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Windows10の概要
①Windows10のエディション
個人向け
・Windows10 Home(一般ユーザー向けのデスクトップエディション)
・Windows10 Mobile(タッチ操作中心のモバイル用端末)
・Windows10 Pro(PCとタブレットの2in1デバイス向けのデスクトップエディション)
企業向け
・Windows10 EnterPrise(企業向けのデスクトップエディション)
・Windows10 Education(教育期間向けのエディション)
・Windows10 MobileEnterprise(企業向けエディションのモバイル版)
IoTデバイス向け
・Windows10 IoT Core(Internet of Things に対応するバージョン)
備考
【Windows7からWindows10にアップグレードした際の対応エディション】
・Windows7 Starter
・Windows7 Home Basic
・Windows7 Home Premium
→Windows10 Homeへアップグレード
・Windows7 Professional
・Windows7 Ultimate
→Windows10 Proへアップグレード
【Windows8.1からWindows10へアップグレードした際の対応エディション】
・Windows8.1 with Bing
・Windows8.1
→Windows10 Homeへアップグレード
・Windows8.1 Pro
→Windows10 Proへアップグレード
・WindowsPhone8.1
→Windows 10 Mobileへアップグレード
②Windows10の動作環境
※要件は、Windows7,Windows8.1と同等です。
32bit版
CPU:1GHz
メモリ:1GB
HDD空き容量:16GB
グラフィクス:DirectX 9.0
画面解像度:1,024×600
最新の更新プログラム:Windows7 SP1 または Windows8.1 Updateが動作していること。
64bit版
CPU:1GHz
メモリ:2GB
HDD空き容量:20GB
グラフィクス:DirectX 9.0
画面の解像度:1,024×600
最新の更新プログラム:Windows7 SP1 または Windows8.1 Updateが動作していること。
③アップグレード後に引き継がれるもの(一例)
※機能に互換性のあるものは、
基本的にWindows7,Windows8.1からWindows10へ引き継がれます。
各種アプリケーション
Microsoft Office,skype など
ローカルデータ
デスクトップ、ドキュメント、ピクチャ、ビデオ、ミュージックなど
ブラウザ設定
お気に入り、Cookie、パスワードなど
→Windows7,Windows8.1上でInternetExplorerで設定した内容は、Windows10のInternetExplorerに設定が
引き継がれます。
※後述のWindows10の規定ブラウザ「Microsoft Edge」にもInternetExplorerのお気に入りは引き継がれますが、
Cookieなどは引き継がれません。
メールデータ
引継ぎ先は同一メーラーです。
→Windows7でOutlook2010を使用していた場合、Windows10上のOutlookにメールデータが引き継がれます。
アドレス帳データ
引継ぎ先は同一メーラーです
→Windows7でOutlook2010を使用していた場合、Windows10上のOutlookのアドレス帳にデータが引き継がれます。
Windows10の概要
④新たに搭載される主な機能
「デスクトップモード」と
「タブレットモード」
Windows10では、タッチパネルに適した「タブレットモード」、マウスとキーボードに適した「デスクトップモード」の2種類
のモードが用意されており、アプリケーションやスタートメニュー(スタート画面)、コンテクストメニューの表示などが変
化します。
※正確にはタブレットに適した「タブレットモード」のオンとオフが可能で、オフにした状態を「デスクトップモード」として
います。
「タブレットモード」ではタッチでの操作が行いやすいように全画面の「スタート画面」が表示されます。
また、アプリケーションについては種類に関係なく、すべて「全画面表示」されます。
一方、「デスクトップモード」では、マウスとキーボードでの操作が行いやすいように、デスクトップに「スタートメニュー」
を表示させており、アプリケーションは、その種類に関係なくすべて「ウィンドウ表示」されます。
また、アプリケーション画面の上部には「タイトルバー」が表示されるなど、
使い勝手という点でユーザーに好評だったWindows7を意識したデザインになっています。
「仮想デスクトップ」
1つのデバイスの中に複数の仮想的なデスクトップを作ることができる機能です。複数のアプリケーション、ウィンドウ
を立ち上げて作業をする時にデスクトップを整理することができるので、大変便利な機能です。
「タスクビュー」
実行中のアプリケーションを一覧表示できる機能です。
「Microsoft Edge」
Windows10では、新しいブラウザ「Microsoft Edge」が導入されます。Internet Explorerに代わる新しいブラウザという
位置づけですが、InternetExplorerが廃止されるわけではなく、今後もサポートは継続される予定です。
※Windows10の
既定のブラウザ
<主な機能>
・Reading View(読み取りビュー)モード
→Webページを閲覧しやすい見栄えに変換する機能です。
・Web note
→Webページ上にスタイラス(タッチペン等)を使って手書きのメモを書き込むことができる機能です。
「Microsoft Print to PDF」
これまでのWindowsOSでは、ブラウザで閲覧しているWebページや画像などをPDFに出力するためには
Adobe Acrobat などの専用ソフトウェアが別途必要でした。今回、Windows10で新たに搭載される「Microsoft Print to
PDF」を活用すると、専用ソフトウェアのインストールなしでデフォルトでPDF出力が可能になります。
「アクションセンター」
メディアやUSBメモリの挿入時や、WindowsのUpdateなどの際に行われる通知を管理する機能です。
Windows8,Windows8.1では、通知が画面の右上にアプリケーション別に表示されており、しばらく時間が経つと消えて
しまいますが、Windows10ではこれらの通知を「アクションセンター」で1箇所にまとめて管理することができるようにな
りました。
「タッチキーボード」
変換予測の表示が、iOSやAndroidのようにキーボードの上に画面表示されるようになりました。
⑤Windows8.1からの主な変更点
「チャームバー」の廃止
Windows8,Windows8.1では、画面の右上か右下にマウスカーソルを近づけると「チャームバー」が出てきました。
「チャームバー」に「検索」、「共有」、「スタート」、「デバイス」、「設定」などの各種メニューが用意されていますが、
Windows10ではこれが廃止されています。
「スタートメニュー」の復活
Windows8では「スタートメニュー」が廃止された代わりに画面全体にライブタイルが表示される
「スタート画面」が導入され、急激な仕様変更のため、いまいち馴染めないユーザーも多かったかと
想定されますが、Windows10では「スタートメニュー」が復活するので、現行のWindows7ユーザーにとっては比較的馴
染みやすいのではないかと思われます。
「コマンドプロンプト」の使
い勝手の改善
コマンドプロンプトでコピー&ペーストができるようになりました。