介護予防ケアマネジメントについて(資料6) [PDFファイル

資料 No.6
介 護予防 ・日 常生活 支援 総合事 業に 関する
介 護予防 ケア マネジ メン ト(案 )に ついて
(事業者説明用)
平成 27 年 7 月 29・30 日 ひたちなか市高齢福祉課
1.介護予防ケアマネジメントの実施主体
①予防給付の介護予防支援の実施主体:
「指定介護予防支援事業所」
②新総合事業対象者への介護予防ケアマネジメントの実施主体:
「地域包括支援センター」(西部・東部・南部・北部)
*北部:9 月より開設予定。
*ただし、必要と認められる場合は、指定居宅介護支援事業所に委託することができる。
(居宅介護支援費の逓減制には含めない)
2.総合事業における介護予防ケアマネジメントの対象者
①要支援者(※要支援1・2)
②基本チェックリスト該当者(※事業対象者)
(*総合事業のみを利用する場合)
3.平成27年10月以降の有効認定期間を持つ要支援者へのケアマネジメント
4.新しい介護予防・日常生活支援総合事業への移行の方法
5.介護予防ケアマネジメントの基本的な考え方
介護予防ケアマネジメントは、介護予防の目的である「高齢者が要介護状態になることをできる限り
防ぐ」「要支援・要介護状態になっても状態がそれ以上に悪化しないようにする」ために、高齢者自身が
高齢者自身が
地域における自立した日常生活を送れるよう支援するものであり、基本的なケアマネジメントのプロセス
地域における自立した日常生活を送れるよう支援するもの
に基づくものである。
総合事業においては、高齢者自身が、地域で何らかの役割を果たせる活動を継続することにより、結
果として介護予防につながるという視点からも利用者の生活上の何らかの困りごとに対して、単にそれ
を補うサービスを当てはめるのではなく、利用者の自立支援に資するよう、心身機能の改善だけでなく
、地域の中で生きがいや役割を持って生活できるような居場所に通い続けるなど、「
「心身機能」「活動」
「参加」にバランスよくアプローチしていくことが重要である。
「参加」にバランスよくアプローチしていくこと
住み慣れた地域で暮らし、その生活の質を維持・向上させるためには、高齢者一人一人が自分の健康
増進や介護予防についての意識を持ち、自ら
自らもう一度「元気になりたい」「あの人に会いたい」等という
自らもう一度「元気になりたい」「あの人に会いたい」等という
思いや意欲を喚起しなければ、事態の改善は見込めず。サービス
サービスを使い続けるのではなく、
思いや意欲
サービスを使い続けるのではなく、『
を使い続けるのではなく、『卒業』
卒業』を
意識した計画を立てていくことが重要になり、事業者における個別サービス計画書も同様の考え方で
意識した計画を立てていくことが重要
作成することが望ましい。
6.介護予防ケアマネジメントの類型
介護予防ケアマネジメントのプロセスについては、利用者の状態や、基本チェックリストの結果、本人
の希望するサービス等を踏まえて、以下の3パターンに分けて行う。
①ケアマネジメントA(原則的な介護予防ケアマネジメント)
②ケアマネジメントB(簡略化した介護予防ケアマネジメント)
③ケアマネジメントC(初回のみの介護予防ケアマネジメント)
①ケアマネジメントA (原則的な介護予防ケアマネジメント
原則的な介護予防ケアマネジメント)
介護予防ケアマネジメント) のプロセス
・現行相当の訪問型サービスや通所型サー
ビスを利用する場合
健康向上通所型サービス
自立援助訪問型サービス
アセスメント
→ケアプラン原案作成
短期集中型サービスは3~6か月,
その他の事業は12か月まで可能とする
・短期集中サービス(訪問型・通所型)を利用 →サービス担当者会議
する場合
→利用者への説明・同意
短期集中訪問型サービス
短期集中通所型サービス
→ケアプランの確定・交付
【利用者,サービス提供者へ】
・その他,地域包括支援センターが必要と判
→サービス利用開始
断した場合
→モニタリング【3か月に1回自宅訪問】【給付管理】
②ケアマネジメントB (簡略化した介護予防ケアマネジメント)
簡略化した介護予防ケアマネジメント) のプロセス
アセスメント
・①又は③以外のケースで,ケアマネジメント
→ケアプラン原案作成
の過程で判定した場合(多様なサービスを利
(設定期間は12か月まで可能)
用する場合等)
(→サービス担当者会議)(必要時)
健康維持通所型サービス
*サービス担当者会議を省略したケアプラン
家事援助訪問型サービス
の作成
・現行相当の訪問型サービスや通所型サー
ビスを利用しているがモニタリングにより判断
した場合。
→利用者への説明・同意
→ケアプランの確定・交付
【利用者・サービス提供者へ】
→サービス利用開始
→(モニタリング(適宜,少なくとも6月に1回))
③ケアマネジメントC (初回のみの介護予防ケアマネジメント)
初回のみの介護予防ケアマネジメント) のプロセス
・配食などのその他の生活支援サービスの
利用につなげる場合
アセスメント
→ケアマネジメント結果案作成
・一般介護予防事業につなげる場合
(※必要に応じ,その後状況把握を実施)
→利用者への説明・同意
→
利用するサービス提供者等への説明・送付
→
サービス利用開始
☆6か月後に電話で状況を確認する
*(
)内は,必要に応じて実施する
7.まとめ
今後高齢者が増えていく中で、サービスを使い続けるのではなく 『卒業
卒業』
卒業 を意識した支援を行い、卒業
後には、高齢者自らが 『地域活動の担い手
地域活動の担い手』
地域活動の担い手 になっていくことが重要であり、高齢者本人・家族・事業者
・包括等全ての人が同じ認識を持って総合事業に取り組み、その目標に向かい支援していくことが大切
である。