、そのいずれの場合にも割増を含まない設計数量(設計図書に示す個数又は設計寸法から求め
もの、そのいずれの場合にも割増を含まない設計数量(設計図書に示す個数又は設計寸法から求め
た正味数量)によるものとし作業上のむだに対する割増は、単価で考慮するものとする。
た正味数量)によるものとし作業上のむだに対する割増は、単価で考慮するものとする。
(7) 個数又は設計寸法が示されていないものの施工数量は、計画数量によるものとする。
(7) 個数又は設計寸法が示されていないものの施工数量は、計画数量によるものとする。
20
20
現行
2−2 単価の決定
改定
備
考
2−2 単価の決定
(1) 材料費、施工費その他の単価(一式として計上する金額を含む。以下同じ)は、以下のような単
価を参考とし、設計の内容、数量の多少、施工条件その他を考慮して決定する。
(ⅰ) 刊行物、定価表、説明書等の掲載単価その他一般市場単価
(1) 材料費、施工費その他の単価(一式として計上する金額を含む。以下同じ)は、以下のような単
価を参考とし、設計の内容、数量の多少、施工条件その他を考慮して決定する。
(ⅰ) 刊行物、定価表、説明書等の掲載単価その他一般市場単価
(ⅱ) 単価の内容を分析し、それを構成する所要材料の数量と価格及び数量と資金、その他仮設的
刊行物による場合、材料費は積算資料((一財)経済調査会発行)及び建設物価((一財)
な費用、機械器具費、運搬費、下請経費の積上げによる推定計算単価
建設物価調査会発行)の価格の平均値を採用し、市場単価は建築施工単価((一財)経済調査
(ⅲ) 専門業者(材料業者を含む。以下同じ)の当該工事についての見積単価その他の取引見込単
会発行)及び建築コスト情報((一財)建設物価調査会発行)に掲載されている「建築工事市
価
場単価」の平均値を採用する。
(ⅳ) 類似工事における実例単価
平均値を採用する場合の端数処理は有効上位3桁とする。ただし千円未満の場合は十
(ⅴ) 各方面の調査報告その他
円単位とし、百円未満の場合は一円単位とし、一円未満の場合は少数以下第1位とする。
(ⅱ) 単価の内容を分析し、それを構成する所要材料の数量と価格及び数量と資金、その他仮設的
(2) 専門業者に対する参考見積り、価格等の照合は原則として3社以上から収集し、その価格が一般
市価等と甚だしく相違する場合は、その理由を明らかにした上、適正価格を決定する。
仮設材料の単価は、全額買収であるか損耗であるかによって、
それぞれ全額又は損料を計上する。
なお、単価の決定にあたっては、材料の損耗率、回転率、補足率、残材価格等は施工条件やその
他を考慮して推定する。
な費用、機械器具費、運搬費、下請経費の積上げによる推定計算単価
(ⅲ) 専門業者(材料業者を含む。以下同じ)の当該工事についての見積単価その他の取引見込単
価
(ⅳ) 類似工事における実例単価
(ⅴ) 各方面の調査報告その他
(3) 施工費については、通常施工数量と施工単価をもって計上するが、これとは別に労務数量と単価
(2) 専門業者に対する参考見積り、価格等の照合は原則として3社以上から収集し、その価格が一般
をもって算出する場合は、雇用、資金、資金支払の形態等に留意するほか、間接的な人員、費用の
市価等と甚だしく相違する場合は、その理由を明らかにした上、異常値を除いた価格の平均を適正
点についても考慮する。
価格とする。
仮設材料の単価は、全額買収であるか損耗であるかによって、
それぞれ全額又は損料を計上する。
(4) 特に必要がある場合は、労務者に対する交通費、宿泊費等を計上する。
なお、単価の決定にあたっては、材料の損耗率、回転率、補足率、残材価格等は施工条件やその
他を考慮して推定する。
2−3 機械器具費
機械器具損料は、「NEXCO 土木工事積算基準」の機械器具損料を採用するものとし、状況に応じ、賃
(3) 施工費については、通常施工数量と施工単価をもって計上するが、これとは別に労務数量と単価
貸料又は損料の市価、実例価格等のほか、機械器具の価格、耐用期間、残存価格、定期整備費、現場修
をもって算出する場合は、雇用、資金、資金支払の形態等に留意するほか、間接的な人員、費用の
理費、使用期間等を基礎として、算出した値その他を参考として決定する。
点についても考慮する。
2−4 運搬費
(4) 特に必要がある場合は、労務者に対する交通費、宿泊費等を計上する。
(1) 運搬費の積算は、Ⅳ建築工事標準歩掛2運搬費による。
2−3 機械器具費
(2) 運搬費は通常介細目の単価に含ませるが、運搬の方法、距離、道路の状況運搬品目、積卸作業等
機械器具損料は、「NEXCO 土木工事積算基準」の機械器具損料を採用するものとし、状況に応じ、賃
を考慮して算出し、必要がある場合は、割増料、荷造費、養生費を加算する。又、工場その他現場
貸料又は損料の市価、実例価格等のほか、機械器具の価格、耐用期間、残存価格、定期整備費、現場修
外で加工するものに対しては、状況により加工場からの運搬費を加算する。
理費、使用期間等を基礎として、算出した値その他を参考として決定する。
(3) 仮設材料、機械器具等の運搬費については、往復の分を考慮し、支給材料の運搬費も実情に応じ
て計上するものとする。
2−4 運搬費
(1) 運搬費の積算は、Ⅳ建築工事標準歩掛2運搬費による。
(4) 小運搬は、現場の状況等を考慮して算出するものとする。
(2) 運搬費は通常介細目の単価に含ませるが、運搬の方法、距離、道路の状況運搬品目、積卸作業等
を考慮して算出し、必要がある場合は、割増料、荷造費、養生費を加算する。又、工場その他現場
(5) 運搬距離は、工場・現場が県庁所在地の都市にあっては10km(一般)∼20km(鉄骨)と
外で加工するものに対しては、状況により加工場からの運搬費を加算する。
し、その他の都市にあっては、最寄りの鉄道駅とする。
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単価の平均化に伴う改定